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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[東日本大震災(東京の私の思い・4)]

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☆やあ、あきる野市は、予定より早く計画停電が明けて、今、こうして、みんなに会えたわけだよ。

 えっ? 俺が誰だって?

 俺? 俺は、マイケル・シーベルトだよ^^

 まあ、その名の由来よりも、先ずは、今日の報告をしようね。

 昨日から、私が働く物流倉庫の物量も増えてきて、私は、「ああ、こうして、どうにかこうにか、経済は流動していくのだな・・・」と思っていた。

 甘かった。

 物流の流れの下流、出荷先が受け入れきれなくて、大口がキャンセルになった。

 ガソリン不足により、各中継地からの各店舗への輸送がままならなくて、各中継倉庫がオーバーフローなのだろうか(「オーバーフロー」という言葉を最近覚えたので、使いたかったのだ^^;)。

 でも、いったん、コンピューター管理システムに入力してしまったので、我々は黙々と「後でしまう事になる」荷揃え作業をした。

 奥様パート軍団たちも頑張ってピッキングしていた。

 いったん用意された大量の出荷キャンセル品は、後日、各蔵置場所に戻されるのだろうが、人件費など、出費が大きいだろうな。

   ◇

 昼休憩をとっていた時、大きい揺れが二つあった。

 一つ目の震源は千葉で、二つ目は宮城だった。

 ・・・余震がやむ気配がない。

 我々も慣れたもので、昼食を摂っていたのだが、「食えるときは食っておこう」と揺れの中でもバリバリ食った。

 今日の会社の弁当は、メインおかずが「カツ丼」風で、それを食べずに避難するのは避けたかったので、揺れていてもすかさず食った。

 先ほど、あきる野の計画停電が終わる直前(午後八時過ぎ)も、私がベッドでフテ寝していたら、やはり揺れた。

   ◇

 遅番の俵さんが出勤してきたので、ガソリン事情を聞くと、「昨日、満タンにした!」とのこと。

 長い行列に無意識に横入りする道の流れで、一時間の待ち時間で給油できたそうだ^^;

 私も、明日は並ばなくちゃ。

   ◇

 妹が、「八王子のイトーヨーカドーやセブンイレブンにはコメがある」と言っていたので、

 Iさんに訪ねたところ、「でも、ヨーカドーは、混雑で地獄だったよ」とのこと。

   ◇

 私は、朝、片倉のセブンイレブンに行ったけど、何もなかった。

 何故か、チーズクラッカーが4袋あったので、3袋購入しておいた。

 一袋残したのは、全部買うには良心が咎めたのだ・・・。

   

   ◇

 さて、八王子の計画停電は午後3時20分からの予定だったらしいが、会社には自家発電設備があるので、特に問題なく過ごした。

 そして、ちょいと残業して、車で帰宅する。

 私は、国道16号線をあきる野市に北上する。

 途中、八王子市街を突っ切る。

 中央線も渡る。

 その辺りで、信号が「フッ…」と消えた。

 世界が変容した!

 これが、超ハイテク国家・日本の「今」の姿なのか・・・。

 街は一瞬にして生気を失い、だが、道を行き交う車輌だけが、不気味な息遣いを発していた。

 私は、太ももに鳥肌が立ち続けた。

 空には下弦の月が出ていて、蒼い雲を立体的に浮かび上がらせていた。

 各十字路では警察官が手信号での誘導をしてくれていた。

 特に重要な十字路(16号と甲州街道の交差点)などは、信号が生きていた。

 が、あきる野市に入ると、完全に真っ暗闇であった。

 私は、その暗闇での走行に思い出がよみがえった。

 <東北ダム巡り>・・・、その日の泊まる場所を求めて、青森から岩手の太平洋岸海岸線を南下したのだ。

 街灯が全くなかったのだ。

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)?<異なる恐怖・恐山篇・暗闇ドライブ篇>』](クリック!)

 不思議な経験であった。

 あきる野市にて、夜の岩手の海岸線ドライブを思い出させたのが、岩手の海岸線を破壊しつくした地震の、あきる野市への間接的な影響であることが、だ。

 世界は蒼かった。

   ◇

 帰宅すると弟がイタリア出張から帰ってきていた。

 あきる野市は計画停電中であった。

 一週間前には予想だにしなかった日本の状況に驚いていたことだろう。

 もっとも、イタリアでの、日本の大地震の報道はエキセントリックで、あたかも、日本が滅亡するかのようで、弟は、「いざとなったら、自分だけでもイタリアで生きたほうがいいのかな・・・」と思ったほどだったという。

 津波の映像は、色んなシチュエーションで何度も放映され、泣き叫ぶ人の姿も繰り返し流されていたそうだ。

 それらが、スローモーションに編集され、賛美歌がBGMなのだそうだ・・・。

 弟は、「これって、『金八先生』の第2シリーズの、加藤優や沖田浩之が機動隊に連行されるときに中島みゆきの『世情』が流されるのと同じ演出じゃねえか!」と思ったそうだ。

 私は、「いやいや、それって、加藤優は役名だけど、沖田浩之は芸名だべ」と思ったそうだ。

   ◇

 で、マイケル・シーベルトのネタに話を戻す。

 マスコミでは、福島第一原発の事故での、外部への放射能漏れが末期的な状況のように語られているが、現在のところは、それ程ではないと言うことを記したいと思ったが、

 今、ちょいと花粉症の薬の副作用で眠くてしょうがないので、明日に回す。

 ただ、お昼のワイドショーの「シーベルト」認識は酷いね。

 わざとに、シーベルト(Sv)とミリシーベルト(mSv)とマイクロシーベルト(μSv)を、視聴者に不安を募らせるように混同して語っている。

 まだ、朝のみのもんたのニュースの方が、冷静な語り口だったよ・・・。

 とりあえず、おやすみ^^

   PS.22:45に、また揺れたね・・・。

                                                     (2011/03/16)

[東日本大震災(東京の私の思い・5)]

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☆今日は、帰宅して、明日が二日酔いにはうるさくないバイトなので、今現在、かなり酔っ払っている(やはり、ここ一週間の疲労は一般人の私にも大きいのだ)のだが、

 今、閲覧者が多いので、短くも頑張って書く。

 なお、「原発事故・過剰不安煽り報道」についてだが、昨夜辺りから、それを改める姿勢がマスコミに見え出して、多少は落ち着いてきた。

 穿った見方をすれば、それは、原発事故が「煽り段階」を過ぎたことを意味しているのかも知れん・・・。

   ◇

 昨日予告した、マイケル・シーベルト氏による放射線量解説ネタが、みんなに新鮮じゃなくなってしまったと思うので、それは中止し、リンクを貼っておく。

 せっかく、これらの記事の前に、自分なりに理解できたのになぁ。

   <放射能漏れQ&A 都内などは「微量」正しい知識で冷静な対処を (産経 2011/03/16 21:04)>

   <放射線を防ぐには? 健康への影響は? 広がる不安 (産経 2011/03/17 19:04)>

 この記事の中では言及されていないが、「毎時(/hour)」の概念も重要である。

   ◇

 今回の一連の「東日本大震災」のエントリーの中で何度も名前の出ている、私の同僚の、バカで有名な<足らんQ>氏であるが、立川在住のNさんの「同じ立川でも、昨日停電したウチの道を隔てた対面の住宅地は電気がついていたんですよね〜」の言葉にこう答えていた。

「知ってるか? 今回の停電は、地域によって、停電の起こる日時が違うんだぜ!」

 ・・・、・・・計画停電が始まってから三日…、そんなことを知らなかったのは、あんただけだよ!

   ◇

 だが、バカで有名な<足らんQ>氏は、昨日、ガソリンスタンドの行列に並んで、給油をしたそうだ。

 私、<足らんQ>氏に、比較的早く給油できそうな、そのGSの場所(八王子の寺田「エネオス」)を聞いて、退勤後、行ってきました!

 午後5時に仕事を終え、5:10から並び始め、ちょうど一時間後の午後6:10に、三千円分ですが、給油をし終えました。

 三時間待ちを覚悟していたので、待ちが一時間で済んでホッとしました^^v

 給油を待ってる間の車内ラジオから、番組内で「停電の中でつまらなくしているだろう子供たちへ」とし、「アンパンマン」の主題歌を流していたのだが、その歌詞を聞いていたら、目に涙が溜まってしまったよ。

          『アンパンのマーチ(作詞 やなせたかし 作曲 三木たかし)』

そうだ! 嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け! 皆の夢守る為

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも

そうだ! 恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け! 皆の夢守る為

時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ! 嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け! 皆の夢守る為

   ◇

 以下は、給油待ちの車内から、バックミラーに映る大行列の姿です。



 三千円分までしか入れられないのはローカルルールだが、いいことだと思う。

   ◇

 帰宅すると、弟が、近所のスーパーでコメを購入していた。

 正直、我が家のコメは底をついていたので、弟のファインプレーである。

 入荷の時間に、偶然にも居合わせたのだそうだ。

     

   ◇

 ・・・では、寝ます^^


 また、明日!!!

                                                    (2011/03/17)

[東日本大震災(東京の私の思い・6)]

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☆今日はバイトでした。

 相模大野に行ったのですが、その前に、八王子は堀之内を過ぎると、やっぱり<エネオス>に給油待ちの行列が出来ている。

 新日本石油、強し、か?

 が、行列の先の手書き看板を見ると「ガソリン売り切れ・入荷未定」と書いてある。

 朝の八時半で、スタンドにはスタッフが誰もいない。

 先頭で待っている人に聞いてみると、「午後二時に入荷する」そうなのだ。

 うは! 六時間待ちかよ。

 で、バイトを終えての帰宅時、そのGSを見ると、押し寄せる車にガンガン給油していた。

 でも、行列は500メートルぐらいありました・・・。

   ◇

 相模大野には、京王線と小田急線を乗り継いで行った。

 両路線は高架上に線路があるが、駅で改札を抜けてホーム上にあがるのには階段やエスカレーターがある。

 エスカレーターは停まっているが、私のような重い荷物を持っている者や、体の不自由な者のために、エレベーターは稼動していた。

 私はバイトで使う重い荷物を持って、エレベーターに乗る・・・、と、化粧の厚い、まつげエクステをバリバリにしている、ゴージャスな髪型の「イイ女」が走ってきた。

 私は、「開」ボタンで待ってやった。

 乗り込むと、その女は「有り難うございます^^」と言った。

 私は無言で頭を下げつつ、(本当に感謝の気持ちがあるなら、俺と結婚しとけ)と思っておいた。

 で、だ。

 多摩センターで京王から小田急に乗り換えるに際し、私は、京王多摩センターでエレベーターで改札の階へ。

 その時、赤ちゃんを乗せた乳母車を引いた若いお母さんが乗り込んできた。

 やっぱり、私は、「開」ボタンで待ってやった。

 乗り込むと、その母親は「有り難うございます^^」と言った。

 私は無言で頭を下げつつ、(本当に感謝の気持ちがあるなら、赤ちゃんのホッペをムニュムニュさせろ)と思った。

 で、小田急多摩センターでホーム階に上がるためにエレベーターに乗り込むと、また、同じ乳母車のお母さんが、同じシチュエーションで乗り込んできた。

 乗り込むと、その母親は「有り難うございます^^」と言った。

 私は無言で頭を下げつつ、(本当に感謝の気持ちがあるなら、赤ちゃんのホ(以下ry

 さて、新百合ヶ丘での乗り換えのとき、私がエレベータに向かうと、やっぱり、同じ乳母車のお母さん・・・。

 しかし、ここからの小田急線、エスカレーターはおろか、エレベーターまで停止させていた。

 私は、先を急いでいるので、すぐに重い荷物を担いで、階段を上った。

 乳母車の奥さんは、その後、どうしたのだろうか・・・?

 相模大野の駅も、エレベーターが停められていて、私は、バイト作業が始まる前から、非常に疲れさせられた。

   ◇

 相模大野は、お洒落で賑やかな町だが、節電で、各所で電灯がセーブされているので、やや精彩に欠ける町の雰囲気となっていた。

 時おり、節電時間に関する、市の広報課による放送が遠く聞こえる。

 広い相模原はグループが複雑に分かれているようだ。

 こんな、半戒厳令下のような状態でも、子供は元気に外で遊んでいる。

 市立谷口台小学校では、男の子が校庭でサッカーをしていた。

 幾つかあった保育園でも、幼児が砂場で遊んでいた。

 袋小路の区画の家では、四歳くらいの少年がローラースルーでグルグル回ってたし、女の子がゴムのついたボールをヨーヨーみたいにして撥ねさせていた。

 放射能を気にする様子はない^^;

 ・・・女の子で思い出したのだが、今、テレビCMは自粛の嵐で、AC(公共広告機構)のコマーシャルばかりやっているよね。

 その繰り返しに、視聴者から反発が出ているようだが、私は可愛い幼女がいっぱい出てくるので嬉しい。

 リサイクル啓発のCMの愛子様似の娘、親と子のスキンシップ&コミュニケーション推進のCMの幼女3人、子宮頸ガン定期検診推進のCMの仁科亜季子の娘さん(もう大人の女性だが)、そして、数度しか見ていないので何のCMか分からないのだがアヤカ・ウィルソン!!

 ・・・すれ違う子供たち(小学生低学年)の会話が聞こえた。

「信号が点いているから、ここは停電じゃない!」

「へーっ、そうなんだ! 物知りだね^^」

 この間の日曜は、昭島でバイト作業していたのだが、やはり子供たち(小学生低学年)がこんな会話をしていた。

「東京でも、5人が死んじゃったんだよ・・・」

「えっ!? なんで、ジシンのとこから遠いのに」

 子供は子供なりに、情報を仕入れている・・・。

   ◇

 作業が相模原の旭区に入ったとき、日没間際だった。

 その地区は停電中だった。

「やばい! 日が沈んだら、真っ暗闇だ!」

 私は作業のスピードをあげた。

 が、日が沈んでしまった。

 月明かりを頼りに作業を続けるしかないのか・・・。

 と、その時、街が暖色に包まれた。

 午後7時解除の予定が、早まったのだ。

 私は作業を進めた^^

   ◇

 今日は一日中バイトで、ニュースを見る暇などなかったのだが、特段、原発事故も変化はないようだった。

 よく、自衛隊や、東電の現場作業員の決死の活動を、主に活字メディアが、「政府の無策で命を散らす」風な言い方で表現している。

 確かに、あんたらの選んだ民主党は無能・無策・スロー・あさって方向であるが、ここでは、その問題は置いておく。

 私は、現場・・・、つまり中心で活躍できている男たちが羨ましくてしょうがないのだ。

 私も、心から、そんな場所で活躍したい。

 男たるもの、そういう場所でこそ、輝ける。

 私には妻も子もいないので、そういった生き死にの場所での活躍に躊躇がない。

 人生で、4人の処女を奪った私は、ある意味、「もう充分」だろう。

 志願者を募れば、私がやる。

 その代わり、借金返済と、墓の費用と、前日の高級ソープ代は国に出してもらう。

 でも、私は、保守派内でもそうだけど、『アルマゲドン』のスティーブン・ブシェーミ扱いなんだよなぁ・・・。

 私は、フォークリフト運転手なので、あのような現場では、フォーク技術は絶対に役立つはずなのだが。

 でも、弟は、私のそんな性格を熟知しているので、おととい辺りから、ずっと「行くとか言うなよな!」「行くな!」「行かせない」と釘を刺し続けている。

 でも、来月辺り、有給を二日間、高級に…! じゃなくて、・・・有給を二日間、公休に足して三連休にして、東北に行ってみたい。

 もちろん、行くならば、車に大量の救援物資は乗せていく^^

 実は、月曜日に、母親の知り合いの共産党の元市議のおばさんが、立川の相互病院の医者と東北に旅立ったのだ。

 母親は、捨てられずにいた父親(三年前死去)の防寒着を大量に持たせたそうだ。

 私は、そのおばさんが羨ましい。

 私も、借金さえなければ、そいつらについて行ったと思う。

 借金があると、残った者に迷惑がかかるからなぁ。

 カンボジアの地雷原を歩いた頃が懐かしい・・・。

 私は、死に場所を求めるかのごとき活躍に生きがいを見い出したいのだ。

 微少の放射能にビビって、テレビに愚痴をこぼしているような人間じゃない。

 ・・・ただ、僅かな放射能を心配している者たちの多くは「人の親」なんだよな。

 きっと、自分だけならば、それ程の恐怖はないのだろう。

 自分の子供が苦しむのが辛いのだろうな。

   ◇

 ああ、もう遅い時間になってしまった!

 まだまだ書くことはあるのだが、今日はこれまで!

