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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『トゥルー・グリット』を観た]

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☆すっかり、王道の物語を撮れるようになったコーエン兄弟監督作である。

 かつての、ジョン・ウェイン主演西部劇のオリジナル原作を映画化したとのこと。

 ・・・父親を殺された娘が、保安官を雇い、インディアン居留地に逃亡した犯人を追う。

 犯人には多くの前科があり、それを追い求めていたレンジャーもいた。

 三人は、それぞれ譲れないモノ・譲らない性格を持ちつつも、犯人を求め、同行するのだった・・・。

 そもそも、西部劇が一時期廃れたのにはマンネリの意味合いがあった。

 この作品もけして新鮮な要素があるわけではない。

 だが、コーエン兄弟、キッチリと骨太に撮りあげているので、大作の風格だ。

 冒頭、連邦保安官ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)が、その激しい捜査活動を法廷にて糾弾されるのだが、そこで語られるセリフだけの銃撃戦が、観終えて、私、画面上で見たかのような錯覚に陥っている。

 そんな、凄い作品だ。

   ◇

 完成度が高いので、あまり語ることもない。

 主役の3人の性格が面白かった。

 父親を殺された14歳の娘マティ・ロス(ヘイリー・スタインフェルド)だが、聡明かつ意志の強い娘で、父親を殺された、地元と勝手の違う町で、頭脳を駆使して賠償金を手に入れ、保安官を雇うに動く。

 すぐに「訴える」「訴える」と言い、『さよなら 絶望先生』の木村カエレみたいなのだが、

     ・・・「訴えるよ!」

 それが町では機能するものの、一たび町を出れば、全く通用しない無法者の世界であるのに、それでも我の強さだけで乗り越えようとする性格が面白い。

 この子、14歳の美少女なのに、作中の悪人たちは、彼女を「ガキ」とか「子供」と言い、一人も彼女を性的対象として見ていないのが、私には非常に健全に感じ、こいつらとは話が合わないなと思うのだった。

 ヘイリー・スタインフェルドは、私の趣味の娘ではないが、その目だけは最高に美しかった。

・・・「訴えるよ!」てか「撃つよ!」

 保安官ルースター・コグバーンは、一番性格が読みやすそうに見えて、一番分からなかった。

 憎まれ口を叩かずにはいられないらしく、さりとて、実はいい人というステロタイプな描き方もされていない。

 結構普通に職務を全うする。

 と思えば、途中から酔いどれになり、銃の腕前の一番に拘るのだ。

 年齢も分からなかった。

 60歳超の、引退間際の保安官に思えて、エピローグでは25年後まで生きていることが語られる。

 テキサスのレンジャー、ラビーフ(マット・デイモン)も、コミュニケーション能力に欠点がある。

 会話がこじれるとすぐにいきり立ち、関係を放棄する。

 どうやら、レンジャーとしての誇りは人一倍あるが、他人の誇りを尊重する思いやりがないのだ。

 物語的には、三人は最初こそ衝突を繰り返すが、中盤から収まるところに収まるのがセオリーだと思うのだが、なんか、クライマックスの決戦までいがみ合いを繰り広げるので、それが斬新だったかな?

 追い求めた犯人チェイニーがチンピラレベルなので、味方の方に強い刺激をおいたほうが物語的に面白いのは確かだ。

 物語は、主役の三人の思いのズレで進んでいき、そこがテーマ的なメインなので、

 最期の決戦は延々と銃撃戦が続くような戦いではなく、切れ味の良い決闘であった。

 三人は、その戦いを通し、お互いを認め合うのだ。

 ・・・私的には、25年後のエピローグは不要でした。

                                                  (2011/07/17)

[近況報告 (65・はやぶさ/板垣平松/パンチザウルス)]

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☆[東日本大震災 (福島での私の思い)]の続きを待っている方もいると思いますが、

 公休+有給+公休の三連休明けの久し振りの仕事を終え、今日は、つい大目に飲んでしまったので、書けなくなってしまった^^;

 ちょいと盛り上げて終わろうと思っているので、酔っ払って書くと、その効果が薄れてしまうのだ。

 いやはや、文章って、難しいんだよ。

 センテンスの配置をちょいと間違えると、とたんに、読む人に与える効果が半減する。

 半減期は10万年だ!

 ・・・と、酔っ払っているな^^;

 映画『はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH』についてだが、小惑星「イトカワ」にランデブーを成功させた後、「はやぶさ」は三ヶ月ほど消息を絶つ。

 私ならば、その三ヶ月間の音信不通に、センス・オブ・ワンダーな想像をを繰り広げる。

 つまり、その間、故障した「はやぶさ」は、地球を観察していた宇宙人のUFOに捕獲されていたのだ。

宇宙人A 「おやおや、地球人の機械、頑張ったのに、ここで故障ですか・・・」

宇宙人B 「この故障は致命的ですな」

宇宙人A 「ちょっとサービスして修理してあげますか」

宇宙人B 「でも、それでは、地球の文明の発達を甘やかすことになりますまいか」

宇宙人A 「ならば、最低限治して、地球人には気付かれないようにしましょう」

宇宙人B 「しかし、その、あたかも自立復帰したかのように修理するさじ加減は難しいのはありますまいか」

宇宙人A 「そこはそれ、我々のテクノロジーでうまくやりましょう」

宇宙人B 「やりますまいか」

 てな感じ^^

はやぶさ メモリアルポスター D 最後の地球撮像画像クリエーター情報なしアイズ・エンターテイメント

   ◇

 さて、もう少し何か書きましょうか・・・。

 福島から帰ってきて、現在のところ私は、思い残すことがなくなり、腑抜けたように過ごしている。

 私の蔵書は硬軟あわせて一万冊以上あるのだが、その中から、下らない本をパラパラと読んでいる毎日。

マーダーライセンス牙×ブラック・エンジェルズ秘伝解説書 鏖戦 (ジャンプコミックスセレクション)平松 伸二集英社

 しかし、平松伸二は、当時は、斬新な手法・表現を生み出していた凄い作家だったよなぁ^^

     
          ネットで拾った画像です^^

 この方(板垣重政)の設定は、平松さんの『ブラック・エンジェルズ』以後の「天然」で生成されたようですが・・・^^;

   ◇

 おっ、今、部屋をちょいと見回したら、「平凡パンチ」のリニューアル復刊「平凡パンチ・ザウルス」が目についたぞ。

 

 この雑誌、クソつまらなくて、鳴り物入りの復刊だったけど、僅か四ヶ月でポシャッた。

 でも、私、一冊だけ「借りパク」されたが、それ以外は四か月分の全てが保管されている。

 どなたか、高値で買ってくれませんか?

 私は、復刊前の、ヌードだらけの「平凡パンチ」が「週刊プレイボーイ」なんかよりもよっぽど好きでしたよ^^

   ◇

 さあ、寝よう^^

                                                    (2011/05/19)

[東日本大震災 (福島での私の思い・48 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(インターミッション)」)]

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☆ごめんなさい、本日、「後編」を書き上げる時間的余裕がありませんでした。

 明後日には必ず書き上げます(明日は映画感想かな)。

 今日は、「中編」から「後編」の間を少々記しますね・・・。

   ◇

 飯舘村を横断する国道12号線(原町川俣線)・・・、目的地への道のりは長かった。

 この道は、比較的、車輌の行き交いがあった。

 自家用車や貨物車が走っている。

 パトカーや、自衛隊の車輌も多かった。

 人の気配が多かったので、次第に、放射能への「恐怖感」は薄らいでいった。

   ◇

 ・・・不思議なものである。

 如何なるメディア媒体も、現在の放射線数値を危険だとは語ってないのである。

 私もそれは重々承知で、何ら恐怖を抱いてなかったはずなのに、大多数の国民の恐怖感が、事件の核心に近づくにつれ、私の精神にプレッシャーをかけてきていた。

 もはや、そこには理屈はなく、冷徹な数値もなく、ただ、不特定多数の人間で行なわれる多数決の、恐怖を感じるチームの勝利こそが、科学の結果であると言わんばかりなのである。

 どのように考えても、現在の放射能数値に恐れる要素はない。

 しかし、私は、全世界注目の中心に近づき、大きな恐怖を宿し、

 ・・・だが、人々の中に戻り、ようやく恐怖を脱すことが出来た・・・。

   ◇

 時おり、牧場の牛舎のような建物が見える。

 飯舘村の全村避難にあたって、牧場主には「生き物」である牛(ベコ)を巡っての色んな葛藤があるようで、私も少々、感傷的な気分になった。

 <石ポロ坂トンネル>ってのがあり、そのネーミングだけが面白かった(調べても名前の由来が分からない^^;)。

 で、そのトンネルを過ぎた辺りから、南相馬市に入る。

 この旅の、一応の目的は「伝説のコンビニ」に辿りつくことである。

 それは、この南相馬市にある。

 市の中心の原町は、かなりの数の商店・飲食店もあり、町としての賑わいがあったが、人の姿はまばらだった。

 もっとも、私が訪れたのは、午前の七時で、まだまだ早い時間だったので、お店は開店していなかった。

 震災後・原発事故直後、30キロ圏内で開いていたコンビニは「伝説のコンビニ」だけであった。

 今は、幾つか営業しているらしいのだが、この時間は開店していないようだ。

 一つのコンビニの前で停まって見たが、八時の開店らしい。

   ◇

 ともあれ、私は、先ず、震災を受けたであろう海岸を、この目で見たかった。

 12号線をひたすらに東に進む。

 信号の交差点には、電光掲示板がついていて、「福島原発20キロ圏内には進入禁止」などの文字が流れていた。

 常磐線を高架で越える。

 高架があること自体が、この町の規模の大きさを示してくれていた。

 県道12号線は国道6号線を越えた辺りから、県道263号線に変わる。

 市立病院は大きく、近くに犬猫病院もあった。

 道の突き当りには美容院があり、自衛隊と消防隊への感謝の、手書き垂れ幕が大きく掲げられていた。

 突き当りを左に曲がる。

「この辺、地図では、かなり海に近いはずだよなぁ。でも、特に震災の被害が見えないのだが・・・」などと、私は独り言を呟いた。

 目の前には、斜めに傾いた電柱があった。

「あれ?」と思ったら、その電柱の横に、もう一本の電柱が傾いていた。

「あ、あああ、・・・ああ」



 ここからがまさに、津波による被災現場のはじまりであった・・・。

                                                   (「後編・タケノコ」に続きます 2011/05/20)

[ネコのミュウツー日記(13・「腹に入れる」の巻)]

