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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[手塚治虫の『七色いんこ』について]

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☆手塚治虫は優れた作品を幾つも生んだが、私が「私だけの好きな作品」を選ぶとしたら『七色いんこ』を挙げる。

七色いんこ (1) (少年チャンピオン・コミックス)手塚 治虫秋田書店

 ちなみに、タイトル写真は、「七色いんこ」みたいな「レディー・ガガ」^^

 代役専門で舞台役者を請け負いながら、幕間に金持ち客の金品を失敬する役者泥棒・七色いんこと彼を追う女刑事・千里万里子の物語(「ウィキペディア」より)。

 毎回毎回、古今の演劇がお題となり、話が進む。

 『ブラックジャック』と同じ読み切り連載だったのだが、私は、普段の七色いんこの軽快さと、描かれる各種名作演劇作品の深みに惹かれ、少年チャンピオンコミックス(秋田書店)の全7巻は繰り返し読んでいた。

 ・・・本日、ブックオフに行き、100円コーナーにめぼしいマンガはないかなぁ、と眺めていたら、手塚治虫漫画全集(講談社)の『七色いんこ』の4〜7巻があった。

七色いんこ(6) (手塚治虫漫画全集 (346))手塚 治虫講談社

「おっ、状態がきれいだなぁ」とパラパラ捲る。

 すると、明らかに見たことのないエピソードが散見された。

 手塚治虫は、『ブラックジャック』や『三つ目がとおる』の中の、自分の気に入らない(その完成度に不満足な)作品などは、コミックスに収録していなかった。

 『プライム・ローズ』や『ゴブリン公爵』などは、作品ごとコミックス化されず、手塚治虫の死後、ようやく単体書籍化された。

 『ミッドナイト』の幻の最終話も、死後発売された文庫版にやっと載せられた。

 だが、手塚治虫が気に入らなかったからと言って、作品の魅力は読者が決める面もあり、『どろろ』などは大人気だ。

 そして、『七色いんこ』にも、そんな未収録作品があるとは知らんかった。

 でも、自分が知らない七色いんこに、手塚治虫の死後20年以上を経て会えるとは、非常に嬉しいことだった。

 調べると、本来、『七色いんこ』は全47話だそうだ。

 で、今、少年チャンピオンコミックス版全7巻のエピソードを数えると38話しかない。

 つまり、後9話あるわけだ。

 今回、私は、手塚治虫漫画全集版の『七色いんこ』の4〜7巻を購入し、ちゃんとは見てないが、未見だったエピソードが4話ほどあった。

 て、ことは・・・、手塚治虫漫画全集版の1〜3巻には、後5話、未見のエピソードがあるわけだ。

 よし!

 明日から、古本屋巡りを地道に進めよう!!!^^v

                                                      (2012/02/14)

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