   ◇

 このニュースはちょいと悲しいが、やむを得ない。

   《少年ジャンプなど発売延期=東日本大震災の影響で(時事通信 2011年03月18日)》

 <東日本大震災の影響で用紙などの資材や電力、輸送手段の確保が困難になっているため、雑誌の発売を延期するなどの動きが広まっている。
 集英社は「週刊少年ジャンプ」17号の発売を28日から4月4日に延期。31日発売の「週刊ヤングジャンプ」18号は次号との合併号に変更し、4月4日発売予定の月刊漫画誌「ジャンプスクエア」5月号は6月号との合併号として4月21日に発売する。・・・>

                                                      (2011/03/18)

[東日本大震災(東京の私の思い・7「最低最悪のレトリック」)]

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☆すいません、連日忙しく、疲労がピークに達してきたので、今夜は短めのエントリーで・・・。

 また、今日の東京は花粉が酷かったぁ。

 確かに、今年は例年になく飛散量が多いようで、頭痛はするし、私の場合、咳が酷い。

 例年は、寝る前に一粒、エバステル錠を呑むだけだったが、

 今は、とにかく、喉ちんこから血の味がしてくるほど、嫌な音の咳がとまらなくて、

 病院で、シングレア錠(10mg 気管支喘息、抗アレルギー薬)やテオロング錠(100mg 喘息や気管支炎の炎症を抑える)、ホフバン錠(10mg 咳中枢を抑制し、咳を鎮める)とツムラ麦門冬湯エキス顆粒(痰の切れにくい咳、気管支炎・気管支喘息を改善)まで処方してもらい服用している。

 前者の方は、点眼・風邪薬も一緒に貰い1000円掛からなかったのに、後者のほうは、3000円弱も費用が掛かった。

 高い薬を飲むようになったってことは、それだけ、私も歳をとってしまったのだろう・・・。

 被災者の方で、体に変調をきたしている方も多いだろう。

 厚労省は、3/15付けで、被災者は処方箋なしで処方薬の受け取れる事務連絡を通達している。

 当然のことだが、当然のことが出来ない民主党政権にあっては、このニュースを聞き、私は、ちょっとホッとした。

 私は、春は花粉症になるし、数年に一度、尿管結石で七転八倒の苦しみをするので、

 もし、避難所暮らしの、薬を持ってない中で、尿管結石の痛みに襲われたと考えると恐怖である。

 そのような方もいるに違いないのである。

 薬を呑みさえすれば、すぐに痛みはなくなるのだが・・・。

 また、花粉症の人で、鼻紙がないってのも地味に、でもめっぽう辛いんだよね。

   ◇

 対して、やっぱり、民主党は揃いも揃って、しょうもないなと思ったのが、事故を起こしている福島原発3号機への、自衛隊ヘリでの海水投下(3/17)に関しての北沢防衛相のコメントを聞いたときだ。

 ・・・以下は、「覚え書き」として残しておく。

 私は、この発言を、仕事の休憩時間に聞いたのだが、「極まったなぁ〜」と暗澹たる思いになった。

 こんなセリフを臆面もなく公(おおやけ)で語り、よく生きていられるなぁ、と思った。

   ・・・「3号炉の現状報告に基づき、私と菅直人首相が昨日、話し合いをする中でそういう結論に達した」・・・
   ・・・「首相と私の重い決断を折木良一統合幕僚長が判断し、統幕長の自らの決心の中で投下を実行すべしということになった」・・・

 ・・・、・・・もはや、一省庁のトップが語れる内容とは思えない最低最悪の「おぞましいレトリック」に満ちたコメントである。

 簡単に言うと、「成功したら自分達の手柄、失敗したら幕僚長の責任」ってことを言ってるのである。

 先ず、前提として、「あらゆる私情、あらゆる党勢」を度外視して行動すべき国難の状況、がある。

 だが、民主党政権にあっては、それが全くない。

 この期に及んで、災害対策の中枢にレンホーやツジモトを呼び寄せる始末。

 パフォーマンスをやっている。

 何十万人もの国民が苦しんでいるときに、だ。

 そして、今回の「海水投下」作戦だ。

 先ず、?・素人目にも、全く効果のない作戦であること(同じく素人の私はずっと「放水車を使え」と言っていた)

 ?・それは、現場のプロでない菅の思いつきであること

 ?・また、その成功に一口乗ろうと「私と菅直人首相が昨日、話し合いを」と北沢が作戦発案に自分の名を加える

 ?・二人とも、この作戦が失敗するとは思っていない

 ?・自分らの発案を政権指揮下の自衛隊に行なわせることによって、「政治主導」を演出

 ?・その行為が、多くの国民に、
     「現場の状況をよく分からずに、現場に口を出して引っ掻き回す中小企業の二代目社長」
         のように思われているとは考えてもみない(これは、菅の東電に対しての態度と同じ)

 ?・その茶番劇を、作戦に参加する自衛隊員の命を危険に晒してまで、自衛隊にゴリ押しさせる内閣の精神性

 ?・素人目にも意味のない、無駄に部下の命を散らせるやも知れない作戦を、
     決定権者たる菅の「思いつき」で、だが、自分の責任として行なわなくてはならない幕僚長の忸怩たる思い

 ?・あまりにも微々たる存在の、原発を背景にしたヘリに吊り上げられた海水袋

 ?・蒸発し、「にわか雨」になった数トンの海水

 ?・指示した菅らも、「にわか雨」に呆然とし、その結果を濁すことしか出来なかったのだろう

 ?・ある意味、「リーダー」とは、「責任を取るためにだけ存在」していることを分かっておらず、
    菅も北沢も、その「リーダーの役割」を配下にある自衛隊の幕僚長に押しつける

 ・・・そして、折木統合幕僚長は、「リーダー」として、全責任が自分にあることを甘んじて受け入れ、

 この国が、現在、「リーダー不在」であることを身を持って知るのである。

   ◇

 菅が自民党の谷垣総裁に入閣を依頼して拒否られたそうだ。

 私は、でも、これまでも「大連立」を願っていた。

 何故なら、自民党が在野の時間が長いほど、民主党による国家崩壊が加速度をつける。

 私は、「一刻」が惜しかった。

 そして、今、「一刹那」が惜しい。

 民主党が甘えつくしているのは分かる。

 だが、日本のことを思うなら、自民党はすぐに、現バカ政府に力を貸すべきだ。

 自民党が「駆け引き」している間に、直接的にも間接的にも、死者がドンドン増えていると思ったほうがいい。

                                                     (2011/03/19)

[東日本大震災(東京の私の思い・8 「ホワイトアウト」)]

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☆今日もバイトでした。

 このバイトにおいて、私は、私の思想や信念に関係なく、与えられた作業をやっているのだが、今日のクライアントは民主党だった。

 日頃、民主党に文句ばかり言ってるのに、私は最低である・・・。

 特に、「この国難に、システム末端の真っ当なる緊急動作を、一つづつ潰していくかのごとき国政のTOP党」に加担するような行為はあってはならないだろう。

 だが、私は金がないので、それでも喜んで受ける。

 不思議である。

 ほんの数百キロ離れた、同じ言葉を話す同胞の地では、原始に戻されたかの如き状況を示しているのに、私は、相も変らぬ「現実」の金策の工面に奔走しているのである。

 ・・・悩んでいてもしょうがない。

 目の前のやるべきことをするのが、巡り巡って「みんなのため」だ。

 分かり易い行動も、すぐにするよ・・・

   ◇

 で、とある民主党の市議会議員さんからの仕事を受けたのだが、その議員さんが住んでいる地区での作業なので、会社は、その議員さんに挨拶をしてこい、と言う。

 まあ、それも良かろうと思ったのだが、その居住している場所が、「とあるスーパーの近く…」と非常にアバウトな説明なのである^^;

 私は、作業をしながら、その地区の地図を塗りつぶすかのように歩き回った。

   ◇

 東京都下の町は、本日は計画停電こそないが、節電で、昼間ではあるが、例えば、いつもは点いているようなコンビニの大きなシンボルマークなどが消灯しており、開店しているのに、閉店でもしているかのような印象で、町は生気に欠けている。

 こういうとき、ラーメン屋の暖簾はいい。

 電気を必要としていないのに、ヒラヒラと町を活気づかせる。

 しかし、世間様は三連休、ガソリン不足の所為か、どこの家庭もお出かけが避けられ、さりとて、家にいるのも飽きてきたのか、公園で遊んでいる家族連れが多い。

 ふぅ〜・・・、しかし、幼女ってのは何であんなに可愛いのだろう。

 「ママァ!」とか「パパァ!」とか、声を裏返らせてチョコチョコと歩み寄って行く様など、究極に可愛い^^

 こんな子の幸せのためなら、私は、福島第一原発での作業も不惑で挑める。

 前々回(クリック!)にも書いたが、繰り返されるAC(公共広告機構)の「親と子のスキンシップ&コミュニケーション推進CMに出てくる三人の愛幼女だが、私は特に二番目に出てくる、「ウキャウキャ」言って母親に歩み寄る二歳くらいの子が好きなのだが、最近、気づいた。

 あの子、「ウキャウキャ」と近づきつつ、「お手手ェ〜!」と母親の手を求めているのだ。

 また、ラジオでも、このCMが頻繁に流れているが、上気の女の子は、ラジオ版では「お手手ェ〜!」とは言わないで、テレビ版の三倍くらい「ウキャウキャ」言い続けている。

 どっちにしても、可愛過ぎる^^v

   ◇

 防衛省は、福島第一原発の瓦礫除去に戦車(74式戦車)を導入するそうだ。

   《原発内のがれき除去に戦車投入へ 防衛省 (朝日 2011年3月20日18時55分)》

 戦車なんて、ただパワーがあるだけだろ? 記事を読むと、ブルドーザーのような「排土板」がついているだけだ。

 じゃあ、例えば、瓦礫が「テコでも動かない」状態で固定されていたらどうする?

 微妙な作業の出来ない「排土板」ではどうにもならないぞ!

 ならば、フォークドライバーの私の出番だ!

 フォークリフトはいいぞ!

 刺す・持ち上げる・やや吊る・広げるなどなど、微妙な作業が出来る。

 六トンフォークまでなら経験あるぞ。

 フォークで原爆処理をした私(←クリック)ならば、原発での作業も苦じゃない。

 冗談めかして書いているが、本気なので、誰かオファーしてくれ!

   ◇

 ・・・さて、話を戻す。

 私は、バイト作業をしながら、その地区の地図を塗りつぶすかのように歩き回る。

 しかし、ない。

 地図では、山の中に、数件の家屋があるので、行ってみたが、千手観音のお地蔵さんがいただけだ。



 お地蔵さんを写真に収めて、再び歩き始めると、梅の花びらが散って、舞った・・・。

 議員宅が見つからないのは、その議員さんが、私を試すために仕掛けた罠のような気もしてきた…、ちゃんと作業をしてくれているのか、と。

 その地区の、地図上の98パーセントを走破したと思う。

 私は途方にくれた。

 目の前の家の前で、二人のおばさんが立ち話していた。

「私は、○○さんのお宅がこの近くと聞いたのですが、どこですかね?」と聞いた。

 片方のおばさんが、妙に人懐こい笑顔で、「そこを右に行くと分かるわ^^」と行った。

 私は、「有り難うございます^^ その方の依頼の仕事をしているので、せっかくだから挨拶しようと思いまして^^」と答えた。

 すると、もう一人のおばさんが、「こちら、その人のお母さんなのよ^^」と言った。

 狭い地区だが、それ程には狭くない。

 困った末に、尋ねた人が、目的の人物のお母さんとは・・・^^;

 私は、その僥倖にビックリ!

「そ、それはそれは、凄い偶然です^^」

 私は頭を下げて、目的地に向かった。

 民主党の議員なのに、その御母堂の控え目な態度に、私は妙な親近感を感じてしまうのだ。

 是非、頑張って欲しいものだ。

 ・・・そう、民主党! 今、マジで頑張ってくれ!

 あんたら、一年後には、もはや存在しない状況にあるんだぜ!

   ◇

 最近、女の子のファッションで、黒ストッキングに模様が入っているのがあって、町でよく見かける。

 凄くエロくて、見惚れてしまう。

 おい! 娘っ! 俺はいいぞ!

 刺す・持ち上げる・やや吊る・広げるなどなど、微妙な動きが出来る。

   ◇

 書き漏らしたのだけど、[東日本大震災(東京の私の思い・3)](クリック!)で書いた、「ちゃんとマニュアルで方法が決まっていたのに全く機能していなかった、災害時の、学校側から各家庭への生徒の引渡し」についてだが、

 私は、実際はこんなものなのだろうと思っていた。

 あの地震に際し、教諭側も、頭が真っ白になってしまったのだろ。

 「振り込め詐欺」についての知識はあるのに、実際、自分に、そのだましが仕掛けられたとき、知識と、目の前の現実を繋げられないのと同じだ。

 これが、世に言う「平和ボケ」だ。

 私も、「平和ボケ」だ。

 知識として、有事(戦争・災害・犯罪)を知っているが、行動を伴っていないので、いざという時に、頭がホワイトアウトをし、為す術を知らず、為されるがままになってしまうのだ。

 では、それを克服する、その為には、何が必要か?

 繰り返しの予行練習である。

 私も、このような事態になるとは、普通の方と同じく全く思ってもみなかったのだが、

 避難訓練でも、短いタームで、それが身につくまで、繰り返し繰り返し行なわれるべきだったのだなと、今更だが思う。

   ◇

 今日のガソリン話。

 バイトの事務所のある八王子では、やはり、エネオスは確実にガソリンを供給し続けているね。

 今日は間違って、行列に横は入りし、他の人から「後ろに並び直せ!」と怒鳴られている人を見た^^;

 本職の会社の「給油できる場所」情報リストでも、各所のエネオスの名が並んでいる。

 でも、今日は、エッソやコスモ石油も行列が出来ていて、バイトメンバーの中には「運良く15分待ちで給油できた^^」と喜ぶものもいて、このガソリン狂想曲も、そろそろ終わりのときを迎えるのではないだろうか?

   ◇

 帰宅時、やはり、節電が続いていて、街灯がほとんど消えている。

 暗い。

 が、その静かな空間形成が、私には心地良い。

 でも、八王子バイパス辺りの暗さは、ちょいと危険な感じがした。

   ◇

 では、また明日!!

 おっと、同僚の岡部氏が「今の日本の現状に、この本の内容が合致するので、ブログで紹介してくれ!」と言ってたので、紹介する。

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかナシーム・ニコラス・タレブダイヤモンド社

 ・・・ただ、岡部氏、小沢一郎を支持しているんだよなぁ。

 私にとっての小沢一郎は「政局屋」でしかない。

 全く、政治思想を持っていない人物だ。

 自民党にいたら、「アタッチメント」として、凄く力強い人物だが、民主党にあっては、国家を漂流させる元凶でしかない・・・。

                                                    (2011/03/20)

[東日本大震災(東京の私の思い・9 「我慢は必要」)]

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☆はてさて、忙しい。

 今日は残業でした。

 次第に、私の会社からは、震災の影響が薄れてきている。

 もしかして、震災の影響で忙しいのかも知れないが、それはそれで良い^^

 今日は、余震もないようだった。

 だが、もちろん、このシリーズは続ける。

 このシリーズを続けることが、私の「行動」でもある。

 疑問を持つ方もいるかと思うが、ならば、試しに、あなた、三日間、同じように書いてみろ!

 どれだけのパワーが必要かわかるはずだ。

 斜め読みしていた「2ちゃんねる」の速報ヘッドラインに、倖田來未が被災者に対して「私には歌うことしか出来ません。みんなの不安や、悲しみを、歌を通して少しでも勇気づけられることが出来れば」と語ったトピックがあった。

 レベルは違うが、私も、「かくことしか出来ない」から書くし、寝る前にはアダルトビデオを見てかく。

 ・・・で、話は、疲れているときお馴染みの下ネタからはじまる。

 避難所住まいの方は、オナニーするプライベートもない状態だろう。

 しかし、性欲は我慢して解き放たれた時、快感が倍増するので、どうか、今は耐えて、時機を待ってくれ。

 私は、ワーキングホリデーでニュージーランドに行った時、そのあまりの生活環境の変化に戸惑い、不安に駆られ、覚えて以来はじめて、マスターベーションを一ヶ月ほどしなかった。

 なんか、緊張の生活で、性欲が湧かなかったのだ。

 で、生活に慣れてきた頃、久し振りにこいた。

 でも、先ほど書いた内容と矛盾するが、そんなに気持ち良くなかった。

 再開してから、三度目くらいで、やっと勘を取り戻したかな^^;

   ◇

 下らないことを書いてやがると、お思いでしょうが、性欲は重要な問題である。

 日本以外で、このような大災害が起こると、事後、決まってレイプが横行する。

 だが、我が国においては、そのような事例はない。

 海外の人から見ると、それは考えられないことのようだ。

 日本人は、自己を律するまでもなく、環境の育んだ「無意識の自己規制」がある。

 それが海外の人間には信じられない。

 だから、自分らの尺度で日本人を計ろうとして、いわゆる「従軍慰安婦」などの問題をでっち上げた。

 まあ、人口に比するレイプパーセンテージの異常に高い韓国人の常識では、日本の風俗(今も昔も)がルールに則っているとは考えも及ばないのであろう。

   ◇

 また、同じ日本人でも、日本人として生きた「常識」よりも、異国の偏見を鵜呑みにして日本人を糾弾するバカがいる。

 ・・・今、この有事に際しての、菅直人の自衛隊依存度は異常に高い。

 それまで虐げていたのに、手のひらを返したかのような重宝振りだ。

 重宝振りが過ぎて、自分のために、自分のためだけに命を捨てるような存在と思っているようだ…、国民の名を借りて!