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☆とにかく、うちのミュウは「内弁慶」だ。

 てゆ〜か、家猫で、外に出さないのでしょうがないのだが、少なくとも、我が家の中では、いつも暴れまわっている。

 もしかすると、百戦錬磨のドラ猫とバトルしても、舞台が「我が家」であるならば、勝利することが出来るほどの「地の利」を得ていると思う。

 しかし、いつも動いていて、全然可愛がらせてくれない。

 携帯でベストショットも撮れない。

 たまに視界の隅で寛いで体を伸ばしたりしているので、携帯を向けたり、抱っこしようと近づくと、サササと逃げる。

 体を伸ばすと、体が蛇のように延びるので、私は、逃げるミュウに「このヘビ野郎!」と文句を言う。

 いつも私は、ミュウに毒づいている。

 ・・・「小さな脳みそでよく生きてますね」

 ・・・「誰もあんたみたいな存在を相手にしてないのに、なに自意識過剰に逃げているんですか〜」

 ・・・「その棒のような手で、一体何ができると言うのでしょうか? あやとり出来ないでしょうが」

 と言いつつ、私は全然興味がない振りして、ミュウが私のスタンド範囲内に入ってきたら、即座に捕獲します^^

「シェルタリング・スカイ!!」
 ↑ 私のスタンドの名前です^^

 そして・・・、

「生け捕ったりー!」

 で、最近はすぐにシャツを捲って腹に入れます。

 更に、シャツをパンツで覆い、二重の防護壁とします。

 猫の習性で、袋状の空間に入ると、とたんにおとなしくなる。

     

 尻尾を自分で抱っこしているのが可愛いですね^^

シェルタリング・スカイ [DVD]クリエーター情報なし角川映画

                                                       (2011/05/21)

[東日本大震災 (福島での私の思い・49 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇/その?)」)]

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☆・・・ごめん、今回では、終わりません^^;

 帰京時から、時間を遡る構成を目論んだのですが、「放射能ヒステリー」の方への「憑き物落とし」の文章に入ると、どうしても長くなってしまい、終わらせられなかった。

 でも、面白いよ!^^v

   ◇

 ・・・二本松へ戻ってきた私は、混雑している<ヨークベニマル>の駐車場に車を停めた。

     

 私の今回の旅は、急遽出発だったので、旅費はほとんどなかった。

 水道料金に用意していた11,000円+αをポケットにねじ込んでやってきていた。

 ・・・しかし、そもそも、母親と二人で住んでいる家の水道料金が一万円越えっちゅうのは高すぎるでしょうよ。

 ババァ、絶対に「源泉かけ流し」ってな雰囲気で風呂に入り続けていたりしてやがんだ!

 それはさておき、私は、せめて、この近辺の、うまい日本ソバでも食って帰ろうと思った。

 先ずは、通りを挟んだ向かいの、店が集まっているエリアに行く。

 <デニーズ>があったが、そこでの食事はあまりにも地方色に欠けるのでやめたが、『バクマン!』キャンペーンをやっているようだ。

バクマン。 1-11巻コミックセット (ジャンプコミックス)小畑 健集英社

 <GEO>があったので、何故かスルスルと入って行ってしまい、その、アダルトビデオコーナーの中古販売の棚を物色してしまった。

 一枚580円で、三枚買うと1000円だそうだ。

 な、なんと、明日花キララの以下の作品が580円で売っていた。

AV女優、お貸しします。SP-01 [DVD]クリエーター情報なしプレステージ

 これは凄まじくお買い得だろう。

 他にも、中山エリスら、可愛さバリバリの娘らの作品もあった。

 私は悩んだ。

 悩んだ末に、「やっぱ、水道代が先決だよな・・・」と断念した。

 被災地に想いを寄せるのも大事だが、私の日々の生活も大事だった。

 つーか、そもそも、被災地近郊のアダルトコーナーで中古AVを物色すること自体が根本的に間違っていよう・・・。

 二本松近辺の方! 明日花キララ、早い者勝ちだぜ!!

 しかし、この近辺、食い物屋がなかった。

 <ヨークベニマル>で、なんか買うか、と店内に入る。

 お客さんが凄かった。

 別に買いだめに走っているわけではなく、これが、いつもの状態なのだろう。

 品揃えも豊富で、でも、私の近所のスーパーと見映えが何ら変わりなく、意外であった。

 結局、何も買わずに出て来てしまったが、生鮮食品のホタテがやたらと旨そうだったのが記憶に残っている。

 <ヨークベニマル>を出ると、東北道のインターチェンジが目の前なので、しょうがないので帰京することにした。

   ◇

 二本松へ向かう中での川俣町の田舎の道行きは、短くもあったが、強烈な精神の揺れ動きを経験した数時間の後だったので快適だった。

 前にも言ったのだが、この県道では、一部に田植えの風景が見られた。

 また、前にも書いたが、この川俣町は、一部が計画避難地域である。

 後から知ったのだが、どうやら、この県道117号線エリアは、幾つかの山に遮られて、高い放射能が検出されていないらしいのだ。

 地図上では、確かに、600〜700メートル級の山々で東が壁になっている。

 放射線は障害物等はものともしないが、放射性物質は物体で遮られる。

 (ちなみに、建屋内で原発事故収束作業にあたっている方々は防護服を着ているが、あれはあくまで防塵付着防止の意味しかなく、放射線を遮っているわけではない。ただ、先月、アメリカの会社から一着15万円の完全放射能防護服を200着提供されたと言うニュースがあったが、最近のニュースを見ていても、それが福島原発建屋内で使用されている気配はない。おそらく、菅らがパフォーマンスするときに使われるのかな)

 さて、川俣町についてだが、・・・その代わり、だ。

 田植えを可能にした山々の東側では、放射性物質が行き場を失い、かなり高い放射線数値が検出されている。

 そもそも、この辺は山が多く、原発に向かって開けた渓谷では、飛散してきた放射性物質の「吹き溜まり(ホットスポット)」となっているようだ。

 NHKのニュースでやっていた。

 マスコミ報道は、危険を煽るが、そこで示された数値は信用に値する。

 その番組では、とある「市民」の方が、放射線数値を「面(エリア単位)」ではなく、「点の集積(場所・場所)」で非常に詳細に測っていた。

 「80マイクロシーベルト」が、20キロ境界線外での最高数値だった。

 自然界での放射線数値では非常に高い。

 だが、人体には全く影響がない。

 番組では、その数値でもって、住民に、「あなたたちはこんな高い数値が出ている場所で避難しているんですよ!」と脅していた。

 だが、人体には全く影響がない。

 よく積算放射線量が危険だとも言われるが、その科学的な根拠は、ない。

 積算放射線量が危険視されるのは、数ヶ月・数年単位のものでは、ない。

 危険は数十年間の問題で、それもまた、可能性の話でしか、ない。

 チェルノブイリやスリーマイルで、事故後、多くの後遺症で苦しむ住人が出たとも言われているが、その科学的な根拠は、ない。

 関連性は、俗説としてしか語られて、いない。

 ただ、民族的な特質で、ウクライナ人にはヨウ素が慢性的に欠乏しており、そこへ、事故によって漏れ出した放射性ヨウ素を、被曝した住人が吸収、甲状腺ガンの死亡者が大量に発生してしまった事例はある。

 別のNHKニュースでも言っていたが、「放射性ヨウ素」を原因とする以外での、原発事故での大量死は事例が、ない、そうだ。

 さて、先ほど、番組の中で<放射線数値を「面(エリア)」ではなく、「点の集積(場所・場所)」で非常に詳細に測っていた>方の話を書いたが、

 それは面白い。

 よく、東京は安心だと思っていると言うか、信じ込んでいる方と言うか、信じたいと考えている方に出くわすが、それは、そんな国による「面(エリア)」の報告、検知機器を持っているネット「SOHO」メディアの方の居住地の「偶然にも安全だった点(ドット)」での報告でしかない。

 そういった、福島を差別し、自分らは安全だと思っている方の常識には呆れるばかりだが、

 つい最近、長野の野菜から基準値超えの放射線数値が検出されたよね。

 貯水池から放射能が検出されたのも記憶に新しい。

 東京は、けして、騒いでいる方の常識で言うところの「安心の地」ではない。

 チェルノブイリの時は、遥か彼方からジェット気流で、放射能が飛んできていたのである。

 福島原発からの放射能なんて、もう、東京の人がパニック状態になるほど飛散していて、そこら中にホットスポットを形成しているよ。

 そのような想像力がない人間があまりにも多いので、私は暗澹たる思いに駆られるし、

 私が言いたいのは、それでも、全く人体に影響のある数値ではないんだよ、という事なのである。

 東京の人のメンタリティは、自分を安全の高みにおいて、被災者を見下す(差別する)という醜い心情の発露でしかない。

 それから、いまだに「東電は、政府は、国民の安全に不利益なことを隠している」と言ってる方がいるが、不利益は現在、全て、放射線量に集約できるので、

 もう、個人レベルで調べられるんだぜ・・・。

   ◇

 全然、終わらない。

 帰京の時から、南相馬の海岸へと話をフィードバックしていく斬新な構成を目論んだのだが、話が全く進まないので、更に続きます^^;

                                                    (2011/05/22)

[映画『SOMEWHERE』を観た]

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☆うん、分かる分かる、映評ブロガー・セレブとして名高い私の、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作の感想を聞きたいんだろう?

 でもね、私、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを一作も見たことがないんだわ^^;

 一週間程前に、前三作を借りてきて見ようとも思った。

 そして、私も新作の公開日に感想をエントリーし、お祭り気分に参加しようとはしたのだが、忙しくて見ることが出来なかった・・・。

   ◇

 さて、『SOMEWHERE』である。

 ハリウッドの映画スター・ジョニー(スティーヴ・ドーフ)の、空虚なセレブ生活の日々を描いた作品だ。

 見る前の作品イメージとしては、別れた妻に引き取られていた娘・クレア(エル・ファニング)との交流を通し、ジョニーの中に何かが目覚めていく・・・、てな雰囲気だったが、思ったよりも、娘パートはメインではない。

