☆遅ればせながら、甥っ子を連れて見に行きました!
私は、「スーパー戦隊」物は、『太陽戦隊サンバルカン(1981)』辺りで卒業していて、
だが、四半世紀以上振りの、まさかの「ギャバン復活」を知り、いてもたってもいられなかったのだ。
ちなみに、「サンバルカン」と、その前作の『電磁戦隊デンジマン(1980)』は、私が中学校の頃、夕方に再放送がされており、その主題歌の「♪どこかで誰かが叫んでる 助けを求めて叫んでる 急げ! デンジマン! デンジスパークだ!」を「♪どこかで女が犯されてる 助けを求めて叫んでる 急げ! デンジマン! 仲間に加われー!」と、中二病的な替え歌で喜んでいました・・・^^;
それから、この二作には、悪役として、しかも、女の悪役として<へドリアン女王(曽我町子)>が連続して登板していて、その作品をまたいだ登場に、私は作品世界の広がりを感じたものだった。
それが、今回の作品世界垣根越えの「ゴーカイジャーvsギャバン」と言うマッチングを生んだ原初とも思っている。
で、その頃、『宇宙刑事ギャバン(1982)』が初放送されていた。
正直、この作品は、私の五歳下の弟にとってのタイムリー・ヒーローであった。
当時の私は、頭の中では「女体(にょたい)」のことばかり考えている、マスタベーション覚えたての中坊であったが、弟の夢中になる「ギャバン」を横目にしながら、敵の作る異世界「マクー空間」のビジュアルが「斬新だなぁ」などと思ったし、当時、公開された『レイダース/失われたアーク(1981)』での、インディ・ジョーンズが洞窟通路内で、大きな石の玉に追いかけられるシーンがそのままパクられていたので、「節操ないけど、面白いなぁ」などと感心していた。
後で語るが、ギャバンにはアシスタント役の女がいて、それを、当時の自分の感性から見ても「いい女」系の叶和貴子が演じていて、ちょっと驚きだったが、当時の私には、叶和貴子は「いい女」過ぎて身近じゃなかった。
だが、「宇宙刑事」シリーズの三作目の「シャイダー」が放映された頃になると、私もちょっぴし大人になり、女の好みに対し、無限の可能性を持てるようになり、ヒーローのアシスタントキャラにはそぐわない森永奈緒美が、ミスマッチでマッチしており、「♪銃をとったら、アニーにおまかせ!」と言うテーマソングとともにパンチラアクションをしてくれていたので、「俺もおまかせしてぇー!^^」と非常にエロく感じていた。
今回の映画だが、数ヶ月前から、職場でも話題になっていた。
それほど、「ギャバンの復活」は、アラフォーの男子にはトピックであった。
また、「宇宙刑事」シリーズのギャバンが、「スーパー戦隊」シリーズの最新グループと交わると言うのも、なんちゅうか、横のつながりでも、縦のつながりでもなく、「斜め」っていて気になった。
また、公開されていたギャバンの外観のメタル具合が「ツヤあり」過ぎるのも気になった。
杞憂であった。
物語すぐに、宇宙刑事ギャバンから逃げる海賊戦隊ゴーカイジャーのシーンから始まり、艦隊戦から肉弾戦へと移るのだが、スピーディーなアクションの中、ギャバンの「ツヤありメタル姿」が映える映える^^
だが、「蒸着」を解いた後のギャバン(大葉健二)の「いぶし銀」の濃ゆい姿にはまいったまいった^^;
30年前も、大概 ワイルドだったのだが、更に、「漆を何層にも重ね塗りしたかのようなワイルデスト(ワイルドの最上級^^;)振り」には圧倒された。
アクションにも淀みなし。
その姿に、私、いきなり、ジーンときた。
「お前、なにもんだ?!」とゴーカイジャーに問われ、普通の決めポーズの四倍くらいの身振り手振りアクションの果てに、「宇宙刑事ギャバン!!」と叫ぶに至り、「すげぇ」と呟くことしか私には出来なかった・・・^^