 今日の産経新聞の阿比留瑠比氏の記事では、そんな、自衛隊の真価を身を持って知っただろう菅が、震災ボランティア担当の首相補佐官に起用した辻元(異国の偏見を鵜呑みにして日本人を糾弾するバカ)の、かつて自衛隊員に投げつけたとされる言葉が引用されている(不肖・宮嶋の著書からだそうだ)。

 ・・・平成4年、カンボジアのPKO活動で、復興に奔走していた自衛隊に、道楽でこの地を訪れていた辻元は、こう言い放ったそうだ。

「あんた! そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう!」

 阿比留瑠比氏の記事によると、辻元は自身のブログにこうも書いているそうだ。

「軍隊という組織がいかに人道支援に適していないか」

 また、なんか知らないが、菅が、うやむやのうちに被災者支援担当の、官房副長官に返り咲かせた仙石が、最近、「暴力装置」と自衛隊を表したのも記憶に新しい。

 菅直人、どさくさに色んなことをしてやがる。

   ◇

 かように、私が、好き勝手に文章をしたためていて、「のんきな野郎だ!」と憤る方もいよう。

 でも、この『天才バカ板』で何度も繰り返しているように、人にはそれぞれの状況での耐え難い困難があると思うのだ。

 何もないばかりに、苦しまぬこともあれば、有り余りの苦痛もある。

 例えば、おそらく、皆に羨ましがられるような裕福な生活を送ってきたかも知れない民主党の安住国対委員長がいるが、

 恵まれた生活を送ってきた故に、おそらく、セルフ・スタンドで車に給油するような経験もなかったのだろう…、

 ナイスアイデアと思ったか、『(被災地の)学校のプールにガソリンを貯蔵出来ないか』などと発言、無知を得意げに、末代までの恥を晒したりもする。

 安住って人は、ガソリンをどのような属性のものだと思っているのか?

 ましてや、この安住発言は、同じく民主党の渡辺周によって肯定的に広められた。

 つまり、この渡辺っちゅうのも、ガソリンが外気に触れるとすぐに気化し、液体であった時よりも燃えやすく、静電気によってさえも爆発する危険性があることを知らないのだ。

 学校の25mプールに並々とガソリンを注いだ後には、冬で乾燥しているし、すぐに、25m以上の火の玉が渡辺周辺を吹き飛ばす。

   ◇

   《爆発:持参タンクからガソリンが気化 給油待ちの男性重傷−−天童 /山形(毎日新聞 2011/03/20日 地方版)》

 <19日午前8時40分ごろ、天童市鎌田1の交差点で、ガソリンスタンドの給油待ちで停車していた同市泉町の男性(44)の軽乗用車から出火。男性は顔や腕にやけどの重傷、軽乗用車が全焼した。
 天童署によると、男性は給油のため、携行缶代わりにバイクのガソリンタンクを取り外し車内に積載。タンクのふたは閉めていたが、エンジンをつなぐ管が密閉されていなかったため、タンクに残っていたガソリンが気化し、たばこに火をつけようとして爆発したという。【林奈緒美】>

   ◇

 また、西日本では義援金のコソドロが流行している。

 嘆かわしくも、ニュースで何件も語られている。

 これも、世界の違いと、立場での状況の違いを表わしている。

 東日本では、そんな、コソドロをしている余裕さえないが、同じ日本でも、西では、生活費とは別の、遊ぶ金欲しさに、震災の影響覚めやらぬ現在においてさえも、犯罪を犯す。

 東日本では、災害に巻き込まれた車輌からガソリンを拝借し利用するのが、やむを得ぬ状況と咎められることはないが、

 義援金ドロは、ちゃんと法で裁かれるだろう。

 被災者は、衣食住足りてる義援金ドロの留置所暮らしをどう思うか?

 だが、義援金ドロは、こんなことでパクられた自分を後悔しているだろう。

 ・・・人にはそれぞれの状況での耐え難い困難があると思うのだ。

   ◇

 それから、ラジオなどを聞いていると、被災者に送る言葉として「我慢しなくていい」がある。

 これって、今、流行なのかな?

 よく聞くんだよね。

 辛い時には叫び、悲しい時には泣き、不満があれば訴えろ・・・、と言っている。

 左翼標語みたいで、とても気になる。

 私は、今の日本、国民全体が、それぞれの立場での「忍耐」「我慢」を必要とする超大局にあると思う。

 だから、被災者の方は、今少し、耐えて下さい。

 現在、被災者の方の艱難辛苦全てを取り除く体力が、正直、今の日本にはない。

 もちろん、東から西に向かうほど、我慢の度合いは強くあらねばならない。

 でも、今の民主党政権下が、最底辺だ。

 ここを乗り切れば、それぞれの「我慢」も徐々に緩和されるはずです。

   PS.ああ、放射能に怯える人々のヒステリックについて書きたかったのに、今日は書けない、スマソ・・・。

                                                       (2011/03/21) 

[東日本大震災(東京の私の思い・10 「放射能ヒステリー」)]

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☆今日も忙しく、残業でした。

 いつも、残業しても、定時から3時間ほど経った午後8時には帰っているので、今日、現場に上司がいなかったことをいいことに、いつもの時間に当然のように帰ったのだが、まだまだ忙しそうだったので、明日、「もっといて欲しかった」とチクチク言われるかも知れない^^

 と、思いきや、明日は公休で、バイトだ。

 昨日、「・・・次第に、私の会社からは、震災の影響が薄れてきている。・・・今日は、余震もないようだった・・・」と記したが、間違いだった。

 昨日の東京では、少なくとも私の体感した地震はなかったが、その発生回数は膨大だそうで、気象庁は、21日以降は、震度2以下の有感(震度1以上)の余震については、発生回数だけをまとめて発表することにした程なのだそうだ。

 そして、今日は、私の感じられただけでも二度の大きな有感地震があった。

 二度目が特に凄かった。

 私は残業を、いつもと違う部所(二階)で作業していた。

 なんか、他のメンバーの動きが止まっているなぁ、などと思いながら、高層棚のエリアにフォークリフトで突入すると、「ああ、これか!」と気付いた。

 立ち並ぶ棚が「ギシギシ」と咆哮していた。

 揺れているのだ。

 なんかもう、上屋が踏ん張っている印象だ。

 私は、すぐに高層ラックのエリアから逃げた・・・。

 まあ、ことなきを得たのだが、余震、収まる気配がないねぇ。

   ◇

 本日は、仕事の後に、給油しようと思ったのだが、遅い時間になり過ぎて、どこのガソリンスタンドも終わっていた。

 いや、そもそも、24時間営業のガソリンスタンドも近所に多かったのだが、今は、そう銘打ちつつも閉まっているご時世だ。

   ◇

 しかし、福島第1原発の事故からはじまる日本人の放射能に対しての過剰な問題意識はなんなんだろう。

 マスコミの煽り報道に影響されての、政府や東京電力への怒りには、そのお門違いに腹が立つ。

 先ずは、多くの国民に「地震に遭遇した運命」に対しての「怯え」「不安」に対しての怒りがあり、

 その延長線上に政府や東京電力への怒りがある。

 そこは、絶対に分断されて考えるべきなのに、多くの国民にその知恵はない。

 大自然への怒りの捌け口が、政府や東電になっている。

 もちろん、政府や東電には、事故発生後の凄まじい過誤の数々がある。

 確かに福島第一原発では大事故が起こっている。

 そして、まだまだ、大災害になる可能性を秘めている。

 が、国民には、生命にかかわるような直接的被害は出ていない。

 事故は起こり、それに伴い、多少の放射能が外部に出るのは当然のことだ。

 だが、その放射能は、今のところ、あらゆる角度から見て、人体に影響がないとの見かたが下されている。

 で、ここからが、私が、残業してヘトヘトでありつつも、書きたいことだ。

 ここでは、膨大な地震の被害は置いといて欲しいのだが、

 ならば、何故、多くの国民は、現在の放射能測定値を恐れ、逃げ、そこで採れた野菜、牧畜生産物、ひいては海産物をもだろう…、を忌避するようになってしまったのか?

 ここでは東電は関係ない、政府の過誤の数々はある。

 だが、最も罪深いのが、マスメディアと、その視聴者(メディア環境にない被災者は除く)である。

 この両者には、「より強い刺激」を「与え・求める」と言う相互作用があり、

 与える側は、自分らが渦中にいる大事件であるにもかかわらず、面白おかしく、考え得る最悪のケ−スの可能性を、説明の良心的配分を無視し、メディアで語り続けた。

 視聴者は、自分らが渦中にいる大事件であるにもかかわらず、嬉々として、冷静な情報受容を蔑ろに、ワイドショーが垂れ流すデマ(風評)を「現実」の如く頂戴する。

 視聴者のヒステリックは、「刺激が強いものを欲し、自分らの安全確認よりも、危険でいることこそを求める」段階に入っている。

 つまり、今回の原発事故の被害は、「マゾ的国民の自作自演」にあると考えている。

 何故なら、人体に影響のある被爆をした者は、原発内で活動した者の中の数人に限られている。

 外部には、深刻な影響は出ていないのである。

 だが、多くの国民は、そこから「危険の芽」をあさり、よだれを垂らして問題視するのである。

 私は、現地の住民が、政府の情報とマスコミ情報の板挟みになって悩んでいる頃から、「マスコミのあおりに騙されていたら、次はあんたらの土地の生産物に悪評が出てくることになるんだぞ」と、テレビを見ながら仲間に言い続けていたのだが、案の定の結果になった。

 そもそもが、国の定めた規制値が、何を基準に定められたか不明で(健康に害のある数値基準ではない)、例えば、ほうれん草など、普通の人間の摂取量では(その300倍でも)、到底、人体に害が出るレベルではない。

 出荷制限する段階にはない。

 桁が4つは違うだろう。

 「勿体無いから残さず食べなさい」段階の話である。

 こんなことになってしまったのも、何回か前に話した、政府の責任回避による当然の帰結だ。

   ◇

 帰宅時にガソリンスタンドを探して回って思ったのだが、

 放射能なんかよりも、よっぽどガソリンの方が危険である。

 排気ガスは大気を汚し、何百万人の国民の健康を害していよう。

 そして、交通事故では、年間一万人前後の国民が死んでいる。

 だのに、車の「出荷制限」が議題に上がったとはとんと聞かない。

 タバコだって、放射能以上に危険だ。

 年間、五万人以上を肺ガンで死なせている。

 まあ、タバコについては、かなり規制が入りはじめているね。

   ◇

 この話、まだまだ掘り下げられるのだけど、眠りたいので、寝ます。

 本当は、産経に載っていた<震災の今、多くの子供の心を掴んだ「アンパンマンの歌」のちょい流行>の話についての、「俺(ミド蘭)の指摘のほうが早いぞ!」ネタや、

 <各党・政府震災対策合同会議>における岡田克也の「地獄での悪夢」のような対応についても書きたかったが、

 それらは明日、書きます^^

 そして、民主党が、もうどうあっても駄目ならば、私は「クーデターのすすめ」をしようと考えています。

   ◇

 それから、今、「IZA」サイトを覗いたら、こんなドンピシャの記事が!!

   《「原発ヒステリー」批判 イスラエルの学者 (2011/03/22 21:47)》

 < イスラエルのテルアビブ大のイツハク・ベンイスラエル教授(物理学)は東日本大震災による福島第1原発事故に関し、これほど強い地震でも深刻な事態には至っていないとの認識を示し「原子力問題に対する世界的なヒステリー状態」を批判、原発建設の推進を訴えた。22日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトに寄稿した。
 同国のネタニヤフ首相は同原発事故を受け、国内初の原発建設計画の中止を決定している。
 ベンイスラエル氏は「日本の原発は最も厳しい基準に沿って建設されている」と強調。人々は放射線という「未知のものへの恐怖」と「専門家や政府への不信感」から神経質になっているが、今後、原発なしで「日常生活を送ることはできない」として冷静な対応を訴えた。(共同)>

 私も、そう思います。

   ◇

 PS.風評被害での生産農家への賠償は、東電が払うにしても、政府が払うにしても、それぞれ、電気料金・税金で、我々から多く取られるだけですからね・・・^^;

                                                     (2011/03/22)

[東日本大震災(東京の私の思い・11 「セカンド・レイプと地獄のコント」)]

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☆大変なことになったね。

 食べられる、おいしい野菜や牛乳が、次々に、言葉上だけで「危険な食べ物」とされて行ってる。

 予言しておく。

 いわゆる「基準値以上」の生産物は、すぐに日本全土を覆う・・・。

 特に、今は、被災地の農家の方は「セカンド・レイプ」状態にあるね。

 今、帰宅して、NHKニュースを見ていたんだけど、専門家が「非常にショックを受けている」と、避難圏外の土壌から通常の1600倍のベクレルが計測されたことを驚いていたのだが、それを番組は、淡々と恐怖で煽る表現を繰り返す・・・、

 そして、その専門家は、(そのショックは科学者の目から見たもので)「人体に影響が出るものではない」と付け加えているのに、番組では画面にCG映像で「セシウム137 半減期30年」の表示がグルグル回っている。

 ああ、こりゃ、駄目だ・・・。

 本当に日本は、自ら、自分らの食糧を全て捨て去る気なんだ、と思った。

 そして、完全に汚染された中国の野菜を高く輸入し、日本の野菜は「中国の家畜に食わせる」と中国に安く買い叩かれるのがオチだ。

 これまで、被災者にエールを送る場であった、被災地各県の都内のアンテナショップは、一転して、放射能野菜を売る場として避けられるようになってしまった。

   ◇

 そもそも、「基準値」とはなんだ? と、昨日、思っていたら、早速、今朝の産経に載っていた。

 《・・・原子力安全委員会が定める「飲食物摂取制限に関する指標」を暫定的に用いている。飲料水・牛乳・乳製品では、1??当たりの放射性ヨウ素が300ベクレル、放射性セシウムが200ベクレルとなっている。・・・》

 ・・・これ、答えているようで、答えになっていない。

 私が知りたいのは、「飲食物摂取制限に関する指標」が何で決められたのか、だ!

 それは、人体に影響の出る範囲の指標ではないんじゃないの!?

 いや、もちろん、人体に影響のあるところを制限の境界線にしたら、危険この上ないが、あまりにも、危険と隔たりのある場所にラインを引いてしまっているんじゃないかい?

   ◇

 昨日、「現在の値での放射能ならば、タバコやモーターリゼーションの方が危険!」と書いたら、やはり、今日の産経でこんな記事が!(産経で読んだんだけど、リンクは時事通信社)

   《「喫煙の方が高リスク」=福島原発被ばくによる発がん—米医師 (時事通信 3月22日(火)18時39分)》

 <骨髄移植の権威で、チェルノブイリ原発事故や東海村臨界事故で被ばく者治療に携わった米国のロバート・ゲール医師が来日し、都内で22日、報道各社の取材に応じた。同氏は「福島第1原発とチェルノブイリは全く事情が異なる。現時点の発がんリスクは低いだろう」との見方を示した。
 同氏は「大半の放射性物質は格納容器に入っている。漏れ出た量はチェルノブイリの数千分の一ではないか」と指摘。現状について「はるかに喫煙の方が発がんリスクが高い。避難指示の範囲など政府の対応は妥当だ」と分析した。
 ただ、チェルノブイリでは汚染食品を通じて放射性物質が体内に取り込まれたことが後に問題となったため、今回も最終的な評価には30〜40年を要するとも述べた。大気に拡散したか、土壌に吸着したかでも影響は異なり、詳細な調査を訴えた。>

   ◇

 じゃあ、ここで、俺が昔、「黄金聖闘士」だった頃の話をしよう。

 とある、性格上の素養に問題があって聖闘士に慣れなかった男が、スリーマイル島の原発で一人テロを起こしたんだ。

 俺は、アテネの命を受けて、その男の成敗に派遣された、当時は派遣社員だったからさぁ・・・。





 ナレーションは煽りまくる^^;{放射能ヒステリーには喜ばれようぞ)

        「これは世界が経験したことのない最大の危機だ」

        「現在、スリーマイル島は、この世の地獄と言っていいだろう」

        「全長3マイル(約5?)の島にある、この原発の2号炉の一部が溶融した」

        「原発上空は高濃度の放射能の渦」

        「炉心で生じた水素の泡が爆発すれば」

        「最低でも2万7千人以上の死者が出るだろう」

        「もし溶融がとまらなければ、熱核の力は地球をつらぬき、米国の裏側、中国大陸まで及ぶ」

        「チャイナシンドロームが現実となる…」

 原子炉施設内で、奴は暴れまわっていたね。

 俺は怒ったね。



「手ぇ前ぇの名前は聞かねぇ・・・、手ぇ前ぇの墓標には名前はない…、誰ともわかってもらえぬまま、死んでゆけ」

「なぁめるぅなあ、ミド蘭ッ!」

「なめてるのはどっちだ?」

「!!(俺をモーション中に打ち落とした!! なんてスピード!!)」

「お前の力には深さがねぇ…、お前は、心の内に広がる暗黒の闇を感じた事があるか?
 全ての力の源となる魂の世界・・・、お前に、オレの小宇宙(コスモ)を見せてやる・・・。
     ライトニング・プラズマ(雷光放電)」

 そして、ヤツは、今後の民主党のように粉みじんになって消滅していったさ・・・。

聖闘士星矢EPISODE・G (チャンピオンREDコミックス)車田 正美秋田書店

   ◇

 『天空の城ラピュタ』の悪役・ムスカ大佐は有名だが、その悪役の雛形は『未来少年コナン』の悪役レプカだと思う。

 で、前々から思っていたのだが、このレプカ、岡田克也にそっくりなんだ(性格までも)。

     

 そのレプカ…、じゃなかった、岡田クンが、地獄のようなコントをやってくれました。

 時は18日、舞台は<各党・政府震災対策合同会議>の場だ。

 ・・・遅ればせながらも持たれたこの会合も、とりあえずの終了の時間が近づいた。

「では、この会議は週1の開催でいいか?」

 一同、しばし絶句の後、「な、何を言っているのか。災害は現在進行中ではないか!」。


「最後まで聞いて欲しい。そのかわり毎日実務者会議を行なう。明日は物資輸送について」

 (最後まで聞いたけど・・・)一同、再び唖然・・・。

 荒井広幸・新党改革幹事長 「原発は毎日やらないとだめだ・・・」

「毎日では役所が止まってしまう」

 荒井議員 「・・・、・・・なぜこんなに不信感をもたれているか分かっていないのか?」


「じゃあ原発は毎日ですね。最初の20分は原発、後の40分は輸送という事で。連休中だが、明後日もやりますか?」

 一同 「当たり前だ!!!」

 ・・・、・・・何とも、数百万人の国民の命を賭けた<壮絶なブラック・ジョーク>を聞かされているみたいだ・・・。

   ◇

 う〜、今日も、そろそろ寝なくちゃならない。

 昨日予告した「アンパンマン」の話と、「民主党打倒クーデターのすすめ」の話は、明日、書きます。

 それから、今日はバイトだったのですが、街で拾った声も明日です。

   ◇

 も一つ!