 あくまでも、ジョニーの、酒と女とパーティーの日々が淡々と綴られる。

 本人が、物語の最後のほうで自分を「空っぽな男だ」と嘆くが、物語も、とてつもない「透明感」で進んでいく。

 内容がないよう、であった。

 しかし、それが、凄まじく面白かった。

 傑作だ。

 例えるのが難しいが、その面白さは、北野たけしの作品の「静」の部分の映像の惹きつけ方と似ていた。

 エロチックな描写も多数あったが、ソフィア・コッポラの撮り方の吸引力は、そちら方面ではなかった。

 先ず、興味を引かれたのが、冒頭から始まる「回転」の図である。

 そして、「描写欠落」がある。

 ジョニーは、黒のフェラーリを荒野で大きく円を描き乗り回す。

 でも、その「コース」の半分しか見えなくて、画面から隠れているときは、爆音だけが聞こえる。

 ホテルの一室ではベッドに寝転がり、双子のポールダンスの踊り子に、プライベートショーを夜な夜な演じさせている。

 極上の金髪娘は、絶妙にヒップを揺らし、ポールをグルグル回る。

 二人とも可愛いし、エロかった^^

 しかし、ホテルの一室に設えられたポールが、どのように固定されているかに興味がいくも、画面はけしてそこを映さない。

 そんなトコには興味を向けるべきではない、と作り手は考えている。

 ジョニーは、日々の中で、虚ろに生きている。

 パーティーでホロ酔い、花瓶の置かれた小さな机に腰を下ろそうとする。

 だが、そこには何かが置かれていたようで、ジョニーはお尻の下に手をあてている。

 なにやら、ジョニーは尻に敷いてしまったモノをどかしている素振りをするのだが、画面は、ジョニーの上半身しか映していない。

 つまり、そこでのポイントは、ジョニーの間の悪さと言うか、怠惰さを表わしたいと作り手は考えていて、ジョニーの表情を捉えさえすればいいのだ。

 都合2度のポールダンスのときも、ジョニーの表情は丹念に撮られている。

 ジョニーがベランダで物憂げに外を見ると、大きな広告ポスターが見えるも、そのキャッチコピーは読めない。

 ジョニーの新作映画の記者会見では、多くの質問が投げかけられるが、その質問への答えが為される前に、画面はカットされる。

 もっとも、ジョニーの返答は、なんの起伏もないものであろうことは予想できる。

 そんな具体例は、作品中、枚挙に暇がない。

 当たり前、作り手は意図して、そのような描写をしているのだから。

 だが、訪れたクレアが、スケート教室でフィギュアの演舞をしている時は、カメラは縦横無尽に動き、その「回転」を充分に見せてくれる。

 ジョニーも、女(だろう)へのメール返信を打ちつつも、クレアの氷上のダンスに表情を崩す。

 このシーンが、ジョニーの空虚と、クレアの寂しさの交差点なのだろう。

    ◇

   

 クレア役のエル・ファニング・・・、11歳の役どころだが、ロウティーンにしか見えない。

 華奢でもあるのだが、「いい女」にも見えてしまう。

 「美少女」と呼ぶには成長してしまっている感もある。

 実の姪っ子にも思うのだが、この年頃の、体は大人になりつつも心は子供のまま、の、その奔放な仕草が、私は、実は苦手だったりもする^^;

 で、子供の心で、多くの大人の現実(母の家出など)を知らしめられて、涙を流すシーンなどには痛々しさを感じさせられる。

 ただ、イベントでの肩を露出したドレスを着たクレアには、その美しさにハッとさせられたね。

 ホテルプールでの一人シンクロ風、水面足出しもボリュームがあって美しい。

 後半での水着姿も可愛いし、水中シーンもいい。

 その後の、犬を愛でるシーンもいい。

 「犬を愛でるシーン」に代表される、セレブの日常の中での、普通の女の子らしさの、計算された抽出には脱帽するしかない。

   ◇

 貧乏な私だが、金のあり余るハリウッドセレブと、表面上の生活には違いがないのが、なんか面白かった^^;

                                                      (2011/05/22)

[『ミシュ蘭・ランチガイド(その29・目黒のナポリ)』]

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☆上天気の休日、私は、金がないので、猫と遊んでいた。

     

 すると、弟がやってきて、「ちょっくら来いや」と4WDに乗せられて、都内へ。

 八王子から、多摩川べりを下って行く。

 途中、堰があった。

 「ダム・ファッカー」として名高い私は写真に撮る^^



 でも、のんびり過ごしていたので、堰の名前は調べなかった。

 更に進み、目黒区は青葉台に至る。

 パーキングに車を停め、歩く。

 目黒川(?)に掛かるみどり橋の上から、緑がうっそうと覆い被さる川を眺める。



   ◇

「これから行く店は、俺の大好きな店だ。ナポリそのままの雰囲気で出店している。本来は大衆的な店で、実際もそのノリを崩していないんだけど、雰囲気が良いので、洒落たイメージもある人気店なんだ」

 山手通りに出ると、すぐに<Pizzeria e trattoria da ISA>が目についた。

 オープンテラスで、モリモリとピザを食べているお客さんの姿が目に入った。

 店先には、簡易ショーウインドウがあり、揚げ物が積まれていた。

 幸い、四組ほどの待ちで席につけた。

 ここはもう、弟のオーダーに任せた。

 だから、値段は知らん。



 先ずは、<ALICI ヒシコイワシのセモリナ揚げ>が出てきた。

 運転の弟には悪いが、生ビールでガンガン食う。

 衣の粉の香ばしさが、慣れ親しんだイワシの味と絶妙にマッチしていて、うまいうまい^^

 うまいうまい、と食べ終わらないうちに、ボリュームの<MARGHERITA マルゲリータ>の登場だ。



 豪快である。

 腹減ったナポリの労働者が、仕事帰りに食いに来るような力強い味だ。

 労働で失ったカロリーはこれですぐに補える。

 店内に設えられた石釜で、あたかも、蒸気機関車に石炭をくべる機関士のようにマスターが焼き上げる。



 写真の方がマスターで、この方の名前<HISANORI>が、イタリアンな呼び方で<ISA>となり、店名になったらしい。

 弟とマスターは知り合いらしく、「次のオーダーが来るまでに食べててよ^^」と、サービスメニューが出された。



「揚げピザのアレンジですね^^」

 と、弟は言い、マスターに頭を下げる。

 具を中に包み込んだ<揚げピザ>の上に、カットしたプチトマトとナチュラルチーズがゴッテリ、ルッコラをパラパラと。

 くわ〜・・・、申し訳ないくらい旨かった。

 揚げていることについては、次のメニューのときに記すが、ナチュラルチーズとトマトと生地の、それぞれの歯応えと味の違いが一口で楽しめるのは至福だ。

 店内は、多くのイタリアン(てゆうかナポリタン)なアイテムに包まれている。

 店員さんも元気で、腹がフルになりつつあるのに、勧められたので、ビールのおかわりまでしてしまった^^

 最後のメニューが来た。

 写真だと分かりにくいかも知れないが、大ボリュームだった、先ほどの<揚げピザ>の、更に倍の大きさの<PIZZA FRITTA DA ERNESTINO ピッツァ フリッタ ダ エルネスティーノ>だ。



 「FRITTA」が、よく言う「フリッター」のことで、「揚げたもの」を意味するのだろう。

 アレンジされていた先ほどの<揚げピザ>もうまかったが、これもまた、うまかった。

 ザクッと、弟は中央にナイフを入れ、半分を私の皿に寄越す。

 手羽先のように、端を鷲摑みして食べたかったが、具が重く、もうちょい食べなくては持てない。

 <揚げピザ>の表面は、なんか郷愁を誘うなぁと考えていたら、ああ、小学校の給食の<揚げパン>を思い出すのだ。

 だが、外は揚げたてでカリカリと温かく、しかし、その中にはドロリとチーズ、そして、豚バラ肉の味わいも効いていて、うまいんだよなぁ^^

 いやはや、マルゲリータを食べ終えた時点で、腹は大概いっぱいになっていたのだが、何故だか、その後もおいしく食べれたのは、店に充満していたナポリの大気に染められたからかも知れない。

 お客さんは、ほとんどがピザを注文していたので、<揚げピザ>をクリスマスのチキンのように持って食べている私は注目を浴びて、なんかテンションがあがった^^

   ◇

 ・・・世界ピッツァ選手権にて、イタリア人さえ成し遂げていない大会史上初の2年連続優勝を果たしたマスターだが、格好良くて洒脱な逸話がある。

 店先をホームレスが歩いていたのだそうだ。

 マスターは「腹減ってないか?」と問いかけ、ピザを焼いて食べさせたそうだ。

「なんで、そんなことをしたんですか?^^」と言う者に、マスターは、こう答えたそうだ。

「だってよぉ、(ヤツは)ナポリっぽくねぇか?^^」

 『ワンピース』のコック・サンジみたいな伊達男ぶりだ^^

   ◇

 ・・・私は、満たされて、帰りの車中は、上機嫌で、いつもの通り、シモネタばかり話して帰りましたとさ^^

   ◇

 帰宅し、また、ネコと遊びましたとさ^^



                                                   (2011/05/23)

[近況報告 (66・東府中)]

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☆久し振りのバイトで疲れたので、写真をいっぱい載せて誤魔化します^^

 朝、出かける為にジーパンを履こうとしたら、芋虫が張り付いていました。

     

 東府中についたら、バーバパパ一家が、私を迎えてくれました^^(甲州街道)

     

 東府中自衛隊基地の前を道沿いに歩いていたら、退役した戦闘機が展示されていました。

 大震災での自衛隊の頼れる活躍は、何もしていない私も誇らしい気持ちにさせられました。

   

 常久八幡神社をお参りしました(旧甲州街道)。

 常久という名の領主がいて、元々は多摩川近くに住んでいたのだが、洪水被害が深刻なので、こちらに村ごと移って来たのだそうだ。

 背後の樹の上で、なんか「ビー! ビー!」鳴く生き物がいたんだよなぁ・・・、妖怪<ビービー玉>かも知れん。

  

 <LOOK CHOCOLATE DRINK>

 自動販売機で、珍しい飲料を見つけたので買ったら、缶が凹んでいて、損した気分。

     

 常久一里塚もありました(品川街道)。

 ・・・「一里塚は旅人に里程を知らせるため、街道の両側に一里(約四キロ)ごとに築かれた塚で、わが国では江戸時代になり制度として確立した・・・」のだそうだ^^

     

   ◇

 家に帰り、ブログにパーツとして貼り付けている「東京電力の電力使用状況」を見ていたら、「スリーセブン」でした!!!^^v

     

 関係ないけど、異性と親しくなり、段々と遅い時間まで一緒にいると、例えば、車の時刻表示が「1:11」を示しただけで、すげえ盛り上がったりするよね^^

 そして、「2:22」「3:33」「4:44」と、表示は、車のデジタルから、ラブホテルのベッドの表示に変わり、

 「5:55」になる頃には、自宅で、「あなたー!! そろそろ起きないと会社に遅れるわよー!」てな関係に落ち着くのでしょう^^;

                                                    (2011/05/25)

[近況報告 (67)]

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☆最近、また仕事が忙しくなってきて、何よりだ^^

 本日も、上司からの「延長」「延長」指令で、帰宅したのがついさっきだ。

 だから、ヤッツケ投稿ですいません^^;