さて、対するゴーカイジャーだが、『ワンピース』ブームに便乗した「海賊戦隊」であることは分かるが、空を飛ぶ帆船タイプのメカは、『アクマイザー3』『光子帆船スターライト』以来で見てて楽しい。
また、メンバーの5人+αだが、二人の女の子も含めて、みんな今風のモテ顔だ。
特に、レッド役の男は、けしてギャバンの個性に負けておらず、活きがいい^^
生意気なのだが、過去、幼少時に、ギャバンと邂逅を果たしており、その時の恩を忘れられない純情さも持っている。
腰までの丈のローブっぽいコートの着こなしが格好いい。
ゴーカイジャーを、刑事として捕らえたギャバンだが、ゴーカイジャーに罪を着せたのは宇宙警察組織の腐敗だったと知り、ゴーカイジャーを解放しつつ、その出来事を宇宙警察の司令に追求すると捕らえられ、「マクー空間」にある<マクー監獄>に収監されてしまう。
それを知ったレッドは、救出に向かいたいのだが、「マクー空間」への進入方法が分からない。
そこにふらりと来たのが、同じく大葉健二が演じた戦隊物の『バトルフィーバーJ』の<バトルケニア>と、『電磁戦隊デンジマン』の<デンジブルー>で、こりゃ、もう「大葉健二・ザ・ワールド」で、そこまでやらなくちゃならない必然がないのだが、たまらなく面白い^^
かくして、「Wケンジ」の助言で、ゴーカイジャーは「マクー空間」へ。
マクー監獄への突入には、既存の建物をうまく使った「異界の監獄」の雰囲気を醸しつつ、突入。
そして、館内の牢屋には、これまでの「戦隊」シリーズの悪役たち(色っぽい女敵方含む)がランダムに捕らえられていて、小芝居を見せてくれる^^;
シリーズのファンには、たまらないだろうな^^
甥っ子は、「あれ? この人たち、知ってるぞ!」と驚いていた。
私も、知りゃしないのだが、元から知っているつもりで、その懐かし感覚を楽しむのだった。
これは、完全に、『ワンピース』の<インペルダウン>編での、それまでの敵役の面々の復活と同じ展開である。
こういうのは楽しい。
また、ゴーカイジャーは、過去のヒーローに変化できるらしく、「戦隊物」過去作から、バンバン ヒーローが現われた。
『ジャッカー電撃隊』の<ビッグ1>まで登場するんだから、楽しい。
おっと、ゴーカイジャーの変化とは関係ないが、「スーパー戦隊」シリーズの、次の主役たちまで登場し、戦ってしまう大盤振る舞いには感動しきりだった・・・。
また、監獄館内に進入したゴーカイジャーを戸惑わせるために、各階に「マクー都市」を出現させるのだが、その、各階のビジュアルが、石畳の町であったらい、海であったり、林であったり、採石場であったりと、センス・オブ・ワンダーに溢れていて、その中でのメンバーのアクションがかなり白熱していた。
特に、レッドvs偽ギャバンのバトルは、長いのに飽きずに見てしまった。
そして、その脱出シーンは、本格ミステリ的な意表を衝いた「突き抜け具合(底抜け具合か^^;)」で、非常に愉快痛快で感心させられた。
そして、ギャバン救出後の、最終決戦でのバトルも、面白かった。
最後の変身をするのだが、ギャバンのバトルスーツ蒸着後、すぐに、その「0.05秒の蒸着プロセスを見てみよう」と解説ナレーションが入る。
ツボを心得ているぅ〜。
おまけに、本来のテレビ版では、そんな描写はないだろう、ゴーカイジャーの「0.18秒の変身シーン」のプロセスまでも見せてもらえ、実に痒いところに手が届く演出であった。
惜しむらくは、クライマックス、ゴーカイジャーの空飛ぶ帆船が、いきなり、次のシーンで巨大ロボットに変化していた描写カット不足と、
ギャバンの宇宙船のデッキに叶和貴子がいなかったことだ。
多分、叶和貴子などは、いまだに美しいはずなのであるが・・・^^v