 ガソリンですが、ボチボチ、行列待たないで買える様になってきましたよ。

 我が家は車が2台あって、本日は、灯油のポリタンク乗っけてビッツで出かけたんだけど、八王子の堀之内の155号線のコスモ石油のセルフGSで、するりと入ってガソリン満タンに出来て、灯油もポリタン20ℓ入れました。

 で、出掛けに、母親に、「(軽の)ビビオにもガソリン入れておいてよ!」と頼んでおいたら、あきる野の近場の南部燃料で20分待ちで満タンに出来たそうだ。

 私と同じくポリタン20ℓも買ってきたとのこと。

 で、行列を待っている間に電話をかけてきた。

「何を給油すればいいの? 軽自動車だから軽油なのかな?」

 岡田克也に比べたら、なんと健全なコントだろうか・・・。

                                                      (2011/03/23)

[東日本大震災(東京の私の思い・12 「クーデターのすすめ」)]

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☆一昨日の産経朝刊に以下のような記事があった。

   《漫画家・やなせたかしさん 弱い心をやっつけて (2011.3.22 07:34)》

 やなせたかし氏のインタビュー記事だが、リードにこうある。

 <東日本大震災の被災地に向け、TOKYO FMが系列のラジオ局を通じて人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のテーマソングを繰り返し流している。「心にしみる」「子どもたちが元気になれる」などと、短文投稿サイトのツイッター上でも反響を呼んでいる。>

 私、この歌の、苦難の中にあって聞くに際しての素晴らしさは、[東日本大震災(東京の私の思い・5)]で記しているが、<TOKYO FM>でなく、<NACK5>の夕方の番組で3/16に聞いた。

 調べると、どうやら、<TOKYO FM>は、大地震翌日の朝から、この曲をフィーチャーしていたらしい。

 素晴らしい選曲である。

 ついでに、[東日本大震災(東京の私の思い・2)]で引用した『伝説のコンビニ』もプッシュしてくれ!

 元気が出るぞ^^

 この歌、男と女が交互に歌いだすのだが、私は、いつも、私と、仙台在住のQPちゃん(7歳)が交互に歌うイメージを想像する。

 QPちゃんは、パラパラのような振り付けで踊る^^

 ああ、QPちゃんに会いたいなぁ。

 私は、来月にも、三日間休みを取って、仙台に向かおうと考えている。

 「スニッカーズ」を大量に持っていって、子供たちに配ろうかと考えたが、「スニッカーズ」はかなりの高カロリーで良いのだが、やや高価なので、有楽製菓の「サンダー」を持っていくのはどうだろうか?

     

 有楽製菓に事情を話して、原価で大量に譲ってもらうように話をつけるか!

 このブログで大々的に宣伝してさ^^

 日本教育再生機構の八木理事長が有楽製菓に話をつけてくれまいか(マジ)。

「ミド蘭は、メチャクチャなようでいて、要所要所はちゃんと押さえている男ですぜ!」と。

 おっと、それから、定番だが、『ひょっこりひょうたん島』もイイぞ!

 しかし、幼児ってのは大体において虫歯だらけである。

 「サンダー」を食ったら甘過ぎて歯に染みるだろう。

 その痛みは、生の実感である^^

   ◇

 昨日は、バイトで相模原の矢部を回ったのだが、とある住宅地で、子供を抱いた母親と出くわした。

 子供は、一歳半ぐらいの女の子で、ちんまくて可愛かった。

 だが、その口から発せられた、鈴を転がすような声がもっと愛らしかった。

「コンニチワー!」と言ってきたのだ。

 私も、すぐに元気に「こんにちわ!」と返した。

 女の子は返事が返ってきて、大喜び^^

 お母さんも「ウフフ^^」と笑っていた。

 で、その母子は家に入っていく。

 家の中からは、その子の声が聞こえた。

「カナ、コンニチワ、言った!」

 か、カナちゃん、可愛い^^

 これも、繰り返されるAC(公共広告機構)のCMの影響(こだま)でしょうか? いいえ、誰でも。

   ◇

 また、自転車で、徒歩の私を追い抜かす二人の小学生の女の子が会話しているのを聞いた。

「・・・飲んじゃいけないんだって!」

「なんで?」

「汚いんだって!」

「平気だよ。あたし、紅茶しか飲んでないから!」

 この時点では、私は、昨日の、都浄水場から放射性物質が検出された速報を知らなかったのだが、「水から出たのか・・・」と知ったし、

 久し振りに、マリー・アントワネット張り(「パンを寄越せ!」と王宮に押し寄せた群衆に「パンがないならクロワッサンを食べればいいのに」^^;)のセリフを聞かせてもらった^^

 なお、矢部一丁目には、夜だと怖い、閉鎖されている「幽霊マンション」があるので、その写真を載せておく。



 いやぁ、この写真、じっくり見ると、窓に人影が見えそうで怖い・・・^^:

   ◇

 さて、海江田万里が、福島第1原発の事故現場に放水作戦を実行することになった東京消防庁のレスキュー隊員たちに投げかけた言葉に「速やかにやらなければ処分する」がある。

 いわゆる「圧力(パワーハラスメント)」であるが、それ以上に、なんと言うか、その精神の貧困の様が絶望的だと思う。

 これまで、多くの民主党の香具師について語ってきたと思うが、鳩山、蓮舫、中井などは言うに及ばず、悉く、マトモな人格を持つ人物がいない。

 ここにきて、新人候補者の民主離れが続出しているらしいが、その、不人気になったからといって民主党を離れるという「信念」を持った候補者を抱えていた事実さえも、異常だ。

 なんでだろ?

 寄せ集めの、思想のない集団であることは分かっているが、元は、自民党や社民党の者たちもいた。

 だが、なんで、それまでの党を抜けて民主党に入った途端に、例えるなら「子供の駄々」のような政治運営を行なうのか?

 社民党も大概おかしいが、それでも、ある一定のレベル以下にはなってない。

 しかし、民主党議員は、思想異常者でさえ言わないようなセリフを垂れ流すし、しないような行動を真顔で仕出かす。

 昨日のエントリーで語った「レプカ」こと岡田克也の、数百万の国民の生命を、自分の都合で後回しにするような心理などに対し、私、言葉がでない。

 「民主党」にそういう奴が集まったとも言えるし、「民主党」と言う磁場が、多くのヤカラを変質させるとも言える。

 私は、この有事に際し、政権を譲る気配のない民主党を前にしたら、そこにある我々の選択肢は、現政権を良き方向に導くしかない! と断じた。

 しかし、それがならないとなると、・・・クーデターしかあるまい。

 そして、心ある人は、そんな無茶はしまい。

 私もしない。

 私は、請われれば、現在の<福島第1原発>の原子炉内に入って作業するのも、一向に構わないのだが、クーデターのメンバーになるのはジャンルが違うので嫌だ。

 それは是非、血気盛んな右翼の方にお願いしたい。

   ◇

 では、次回は、私の考える「一人でも出来るクーデター」の方法を示します。

 「権力奪取」のクーデターではない、「民主党の権力剥奪」のクーデターである。

 クーデターが終わったあと、作戦を決行した右翼の首謀者の方は、暴力革命の何らかの責任は取ってもらう。

 「体制を変える者」と「新しい体制を執り行う者」は異ならなければならない。

 だが、クーデターを行なうためには、理念が必要だ。

 私は、「震中八策」と言う大綱を提示させて頂こう。

 ・・・いや、まだ何も考えていないんだけどね。

 でも、明日になれば、頭に溢れるだろう・・・。

                                                    (2011/03/24)

[東日本大震災(東京の私の思い・13 「無能有為な菅直人・有能有為なドラえもん」]

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何回か前に、「人は自分の常識(尺度)で相手を測る」と書いた。

 今回の地震に際し、ある意味、監視の行き届かない被災地で、犯罪が起こらずにモラルが保たれている点において、海外メディアが驚嘆していることについて、だ。

 もちろん、僅かな犯罪はある。

 しかし、それは、外国人が想像している「無法地帯」とは全くレベルが異なる。

 その違いが分からないで、「2ちゃんねる」などで日本人を糾弾し始める奴は、とにかく、色んなことを勉強し直して欲しい。

 で、だ。

 私が言いたいのは、同じ日本人でありながら、日本人をけなし続ける「反日勢力」と言うものがあり、そいつらが、日本人をけなし続けてきたのが、ずーっと批判対象を「自分の常識(尺度)で相手を測」ってきたからだ、と言うことを、「反日」思想の民主党の、この有事に際しての数々の無作法で理解できたことだ。

 昨日書いた海江田万里の言葉でつくづくそう思わせられた。

   「速やかにやらなければ処分する」

 このような言葉を、民主党は糾弾し続けてきたらしい。

 それを自らが言うのだ。

 例えば、戦時中の軍部には、このような倣岸な言葉を使う者も少なくなかった。

 しかし、歴史は、そのような言葉を使う「状況」があったことをも記録している。

 闇雲に、海江田万里如きが吐くようなセリフではない。

 つまり、こういうことだ。

 今回の大震災では、民主党が、自分らの妄想上で糾弾すべきとしてきた存在そのものが、軽薄な形で、民主党の本質としてあったことを浮き彫りにした。

 つまり、自分らの糾弾すべき「架空の歴史」を、自分らが身を持って再現してくれているわけだ。

 「ハルマゲドン」が起こらないので、自分たちで起こそうとしたオウム真理教と同じことを民主党はしている。

 自衛隊を「暴力装置」と言った仙石が、今、自身で「乱暴(官房のもじり)副長官」になることを宣言したのも同根である。

 また、ちょいとテーマがずれるが、岡田が、被災者が避難している<さいたまスーパーアリーナ>に視察に行き、帰京後、国会内の幹事長室に戻った際、周囲に「アリーナには人もモノもあり〜な」と冗談を飛ばしたそうで、その冗談で誰ぞ喜ぶ人がいると考える「尺度」も、通常の社会認識からは遠くかけ離れている・・・。

 冗談が言える状況ではないはずだ。

     (昨日予告した「クーデター」と「震中八策」の話は後日に回す)

   ◇

 「自分の尺度でしか他人を測れない人物」は多い。

 私は、生活が経済的に苦しいので残業は歓迎することにしているが、基本的には、残業はしたくない。

 仕事が定時で終わると、嬉しくてたまらない^^

 だが、まあ、無難に仕事をこなすので、会社からはよく残業を頼まれる。

 それもまた、給料日に嬉しいので頑張っている。

 それをやっかむ奴がいる。

 私は、金も欲しいが、定時であがれる奴も羨ましいものなのである。

 私の境遇をやっかんで、会社中に愚痴をこぼすような奴は、決まってこう言う。

「平等じゃない!」

 うぜぇー。

 で、私は必ずこう言う。

「従業員の個人個人が会社に対し平等じゃないのに、会社が個人個人を平等にしなくちゃならない理由はないじゃないか」

 まあ、愚痴をこぼす奴が有能な奴ならば、私とて、一理は感じるのだけどね。

 残業は断わるくせに、他人の収入にだけは文句を言うヤカラもいる。

 私の残業の多さに愚痴をこぼす奴のパターンとして、以下がある。

   ?有能であり、残業などの会社の依頼を断わらない。

   ?有能であるが、残業などの会社の依頼を拒否。

   ?無能であるが、残業などの会社の依頼を断わらない。

   ?無能であり、残業などの会社の依頼を拒否。

 この中で、私が「申し訳ないなぁ」と思う対象は「?」だけである。

   ◇

 で、なんで上記のようなパターンを書いたかというと、以下の記事を読んだからだ。

     《【政論】「引きこもり」首相 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は? (2011.3.24 21:09)》

 この記事の中の以下の文章が気に入ったのだ。

<・・・ある政府関係者は、最高指揮官の類型として(1)有能有為(2)無能無為(3)有能無為(4)無能有為−の4パターンを挙げ、こう言い切った。
 「首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする無能有為型だよ…」・・・>

 私も、私の残業の多さに愚痴をこぼすヤカラでは、「?無能であるが、残業などの会社の依頼を断わらない」ヤツが一番に厄介だと思う。

   ◇

 ここの所、花粉の飛散が酷い。

 先日も、相模原を歩いていて、とある町の一角の家屋が黄色い粉っぽい。

 私は、新築なので、材料を加工する際の埃が溜まっているのかと思ったのだが、家自体は新しいものじゃなかった。

「ああ、中国の黄砂か・・・」と思った。

 この黄砂とスギ花粉のブレンドが、花粉症の症状を倍化させている。

 この黄砂・・・、「放射能ヒステリ家」には、何らかの「放射性物質」に見えたらしく(広義では、中国核実験の産物ゆえに放射性物質^^;)、気象庁に数多くの問い合わせがあったそうだ。

 それはさておき、花粉症と言ったら、鼻水と目の痒さと相場が決まっていたが、今年の激しさは、私においては「眠れぬほどの咳」となっている。

 私は、「私が花粉症の最先端^^」と思っていた。

 違った。

 職場のIさんは、「目・鼻!」と言ったので、普通だなと聞いていたら、「そして、耳!」と付け加えた。

 耳の奥のほうが痒いのだそうだ。

 それは辛かろう・・・。

 T君は、肌だそうで、頬が真っ赤にかぶれるのだそうだ。

   ◇

 岡山で、放射能が検出されたそうだ。

     《岡山でも微量のヨウ素検出 東京の約9千分の1 (2011.3.25 12:13)》

 ほれ、バカはパニクれ!

   ◇

 二週間振りに映画を観た。

 『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』だ。

 私は、長編「ドラえもん」には三つの傑作があると思っているのだが、「宇宙開拓史」と「魔界大冒険」は既にリメイクされていて、私は「どうせ、CGで小奇麗に、でも平坦にされただけだろ?」と見なかった。

 だが、この「鉄人兵団」には、藤子・F・不二雄作品中、特筆の悪女が出てくるので、我慢できなくて甥っ子と見に行った。

 先ず、その画像の美しさに参った。

 なんだろ、描線に濃淡があり、CGだろうに、手書きの味を出していた。

 これって、「トゥーン・レンダリング」なのかな?

 それで描かれた悪女リルルは可愛らしかったが、マンガでの乳首が再現されていなかったのは残念なれど、その身体のムチムチ具合は藤子F以上に藤子Fであった(実は帰宅してマンガを読み直した^^)。

 何よりも、しずかちゃんの魅力がたまらない、可愛過ぎる!

 今回の物語は、特に、しずかちゃんの活躍無しには全地球人は鉄人兵団の奴隷になっていたし、何よりも、しずかちゃんがメカトピアの3万年の歴史の唯一の「観察者」になった物語上の優越は、物語の破綻ギリギリで最高だ。

 そして、無人の鏡面世界とは言え、鉄人兵団に蹂躙されまくる地球は、否応なく、今回の大震災の爪あととダブる。

 のびた君は普通に男らしく、ドラえもん、ジャイアンやスネ夫と、最後の最後まで諦めず徹底抗戦する。

 見終えて、私の周囲の大人は、私も含めて、みんな、大泣きしていた。

 後ろの、二人の子連れのヤンママなんて、「エグッ! エグッ!」と泣きじゃくっていた。

 横の家族連れの父親は、「俺、ボロボロ泣いちゃったよ!」と開き直っていた^^

 それを、横から、それぞれの子供たちがキョトンとして見ている。

 甥っ子も、見終えて後、「蘭ちゃん、泣いてたでしょ?」と聞いてきた。

「ああ」と私は答えて、(大震災は、東京の大人にも、始終、大プレッシャーをかけていたんだな)と思った。

 挿入歌の多さも、叙情を彩って良かったなぁ。

 常にアポロ時代のノスタルジックを感じさせてくれる<バンプ・オブ・チキン>のエンディング曲も良かった。

 傑作!