 まあ、今日は給料日だったのだが、給料明細見たら、一気に絶望的な気分に陥らされたので、「残業上等!」だ^^

 本日は、レイトショーで映画でも見ようと思っていたのだが、最終の午後九時ちょい過ぎの回にも間に合わなかった。

 さて・・・、[東日本大震災 (福島での私の思い」)]シリーズですが、2,3日中に完結篇を書き上げますので、もうちょいお待ち下さい。

 それが終わったら、また少し、「小説執筆ブログ休暇」を取ろうと考えています。

 でも、完全休暇は、皆さんが寂しいかも知れないので、三日に一度はエントリーしようかと。

 早いトコ、超本格密室殺人ライトミステリー『五月だからMay探偵』を完成させたいのだよ(初めてのタイトル発表^^v)。

 女子高生の五月ちゃんが、前代未聞の究極の密室殺人事件の謎に挑みます。

 おおよそは、前回の「小説執筆ブログ休暇」で完成しているのですが、しばらく寝かせている段階で、大震災が起こりまして、どうしても、物語の背景に大震災を置きたいと思っちゃったんですよね。

   ◇

 ・・・話変わるけど、吉木りさって可愛いよ。

 いつも、<NACK5>のラジオ番組で声だけ聞いていて、可愛い声の娘だなぁ、きっと、ロリってんだろうなぁ・・・、などと思っていた。

 リスナーの考えた絵描き歌を、民謡調に見事に歌い上げていたので、もしかして演歌歌手なのかな・・・、などとも思っていた。

 そしたら、見事なグラビアアイドルだったので、驚いた。

   

 ラジオでは、屈託なく可愛い声で話し続けられるし、基本がちゃんとしている歌うたいだし、顔は小悪魔チックだし、身体は美しいし、完璧だね^^

   ◇

 ・・・それでも、私は、海宝真珠ちゃんのような、まだまだ未熟な少女のほうが魅力的なんだよねぇ^^

 真珠ちゃんブログで、新しいエントリーで、新しいフォトがアップされていた。

 いつも転載していて、いいかげん怒られそうなので、リンクしておくので見て下さい。(リンク、の冒険)

 メチャクチャ可愛いです^^

 近くにいたら、きっといい匂いがすることでしょう^^

   ◇

 「いい匂い」で思い出したが、

 部屋の中から、昔のガールフレンド(彼女じゃない)に貰った香水が見つかったので、最近、つけることにしている。

 
 

 上のほうが好きかな^^

                                                      (2011/05/26)

[東日本大震災 (東京での私の思い・51 「与党民主党考・125 地獄継続」)]

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☆とりいそぎ。

 内閣不信任案が衆院に提出され、可決されても否決されても、「いい傾向」になるだろうと考えていた。

 ただ、「衆院解散」されると、時間を食うなぁ、とは思っていた。

 多くの人は、自民党主導による内閣不信任案と、その結果による「政治空白」を憂慮しているが、

 想像力を限界まで張り巡らせて欲しい。

 震災が起こってからの、この三ヶ月間、民主党は何をやったか?

 いわんや、民主党政権が誕生してからの、このニ年間、民主党は何をやってきたのか?

 ゾッとするような政治空白が延々と続いていたのである。

 だったら、最悪、解散総選挙もやむなしか・・・。

 でも、菅であっても、いくらなんでも、そんなにもあからさまな「政治空白」の演出だけは出来まい。

 私が考えた不信任案提出の結果は、可決されても、僅差で否決されても、菅の次に選ばれる民主党の総理が、多少はまともな動きを見せてくれるだろう、ということだ。

   ◇

 私は、震災の初期・・・、民主党は大嫌いで、そもそも根本的に「政治」が間違っていると思っていたが、それでも、「状況が人を変える」と信じて、菅直人への批判を、極力、抑えていた。

 だが、菅直人は、全く変わらず、震災を拡大させていった。

 民主党は、この三ヶ月間、何もやっていない。

 ひたすらに現場の、末端の人々が遮二無二動き続けているだけだ。

 自民党は、野に下りて報道されなくなったが、個々の議員が、凄まじい救援・復興・支援活動を繰り広げていた。

 民主党議員は、何をしたらいいか分からず、国会をうろうろしていた。

   ◇

 ・・・今回、内閣不信任案は、否決された。

 そもそもが、情けなくも、民主党内の造反頼みの不信任案提出であった。

 結果として、造反はほとんど出なかった。

 最悪の、屈辱の結果だ。

 自民党の谷垣総裁は踊らされた形だ。

 しかし! 誰も、谷垣さんを責められないだろう。

 あの人は、安易な不信任案提出をずっと躊躇していて、回りの勢いを汲んだに過ぎない。

 ・・・この人は、真の保守人とは言い難いが、保守たる自民党の流れに添うことは出来る人だ。

 昨日の党首討論で、谷垣さんは、「倒閣後のビジョン」を問われ、明確に答えられなかった。

 当たり前である。

 自民党は与党ではないのである。

 菅以後の、「多少はマトモな民主党党首」に働きかけることしか、今は出来ないのである。

 自民党は在野の政党としては、充分、破格な活動を繰り広げている。

 小さな声で言うが、自民党が求めているのは、「大連立」後の、政権乗っ取りである。

 だが、そんな秘策までは吐露できない。

 にもかかわらず、谷垣さんを安易に批判しているヤカラは、やはり、想像力がないとしか言えない・・・。

   ◇

 踊らした形になっているのは小沢一郎だが、小沢一郎とて、苦渋の中であろう。

 この人も、悔しかろう。

 菅を下ろした後のビジョンが全くないことには変わらないのだ。

 何度も何度も、党を分裂させて、・・・でも、今回は先行きが見えない。

 とにかく、今は、「無能無策に右往左往する菅直人」だけは有害と考えたのだろうが、民主党の大立者としての自分も大事だ。

 かくして、小沢自身も、屈辱の中で、この結果に落ち着いた。

   ◇

 鳩山由紀夫は、バカであるから、何も考えていないだろう・・・。

 大震災の中で、友愛を掲げつつ、コイツほど、人としての情を持ち合わせていない男はいないだろう・・・。

   ◇

 ともあれ、地獄の悪夢はまだまだ続く。

 小沢が、菅居座り黙認の「落としどころ」と看做した言葉に「震災対応に目途がついた段階での退陣」があるが、

 はぁ、その「目途」とはいつまでなのでしょう。

 「目途」などつけられない「無能有為」の国政リーダーの、国家破壊行為の「目途」はいつまで続くのか?

 この人が満足しなきゃ、「目途」には至れないのだぞ・・・。

 被災者の、地獄の悪夢はまだまだ続く。

 被災者の、地獄の悪夢はまだまだ、続く。

                                                      (2011/06/02)

[映画『マイ・バック・ページ』を観た(短信)]

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☆この映画、面白い!

 二時間半の長尺だが、夢中になってみた。

 内容は、東大安田講堂事件以後の、輝きを失いつつある全共闘運動を背景にした、とある、運動家か、運動家に憧れる者か、正体判別つからざる「革命家」と、遅れてきた運動同調派・新米左翼ジャーナリストの奇妙な友情を描いている。

 時代の描き方が秀逸である。

 もちろん、私は、舞台となる時代に生まれた者なので、狭義で言うところの「体験」をしているわけではないが、舞台美術・撮り方・役者の演技と、ほぼ完璧に、この時代を描けているのではないかと感じた。

 おそらく、今年の、電力不足となる日本でも感じられるであろう、彼の時代の「熱帯夜」がムンムンと伝わってくる

 何度も生まれ変わった日本の、一番最近の青春の時代を、青臭く、ダサく、胡散臭く、見事に描いていた。

 何よりも、「中二病」的な思考回路で時代を乗り切ろうとした梅谷を演じる松山ケンイチの演技が最高だった。

 この時代では、ある種の典型である「新左翼人」の、一般の社会との不調和が、徹底的に描写されていた。

 うぜー、うぜー・・・、と思いつつ、しかし、自分にも梅谷と似た部分を見つけ、非常に不愉快になりつつ、そのリアルに画面から目が離せなくなってしまうのだ。

 この、普遍的な個性のキャラクターの存在が、この作品で描かれた時代を現在において語る意義だと思うのだ。

 松山ケンイチがものを食うシーンは、梅谷の「俗」が出過ぎていて凄くイヤで、だからこそ、見事だ。

 他の役者たちも、ことごとくいいね。

 特に、朝日新聞社の記者たちの面々が、それぞれいかにも「昭和」で実にいい。

 二人のヒロインも出てくるが、それぞれが、あの時代の陰と陽を代表しているようでいて、どちらも闇に溶け込んでいくかのようで・・・。

 主人公を演じる妻夫木聡だが、妻夫木自身の個性はそぎ落とされ、役柄の個性が出てて良かった。

 特に、エピローグの、作中現在の主人公の疲れた雰囲気がうまく、

 また、あたかも伏線のように語られていた「男の涙」が、メインの終幕である、朝日新聞社退社日の「週刊朝日」カバーガールとの会話のときに為されるのではなく、数年後の、カッコ悪い焼き鳥屋の片隅で為されるのが、物語的な計算の行き届きが感じられた。

   ◇

 実は、客席には、私と彼女しかいなかった^^;

 でも、もっともっと多くの人々が見るべき作品だ。

                                                    (2011/06/02)

[近況報告 (70)]

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☆・・・バイトですっげぇ疲れている。

 前回の雨中のバイトも辛かったが、やっぱ、暑いのも辛い。

 京王永山近郊を歩きまくった。

 あそこら辺は、地形に高低差もあるから汗がダクダク!

 朝食は摂ったが、それから今もって食欲は起きず、体重が3キロ減った。

 水分だけは取っていて、実は、午後3時頃、ちょっと萎びた自動販売機の前で特売100円の炭酸物を飲んでいたら、制服姿の一人の女子中学生が、スポーツバッグをリュックのように背中に背負ってフラフラとつまらなそうに歩いていて、ジュースを口に運んでいる私に、文字通り「もの欲しそうな目」を向けてきた。

 ショートボブの、幼さの残る女の子^^

 まだ子供だ。

 少しでも成長していたら、そんな「もの欲しそうな目」をすることはなかろう。

 いつもの私ならば、後から、「ああ、ああすりゃ良かった」と後悔するのだが、この時の私は声が出た。

「おお、買ってやるよ^^」

 で、キョトン顔の女の子を尻目に、自動販売機にコインを投入し、ウェルチのグレープかなんかを買ってやって、手渡した。

 女の子は、両肩に掛けた手提げ部分に、更に両手を添えていたのだが、「どーも・・・」と手を伸ばしてきた。

 ・・・いや、そこにいられても私とて困るので、

「これを飲みながら帰りな。暑いから^^」

 と、先を促した。

 女の子が去ってから、私は「うわ〜、楽しぃ〜^^」と身もだえした。

    ◇

 今日は非常に疲れているので、永山近郊の面白い写真を2枚載せて、終えます。



 これね、普通の家の塀に貼ってあるんだよね。

 なんで、あえて、こうして表記されているのか?