(2012/02/15)
私は、「スーパー戦隊」物は、『太陽戦隊サンバルカン(1981)』辺りで卒業していて、
だが、四半世紀以上振りの、まさかの「ギャバン復活」を知り、いてもたってもいられなかったのだ。
ちなみに、「サンバルカン」と、その前作の『電磁戦隊デンジマン(1980)』は、私が中学校の頃、夕方に再放送がされており、その主題歌の「♪どこかで誰かが叫んでる 助けを求めて叫んでる 急げ! デンジマン! デンジスパークだ!」を「♪どこかで女が犯されてる 助けを求めて叫んでる 急げ! デンジマン! 仲間に加われー!」と、中二病的な替え歌で喜んでいました・・・^^;
それから、この二作には、悪役として、しかも、女の悪役として<へドリアン女王(曽我町子)>が連続して登板していて、その作品をまたいだ登場に、私は作品世界の広がりを感じたものだった。
それが、今回の作品世界垣根越えの「ゴーカイジャーvsギャバン」と言うマッチングを生んだ原初とも思っている。
で、その頃、『宇宙刑事ギャバン(1982)』が初放送されていた。
正直、この作品は、私の五歳下の弟にとってのタイムリー・ヒーローであった。
当時の私は、頭の中では「女体(にょたい)」のことばかり考えている、マスタベーション覚えたての中坊であったが、弟の夢中になる「ギャバン」を横目にしながら、敵の作る異世界「マクー空間」のビジュアルが「斬新だなぁ」などと思ったし、当時、公開された『レイダース/失われたアーク(1981)』での、インディ・ジョーンズが洞窟通路内で、大きな石の玉に追いかけられるシーンがそのままパクられていたので、「節操ないけど、面白いなぁ」などと感心していた。
後で語るが、ギャバンにはアシスタント役の女がいて、それを、当時の自分の感性から見ても「いい女」系の叶和貴子が演じていて、ちょっと驚きだったが、当時の私には、叶和貴子は「いい女」過ぎて身近じゃなかった。
だが、「宇宙刑事」シリーズの三作目の「シャイダー」が放映された頃になると、私もちょっぴし大人になり、女の好みに対し、無限の可能性を持てるようになり、ヒーローのアシスタントキャラにはそぐわない森永奈緒美が、ミスマッチでマッチしており、「♪銃をとったら、アニーにおまかせ!」と言うテーマソングとともにパンチラアクションをしてくれていたので、「俺もおまかせしてぇー!^^」と非常にエロく感じていた。
今回の映画だが、数ヶ月前から、職場でも話題になっていた。
それほど、「ギャバンの復活」は、アラフォーの男子にはトピックであった。
また、「宇宙刑事」シリーズのギャバンが、「スーパー戦隊」シリーズの最新グループと交わると言うのも、なんちゅうか、横のつながりでも、縦のつながりでもなく、「斜め」っていて気になった。
また、公開されていたギャバンの外観のメタル具合が「ツヤあり」過ぎるのも気になった。
杞憂であった。
物語すぐに、宇宙刑事ギャバンから逃げる海賊戦隊ゴーカイジャーのシーンから始まり、艦隊戦から肉弾戦へと移るのだが、スピーディーなアクションの中、ギャバンの「ツヤありメタル姿」が映える映える^^
だが、「蒸着」を解いた後のギャバン(大葉健二)の「いぶし銀」の濃ゆい姿にはまいったまいった^^;
30年前も、大概 ワイルドだったのだが、更に、「漆を何層にも重ね塗りしたかのようなワイルデスト(ワイルドの最上級^^;)振り」には圧倒された。
アクションにも淀みなし。
その姿に、私、いきなり、ジーンときた。
「お前、なにもんだ?!」とゴーカイジャーに問われ、普通の決めポーズの四倍くらいの身振り手振りアクションの果てに、「宇宙刑事ギャバン!!」と叫ぶに至り、「すげぇ」と呟くことしか私には出来なかった・・・^^