                                                        (2011/03/25)

[東日本大震災(東京の私の思い・14 「ドラえもんの叫び」]

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☆今夜は長文を書く時間が取れないので、昨日観て感動した映画『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』の原作マンガ『のび太と鉄人兵団』から、ドラえもんの気合の入った言葉を転載したい(実際、転載した二つのページは掲載が前後してます、あしからず^^;)。

   

   

 物語を読んでいると、このドラえもんのセリフが、かなり無茶であることが分かります^^

 実際、解決は、この四人の行動とは別個のしずかちゃんの活躍で終結します。

 それでも、・・・それでも、私は、被災者の方に、この言葉を送るしかありません。

                                                   (2011/03/26)

[東日本大震災(東京の私の思い・17 「サッカーの前に/私を原発信者にしたフクシマ」]

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☆午後7時からの、日本代表とJリーグ選抜の、地震復興支援チャリティーサッカー試合の前に、ちょっと書いちゃう。

 俺はもちろん、Jリーグ選抜を応援する。

 ここは「神々を越えた王」こと、<キング・カズ>に頑張ってもらおう^^

   ◇

 私は、いつも、体力ギリギリのところで更新していて(震災始まってから、文章量倍増し)、翌日、携帯などでエントリーを確認すると、大概、恥ずかしい「文章中の文法間違い」がある。

 でも、携帯からは、その文章の直しが出来ない。

 閲覧者は続々とやってくる。

 私はいつも、身もだえしつつ帰宅し、すぐに文章を直す。

 だから、皆さん、文法の間違いがあっても、私、すぐに直すので、あまり気にしないで下さい。

   ◇

 朝のラジオで聞いたのだが、福島原発内での作業者が足らなくて、一説には日給40万円で募っているそうだ。

 それでも、なかなか見つからないとのこと。

 私がやるってば!!!

 私は、今現在の放射能数値を全く恐れていないのだ。

 ただ、私は、最低限、ゴム長靴は履かせてもらうけどね・・・。

 さすがに、福島原発の施設内は、かなり危険のパーセンテージが高いだろう。

 でも、それでも、エベレスト登山などよりも命のリスクは低い。

 大体が、私は、今の「放射能忌避」の日本の風潮に腹が立っている。

 大地震によって原発事故が起こった。

 想像を絶する地震だ。

 原発にも亀裂が入り、「人体に影響のない範囲の放射能漏れ」ぐらいは起こるの当たり前!!

 それを、殊更に、微に入り細に穿ってあげつらい、同胞を追い込む同じ日本人には腹が立つ!!

 ちゃんと、数値を見ろ!

 健康には、何ら影響がないんだぞ!

 ワイドショーやゴシップ雑誌の「煽り」に影響されるな!

 原子力用語には欠かせないプルトニウムも検出されたとのことだが、それは、かなり前に、「五つの放射性物質が確認された」とのニュースの、その発表の中の一つの元素名が明らかになったに過ぎないし、そもそも、海外の安全なる核実験の影響で日本で検出された程度の数値だ。

 だが、マスコミは、あたかも「新発見の新たな危機」の如く発表する。

 マスコミ論調を支配しているのは、東京在住の人間の価値観だ。

 私も含めて、自分が安全圏にいるので、遊び感覚でしか報道できないのだ。

 そして、自分らに影響が及んだとき、すぐに、現実的な判断を下す。

 東京の浄水場から放射能が検出されたときの、意外にクールな都民の対応に、皆さん、拍子抜けしたことだろう。

 そして、この問題はすぐに沈静化された。

 石原都知事の適切な対応もあったが、

 実際、今のマスコミで騒いでいるような放射能被害は、その程度なのだ。

 しかし、東京の消費者が騒いで、風評被害の農家からは自殺者まで出している。

 せっかく、大震災を生き残ったってのに!!!

   ◇

 ともあれ、サッカーを見ます!

 一つの記事を転載させてください!

     《「私を原発信者にさせたフクシマ」英紙で環境コラムニスト (産経 2011.3.28 14:45)》

 <■私を原発信者にさせたフクシマ
 22日付の英紙ガーディアンで環境コラムニスト、ジョージ・モンビオ氏は「なぜフクシマは私の不安を取り除き、原発を許容させたのか」と題して「原子力は想像できる範囲で最も厳しい試練に直面しているが、人類や地球への影響は小さい」と指摘している。
 モンビオ氏は地球温暖化に警鐘を鳴らしてきた環境派だ。温暖化対策のため温室効果ガスを出さない原子力を見直す動きには距離を置いてきたが、福島第1原発事故を目の当たりにして原発推進派に転じたと打ち明ける。
 「不十分な安全機能しかない老朽化したポンコツ原発を怪物のような地震と巨大津波が襲った。原発は爆発し炉心溶融を始めたが、知り得る限り誰一人として致死量の放射線を浴びていない」と語り、環境保護派は放射能汚染の被害を誇張し過ぎているとも批判する。
 モンビオ氏はまた、「エネルギーは薬と同じでどんなものでも副作用を伴う」と指摘。太陽光など、再生可能なエネルギーを促進する必要はあるものの、原発による電力供給をすべて再生可能エネルギーに置き換えることはできない。
 環境保護派は風や川の流れをエネルギーに転換する牧歌的な理想を唱えるが、水力発電は川の流れをせき止め自然環境を破壊する。 英イングランド地方では1800年に1100万トンの石炭が産出されたが、これと同じエネルギーを得ようとすれば4万4500平方キロメートル超の森を切り倒す必要があるという。
 モンビオ氏は「原発を廃止したらそれに代わるのは森でも水でも風でも太陽でもなく化石燃料だ。石炭は原発の100倍の害をまき散らす。原子力産業のウソは嫌いだが、フクシマは私を原発信者に改宗させた」と結ぶ。(ロンドン 木村正人)>

 ・・・このレベルの事故で済んでいるのが、凄いことなんだよ。

 リスクのない安心はなく、素晴らしく低いリスクである!!!

                                                   (2011/03/29)

[東日本大震災(東京の私の思い・18 「西尾幹二の震災考/地震とメタン」]

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☆昨夜、キング・カズ、ゴール決めてくれましたね^^

 カズさん、本当に、日本を背負うここ一番でやってくれた。

 みんな、大きなパワーを貰ったことでしょう。

 つくづく私が凄いのは、昨日のエントリーで、ちゃんと、ピンポイントでカズに凄まじい期待を寄せている事実ですね。

 私は、日替わりで主張をコロコロ変えないし、ずーっと、状況に照らし合わせても遜色ない主張をこれからも語り続けるので、カズへの、二万分の一くらいの期待は向けてくれ^^

   ◇

 産経の『正論』欄、西尾幹二氏の出番だった。

 う〜ん、あまりよろしくないね。

 まあ、この方の性格だと、こう書くだろう、てな内容だった。

 取り巻きの狂った連中の偏見をピックアップした内容でないのは好感の、直球の西尾節だ(悪い意味で)。

 そして、「評論家」と言う職業柄、どうしても「無責任」感が漂う。

 この国難においては、それは致命的だ。

   ◇

 先ず、その最後のオチから語りたいが、西尾氏は、こう書いている。

 <・・・手に負えぬ48個の「火の玉」をいやいやながら抱きかかえ、しかも上手に「火」を消していく責任は企業ではなく、国家の政治指導者の仕事でなくてはならない。>

 先ず、これが間違いだ。

 原子力発電はなくならない。

 その発展は、20年は停滞すると思うが、日本は、人類は、原子力を手放せないし、停滞の期間は石油に頼るしかなくなる。

 有限の石油の、しかも環境破壊の弊害は、歴史上、期間を区切っても、原子力の比ではない。

 また、「責任」を国に持たせることはいいと思うが、持たせるべき国=政府は、現在、日本の行政の各階層で「最も機能不全」に陥っている存在だ。

 責任を果たせない階層に責任を持たせろ、と、現在、言ってしま得ることは、非常におめでたい限りだ。

   ◇

 余談だが、日本の領海(特に南海トラフ)には、「新エネルギー」である<メタン・ハイドレード>が膨大に埋蔵されている。

 が、今のところ、そのエネルギーへの還元・精製の目途が立っていない。

 また、これは、仕事の休憩時間に、同僚の岡部氏と話していたのだが、その<メタン・ハイドレード>のエネルギーへの転換を阻んでいるのが、今回の地震の救援・復興支援で、国家的なプロジェクトでとても親身になってくれているアメリカでもある。

 アメリカは、エネルギー利権による、世界影響力地図の塗り変わりを恐れているのだ。

 ・・・何故、<メタン・ハイドレード>が生成されたのかについてなのだが、二つの説がある。

 石油と同じ生物起源説と、そして、無機起源説である。

 で、ここからは、私が勝手に考えていることなのだが、私は、日本の領海に眠る<メタン・ハイドレード>は、無機起源説によると考えている。

 難しい説明は端折るが、無機起源説の代表的なものに「熱生成メタン」がある。

 読んで字の通り、熱によって生成されるメタンである。

 その「熱」の発生源は、地球の地殻変動であろう。

 南海トラフは、世界有数の地震発生帯である。

 私が言いたいのは、「地震による熱エネルギーが<メタン・ハイドレード>を生んだ」と言うことである。

 特に、地球上の<メタン・ハイドレード>の分布は、プレートテクトニクス(プレート理論)で語られるところの「フィリピン海」・「ココス」・「カリブ」・「ナスカ」・「ファンデフカ」など、小さなプレート(≒消えゆくプレートか?)に集中している点も興味深い(石油は、地球上では小さいアラビアプレートに集中しているし)。

 まあ、これは、私が勝手に思っていることだ。

 今回の地震とは関係ないが、協力な地震によって原子力が否定され、その活発な地震によって、また異なる新エネルギーが誕生していると私が勝手に思っているのも奇妙な巡り合わせだろう。

   ◇

 さて、話を戻す。

 結論から遡っていく。

 <・・・問題の第二は、今後、わが国の原発からの撤退とエネルギー政策の抜本的立て直しは避け難く、原発を外国に売る産業政策ももう終わりである。原発は東電という企業の中でも厄介者扱いされ、一種の「鬼っ子」になるだろう。それでいて電力の3分の1を賄う原発を今すぐに止めるわけにいかず、熱意が冷めた中で、残された全国48基の原子炉を維持管理しなくてはならない。そうでなくても電力会社に危険防止の意志が乏しいことはすでに見た通りだ。国全体が「鬼っ子」に冷たくなれば、企業は安全のための予算をさらに渋って、人材配置にも熱意を失うだろう。私はこのような事態が招く再度の原発事故を最も恐れている。日本という国そのものが、完全に世界から見放される日である。・・・>

 と、ある。

 なんか、西尾氏、思考が暴走しているが、このパラグラフの文章の後半は、なかなかいいのであるが、

 後半は、前半に沿った文章であり、その前半で「今後、わが国の原発からの撤退とエネルギー政策の抜本的立て直しは避け難く」と言う見立ては、私の考えでは「間違い」であるからして、文章全体がおかしくなっている。

 東電は、絶対に、今後も原子力の利便を手放さない。

 今、政府もマスコミも、放射能の恐怖を増幅させているが、もし、この事故が終息したら、政府も、一部を残したマスコミも、ガラリと様相を変えるだろう。

 私は、それでしょうがないと思う。

 日本には燃料資源がないのだから。

   ◇

 <・・・≪見えて来ぬ事態収拾の最終形≫
 殊に4号機の燃料は極めて生きがよく、いくら水を入れてもあっという間に蒸発しているらしい。しかも遮蔽するものは何もない。放射性物質は今後何年間も放出される可能性がある。長大で重い燃料棒を最後にチェルノブイリのようにコンクリートで永久封印して押さえ込むまでに、放射線出しっ放しの相手を何年水だけを頼りにあの場所で維持しなければならないのか。東電にも最終処理までのプロセスは分からないのだ。・・・>

 このパラグラフの表題は、確かに尤もであるが、そう言ってればいい無責任さは否めない。

 また、この文章、凄く、私たちレベル(テレビ視聴者大衆)の観点である^^;

 私は、紆余曲折はあれど(ここは政府や東電の対応による人災だが)、担当者は、潰すべき問題を一つ一つ解決していってると思う。

 原発の事故は、その放射性物質の半減期と同じく長期の問題となる。

 それは理解しなくちゃならない。

   ◇

 <・・・東北は津波のたえない地域である。設計者はそのことを当然知っていた。東京電力は今回の津波の規模は「想定外」だというが、責任ある当事者としてはこれは言ってはいけない言葉だ。たしかに津波は予測不能な大きさだったが、2006年の国会で、共産党議員がチリ地震津波クラスでも引き波によって冷却用の海水の取水停止が炉心溶融に発展する可能性があるのではないかと質問していた。二階俊博経産相(当時)は善処を約していたし、地元からも改善の要望書が出されていたのに、東電は具体的改善を行わなかった。
 同原発は原子炉によっては40年たち、老朽化してもいたはずだ。東電が考え得るあらゆる改善の手を打っていた後なら、津波は「想定外」の規模だったと言っても許されたであろう。危険を予知し、警告する人がいても、意に介さず放置する。破局に至るまで問題を先送りする。これが、日本の指導層のいつもの怠惰、最悪の中の最悪を考えない思想的怠慢の姿である。福島原発事故の最大の原因はそこにあったのではないのか。・・・>

 私は、今回の地震・津波・原発事故を「想定外」だとする意見を安易に非難などは、絶対に出来ない。

 確かに、責任ある立場が、物理的な解釈を放棄し、「想定外」「天罰」「神のみぞ知る」などと言うのは苦々しくもあるが、

 じゃあ、それを非難するあんたら、予測できたのか? と言いたい。

 言葉遊びは簡単なことだよ。

 私には、そんな批判は到底出来ないし、反原発の風潮の中で、ヴァージョンアップすることを許されずにやりくりされてきた福島第1原発が、未だ「想定範囲内」の事故経緯で推移出来ていることこそが評価されていいんじゃない?

 最悪の状況、と言うのは、起こるのだったら、これからだ・・・。

   ◇

 西尾幹二氏が、これまた安易な政府批判を、いつものように垂れ流すのではなく、やや科学っぽい理屈を背景に、やはり、政府批判ではなかったが、結局、東電批判をしているだけだったということは寂しい限りだ。

 月刊『W?LL』(←駄本。買う必要なし)の震災特集での、西尾氏の「最初の数日間の感想」と言う文章は、雰囲気があって良かったが、

 あいかわらず、震災直後の携帯電話不通を「どういう方針で回路が封鎖されていたのか、謎である」とあたかも陰謀があったかのごとく書いている^^

 いや、パンクしていただけですよ・・・。

 政府は嘘をついている…、東電は隠蔽している…、なんらかの陰謀だ…、・・・いいかげん、そういった考え方は、みんな、卒業しようよ、マジで!!!

                                                     (2011/03/30)

[東日本大震災(東京の私の思い・19 「タマヨ、衆人環視の中、セイをむさぼる」]

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☆素晴らしい!

 衆人環視の中、複数の若い屈強な男に囲まれて、聖職の身にありながら、人妻でもある丸川先生は、泣きボクロが印象的な、その端正な顔をゆがませ、その口唇をめいいっぱい開き、おいしそうにセイ(青野菜)を、放射能…、もとい、本能の赴くままにほお張っていた・・・。

     《丸川珠代議員らサラダ食べ「風評被害止めたい」 (2011/03/31 00:34更新)》

 <自民党の丸川珠代参院議員ら若手議員約10人が30日昼、党本部で放射能漏れ事故で風評被害を受けている福島、群馬県産などの野菜や果物のサラダを食べて安全性をアピールした。政府は福島県産ホウレンソウなどの出荷制限に踏み切ったが、周辺地域の農作物にも買い控えや返品が相次いでいるといい、平将明衆院議員は「自分たちが食べることで風評被害を食い止めたい」と話した。>

 ・・・いいことだと思う。

 パフォーマンスではある。

 昨今、民主党のせいで、「パフォーマンス」と言う言葉が貶められているが、けして、悪い意味の言葉ではない。

 特に、この行為で助かるのは、風評被害にあった農家の方である。

 理不尽な苦境に落とされた国民を助ける為に、是が非でも我々が目立ってやると言う「パフォーマンス」行為である。



 今回、丸川珠代議員、自分のことなど顧みない明け透けな食いっぷり、最高です。

 蓮舫の、数万人の被害者を目の前にして猶の、揶揄されるべき方の「パフォーマンス」の姿の数々を見たら、

 丸川珠代さんの、政治家としての真摯なあり方には、感動しますよ。

 PS.写真の中で珠代議員の横にいる方、トマトを拭いたりしていないで、男なら、そのままかぶりつけ!!!