 どのような状況で、民家の屋根伝いで物体が落ちてくるのだろう・・・。

 「ドンキーコング」の樽みたいのが転がってきたらいいのだが^^

     

 これはね、高級そうなマンションのエントランスの壁に貼ってあったよ^^;

 常習犯がいるのかな。

 昔、スキーに行った時、スキーバスの窓から外を眺めていたら、立ちションしているおっさんがいて、みんなで笑って見ていたら、「シッ! シッ!」って顔をしかめて後ろを向いたんだけど、後方からは女の歩行者が歩いてきていて、そのおっさん、にっちもさっちもいかなくなってたのを思い出したよ^^v

                                                     (2011/06/03)

[再掲?・「福井雅晴(てっく)」と言う寸借詐欺師、皇室フラッシュ作成振り込め詐欺についてのまとめ・6]

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☆まだ、もうちょい続くのだぞ^^

     

 ・・・この絵が載っている『ドラゴンボール』のコミックを押入れから探すのに、30分、費やしている^^;

   ◇

   [ネット詐欺師・テック追及? (日本会議も巻き込まれて…)](2007/06/09)

▼・・・これも、一年前の追求です。
  このテック問題は、何重にも悪意が絡み合った「つくる会」内紛の中で、主要な一旋律を奏でています。

 正直、テックが、『北斗の拳』のジャギのように西尾幹二をミスリードしました。

 左翼テックの語る「幻想の大衆」に、西尾幹二は見事に騙されたのです。

     【そこまで、大衆が、私を「オピニオンリーダー」として求めているなら、
                  いっちょ、国家転覆運動に動いてみるか・・・】

 ・・・、・・・そんな大衆などは、テックが「経営」するWEB上にしか存在しないのである。

     #     #     #

   □5511 『Re:てっくが西尾日録に登場した時』 ミッドナイト・蘭 2006/09/19 05:09

 > (『2ちゃんねる』より)
 >
 > 405 :右や左の名無し様:2006/09/18(月) 20:33:33 ID:???
 > 福井は単なるIT技術者だよ。それで最初に知り合ったのは西尾幹二では
 > なく長谷川。長谷川の要請により396のパスワード制のBBSを運営し
 > ていたんだけどそのうち西尾幹二本人とも親しくなって西尾日録の管理人
 > をするようになったのさ。そのつてで保守系知識人のブログの管理人を務
 > めるようになる。
 > 職業は個人事業主のネット関係の広告代理店。福井雅晴は当然偽名。現在
 > は皇室問題とかのフラッシュ作成の名目で詐欺まがいの金集めをしている
 > ね。

 しかし、西尾先生と絡むと、誰でも思うのだが、
 西尾先生は、【操れる】のです。
 でも、それぞれの人としての「抑制」でそれを控えめにするものですが、
 福井テックの場合は、それをダダ漏れさせて、西尾幹二をア○ツハ○マーに追い込んだ。
 さあ、今日辺り、また、「日録」妄想更新があるでしょう^^;

     #     #     #

   □5512 『日本会議と英霊にこたえる会について』 三田村雅彦 2006/09/19 08:50

 両団体は、毎年8月15日、靖国神社の参道で「戦没者追悼国民集会」を開催しています。今年で二十回ですから、日本会議の前身、日本を守る国民会議のころから二十年以上の付き合いですよね。英霊にこたえる会の会長、事務局長などは当然日本会議の役員です。まあ、シルバー世代にとっては、内紛とか、国史と磐南のトラブルなんて、どうでもいいことですので。岩田君たちは、英霊にこたえる会の倉林さんとか佐藤さんとかにも「小さな違いは大きな違い」とか言うんでしょうかね。

     #     #     #

   □5515 『福井=てっくについて』 総合学としての文学 2006/09/19 19:37

 ミッドナイト蘭さん、今、過激な保守系ブログのほとんどが本当は保守じゃないですよ。あいつらは過激な主張をすればアクセス数を稼げると思って保守のふりをしているだけなのです。福井=てっくの交友関係を見れば明らかでしょう。
 ただ未だにこいつのことを本物の保守と思ってアクセスする純粋な保守派が多いのですよ。
 そういう詐欺師についてはできるだけ真実を調査しないといけないですね。ちなみに福井=てっくと長谷川氏と交際深い「真名」というブロガーも内容をよく読めばわかりますが似非保守ですよ。
 福井=てっく叩きは似非保守詐欺師を一掃する立派な政治運動です。
 しかし、西尾先生もなんでこんなのに騙されたのかなあという思い強いですね。更にストーカー日本会議叩きをやり続けるようであれば、もう、西尾幹二自身を批判しても駄目です。周りの連中を叩き出さないといけませんね。

     #     #     #

   □5516 『「日本会議」「英霊にこたえる会」「万難総研^^;」』 ミッドナイト・蘭 2006/09/19 19:44

 (三田村さん情報)・・・両団体は、毎年8月15日、靖国神社の参道で「戦没者追悼国民集会」を開催しています。
今年で二十回ですから、日本会議の前身、日本を守る国民会議のころから二十年以上の付き合いですよね。
英霊にこたえる会の会長、事務局長などは当然日本会議の役員です。

 (総合文学さん情報)・・・朝日新聞朝刊 2006年8月22日 火曜日27面
   「よりどころ求める若年層」
 終戦記念日の靖国神社。ワイシャツとネクタイがまだ似合わない青年たちが寝癖のついた髪を雨でぬらしながら、「英霊にこたえる会」の署名活動を手伝っていた。
グループの代表、岩田温さん(22)は早大大学院で政治学を専攻している。他のメンバーたちも、東大、京大、慶応大などの学生、大学院生ばかりである。
 というわけで磐南研究会のメンバーは現在「英霊にこたえる会」と結びついているようですね。「英霊にこたえる会」と「日本会議」の関係はよくわかりませんが。ちなみに大阪護国神社の8月15日は両者仲良く共催で神事と講演会をやっています。対立するほど人がいないんでしょうね。

 ふ〜む。
 日本会議と「英霊にこたえる会」は親しい組織づきあいで、
 岩田・早瀬と言う「日本会議扱き下ろし派」をリーダーとしている磐南総研は、磐南総研自体が批判している「神社右翼」の一角「英霊にこたえる会」に擦り寄っている訳だ。
 そして、「英霊にこたえる会」や「日本会議」が八月十五日に靖国神社で額に汗して活動しているときに、
 磐南総研は、エアコンがキンキンに効いた公会堂で、
 「日本会議」大批判を繰り広げる西尾幹二の講演を取り仕切って、
 講演後、「西尾万歳」を会員全体で唱えたとのこと・・・。

 きっと、岩田君・早瀬君の頭の中には、「日本会議」と「英霊にこたえる会」の間に、
 どうしても譲れぬ【小異】があるのでしょう。

 今回のこのネタ、おそらく、まほきゃすとさんも同じ観点で書きそうですが、先に更新! へへへのへ〜^^

     #     #     #

   □5517 『コテハンの流儀について』 総合学としての文学 2006/09/19 19:53

  ミッドナイト蘭さん
 西尾日録の今でも残っている古参のコテハンのやり口は現代のインターネットの世界ではもはや古いのですよ。彼ら彼女らは所詮、2ちゃんねるの有名コテハンの域を出ていません。
 2ちゃんねるでは、その場での議論をごりおしで論破したり相手に対する徹底的な人格攻撃を行って、さらに自演ダブルハンドルで自分の味方が多いように見せかけるだけでいいんです。
 しかし現代はもっと情報化が進んでいます。論破や人格攻撃よりも相手が最も隠したがっている情報をキャッチしてそれをすばやく提示しないと駄目なのです。悪しき連中をぶっ潰すとはそういうことです。自分の発言よりのコメントが多ければ勝ちという訳じゃないんです。
 長谷川氏もこれにもう少しはやく気づいてくれればうまいサイト管理ができたと思えるのですが。
 ただ情報をあまり早く出しすぎると他のレスに埋もれてしまう可能性がありますからね。蘭さんのおっしゃるようにうまく出し切ることが必要だと思います。
 ちなみに福井=てっく叩きをやった日(平成18年9月18日)の西尾日録のアクセスはなんと4535アクセスです。それなりに反響があったのでしょうねえ。

     #     #     #

   □5518 『Re:福井=てっくについて』 ミッドナイト・蘭 2006/09/19 19:56

 ふむふむ。
 だからこそ、君が、「風来坊ネット論者」じゃなくて、どこかに腰を据えて書いていくべきなんだよ。
 最近の、君の文章は落ち着いている。
     【彼女ができたべ?】
 いや、みなまで言わないでいい^^
 だ・か・ら、
 ここらで、がっつりと【サブカル保守】をぶっつぶそうじゃないか^^
 【サブカル保守】って、奴らに対しての、いいネーミングだべ?
 これ、『2ちゃんねる』で発表しようとしたけど、もったいないから、「ミッドナイト・蘭」名義で発表しておく^^v
 で、だ。
 異論はあろうが、「保守」には守るべきものがある。
 身近なものでは、信頼できる先輩を立てる、っちゅうこともある。
 君は、まず、暴言について、新田先生方に謝れよ。
 一匹狼では、日本は変えられない。
 それが出来る可能性のあったのは小林よしのりだけだよ・・・。
 一匹狼で、単発で砲弾撃っても勝てないぞ・・・。

     #     #     #

   □5519 『ポーツマス、ポーツマス』 三田村雅彦 2006/09/19 19:58

 ポーツマスネットの賛同人欄には、小田村四郎日本会議副会長の名が。どうする岩田。しかも中村功元東日本ハウス会長の名も。彼は青年自由党を設立するはるかまえ、生長の家「理想世界」誌百万拡大運動の活動家じゃねえか。青年自由党には生長の家出身者が多いぞ。どうする岩田。
 満腔の意をもって西尾氏にエールを送り、政教分離を訴えるのか?