さて、対するゴーカイジャーだが、『ワンピース』ブームに便乗した「海賊戦隊」であることは分かるが、空を飛ぶ帆船タイプのメカは、『アクマイザー3』『光子帆船スターライト』以来で見てて楽しい。
また、メンバーの5人+αだが、二人の女の子も含めて、みんな今風のモテ顔だ。
特に、レッド役の男は、けしてギャバンの個性に負けておらず、活きがいい^^
生意気なのだが、過去、幼少時に、ギャバンと邂逅を果たしており、その時の恩を忘れられない純情さも持っている。
腰までの丈のローブっぽいコートの着こなしが格好いい。
ゴーカイジャーを、刑事として捕らえたギャバンだが、ゴーカイジャーに罪を着せたのは宇宙警察組織の腐敗だったと知り、ゴーカイジャーを解放しつつ、その出来事を宇宙警察の司令に追求すると捕らえられ、「マクー空間」にある<マクー監獄>に収監されてしまう。
それを知ったレッドは、救出に向かいたいのだが、「マクー空間」への進入方法が分からない。
そこにふらりと来たのが、同じく大葉健二が演じた戦隊物の『バトルフィーバーJ』の<バトルケニア>と、『電磁戦隊デンジマン』の<デンジブルー>で、こりゃ、もう「大葉健二・ザ・ワールド」で、そこまでやらなくちゃならない必然がないのだが、たまらなく面白い^^
かくして、「Wケンジ」の助言で、ゴーカイジャーは「マクー空間」へ。
マクー監獄への突入には、既存の建物をうまく使った「異界の監獄」の雰囲気を醸しつつ、突入。
そして、館内の牢屋には、これまでの「戦隊」シリーズの悪役たち(色っぽい女敵方含む)がランダムに捕らえられていて、小芝居を見せてくれる^^;
シリーズのファンには、たまらないだろうな^^
甥っ子は、「あれ? この人たち、知ってるぞ!」と驚いていた。
私も、知りゃしないのだが、元から知っているつもりで、その懐かし感覚を楽しむのだった。
これは、完全に、『ワンピース』の<インペルダウン>編での、それまでの敵役の面々の復活と同じ展開である。
こういうのは楽しい。
また、ゴーカイジャーは、過去のヒーローに変化できるらしく、「戦隊物」過去作から、バンバン ヒーローが現われた。
『ジャッカー電撃隊』の<ビッグ1>まで登場するんだから、楽しい。
おっと、ゴーカイジャーの変化とは関係ないが、「スーパー戦隊」シリーズの、次の主役たちまで登場し、戦ってしまう大盤振る舞いには感動しきりだった・・・。
また、監獄館内に進入したゴーカイジャーを戸惑わせるために、各階に「マクー都市」を出現させるのだが、その、各階のビジュアルが、石畳の町であったらい、海であったり、林であったり、採石場であったりと、センス・オブ・ワンダーに溢れていて、その中でのメンバーのアクションがかなり白熱していた。
特に、レッドvs偽ギャバンのバトルは、長いのに飽きずに見てしまった。
そして、その脱出シーンは、本格ミステリ的な意表を衝いた「突き抜け具合(底抜け具合か^^;)」で、非常に愉快痛快で感心させられた。
そして、ギャバン救出後の、最終決戦でのバトルも、面白かった。
最後の変身をするのだが、ギャバンのバトルスーツ蒸着後、すぐに、その「0.05秒の蒸着プロセスを見てみよう」と解説ナレーションが入る。
ツボを心得ているぅ〜。
おまけに、本来のテレビ版では、そんな描写はないだろう、ゴーカイジャーの「0.18秒の変身シーン」のプロセスまでも見せてもらえ、実に痒いところに手が届く演出であった。
惜しむらくは、クライマックス、ゴーカイジャーの空飛ぶ帆船が、いきなり、次のシーンで巨大ロボットに変化していた描写カット不足と、
ギャバンの宇宙船のデッキに叶和貴子がいなかったことだ。
多分、叶和貴子などは、いまだに美しいはずなのであるが・・・^^v
(2012/02/15)