                                                     (2011/03/31)

[東日本大震災(東京の私の思い・20 「放射能、もっと強くなぁれ/独創的言論指向性症候群」]

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☆今回、地震とは関係ない「前置き」が多くなるので、とあるサイトで知った「痛快な記事」を、先ず、転載しておく(一個の独立ブログが、他のブログの内容を全て転載するのは非常識だが、それでも、今回は転載する意義はあろう)。

衝撃の事実、体に非常に良い福島県産の農水産物 低線量率放射線効果の驚く健康増進力 (2011/3/30(水) 午後 5:59)
 放射線医学の専門家であり世界的な権威、稲 恭宏(いな、やすひろ)先生が、講演発表されました。先生は、放射線治療の長年の研究から、低線量率放射線療法を開発され、実験により証明されたことを元に発表されています。
 それによると、高線量率による被曝と低線量率による被曝とはまったく質が異なります。福島原発における放射線量は、チェルノブイリ事故や広島長崎のような高放射線量のものとは全く異なるもので、福島原発の放射線が、人間が地上で数十センチジャンプする力にたとえるなら、チェルノブイリや広島長崎は、宇宙ステーションに届くようなジャンプになるそうで、もう全く別物なのだそうです。
 ところで、この被曝という言葉は、広島長崎の原爆による被爆という場合の被爆とは字も違い意味も違う言葉であり、原爆の被爆は原子爆弾による高線量の放射線を浴びることであり、同じ発音でも意味は違いますから混同してはなりません。
 低線量率放射線療法によって、先生は多くの患者を治してこられました。もし患者でなく、まったく健康な人に低線量率放射線効果ほどこした場合は、免疫機能が著しく高まり、がんの発生率が低下し、非常な健康増進になり、インフルエンザにも掛からなくなります。もし牛ならば、福島県の牛は口蹄疫にもかからなくなるといわれます。できれば、放射線量がもう少しレベルが高いほうがもっと良いそうです。
 そして、先生は長年実験してきて、英文学術ジャーナルに発表されています。マウス実験でも低線量率放射線療法を施したマウスは毛並みも良くなり、がんも発生せず、寿命も伸びて、普通のマウスよりも体格が良く健康が増進するそうなのです。
 先生は、今回のことはちょうどこの低線量率放射線療法と同じであり、今後福島県産の野菜や海産物はむしろどんどん食べたほうが健康によいといわれます。今までテレビや原子力委員会で説明してきた専門家と言われる人々は、勉強不足だといわれます。数年前の東海村の事故の時も、先生に原発関係のおえらい方が、安全性を訪ねにこられ、その時先生は施設外では全く問題ないと応えて、安全性を保証されたことで事態を収束させることができました。
 今回も政府の発表や専門家と言われる人々のあまりの勉強不足による嘘の発表とひどい風評に、発表の講演を行うことにされ、昼夜を問わず説明のためのデータの表や図を作成されて、講演を行われました。
 福島に行くだけで、健康が良くなり、免疫力が高まります。福島の農水産物、水も大いに食べて飲んだほうが、健康が増進します。》

 にわかに信じ難いが、確かに、コペルニクス的な展開を見せる衝撃的な内容です。

 「…この被曝という言葉は、広島長崎の原爆による被爆という場合の被爆とは字も違い意味も違う言葉…」

 確かに・・・、私、混同して使っていた・・・。

 「…できれば、放射線量がもう少しレベルが高いほうがもっと良いそうです。…」

 す、すげえ・・・!!!

 「…福島原発における放射線量は、チェルノブイリ事故や広島長崎のような高放射線量のものとは全く異なるもので、福島原発の放射線が、人間が地上で数十センチジャンプする力にたとえるなら、チェルノブイリや広島長崎は、宇宙ステーションに届くようなジャンプになるそうで、もう全く別物なのだそうです。…」

 本当に素晴らしい表現です。

 私、恐れることのない放射線量の、他の人に分からせる表現を、ここのところ、ずーっと考えていましたが、これ以上に心がスルリと得心する比喩は思いつきませんでした。

 リンク先には、稲恭宏さんの講演会の動画もあるので、是非!

   ◇

 さて、本題。

 KLYさんがコメントで、前々回の西尾幹二氏の引用に、こう書いてくれた。

 《「どーも…」 (KLY) 2011-03-31 02:47:51
  この西尾氏の文章は今回こちらで初めて読んだのです。
  でも内容は全て何処かの新聞やら週刊誌に書いてあるもののコピーだったのに驚きました。
  この人ちゃんと自分で取材してないんじゃないでしょうか?
  偶然にも西尾氏の考えがいくつかの新聞や週刊誌の記事と同じだったのかな…?
  なにやらツイッター上で流れてくる素人の安っぽい反原発論と同等にしか思えないのですが。(苦笑)》

 私は、かつて、西尾氏を批判し過ぎて、今回は割りと柔らかめに書いたのですが、KLYさん、見事に「王様は裸だ!」と書いてくれちゃってます^^;

 その指摘は、全くもって正しいです。

   ◇ 

 表題の「独創的言論指性向症候群」とは、私が長年主張し続けている概念の一つである。

 10年ぐらい前から言ってるかな。

 前々回、引用した西尾幹二氏を、かつて(「新しい歴史教科書をつくる会」の内紛の時)、徹底的に批判した中で語っているのが丁度良いので、転載しておく。

 以下の文章は、理由を問わず、クレーマーには異常に弱いサイト運営会社「産経デジタル」の<IZA>サイトのブログでエントリーされていたが、ある日、「つくる会」の雇った弁護士(ロッキード事件で活躍した弁護士の下で働く、統一教会顧問弁護士だった)の抗議で削除された。

 私は、バックアップしていないエントリーもあったので、正直、個人的には、今回の「津波」的な情報の大ダメージを受けたものだ。

 でも、名も知らぬ有志の方が、こともあろうに^^; <IZA>サイトで、私の文章を一部残してくれていた。

 《 [人格攻撃の是非・2(つくる会内紛)] (2006/06/21) ミッドナイト・蘭
  ▼私には、よく使う独特の言い回しが二つある。
     「独創的言論志向性症候群」
     「当事者の罠」・・・。
  この二つは、私のネット人生で常に考えさせられてきたポイントだ
     (私のネット人生とは、イコール西尾先生のバカ弟子を名乗っていた期間でもある)。
  前者は、
  ある種の思想家(言論者・表現者)は、新しい理屈を常に求める、という事を意味する。
  そう、自分の特別性を発揮させるために、無理矢理にでも追い求める、というものである。
  誰かが、現実に即して主張した大義に対し、
  「それならば」と、違う見方の提示をして見せると言うシニカルな、負の意味合いのものである。
              ・・・全文読みたい方はコチラをクリック!!! 》

 多くの言論者に、この「独創的言論志向性症候群」はある。

 私にもある。

 私など、映画の評論を書くとき、必ず、自分独自の観点・表現を志すようにしている。

 だが、最低条件として、それを自分が心から確信していなくてはならないと律している。

 だが、ここ数年の西尾幹二には、その矜持がなくなってしまっている。

 自分の「独創的言論」を、取り繕うようになってしまった。

 今回の文章ならば、西尾幹二氏は、ワイドショーやネットなどの、自分の「保守派に属しながらの左翼的人格」に則した内容をピックアップしたでしょうし、何よりも、震災後初めての震災特集の論壇誌『W?LL(←駄本。買う必要なし)』に文章を寄せ、その見本誌が届けられ、他の識者の文章を読み、それを月刊誌の影響力から、更に広い影響力を持つ全国紙(産経)に自分の文章を載せるにあたり、パクリまくった、と言うのが実状である。

 だから、昨日の西尾氏の産経・「正論」欄の文章は、取りとめのない雑多なパッチワーク文章と化していたのだ。

 この人、根が素直なので、会心の文章がかけなかった時には、妙な文学的な表現を駆使したりする。

 「殊に4号機の燃料は極めて生きがよく」、「原発は東電という企業の中でも厄介者扱いされ、一種の「鬼っ子」になるだろう」、「手に負えぬ48個の「火の玉」をいやいやながら抱きかかえ」・・・。

 武士の情けで羅列はしないが、震災特集の「W?LL」の他の方の文章要旨をパクった部分は非常に多い。

 私は、西尾氏の「バカ弟子」を名乗っていた頃から、その西尾氏の「傾向」は分かっていたのだが、

 それは、自分らの意見も取り入れてくれているんだなと好意的に捉えていたものだ。

 だが、パクリ先の言及がないのは、あまりにもの非礼であろう。

 また、私は、このような時事的問題を語るにあたっては、その日、その日での・・・、その瞬間、その瞬間での、自分の言論の鋭さと言うものを常に意識している。

 だから、ブログのエントリーに付された日付・日時は非常に重要視しているし、

 後日、あたかも自分のオリジナルのように、私の文章の要旨をひけらかしているような奴は許せない。

 私は、常に、自分の主張を自信を持って送り出しているからだ。

 西尾氏も、折々での、自分の言論の鋭さと言うものを常に意識しているだろう。

 だが、西尾氏は、近年、それが偽りであっても、演出するようになってしまった。

 それが、昨日の新聞の西尾文章である。

 「W?LL」やワイドショーの独創的な言論は、昨日の西尾文章よりも早くに同様の内容を語っている。

 だが、例えば、10年後から見たら、新聞に載っている西尾氏のパクリ文章の方が残り、「慧眼」とされてしまうのだ。

 つまり、パクリ屋が「オリジナル」とされてしまうのだ。

 ・・・いや、でも、この件については、10年後、西尾氏の主張はジャンク扱いかも知れんが・・・。

   ◇

 で、そのような、偽ることを恐れない人間の言論は、その変節に躊躇が全くない。

 昨日と今日、全く正反対のことを言ったりする。

 それを私は、「信念のない人間」「思想のない人間」と呼ぶ。

 いや、たまに、「間違った信念のある人間」「間違った思想のある人間」もいるので厄介なのだが…^^;

 私が、言いたいのは、そのような人間こそが、マスコミの垂れ流す「放射能ネタの煽り」に、日々、惑わされ、思考の右往左往を続けさせられ、ただただ、頭の中で放射能に対しての恐怖をひたすらに増幅させているのだよ、と言いたいのだ。

 よく、わざとに可能性の低い不幸ばかりを求めて行動する人がいて、「苦労性」などと言われるが、

 現在の放射線量でビクついている人は、つくづく「苦労性」なんですなぁ^^;

                                                         (2011/03/31)

[東日本大震災(東京の私の思い・21 「『人災! 人災!』言い続けていた奴の所為で、確かに人災」]

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☆今日は、溜飲が下がった日だった。

 先ず、朝、早く起きてパソコンで、稲恭宏博士の緊急特別講演動画、その前半の45分ほどを見た。(下をクリックして、みんなも見て!)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(1)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(2)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(3)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(4)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(5)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(6)

 面白いし、正しいだろう。

     (テレビ出演時)全然問題ありません!稲博士の緊急提言 (こちらもクリック!)

 まあ、この人はプロ中のプロである。

 だが、私である。

 原発事故からこの方、私、専門知識がないのに、今回の事故での放射能が人体に良い効果があるとまでは言ってないですが、この方とほぼ全く同じ主張をしている。

 地震が起こってからの、私のエントリーを、日時を気にして読んで欲しい。

 この方の主張を知る前から、私の言ってることは一貫している。

 マスコミの放射能認識が、やや変わってきた節目までも、私は指摘している。

 この先生が、唯一、やや危険視した事故現場においての、β線炎症障害を起こした作業者二人(作業靴で濃い放射性物質と化した水溜りで作業をしていた)に対しても、私は、以下のように記している。

 <…朝のラジオで聞いたのだが、福島原発内での作業者が足らなくて、一説には日給40万円で募っているそうだ。
 それでも、なかなか見つからないとのこと。
 私がやるってば!!!
 私は、今現在の放射能数値を全く恐れていないのだ。
 ただ、私は、最低限、ゴム長靴は履かせてもらうけどね・・・。
 さすがに、福島原発の施設内は、かなり危険のパーセンテージが高いだろう。
 でも、それでも、エベレスト登山などよりも命のリスクは低い。
 大体が、私は、今の「放射能忌避」の日本の風潮に腹が立っている。
 大地震によって原発事故が起こった。
 想像を絶する地震だ。
 原発にも亀裂が入り、「人体に影響のない範囲の放射能漏れ」ぐらいは起こるの当たり前!!
 それを、殊更に、微に入り細に穿ってあげつらい、同胞を追い込む同じ日本人には腹が立つ!!
 ちゃんと、数値を見ろ!
 健康には、何ら影響がないんだぞ!
 ワイドショーやゴシップ雑誌の「煽り」に影響されるな!
 原子力用語には欠かせないプルトニウムも検出されたとのことだが、それは、かなり前に、「五つの放射性物質が確認された」とのニュースの、その発表の中の一つの元素名が明らかになったに過ぎないし、そもそも、海外の安全なる核実験の影響で日本で検出された程度の数値だ。
 だが、マスコミは、あたかも「新発見の新たな危機」の如く発表する。
 マスコミ論調を支配しているのは、東京在住の人間の価値観だ。
 私も含めて、自分が安全圏にいるので、遊び感覚でしか報道できないのだ。
 そして、自分らに影響が及んだとき、すぐに、現実的な判断を下す。
 東京の浄水場から放射能が検出されたときの、意外にクールな都民の対応に、皆さん、拍子抜けしたことだろう。
 そして、この問題はすぐに沈静化された。
 石原都知事の適切な対応もあったが、
 実際、今のマスコミで騒いでいるような放射能被害は、その程度なのだ。
 しかし、東京の消費者が騒いで、風評被害の農家からは自殺者まで出している。
 せっかく、大震災を生き残ったってのに!!!   …>

 私、正に、神懸かっているでしょ?^^;

 初期の頃は、こう書いている。

 <…しかし、福島第1原発の事故からはじまる日本人の放射能に対しての過剰な問題意識はなんなんだろう。
 マスコミの煽り報道に影響されての、政府や東京電力への怒りには、そのお門違いに腹が立つ。
 先ずは、多くの国民に「地震に遭遇した運命」に対しての「怯え」「不安」に対しての怒りがあり、
 その延長線上に政府や東京電力への怒りがある。
 そこは、絶対に分断されて考えるべきなのに、多くの国民にその知恵はない。
 大自然への怒りの捌け口が、政府や東電になっている。
 もちろん、政府や東電には、事故発生後の凄まじい過誤の数々がある。
 確かに福島第一原発では大事故が起こっている。
 そして、まだまだ、大災害になる可能性を秘めている。
 が、国民には、生命にかかわるような直接的被害は出ていない。
 事故は起こり、それに伴い、多少の放射能が外部に出るのは当然のことだ。
 だが、その放射能は、今のところ、あらゆる角度から見て、人体に影響がないとの見かたが下されている。
 で、ここからが、私が、残業してヘトヘトでありつつも、書きたいことだ。
 ここでは、膨大な地震の被害は置いといて欲しいのだが、
 ならば、何故、多くの国民は、現在の放射能測定値を恐れ、逃げ、そこで採れた野菜、牧畜生産物、ひいては海産物をもだろう…、を忌避するようになってしまったのか?
 ここでは東電は関係ない、政府の過誤の数々はある。
 だが、最も罪深いのが、マスメディアと、その視聴者(メディア環境にない被災者は除く)である。
 この両者には、「より強い刺激」を「与え・求める」と言う相互作用があり、
 与える側は、自分らが渦中にいる大事件であるにもかかわらず、面白おかしく、考え得る最悪のケ−スの可能性を、説明の良心的配分を無視し、メディアで語り続けた。
 視聴者は、自分らが渦中にいる大事件であるにもかかわらず、嬉々として、冷静な情報受容を蔑ろに、ワイドショーが垂れ流すデマ(風評)を「現実」の如く頂戴する。
 視聴者のヒステリックは、「刺激が強いものを欲し、自分らの安全確認よりも、危険でいることこそを求める」段階に入っている。
 つまり、今回の原発事故の被害は、「マゾ的国民の自作自演」にあると考えている。
 何故なら、人体に影響のある被爆をした者は、原発内で活動した者の中の数人に限られている。
 外部には、深刻な影響は出ていないのである。
 だが、多くの国民は、そこから「危険の芽」をあさり、よだれを垂らして問題視するのである。
 私は、現地の住民が、政府の情報とマスコミ情報の板挟みになって悩んでいる頃から、「マスコミのあおりに騙されていたら、次はあんたらの土地の生産物に悪評が出てくることになるんだぞ」と、テレビを見ながら仲間に言い続けていたのだが、案の定の結果になった。
 そもそもが、国の定めた規制値が、何を基準に定められたか不明で(健康に害のある数値基準ではない)、例えば、ほうれん草など、普通の人間の摂取量では(その300倍でも)、到底、人体に害が出るレベルではない。
 出荷制限する段階にはない。
 桁が4つは違うだろう。
 「勿体無いから残さず食べなさい」段階の話である。…>

 このほかにも、いっぱい書いているので、時系列に沿って読んでみて!

   ◇

 何故、私の観点には揺るぎがなかったのか?