 (現在の蘭による注)・・・満腔の意、ですか・・・。
   岩田君らは、先ずソープランドへ行き、「マンコのゐ」を知るべきだ・・・。
   岩田君も西尾も、エリートぶっている「ただの坊や」だからなあ^^;

     #     #     #

   □5520 『Re:「日本会議」「英霊にこたえる会」「万難総研^^;」』 総合学としての文学 2006/09/19 19:59

 磐南は現役大学院生、大学生ですからやはりなんだかんだいって「日本会議」も「英霊にこたえる会」も寛容に接しているのだと思います。
 ネット右翼の若者はくさるほどいますが現実の活動に従事してくれる人は少ないですからねえ。
 ただ、なんでそんな甘く接するのだという反感はあると思いますよ。私は甘く接してしまう方ですけどね。

     #     #     #

   □5521 『西尾氏の視野狭窄』 三田村雅彦 2006/09/19 20:06

 西尾氏とその取り巻き達には、思いも拠らないらしい。
 何がって。四人組と揶揄される日本会議・日本青年協議会若手グループの「教育再生機構」設立が、当該組織の策略であると信じて疑わないその姿勢がさ。
 少し想像力を働かせれば、四人組の新組織設立活動は、日本会議・日本青年協議会の組織防衛の観点からすると、「戦線の拡大」「戦力の逐次投入」「分派独立」ともとれる、言わば混乱要因となりうるということが。
 謀略だ、介入だ、袋に入れるなどと言う前に、立場を変えて想像力を働かせてみようや。

     #     #     #

   □5522 『Re:福井=てっくについて』 総合学としての文学 2006/09/19 20:07

 > で、だ。
 > 異論はあろうが、「保守」には守るべきものがある。
 > 身近なものでは、信頼できる先輩を立てる、っちゅうこともある。
 > 君は、まず、暴言について、新田先生方に謝れよ。
 > 一匹狼では、日本は変えられない。
 > それが出来る可能性のあったのは小林よしのりだけだよ・・・。
 > 一匹狼で、単発で砲弾撃っても勝てないぞ・・・。

 言っていることはよくわかりますよ。ただ私はまだ人間西尾幹二の更正に期待しているのです。おそらく八木先生、新田先生も過去の西尾幹二の業績はまだ評価していると思いますよ。だから日本会議そのものは公式な反論をしないのでしょう。
 しかし、もはや、西尾日録という城そのものは守れないしあり続ければ害悪だと考えます。
 私は西尾先生に静かに美しく引退してもらいたいのです。だからこそ周りにいる残党兵士を今討っているのです。討ち終わった後に考えます。

 (現在の蘭による注)・・・「言論者に引退などあるか!」と言う方もいるが、
   西尾幹二は、「つくる会」名誉会長返上と言う奇妙奇天烈なことをしている人物ですからなあ。

     #     #     #

   □5523 『Re:福井=てっくについて』 三田村雅彦 2006/09/19 20:24

 > ただ私はまだ人間西尾幹二の更正に期待しているのです。おそらく八木先生、新田先生も過去の西尾幹二の業績はまだ評価していると思いますよ。だから日本会議そのものは公式な反論をしないのでしょう。

 日本会議のHPに設立五周年に寄せた文化人からのコメントがありますが、西尾氏の日本会議に期待する文章もそのまま掲載されてるしね。
 これってものすごい皮肉かも。

 ▼・・・三田村さんが登場しはじめたのは、この頃ですね^^

                                                      (2007/06/09)

   ◇

 「テック」シリーズはもうすぐ終わりですが、テック絡みのエントリーは、まだまだ膨大にあります^^

 こうして再掲していると、この頃の「息吹き」が蘇ってきて心地良いのです^^

                                                       (2011/06/05)

[東日本大震災/福島での私の思い・52 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇? 伝説のコンビニ)」]

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☆南相馬の海岸線を散策し、荒涼とした泥土の野原の中で、放射能の浜風に吹かれつつ、その中に「希望」を見い出し、私は、車に戻り、南相馬市内を走った。

 市街地には、津波の影響はない。

 そして、南相馬市は、警戒区域境界線及び圏内なのに、不思議と放射能が少ない地域でもある。

 地形的な問題であろう。

 町の中心部は道が狭く、個人商店などが並んでいたが、早い時間なので開店していないし、そもそも、多くは避難しているのかも。

 区画整理などが為されていない町の風景は、「昭和」をかすかに思い出させる。

 東北は、古き良き時代を思い出させる。

 ダムを巡っていた時、緑深き山奥に近代的な設備を見い出すと、一瞬、驚かされるのだが、東北の自然は、それさえも大自然の一要素に取り込んでしまっている。

 県道62号線を西に進んでいると、「遺留品展示場」の立て看板があった。

 下世話な興味本位の感情において、私は少し触手が動いた。

 しかし、私の旅の目的は、そこにはないので、素通りした。

 ・・・そして、見つけた!

 東京電力福島第1原子力発電所から25キロメートル圏内で、震災後に初めて店を開いていた「伝説のコンビニ」・<セブン・イレブン 原町西町店>だ。

 感動はない、普通に存在していた。

 それは、あたかも、「幸福の青い鳥」が、実は、一番身近に存在していたと言う事にも似ているような、似ていないようなさりげなさだ^^;

 駐車場に車は多く、多くのお客さんが来ていた。

 もしかして、午前8時が開店だったのかな。

 店の前には、女の子が「一人たむろ」して携帯を打っていた。

 最近、女の子に流行っている、艶めかしい模様つきの黒いストッキングを履いているのだが、嘗め回すように、下から上に視線を上げていくと、顔がスッピンで興が冷めた。

 いつもは化粧しているだろう眉なしの顔は、欠落感がつのるのだ。

 そこら辺の認識が、東京の女とは違う「詰めの甘さ」であろう。

 ゴミ箱の中の袋を取り替えている女性店員がいた。

「いらっしゃいませ〜♪」と元気がいい。

 私は、店内に入る。

 普通の光景。

 マガジンコーナーでは、コンビニ売りの「カイジ」を読んでいるニート風もいる。

賭博破戒録カイジ 人喰いパチンコ(1) 1000倍台“沼”編 アンコール刊行!! (プラチナコミックス)福本 伸行講談社

 いちお、店内を一周するも、特に変わったものはない。

 品薄感もない。

 私は、新聞スタンドから産経を取ろうとしたら、産経がない^^;

 産経の販売エリアではないのだろう。

 で、福島民報を手にした。

     

 それから、品数豊富な弁当コーナーでは、<3つのヒミツ!極上ロール>を選んだ。

     

 私は、セブンイレブンの紙コップのレギュラーコーヒー<バリスターズ・カフェ>を常飲している。

 だが、このコーヒー機を設置しているセブンイレブン店舗は少ない。

 私が通勤中に立ち寄る<セブン・イレブン 片倉南店>にはあり、いつも飲んでいる。

 ある日、違うセブンイレブンに行き、「紙コップのレギュラーコーヒーはないのか?」と聞いたら、店員に「セブンイレブンではやってませんね〜」と言われ、私は心の中で、「セブンイレブン全体じゃないだろ!? この店舗ではやっていないだけだろッ!!」と毒づいた。

 ・・・しかし、さすがは「伝説のコンビニ」!!

 <原町西店>にはありました^^

      

 Lサイズを購入。

 レジは二つで、二人の店員さんが切り盛りしていた。

 片方は、ここの店長さんでしょう。

 ニュースで、その顔を見たことあります^^

 もう片方は、スマートな初老の男性がやっていた。

 私は、こちらで会計してもらった。

 先ず、電子マネー<nanaco>に千円チャージして、支払いをした。

ななこSOS (3) (ハヤカワ文庫 JA)クリエーター情報なし早川書房

 合計金額がちょうど400円で、なんか嬉しかった。

 私は、この旅の目的「<伝説のコンビニ>での買物」を果たし、ご満悦で店を出た。

 店の外では、まだ、女性店員がゴミ袋を取り替えていて、「有り難う御座いました!」と元気に上品に言った。

 おそらく、オーナー店長の奥さんなのかな?

 ・・・うん、で、だ。

 この奥さんと、オーナーと、私の会計をしたロマンスグレーが、泥沼の三角関係にあったと仮定してみるのはいかがだろうか?

 ・・・震災後。

 オーナー 「やむを得ない。避難するぞ」

 奥さん  「私は残ります。お客さんの為に、店を開くべきです」

 オーナー 「とは言ってもなぁ・・・」

 ロマンス 「私も、奥方さんと残って店を開いていたいと思います」

 オーナー 「なに! (さては、俺が避難した後に、よろしくやるつもりだな!)・・・じゃ、じゃあ、俺も残るぞ」

 奥さん  「よ、良かった^^(チッ( ̄▽ ̄;))」

 ロマンス 「で、では、早速、開店の準備をしましょう^^(-。−;)」

 ・・・これが、開店の真相だ! ・・・な訳ないだろッ!!! スイマセン^^;

 だいたい、私は、コンビニの店員に可愛い子がいたら、いつも、その子をデートに誘うパターンを妄想したりする。

 コンビニって、男の妄想さえも満たしてくれる最高の場所だ!!!^^v

   ◇

   (参考)

 <原発自主避難の南相馬・原町地域で物資供給基地の役割を果たすセブン−イレブン【震災関連速報】(11/04/04 18:05)>

 福島県南相馬市は、震災の被害が甚大だったのに加えて、過半の地域が東京電力福島第1原子力発電所から30キロメートル圏内にある。25キロメートル圏にあたる同市の中心街、原町地域は自家用車こそ走っているものの、出歩く人の姿を見ることは皆無に近い。屋内退避地域だからだ。町並みをみても、ほとんどの店が閉店している。大型量販店などもすでに店舗の一時閉鎖を決定し、ドアを閉ざしたままだ。
そうした状況下で、セブン-イレブン原町西町店が営業を継続し、市民にとっての重要な物資供給基地となっている。入り口のガラス壁面には、歩くことが困難な老人などに食事を届けるボランティア募集の張り紙がある。

 同店店長の高倉豊光さんが一時閉めた店を再開する決意をしたのは「顧客が戻ってきている以上、これからも店を空けて営業し続けたい」という理由からだった。

 確かに、一時、市外に避難していた住民の帰宅の動きが相次いでいる。高倉さんは震災発生後も店を開けていたが、混乱の中で物資の配送との連絡が途絶えて、3月12日午後3時には営業を断念せざるをえなくなった。食料確保を急ぐ顧客が次々と来店し、「最後に残ったのはチーズ、バター程度だけだった」と言う。

 その後、高倉さんも一時、二本松に非難したが、住民が戻り始めたという話を聞いて、急いで戻った。そして、3月26日、近隣の30キロメートル外の店舗が営業再開するという話を担当のオペレーション・マネジャーから聞いて、「私の店も開くので配送してほしい」と求めて、営業再開にこぎつけた。

 「周辺では、年配の方々が生活に困って泣いていた。店を開いて、少しでも状況を改善したかった」

 再開した3月26日、顧客が殺到することが予想された。同店は、高倉さん夫妻とアルバイト二人という体制であり、それを心配した本部が5名の応援部隊を送り込んだ。予想通り、店を開けるや、顧客が次々とやってきた。商品配送から棚への陳列が終わり、開店したが、じつに1時間で、すべての棚がガラ空きとなってしまった。

 4月2日現在、次第に住民も落ち着きを取り戻して、再開当初のような状況ではなくなったが、それでも、駐車場スペースはつねに満車状態であり、入れ替わり立ち代り、顧客がやってきている。

