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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『鑑定士と顔のない依頼人』を観た(昨年の取りこぼし:3・寸評)]

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☆う〜ん、非常に辛い結末の映画でした。

 潔癖症で癇癪持ちの敏腕鑑定士が、とある大邸宅の美術品の査定を依頼される。

 しかし、その依頼人は、若い女性らしいのだが、姿を見せなかった。

 本来ならば、そんな客は拒絶するのだが、鑑定士は、なぜだか心魅かれていくのだった・・・。

 依頼人のいない邸宅には、多くの美術品あり、また、床には自動人形(オートマタ)と思われる部品が落ちている。

 その部品は、知り合いの修理屋に預け、徐々に組み立ててもらうのだ。

 鑑定士は、どうやら、壁の中の隠し部屋に住んでいるらしい。

 当初、私は、その依頼人こそがオートマタで、体の部品を少しづつ減らしながら、生きながられているのだと思い、うはっ、とんでもない面白い物語だなと思ったものだが、

 物語は、更に起伏が三段階ぐらいある。

 もう、ずーっと面白い。

 主役はジェフリー・ラッシュで、その演技は確実性を重んじていよう。

 しかし、それを、演技・役柄・物語の上で、メロメロにしていくのが、クレア(シルヴィア・フークス)である。

 初老の主人公だけでなく、それを見ているもてない私たちも、対人恐怖症で引きこもって暮らしていたクレアが、自分のためにのみ存在していた運命に喜びを感じるのだった・・・。

     

 病的な役柄が、クロエ・グレース・モレッツにも似て、そのちいさく白い乳首もろとも、美女である。

                                             (2014/03/03)


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