 ポイントは3つ(+1)。

   ? 日本の科学力に絶対の自信を持っていた(それで駄目なら、地球壊滅)。

   ? 最初の危険視されていた数値(シーベルト)が、よく学んでみると、全く危険でないことが分かった。

   ? 死者が出ていない。

   (+1) 私は、「爆発」のシーンをテレビで見ていなかった
               (あのインパクトある映像で多くの人が心に恐慌をきたした)。


 特に、?の数値の、あまりにも危険からかけ離れた「桁のずれ」には、私、ずっと疑心を持ち続けていた。

 それは、単位「シーベルト」から、単位「ベクレル」に移行したとしても、同じであった。

 それが納得出来ない限りにおいては、私は、全く恐怖を感じるつもりはなかった。

 ・・・ただ、私は、少しだけ不安はあった。

 情報から導き出される答えは、私にとっては「恐るるに足らず」だが、

 果たして、それが正しいかどうかの「証拠」はなかった。

 証拠と言えるものには、私の「天才」があるが、それはあくまでも自称であって、広域に理解されるものではない^^;

 だけども、私の中には「間違ってない」と言う確信はあった。

 その確信がある限りにおいては、同じ観点で語り続けようと思っていた。

     

 そして、そんな時は、ドラえもんが言うとおりに、「思いがけない道がひらけることもある」のだ。

 思えば、私、ここぞと言う、ネット上の言論勝負において、確信を持って挑んでいるとき、必ず、賢者が助けに現われてきたものだ。

 今回も、稲恭宏博士という人が、私の認識では突如として出現した。

 涙が出るほど嬉しい話であった。

 所詮は、実体のない危険であり、多くの人間のメンタルに作用していた危険に過ぎない。

 博士の主張が国民に浸透すれば、

 これで、先ず、大震災の原発パートは落ち着くだろう。

 私もホッとして、今日は、「放射能ヒステリー」のバカどもを気にやむ必要もなく眠れるし、家族の心配もなくなり、元々、私には不安感はなかったが、安心して、再来週の「現地入り」を実行できる。

   ◇

 また、私の「神懸り」は政局にも反映している。

 民主党と自民党の「大連立」が進みはじめたようだね。

 私が、保守派には反対の多い「大連立」をひたすらに望んでいることは知っているよね。

 望んでいるし、それが正しいこととも思っている。

 そんな奴は、私かナベツネくらいしかいないだろう^^;

 早く実行して、自民党の力で、一刻も早く、国を良き方向に導いてくれ!!!

                                                      (2011/04/01)

[東日本大震災(東京の私の思い・22 「伝説のコンビニ/新聞の価値」]

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☆昨日、熱が出て、ダウンしました。

 稲恭宏博士の言説で、私、ホッとして、張り詰めていたものが解きほぐされ、疲れがドッと溢れ、熱になって出たのだと思います(←自分で言うことじゃない^^;)。

 稲恭宏博士においては、来週か再来週の『週刊文春』とか『週刊新潮』でゴシップが載るのは必至だと思われますが、

 ・・・稲恭宏さん、貴方の主張は日本社会に広く知れ渡り、多くの方を救った・・・、だから、平常心で、これからもかぶいて下さい。

   ◇

 今日はバイトもなく、元々からの、久し振りの完全休日だったのですが、まだまだ体が辛く、映画を3作品くらい見溜めしようと思ったのですが、駄目でした。

 いちお、外に出てみたのですが、コンビニで新聞を買うのがやっとでした。

 昨夜、ベッドで朦朧としていたとき(昨夜か、本日の未明か分からない)に、かなりの揺れがありましたね。

「この期に及んで、まだ、揺れるのかよ・・・」と、私は夜中に一人呟きました。

 今日も、午後の4時39分に地震警告メールが入りました。

 私は身構えていたのですが、この時は揺れは感じなかった。

   ◇

 仙台の若鷲さんから、メールが届きました。

 忙しいでしょうから、地震後にメール連絡を取り合ってから、連絡しなかったのですが、稲恭宏博士の話は伝えたかった。

 そしたら、忙しい中で、わりと長い携帯メールをくれた。

   <返信遅れてすみません。
    これで安心して野菜を食べられますね。
    まさに目からウロコです。
    小生の住んでる所は、比較的安全な所で、震災らしい震災は受けておりませんです。
    皿が結構割れてしまいましたが、もともと、過剰ぎみに皿がありましたので、今は丁度良い位です。
    しかし、あの揺れの大きさと、時間の長さは、かなりビビリました。
    幼少の頃体験した、宮城県沖地震の比ではなかった気がします。
    唯一困っているのは、ガスが復旧しないので、風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴してる感じです。
    小生は今、コンビニで働いておりますので、震災当日から、働き続けております。
    真っ暗い中、懐中電灯とお客さんの携帯の電卓で会計をしながら頑張っておりました。
    お客さんは皆さん、協力的で、小生、少々ジーンとしてしまいました。
    コンビニ本部としては、早く二十四時間営業にしようと、無理難題を言ってきて、今は、大変忙しいです。
    ヘトヘトです。
    蘭さん、いろいろとお気づかい、ありがとうございます。
    蘭さんの住まいの方は、震災はどうだったのですか?
    大丈夫でしたか?
    ではでは。                        >

 若鷲さんの働いているコンビニは、仙台駅の直近なんですよね。

 私が『伝説のコンビニ』をフィーチャーしているのは、若鷲さんを応援する意味もありました。

     『伝説のコンビニ』(←クリック!)

 若鷲さんの娘・キューピーちゃんも、「風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴…」していると思うと、メチャ愛しいものよ^^

   ◇

 さて、こうして書いていると、体調の悪さがぶり返しているのだが、もうちょい書く。

 私は原発事故風評を考える中で、なんで、多くの国民が、何らかのメディアの言ってることを丸写しし信じてしまうのだろうかと考えてきた。

 ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」・・・。

 で、色々考えたのが、なんか、安易に言葉を弄している人は、新聞を読んでいないことに気づいた。

 いや、私は、新聞礼賛主義者じゃないよ。

 でも、先に挙げたメディアよりは、事象の客観性に優れているのと、

 ある一定の、事象の根底にある基礎情報が記されていることは、読む者に、独自の観点を生み出させる可能性を排除していないと思うのだ。

 「2ちゃんねる」は、各新聞の記事が表題に立てられて議論されているが、基礎知識の記事が付記されることはない。

 何よりも、ネット記事に対し、手に持ち、全体を見られる新聞媒体は、人間の情報受容の度合いにおいて比較できない優越があろう(しかし、それは時の流れで変わるかも。人間の視点の進化で)。

 例えば、先に挙げたメディアが「択捉産サトイモから基準値の1800倍の放射能」とか見出しに記したとする。

 先に挙げたメディアには、その「1800倍」がどのような意味を持つのかの詳細な説明はなく、ただ、見たり読んだりする者が「なんか知らないがヤバイ状況だ」と言う感覚だけは植えつける。

 でも、疑問を持つ者もいると思うが、その後に「竹島産サツマイモから基準値の2300倍!」とか「尖閣産タロイモから基準値の3100倍!」とか立て続けに言い募られると、当初の疑問を考える暇もなく、根本ないがしろの情報の渦に飲み込まれる。

 だから、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」からだけ情報を得ている人には、素人としても最低限知っておかなくちゃならない基礎知識がない。

 で、そのような人は、何度も何度も、煽情記事を「上塗り」されて、なんちゅうか、普通に成長してきた人が真っ当に持っているはずの「情報選択の概念」を喪失しているのだ。

 それは、一昨年の衆議院選挙のときの「民主党ブームw」の時のようなものだ。

 あの時、「情報選択の概念」を持ち続けている人物たちが、必死で「民主党は危険な政党だぞ!」と言い続けていても、多くの国民が受けている、ワイドショーや週刊ゴシップ誌による「煽情記事の繰り返される上塗り」に抗し切れなかった。

 そして、あれから、一年半が経ち、数々の政治的粗相を犯し、そして、今回の大破局を迎えてさえも、民主党支持から抜け出せない人々さえいる。

 コロコロ主張を変える人間も最低だが、間違っているのが分かっていてそこに甘んじている人間も最低だ。

 稲恭宏博士に限らず、多くの専門家が、今回の福島原発の事故は由々しき問題なれど、その放射能被害はないと言っているのだが、

 それこそ、新聞記事からして「間違っているのが分かっていてそこに甘んじている」。

 だが、新聞は、ちょっとづつ、観点をずらしていっている。

 ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」も、一辺倒ではなくなった。

 政府が厄介だ。

「風評被害」に懸念の主張をしつつ、同時に「出荷規制」と言う矛盾を続けている。

   ◇

 それから、全く反対に、原子力や放射能のぶ厚い専門書を読んでいるだけの人も、正常な判断が出来なくなっている。

 つまり、極端な原理主義に陥り、今現在起こっている「特殊事例」に全く即応できない、涅槃の言説ばかりを念仏仏教のように唱えることになる。

 繰り返すが、私は新聞礼賛主義者じゃない。

 各新聞でも、反原発や原発推進派などの思想の違いはある。

 だが、最低限の基礎知識と、タイムリーな情報を落ち着いて提供できている新聞を、せめて、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」などと並列に目を通すことは大事だと思う。

 そうしないと、人間としての真っ当な観点を喪失する。

 

                                                      (2011/04/03)

[東日本大震災(東京の私の思い・23)]

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☆風邪がまだまだ治らないので、短信ですいません。

 昨夜は、借りていた『東京マグニチュード8.0』の4話までを見た。

 何らかの、今回の震災を考える上でのヒントになるのではと思ったのだ。

   ◇

 東京に起きた大地震の設定を、主人公である反抗期真っ只中の中一の少女の動向を通し、リアルにシミュレートしたアニメ作品だ。

 お台場に、弟のつきそいで遊びに来ていて震災に遭遇した主人公が、弟と手を携えて、世田谷の自宅に戻ろうとする物語だ。

 主人公・未来の、まだ早い思春期特有の他者嫌悪の姿が瑞々しくもあり、

 弟・悠貴の、地震後の、恐怖よりも姉と手を繋げる嬉しそうな顔の素直さが可愛い。

 二人と行動を伴にするお姉さん・真理さんは凛々しい。

東京マグニチュード8.0 (初回限定生産版) 第2巻 [DVD]クリエーター情報なし角川エンタテインメント

 まだ序盤なので、感想を書ける段階ではない。

 ただ、地震の揺れの描写などに、自分が経験した揺れと似たものを感じ、かなり恐怖を感じた。

   ◇

 作中の発生日時は、2012年7月21日 15時46分頃だそうだ。

 発生日時は、今回と、全然、近くないんだけど、なんか重なる点もあるんだよなぁ・・・。

   ◇

 この作品、かなり前から、見たい見たいと思っていたのだが、今回の大震災の前に見ていたら、

 私の地震に対しての心構えも変わっていただろうか?

 いや、今回ほどの規模のものは、「心構え」で対処し得るものではあるまい。

 作品は、あくまでも「作品」として見てしまっていたと思う。

                                                   (2011/04/04)

[東日本大震災(東京の私の思い・24「施し」)]

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☆かなり体調は回復しています。

 今、花粉症のほうはおさまっています。

 多少熱があるみたいなのですが、二日連続で残業もしまして、ちょっと無理したほうが、私の身体にはいいようです。

 断わろうかなとも思ったのですが、どうも、私は、何にしても依頼されると断われない性格だ^^;

 もし、女ならば、色んな男にやらせちゃうタイプかも知れん^^;

 でも、私自身もエンジョイしちゃうかも知れない。

 で、中には暴力的な男もいたりして、さすがに、その暴力に耐えかねて法に訴えたら、

 事情聴取の中で、捜査官に「あんたも楽しんだんだろ?」とか言われて、

 深く傷つくかと思いきや、妙に納得してしまったりして、そして、・・・(以下ry

   ◇

 さて、職場(支店全体)で義援金を募ることになった。

 いいことだと思う。

 もちろん、希望者のみだが、今回の希望者は多そうだ。

 また、私の働いている会社の東北の支店も、かなりのダメージを受け、業務の再開の目途も立たないようだ。

 故に、本来、その東北の支店が担当していた山形向けの出荷が、こちらの支店に回され、最近、忙しくなっている。

 だから、私、多少熱があるみたいなのですが、二日連続で残業もしまして、ちょっと無理したほうが、私の身体にはいいようです。

 断わろうかなとも思ったのですが、どうも、私は、何にしても依頼されると断われない性格だ^^;

 もし、女ならば、色んな男にやらせちゃうタイプかも知れん^^;

 でも、私自身もエンジョイしちゃうかも知れ・・・(以下ry


   ◇

 さて、知り合いからメールが来た。

 その人は、ボランティアで宮城に行ったのだそうだ。

 その「ボランティア」とは、特殊な物を扱うので、その方らの正体がバレちゃうので詳しく話せないが、いわゆる労働力提供のものではなく、物品の提供活動の範疇にある。

 すぐに電話をした。

 私は、ここに色々詳しく書きたくも我慢しているが、特に聞きたいこととして、

「行くのに苦労したか?」

 が、あった。

 現場に行くことには苦労はなかったようだ。

 高速(東北道だろう)に、地震の被害による歪みが数ヶ所あったが、特に問題ないそうだ。

 渋滞もなかったそうだ。

 で、私が問うた「何日間行ったの?」の言葉に答えた一言が素晴らしかった。

「日帰りで行ったんだよ」

 日本は広くて、でも、近い。

   ◇

 さて、以下の、ネット上で拾った文章中の「施し」と、「ボランティア」とは、意味がかなり異なりますが、ここでは、その内容の似た点だけを読み取って下さい。

 《曾野綾子さんの連載エッセイ「小説家の身勝手」(WiLL2011年4月号)より
  ユダヤ律法を集大成したマイモニデスによると、施し方には八段階があるという。
  以下、程度の悪いほうから並べる。
  (8)いやいや施す人
  (7)施すべき金額よりも少なく施す人
  (6)乞われてからはじめて貧者に施す人
  (5)貧者から乞われる前にちゃんと気づいてその貧者に施す人
  (4)寄付を受ける人が寄付者の名前を知っているが、寄付者は与える人の名前を知らない場合
  (3)寄付者が寄付を与える人の名前を知っていて、寄付を受ける人が寄付者の名前を知らない場合
  (2)施す者と施される者との名前が知られない状態で施しがなされる場合
  (1)まず金を与えて貧者を援助するよりも、ローンを貸与して彼を貸主の商売仲間に入れ、仕事を提供して自立できるようにしてやること
  マイモニデスは、十二世紀にスペインのコルドバに生まれ、エジプトで宮廷付きの医師として働く一方で、
  ユダヤ居留民の長として働いた人だというから、最高のやり方は、援助の金を与えるのではなく、資金を貸し付けて自立させるということであった。
  出典はラビ・ピンハス・ペリーの著書「トーラーの知恵 現代を生きるためのユダヤ人の聖書観」とのことです。
                                  (終わり)》

 私は自己顕示欲がかなり強い人間だが、それ以上に、「ボランティア」なり「施し」をするにあたり、

 「対象の喜ぶ姿を見たい」がある。

 だから、上記の(2)の賢者にだけはなれない。

 (1)の賢者にはなれる可能性はある。

 だが、私は、自分が善行を施す相手を見たい。

 例えば、相手が幼女だったとしたら、その子が喜ぶ姿を見て、自分も喜びたい。

 そして、その姿を目に焼き付け、その後、何度も何度も心の中で反芻しニヤニヤしたいのだ!