 10時30分、この日の第1回目の配送があり、高倉さんたちが商品を棚に配置し出すと、おにぎり、食パン、サンドウィッチ等々に顧客の手が次々に伸びる。新聞は、あっという間に売り切れた。1時間経過すると、次第におにぎりの棚が開き始めた。

 配送は昼前と夕方5時から6時の2回。「次の配送は何時か」という問い合わせ電話が相次ぐ。配送時間が遅れることもあるので、高倉さんはあまり具体的なことは言わず、この地方の言葉である「晩方前(ばんがたまえ)」と答えるようにしている。顧客をがっかりさせたくないからだ。
   
 いま、高倉さんが望んでいるのは「屋内退避の規制の撤廃」だ。

 「誰でもここに戻りたがっている。しかし、物資が入ってこない。ガソリンを積んだタンクローリーも30キロメートル地点で、それまでの運転手は下りてしまって、代わって、自衛官が運転してガソリンスタンドに運んでいる。とにかく、モノを買えるようにしてほしい」  

 確かに、原発の危険度が詳細に公表されないままの屋内退避措置には矛盾が多い。

「その地にとどまってもいいが、それはあなたの勝手」というのは、いかにも政策としては無責任といわざるを得ない面もある。多くの市民が高倉さんと同じ思いを静かに募らせている。

                                   (浪川 攻 撮影:梅谷秀司 =東洋経済オンライン)

   ◇

 さあ、私は、『伝説のコンビニ』(クリック!)を口ずさみながら、南相馬の町を後にするのだった。

 PS.二年前にも前を通り過ぎた<原町大木戸店>も盛況でした^^


                             (次回、いよいよ、本当の最終回! 「タケノコ」 2011/06/05)

[映画『ブラック・スワン』を観た(短信)]

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☆遅ればせながら観て来ました。

 評価の高かった『レスラー』の監督の、これまた評判のいい最新作だ。

 『レスラー』では、一人のプロレスラーのかつての栄光と、その後の悲哀を見事に描ききっていた。

 今回は、クラシックバレエの世界を舞台に、「白鳥の湖」のプリマドンナに抜擢された主人公の、栄光への想いと、周囲との関係から生まれる強迫観念の世界が描かれる。

 似ているようで、少しテーマ性がずらされているが、主人公ニナの周囲には、「レスラー」でも見せられた、過去に縋る人々たちが垣間見られる。

 女性特有の神経質な世界が丹念に描かれているので、私にはそれ程グッとくるものがなかった。

 そもそも、この映画を見るのが遅れたのは、モダンバレエをやっている姪っ子と見たかったからなのだが、姪っ子は夢中で見ていた。

 母親の束縛や、ライバルへの恐怖心、主演の圧迫感、性への嫌悪・・・、色々と考えさせられることもあったのかも・・・、見終えて、かなり衝撃を受けていたようだ。

 また、私には「一瞬にきらめく箇所はあれど、ただのギスギス女」にしか見えない主演のナタリー・ポートマンが、姪っ子には、やたらと美しく見えたようだ。

 また、ナタリー・ポートマンの、専業ではないにもかかわらずの踊りに感心していたが、バストアップのカットの多用と、そこから聞こえてくるステップの遅さも見抜いていたのが、姪っ子、なかなか凄い^^

 そして、クライマックスには、ちょいと泣いていたようだ。

 主人公ニナの「完璧」の成就の姿を見たからだそうだ。

 私は、ダーレン・アロノフスキー監督の、やたらと「痛い描写(物理的に)」の数々に、とてもとても、作品に美しさを見い出せなかった。

 悪くはないが、佳作程度の認識だ。

 また、この監督、これから先も、この演出を続けていくのかな?

 そのうち、飽きられてしまうような、・・・いや、数年の一度の定番として固定客がつくのかな。

                                                      (2011/06/05)

[平等のラインと、マイナスの可能性の話]

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☆ふぅ、最近、残業が増えてきて、家計の安定に繋がり、ホッと一安心のミド蘭である^^

 そもそも、私は、最近異動してきた上司を評価しているが、新しい上司と言うものは、ともあれ、前任者のやり方を変えてしまうものだ。

 私は、なかなか、前任者には働き手として重宝されていた。

 だから、新任者となり、ここ二ヶ月ほどは、残業に代表されるような戦力としては干されていたのだ。

 もっとも、震災以後、仕事が少なかったこともある。

 しかし、私は、そのような点では腐らず、頑張って仕事をしていた。

 以下のことについては、そのうち、詳しく書くが、人間と言うのは、自分が、他者と比べて得ていた益については「当然」と考える傾向がある(果たして、残業が益かは別問題だが、今の貧乏な私には、辛い点もあるが益だ)。

 そして、上司が変わり、システムが激変すると、自分がこれまで得をしていただけに過ぎない事例の欠損を、殊更に「改悪だ」と声高に問題視したりする(左翼気質)。

 私は好きな人物ではないが、田中康夫の名言に「人間は楽を知ったら戻れない」があり、その延長としての、「人間は益を知ったら手放せない」があろう。

 私にはそんなことはなかった。

 私は、今までが、自分にだけ都合が良かったと、常に認識していたので、数々の不利益も、甘んじて受けた。

 私は、不思議と、楽を知っても、益を受けても、以前に戻れるタイプの人間だった。

 そのような思考回路が、私をして「保守」を自認する一要素でもある。

 それはまあ、個々の人間の「能力」の違いはあるが、それらをひっくるめた「平等」を認識していると言うことだ。

 多くの左翼気質の人間は、自分が平等のラインから飛び出ていた「恩恵」にあったにもかかわらず、それが平等ラインに戻されると、とたんに「権利」や「平等(誤)」「自由」を叫び出す。

 物事の客観的なバランスが見えていないのだ。

 故に、左翼は非常に歪なのだ。

 私は、現在の東電批判者の国民の多くを「左翼気質」だと断じているし、ならば、電気を生涯使うなよと言いたい。

 ・・・もちろん、体制側で既得権益にズブズブに浸かっている「自称・保守」もいる。

 さて話を戻す。

 残業である。

 私は、しかし、個々の作業者の「能力」を冷徹に分析すると、メンバーの中で、私は確実に上位にあると結論づけられたので、「益ある作業」から干され続けるのも、時機に終わるだろうと平常心で思え、

 仕事が定時で終わったら、映画を観に行ったり、午後05:40からの「クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!」を見たり、酒をかっくらったり、オナニーしたりしていた。

 いや、まいんちゃんをネタにしているわけではないからな!

 ・・・か、可愛い^^

 岡崎瞳でもしてないからなっ!!

     ・・・か、可愛い^^ 

 ・・・で、プチ臥薪嘗胆の日々を送っていたら、やっぱり残業が増えてきた。

 でも、今月は、もう充分に稼いだので、他の作業者に稼がせてあげてください^^

   ◇

 さて、以下の話については、今後も、これ以上は詳しく書くつもりないが、少しだけ・・・。

 我がミッドナイト一族も、一族の繁栄を目指し、大きな勝負をしようと考えている。

 金のない私は体を動かし、弟は業界知識を用い、姉は財力を駆使するか。

 だが、姉は、今回の勝負の成功に不安がある。

 流れをつくっている弟に「100%成功する!」の言葉を発して欲しいようだ。

 だが、何をやるにしても、人は真摯であればあるほど「100%の成功」を断言することなどできない。

 数パーセントの失敗の可能性を否定できない。

 故に、姉に躊躇が起きている。

 ・・・さて話が変わる。

 この、マイナスの可能性をどうしても否定できない、ってのは、福島第一原発の放射線量についての科学者のコメントと似ている。

 いずれの科学者も、人が居住している範囲の放射線量が、現在、危険であるとは言ってない。

 だが、仮に、0.0001%の可能性としては、人体に影響が出ないともけして言い切れないのである。

 故に、ニュースのコメントのほとんどが、科学者の言葉として「ただちに影響の出るレベルの数値ではない」となる。

 これは、全く人体に影響がないことと限りなく同義であるが、左翼的な気質の者どものヒステリーを誘発する。

 最近報道されている、事故間もない頃に被曝したとされる東電社員二人の、被曝放射線量が250ミリシーベルト超の恐れ、とのニュースがあるが、どうやら、これが、今回の事故で、人体が受けた最高の被曝放射線量である。

 専門家によると、今後、0.5%のガン発症の可能性が高まるのだそうだ。

 ・・・・・、・・・・今回の事故の、人が受けた最高の放射線量でありながら、あまりにも危険から遠い。

 ・・・じゃあさぁ、人はどうやったら、放射能で死ねるんだろうね・・・?

                                                     (2011/06/06)

[さすが! 滝クリ! 身も心も美しいぜ!(超短信)]

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☆やべっ・・・、昨夜、帰宅して、ちょいと横になったら、朝まで寝てしまった!

 で、朝にパソコン覗いたら、以下の記事があったので、転載して、昨夜のエントリーに変えさせて下さい^^;

 そう、「当たり前」のことなんですよね。

 《滝川クリステル、原発20キロ圏内にいたラブラドールを自宅で保護 「当たり前のことをしただけ」(2011年6月7日(火) 0:00 シネマトゥデイ)》

 <フリーアナウンサーの滝川クリステルが、福島原発から20キロ圏内の浪江町を放浪していたラブラドールを自宅で預かっていることがわかった。滝川は日ごろより、現代のペットブームの裏で殺処分されている犬や猫の問題に関心を抱き、時間に余裕が持てたら放棄された動物を自身で引き取りたいと考えていたという。そして今回、被災地で活動しているNPO団体を通じ、浪江町で保護されたラブラドールを本来の飼い主が見つかるまで約3か月間自宅で預かることにした。

 日本に未曾有の被害をもたらしたこのたびの東日本大震災では、家族や家、大切なものすべてを失った上に、愛するペットや家畜を置き去りにしてやむなく避難しなければならなかった人たちが大勢いる。その深い悲しみが自分のことのようにつらく悔しかったという滝川は、義援金の寄付をはじめ、衛生面に役立つ物資を持ってプライベートで被災地へ足を運ぶなど、積極的に復興支援活動を行ってきた。そんな中、普段より連絡を取り合うNPO団体が福島原発から20キロ圏内を放浪していたラブラドールを保護したことを知り、せめてもの救いとして自ら一時預かりを申し出たという。

 今年が5年に1度の「動物愛護法」改正の年ということもあり、幅広い活動を行ってきた滝川は「当たり前のことをしただけだと思っています」と約1か月前から生活を共にするラブラドールを引き取るに至った胸中を明かす。滝川の自宅にやって来た当時はあばらが見えるほどやせていたというが、現在は食欲も旺盛で、お互いの気持ちも通じ合っているように感じられるという。本来の飼い主が見つかるまで、約3か月間預かる予定だ。

 そして、危険を顧みず原発の近くで活動するNPO団体やボランティアの方に頭が下がるという滝川は、「飼い主を求めているのは、この震災で行き場を失った子たちだけではありません。日本中で新たな飼い主を求めている子たちはたくさんいます。多くの人の温かい気持ちが動いてくれることを願っています」とペット問題の現状を訴えた。またこれから、計画的避難区域からも飼い主と離れ離れになってしまった犬や猫がたくさん出てくることを危惧(きぐ)し、「小さな命を救える社会になって初めて成熟した日本になるのだと思います」と滝川は自身の言葉で力強いメッセージを世の中へ送った。

 自宅での犬の保護だけでなく、今も支援物資を送り続けている滝川。自分にできることを考え、行動している彼女の姿に励まされる人、背中を押される人は多いだろう。滝川は一人一人が被災地を思い、苦境を強いられている方々や動物たちを助ける人が一人でも増えることを願っている。日本の明るい未来のために。(編集部・小松芙未)>

 口だけならば「かわいそう、かわいそう」言って、東電批判・行政批判してる人はごまんといますが、

 リスク(と思われる)行為を堂々と実行できる人はなかなかいないものです。

                                                     (2011/06/07)

[映画『パラダイス・キス』を観た]

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☆「今夜はレイトショーで映画を見るぞ!」と決めた日に限って残業となるのが、マーフィーの法則(古い)^^;

 本当は、一人で「もしドラ」でも見ようかと思っていたのだが、午後の八時半までの残業で、その予定時刻には間に合わなかった。

 ならば、午後九時過ぎの「プリンセス・トヨトミ」を見るかと、その作品を見たいと言っていたババァ(母親)に電話して、「行くか?」と問うと、「明日は早いので行かない」とのこと。

 全然関係ないけど、昔、アミダ婆がタケちゃんマンと戦うときに、「これでもババァの端くれ・・・」と言っていたのは、いまだに笑えるセリフだ。

 「これでも女優の端くれ」とか言うのなら分かるが、「ババァ」と言う、何のステイタスにもならないものに属していることを標榜しているのが笑える^^

 それならばと、彼女に電話し、「午後10時前からの『パラダイス・キス』を観に行くか?」と問うと、

「イク、イク、イッちゃう!!」とのことで、<ワーナーマイカル日の出>の駐車場で落ち合いました。

 また、この間みたいに、映画館に客が二人きりならば嫌だなぁと思っていたら、今回はお客さん、たくさんいましたよ^^v

   ◇

 結論から言うと、かなり楽しんだ。

 幼い頃より勉強一筋に励んでいた受験期の女子高生が、ひょんなことからファッションの世界と巡りあい、その世界に誘ってくれた男と魅かれあっていく物語。

 主人公がモデルにスカウトされた、服飾系の学校の卒業ファッションショー・・・、

 そこで開花した主人公のモデルの才能と、パリに旅立ったデザイナーとの再会・・・、

 二つのクライマックスがあるが、その両方でも、私、ちゃんとホロリとした。

 最初に配給のワーナーブラザースのロゴが出てくるので、この作品は世界でも配給されるのかな、と身構えていたので、

 ロケ撮影は見事なれど、セットでの演技シーンになると、とたんに、韓国の「トレンディドラマ」でも見ているようなちゃちさが感じられて恥ずかしかった。

 特に、普段の生活では中々見られないような、向井理演じるデザイナーのファッションを見ていると、なんか、服装だけ浮いていて気恥ずかしく、また、丸顔なので帽子は似合っていなかった。

 もともと、向井理はイケメンじゃないから、これを「イケメン」で通すのは「無理を通せば道理が引っ込む」みたいだった^^;

 おそらく、世の中の女の子は、デートのときに、今回の向井理のような服装で来られたら、「ドン引き」だろう^^;

 だけども、エンディングでのヒロインとの再会の時は、「よそいき」臭が消えて、帽子もかぶっておらず、肩の力の抜けた、爽やかな好青年に変貌していたのが良かった。

 また、アトリエも、学生時代の地下から、窓からの風が爽やかなアップフロアーへと変わっていたのも、作り手の思惑だったらなかなかのものである。

 話を戻す。

 で、ワーナーブラザース配給から危惧された世界で見られるときの絵作りの恥ずかしさは、それでも、見ていたら、すぐになくなった。

 特に、女装の男性イザベラ(五十嵐隼士)が出てくるのだが、このような役柄は得てして、どうしても違和感を生み、作品の質を低下させるものだが、この作品では「男には見えるが、可愛くもある」と言う説得力ある女装の方であった。

 ・・・ちなみに、私、日本人の女なのに「イザベラ」を名乗る女と20年前につきあっていました。

 美人なのに、目が<ジャバ・ザ・ハット>みたいな女でした^^;

   ◇

 ・・・でも、違う問題が起きた。

 話の運びである。

 なんか非常に「ご都合主義」と言うか、それ以前の描写不足が酷いのである。

 何に起因するかと言うと、ヒロインの性格である。

 よく分からない性格で、優柔不断でありつつも、ツッコミは欠かさず、情に脆くも気は強く、ツンケンしているが肝も据わっていて、男っぽい点もあるのだ。

 作品の作り手が、アトリエでなんか話をさせたい、ラブホテルでいざこざを描きたい、教室で困らせたい、と思うと、そこに主人公は押し込められて、その場・その場で、作り手が恣意的に主人公の性格を改竄させているので、主人公の性格がワケ分からなくなっているのだ。

 また、その場・その場をつなぐエピソードが欠けているので、物語は「都合良く」「飛び飛び」で、ダイジェスト作品のようなおもむきになっていた。

 その様な不備が、ほとんど、向井理演じるジョージのセリフ「お前の意思はどこにある?」などで処理されてしまうのも、納得が難しい。

 ヒロイン・ゆかり役の北川景子は、可愛いけど、高校生役はギリギリだった・・・。

 物語の序盤で髪型を変えて可愛くなったのはドキドキしたが、メイクも濃くなり、次第に可愛いのだが、北川景子らしさが消えていったので、私は、「何が本来の北川景子の魅力なのか?」と哲学的なことを考えてしまった。

   ◇

 中盤で、色とりどりのファッションに生きるジョージに、ゆかりが「この制服こそ、私のプライド」と、勉強一筋に生きてきた結果の名門校の制服を誇るが、その後、多彩なファッションの世界に魅了される。

 だが、ゆかりがモデルとして大成し、ニューヨークで再会したジョージは、紺ブレの制服みたいのを着ている。

 そこが、二人の「折り合い」、・・・うん、「折り愛」のポイントみたいで良かったな^^

 私としては、モデルとして大成したゆかりが、ニューヨークで、「アムロがサイド6で親父に再会したような」シチュエーションでジョージと再会した方が、続編の可能性を持てたと思うのだが・・・^^;

                                                    (2011/06/08)

[[近況報告 (71・南橋本)]]

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☆前回の[近況報告 (70)]には続きがあって、「ぬいぐるみ墓場」なんてタイトル聞いただけで、皆、ワクワクなのだろうが、今日は、本日のバイトのことを書く、と言うか、疲れているので、おもしろ写真で誤魔化す^^;

 タイトル写真は、5日くらい前の「勝手にヤキソバ大会!」の時のホットプレートです^^

   ◇

 現場の南橋本に着くと、エスカレーターのメンテナンスが行なわれていて、エレベーターの階段のパネル一つ一つが分解されていた。



 こりゃ、めったに見られない絵面だぞ!

 続いて、町に奇声が轟いていたので、音の主を探すと、こんなんいました^^

     

 なんていう名の鳥だろう?

 尾長ニワトリ?

 タイムリーな、免震構造のマンションがあり、その説明パネルです^^



 南橋本の小さな小さな、僅か0.01ヘクタールの公園の、悲しい瞳の王様です^^;



   ◇

 帰りの本屋を覗くと、私の最も好きな名探偵の一人<銘探偵・メルカトル鮎>の活躍する新作が出ていた。

 迷わずに購入!

 最近忙しくて、小説を読むのは久し振りだ。

 これから読むのが楽しみだ^^

 皆さんも読め!

メルカトルかく語りき (講談社ノベルス)麻耶 雄嵩講談社

 こっちも超絶の傑作です。

メルカトルと美袋のための殺人 (講談社文庫)クリエーター情報なし講談社

 御手洗潔も凄いけど、メルカトル鮎もいいぞ!

                                                    (2011/06/09)

[映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』を観た(短信)]

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☆これなんだよ!

 超能力合戦の大好きな私の見たかった「?−MEN」はこれなんだよ!

 多種多様な超能力者が、敵味方に分かれて、サイキック・ウォーズを縦横無尽に繰り広げる。

 それぞれの能力者が、それぞれの能力・個性を「適材適所」とし作品を進めていく。

 「JOJO」のスタンドのように分かり難い超能力ではなく、ダイレクトに、でもさりげなく、さりとてけれん味たっぷりの発現のしかたもいい!

 大戦から冷戦を背景に、ミュータントたちの苦悩が上品に語られる。

 ノーマルに変化したミスティークの優し気な笑顔がたまらなく魅力。

 ミスティークやハンクの「普通」への憧れは、この作品のテーマの一つだ。

 チャールズとエリック(マグニートー)のあり方の、ゾロアスター的な二元論も、際立ってテーマ性を帯びている。

 双方の主張もまた、この作品の大きなテーマだ。

 私は、どうしても、マグニートーの能力と生い立ちに惹きつけられる・・・。

 彼のチャールズへの思いは、真っ当である。

 クライマックスは「キューバ危機」の大海原を背景に、大スケールの超能力合戦だ。

 よだれが出るような、たまらないビジュアルが盛り沢山だった。

 実際の歴史的な事件への超能力者の介入は、「サイボーグ009」の<ベトナム篇>を髣髴とさせてくれた。

 そして、悪を倒した<?−MEN>たちを「人類の敵」として始末しようとした米ソの軍隊からの攻撃があり、

 それを、目前の事実として目にし、

 単独の大超能力で反撃してくれ、「お前は兄弟だ! 争いたくない」と言ってくれたマグニートーに対し、

 「別離」を宣言するチャールズには、どうしても100%の信頼は向けられない・・・。

 そのチャールズの不誠実が、「車椅子生活」を余儀なくされることになった・・・。

 正直、この「エピソード0」は、「シスの復讐」にも匹敵する説得力を持っていた。

 ・・・マグニートーの能力は、文明(鉄の集積)への最大の脅威なのだな。

 ああ、傑作娯楽作品!!!

 PS.ダーウィンの死に様の、細胞が必死になって環境に適応しようとする様に、神秘が感じられました。

                                                         (2011/06/10)
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