   ◇

 だから、私は、仮に「日帰り」と言う短時間であろうとも、対象との接触を考える。

 「短時間(一瞬・刹那)で何が出来るんだよ!」と思う方には、以下の文章を送る。

 これを読めば、私の考え方はこうなんだよと分かろう。

   ◇

   [やりきれなさに、つかのまの努力を…(2004/04/06)]

▼昨日は、夜勤なので、夕方近くに家を出ると、秋川の土手際の桜並木は、まだまだ咲き誇っていた。
「何だよ^^ まだ咲いてるじゃん」と思いつつ、自転車を走らせる。
 しばらく進むと、農地開拓の石碑があるのだが、その前に、老夫婦がおり、何やらお爺さんの方が、必死になって石碑の後ろに回り込んでいる。
 私は、自転車で通り過ぎながら、その石碑の背後を覗き見る。
 ・・・と、可愛らしい男の子(二歳くらい)がニコニコしながら立っていた。
 どうやら、老夫婦は、孫が一瞬の隙に、どっか行っちゃったので慌ててたのだろう。
 桜の葉が散る、午後の情景だった。

▼その男の子の笑顔があまりにも良かったので、私もニコニコしながら、良い気分で桜咲く農道を進んでいたら、思い出してしまった。
 感情とは複雑なもので、良い気分になると、それを±0にするような作用を施す。
 朝の新聞に載っていた記事を思い出してしまった。
 朝に不愉快、と言うか、絶望的な気分にさせられたのだが、夜勤ゆえに昼の間眠っていたので忘れていたのだ。
 産経新聞の「性的虐待」の記事だった。
 私は、児童虐待とか、そう言った記事が嫌いなので読まないことにしているのだが、つい、目にとまって読んでしまったのだ。
 いや、ここで繰り返さないけど、嫌な話だった。
「嫌な」などと言うと、被害者に申し訳ないのだが、ダメだ。

▼私は大体、子どもが好きなので、このような話が本当に苦手だ。
 私の家族もとても子ども好きだ。
 いつも、「虐待」のTVニュースなどが流れると、家族で暗澹たる気持ちにさせられる。

▼(余談)私の家族は、姪のミカンちゃんをとても甘やかしているが、甘やかしすぎて、返ってミカンちゃんはしっかりした子になってしまった。
 私が、あきんどさんの子どもを可愛がるのは、みかんちゃんを可愛がるのと同じである。
 これが、フドーさんの長女さんとなると、別問題だ。
 大学生の女の子に、あまりにも「可愛いですね、デヘへ」などと言い続けると、何か下心が見え見えじゃないすか^^;
 その点、ミカンちゃんやツブラちゃんは子どもなので、可愛くて当たり前なのでよろしいですね^^
 この「天才バカ板!」で、私の彼女など、女性の写真が現われないのは、そのような理由です。
 のろけてると思われちまう。

▼で、話を戻しますが、虐待とかの話を聞くと、もう、それは個々の家庭と言う<隔離した世界>で行なわれているので、どうにも、私なぞが助けに出る幕がなく、自分の無力を思い知り、そう言った情報は耳を塞いで遮断するしかないのです。
 世の中には、何で、そんな不幸な目にあう子どもがいるのだろう、と深く悩まされてしまう。
 何で、俺は、曲がりなりにも<幸せ>なんだろう、と・・・。
 昨夜の夜勤は、その記事を読んでしまったばかりに、ずーっと嫌な気分だった。

▼以前に、テレビに、とある若い女の子の画家が出演していて、こんな事を言っていた。
 その女の子は、イジメやら自殺未遂などを経験して、絶望的な青春を送ってきて、でも、どうにか生き長らえた末に、画業に生き甲斐を見出したとのことだった・・・。
『辛い境遇にある子が、私の絵を見て、一瞬でも安らぎを感じてくれたら・・・』と・・・。
 私は思ったものだ。
『一瞬の幸せだったら、根本的解決にならねえじゃんか・・・』
 でも、何故か、その女の子絵描きの言葉は、ずっと心に残っていた。

▼カンボジアの奥地に行ったときのことだ・・・。
 ビデオカメラを持って、傍若無人に、村人の生活を撮影していた。
 カンボジアは真っ平らなので、雨季になると、川はすぐに増水する。
 で、雨季が終るとしばらくは、辺りに水溜まりが点在している。
 ・・・小さな水溜まりを、ボロっちい網でかいているボロ服をまとった女の子がいた。
 水溜まりにいるかも知れない魚を掬っているのか・・・。
 私が近づいて微笑を向けても、愛想笑いするでもなく、ブスッとした顔で一瞥し、つまらなそうに網を操っていた。
 その水溜まりを見ると、あまりにも小さな水溜まりで、水深も2センチ程しかあるまいと思え、魚などいないのは歴然だった。
 が、女の子は、網を使い続けていた。
 痩せぎすで、可愛さの欠片もない貧相な女の子だった。
 この辺りは、生計の立てられない貧民層の住む場所だった。
 私は、ポケットから、大粒の飴玉を出して、三個ばかしあげた。
 でも笑顔は見られない。
 飴の包みを取り、コリコリと舐めていた。
 それを見ていた弟が遠くからやってきた。
 姉は、自分が貰ったものを弟に分けていた。
 私は、慌てて、弟にも渡す。
 ・・・でも、笑顔は見られなかった。
 私は、間が持たず、ビデオカメラでぐるりを撮影し、その場を去った。
 ・・・青い空に白い雲が白々しかった。
 あまりにも、ジャングルの奥地に行くと、暗色になれた子ども達は、旅行者の明色の服装を見ると、やたらに興奮してつきまとったりするものだが、この女の子は違った。
 何か荒んで見えた。
 確かに、田舎にはリアクションに乏しい子どももいるのだが、この女の子は、何か色んなことに疲れているように見えた。
 ・・・私は無力だった。

▼撮影したビデオは、日本に帰ってから早回しで見て、重要なトコだけ、丁寧に見た。
 くだんの女の子の箇所は早送りして見なかった。
 だけど、カンボジアの少女の寂しげな顔は、私の脳裏にずっと焼き付いていて、常に私の行動の「限界」を知らしめてきた。

  ≪世の中には、お前(私)なんかがどうにも出来ないことが無数にあるんだ≫

▼・・・・・、・・・・・最近、そのビデオを見直した。
 私は、とある場面を見て、狂喜乱舞した^^
 何と! テレビ画面に映し出された例の女の子は、笑っていたのである!
 私と対面していた時はムスッとしてたが、私が、女の子からの愛想を諦めて、手持ち無沙汰のうちにカメラを撮っていたら、その時、やっと心がほぐれたのだろう、大粒の飴で片頬を膨らまし、画面の隅で、弟と笑いあっていたのだ。
「うひゃひゃ^^ 笑っているじゃねえか! 笑っているじゃねえか! 笑っているじゃねえか!」
 私は、自室で大笑いした^^
 その時、女の子絵描きの言葉が心に蘇った。

  『辛い境遇にある子が、私の絵を見て、一瞬でも安らぎを感じてくれたら・・・』

「その通りだよ。あなた(女の子絵描き)の言うとおりだよ。絶望の境遇にいる子どもを、根本的に改善させようなんて、今の俺には無理だ。でも、一瞬の楽しさだったら、与えられる^^」
 私は、一つ、学んだ・・・。

▼ただ、これだけは言っておく。
 私は、子どもには優しく、とことん可愛がるが、その範囲は、高校生までだぞ!
 それ以上の女の子は、違った意味で可愛がるのじゃ〜っ!
 ウヒャヒャヒャヒャ(エロス^^)
                                              (2004/04/06の再掲)

   ◇

 片山善博総務相がテレビ番組で、日本赤十字に届いた義援金を「政府が差配する」とのたまったとのこと。

 このことについては、明日にでも書きたいが、「勘弁してよぉ!」と思った。

 横山弁護士のように「もう、やめてぇ〜!」と叫びたくなりました。

 また、新聞を読んでいると、母親と内縁の夫に、ポリ袋に入れられ酸素欠乏症で死んだ3才児の記事や、十ヶ月の赤ちゃんに殴る蹴るの暴行をした男の記事が載っていたりして、ホント、気が滅入る。

 赤ちゃんや幼児を死なせた人間には極刑を与えて欲しい。

   ◇

 そんな中で、ちょいと、判断に苦しむニュース。

     《自民党の野中元幹事長が離党(2011/04/05)》

 自民党内の「民主党的なる顔・存在」である野中が出て行くことは嬉しいが、

 その理由が、全国土地改良事業団体連合会(全土連)の会長としてまい進したいからとのこと。

 民主党の「仕分け」の中で、土地改良事業費は大幅削減が決定しているが、野中は、仙石ら民主党と連携を深め、それを覆そうと暗躍しているらしい。

 この、日本の国土が混乱を来たしている中、全国土地改良事業団体連合会の長は利権を求め動き始めている。

 ああ、日本赤十字の義援金が、野中の愛人のマンション代に消えませんように・・・。

                                                  (2011/04/05)

[東日本大震災(東京の私の思い・25「六角堂/教科書/暫定基準値20倍増し辛」)]

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☆タイトル写真は、私の家の居間に、ずーっと飾られている、茨城県の<六角堂>を描いた絵画です。

 この<六角堂>も、津波で根こそぎ持っていかれちゃったんですよね・・・。

   ◇

 今日はバイトで、町田を回りました。

 人手が多く、お店も賑やかで楽しい街です。

 作業を終え、町田市役所の前のベンチに腰を下ろし書類を書いていたら、小学校一年生ぐらいの女の子2人に話しかけられた。

 芦田愛菜をちょっと神経質にした感じの極上の美幼女だ。

 私は、話しかけられた子に夢中で、もう一人は背景だった^^

 私は地図を見ていたのだが、それを覗き込み、「地図だ! 引っ越してきたの?」と聞いてきた。

「いや、仕事だよ^^」と答えると、「そうか、仕事の事情か…」と大人ぶって去ろうとした。

 私は、その子が可愛かったので、もうちょい話したかったのだが、歩いて行ってしまうので、とりあえず、「地震には気をつけるんだよ!」と訳の分からないことを言ってしまった。

   ◇

 で、話が変わるが、そもそも、このブログは、全体の三分の一のエントリーは映画鑑賞の感想が締めていた。

 最近、節電で、近所のシネコンのスケジュールも曖昧で、早い時間に上映が終了してしまうシネコンもあるが、ボチボチ映画も見ているので、近日、レビューをまとめて書く。

 で、近所のロリコンこと私だが、最近、『SOMEWHERE』で人気を博している美少女エル・ファニングについてなのだが、実の姉のダコタ・ファニングよりも可愛いともっぱらの噂だが、私の見立てでは「それには異論あり!」である。

 まあ、今のダコタ・ファニングは成長してしまい、大人になってしまったが(私言うところの「おばさん」)、少女時代のダコタ・ファニングは、それはもう「神経質」っぽくて可愛かった。

 少女を表する時の「神経質」は、「繊細」とか「脆い」とかと同義であり、危険な匂いを感じさせる意味も付加させている。

 エル・ファニングは整っていて可愛いが、その魅力は、男が(ロー・)ティーン・エイジャーに求めるような可愛さである。

 私が言いたいのは、「美少女」の括りならばダコタ・ファニングの方が上であると言うこと。

 では、町田の神社とお寺の写真^^

     
       長栄稲荷社


       妙延寺

   ◇

 さて、本題だが、もう一時間後には寝なくちゃならないので、足早に記す。

 石原慎太郎が「花見(など)の自粛」を言ったのは、

 彼なりに、「天罰」発言に後悔し、その裏返しに、逆サイドからの見方を強めの言い方でしているのだろう。

 保守派には、このような、カウンターの発言をして、その威力が強過ぎて反感を買ってしまうということがよくある。

 だからと言って、「ちゃねら〜」が都庁前で「花見」デモをすると言うのは、さすがに、他にすべきことがあるんじゃないの、と思う。

 こんな状況下で、石原慎太郎をバッシングすることが何よりも優先されると言うのが凄いなぁ。

 でも、私は、これ以上、この問題に触れない、そのデモの旗振り役が怖いからだ^^;

   ◇

 これまでの日教組主導の左翼教科書は、全て、現在の価値観で、歴史上の事象を断罪していた。

 それにアンチテーゼを唱えたのが、「新しい歴史教科書をつくる会」であった。

 今でこそ、地に堕ちた「つくる会」だが、当初は、真っ当な運動体であった。

 そのリーダーの西尾幹二は、

「歴史を学ぶのは、過去の事実について、過去の人がどう考えていたかを学ぶことなのである」

「歴史を学ぶとは今の時代の基準からみて、過去の不正や不公平を裁いたり、告発したりすることと同じではない。過去のそれぞれの時代には、それぞれの時代に特有の善悪があり、特有の幸福があった」

 と語っている。

 それは尤もだが、

 西尾幹二と言うか、「つくる会」は、そのカウンターだけを押し出したので、それまでの左翼社会の反発が強かった。

 先ほどの石原慎太郎と同じで、カウンターのみで押し切ろうとして、風当たりが強くなった。

 で、「つくる会」は、限りなく崩壊した。

 私は、「つくる会」と袂を分かった「日本教育再生機構」に賛同した。

 「日本教育再生機構」は、歴史を断罪するつもりなどは全くないが、もちろん、現在の視点での歴史の考え方も、必要だと考えてもいる。

 左でもなく、そのカウンターとなってしまった右でもない・・・、それが、「保守」なのである^^v

 その「日本教育再生機構(≒教科書改善の会)」の教科書が、4/30に検定を通った!

 その報告は、私の元に早いうちに入ってきていたのだが、発表の解禁日時もあり、ヤキモキしている間に、ちょいとエントリーする余裕がなくなってしまっていた。

 この大震災の中で、明日の日本の子供たちを指導する教科書の存在は、ハード面としては最重要である。

 以下、「日本教育再生機構」の八木理事長の声明。

     《育鵬社中学校「歴史」「公民」教科書の検定合格にあたっての声明》


改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会
(略称:教科書改善の会)
代表世話人 屋山太郎
一般財団法人 日本教育再生機構
理事長 八木 秀次

一、扶桑社の教科書事業を引き継いだ、同じフジサンケイグループの育鵬社による中学校歴史教科書・公民教科書(正式書名『新しい日本の歴史』『新しいみんなの公民』)が、このたび文部科学省の検定に合格しました。両教科書は、平成18年に改正された新しい教育基本法、および平成20年に改訂された新しい学習指導要領の趣旨に最も適した教科書を目指して、教科書改善の会および日本教育再生機構が側面支援するかたちで作成されたものです。
今回、メンバーを一新した執筆者や監修者、現役教師らによる総力をあげた指導と熱意ある支援によって、最新学説をふまえながらも、中学生にわかりやすく、教員が教室で充実した教育を行えるように、教科書としての完成度を飛躍的に高めた教科書となっています。この教科書の合格を多くの支援者や関係者の皆様とともに心より喜びたいと思います。

二、教育基本法も変わり、学習指導要領も変わりました。教科書も変わるべきであり、今回の法改正に最も準拠した教科書が今年の夏に全国で採択されるべきです。そのさい、新・教育基本法の第2条(教育の目標)に「伝統と文化を尊重」し「国や郷土を愛する…態度を養う」とあり、学習指導要領の総則にも「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し」と新たに規定された内容が、今回の教科書採択における最重要ポイントとなります。この点、育鵬社は、扶桑社教科書の実績をふまえた上で、今回の法改正の趣旨をじっさいに教科書に具現化するよう、あらゆる工夫を凝らした教科書になっています。

三、東日本大震災をめぐる報道では、世界中から日本人の優れた国民性や道徳性を称賛する声が寄せられました。しかし、これまでの教科書は必ずしも日本人の美徳を十分に伝えるものではなく、むしろマルクス主義やその新たな変形といえる特定のイデオロギーが教科書に持ち込まれていました。また昨年夏に採択された小学校教科書においても、今回の法改正の趣旨とはかけ離れた内容が数多く含まれています。新・教育基本法に「国家及び社会の形成者としての資質を養う」(第5条の2)とする「義務教育の目的」とは相反するイデオロギーの教科書が未だに使用されています。
しかし育鵬社は、法改正の趣旨に忠実に従い、次の世代の日本を担う子供たちが、高度な文化や文明を営々と築いてきた祖先や先人に深く感謝し、そうした優れた歴史に自らもつらなり、日本の再生に立ち上がる「国民の志の育成」をめざした教科書となっています。

四、「戦後最大の国難」といわれる非常時が続くなか、今回の採択を担当する各教育委員会および私立中学校の責任は、かつてないほどに重大になっており、今ほど日本人の精神性を受け継ぐ教育が求められている時節はないと思われます。各教育委員会や私立中学校におかれては、どの教科書が次世代を担う日本の子供たちに最もふさわしい教科書なのか、近隣諸国の妨害や内政干渉、特定の政治勢力や教職員組合の圧力などに負けることなく、また旧来からの教科書会社との慣行などに引きずられることなく、自らの見識と責任で最も優れた教科書を選ぶことにご尽力いただきますようお願いいたします。

五、文部科学省の検定結果については、例年のとおり近隣諸国などによる教科書内容への激しい抗議や記述の変更要求などが予想され、また特定の教科書を狙い撃ちにした採択妨害が、国内外の諸勢力を通して全国で繰り返される恐れがあります。文科省では、日本国の教育と国家主権を守るために諸外国の抗議に対し毅然とした態度をつらぬき、全国における採択妨害の動きを未然に防止するように新たな通知を発するべきです。
 また新通知においては、新・教育基本法および学習指導要領に最適の教科書が各地で採択されるように、各教育委員会にむけて、従来のような形式的な採択資料や基準でなく、今回の法改正の内容を十分にふまえて教科書内容にまで適切に踏み込んだ採択資料および基準の作成を求めるべきです。
さらに、新通知によって教育委員会の採択権限をしっかりと守り、教職員の影響下で採択が決定されないよう、「開かれた採択」とする従来からの文科省の方針を周知徹底した上で、採択資料や基準を作成する選定委員および教科書調査員への教職員以外の保護者や一般人の任命、あるいは教科書提示会での「アンケート意見」の活用など、一般国民の意見や声が採択により適切に反映されるよう制度を工夫改善することが必要だと考えます。

※なお、育鵬社教科書は4月下旬にも一般書店で市販される予定であり、近隣諸国や国内の一部勢力の批判が当を得ていないことが国民の皆様にご理解いただけると存じます。

以上

   ◇

 話を戻す。

 なんで、西尾幹二の、納得できる言葉を引用したかと言うと、この地震の経緯の中で、「後出しジャンケン」のような発言をしているネット上のヤカラがいて、私にはどうしても許せないのだ。

 こちとら、毎日、精神も体力もすり減らして、その一瞬一瞬にプライドを賭けて、言論しているのである。

 しかも、私は、大筋を絶対に外していない。

 この大変動の時代、一刻一刻に膨大な事実が流れている。

 この時点が「現在」であり、三日前,一週間前はもう「歴史」である。

 そんな「歴史」を、後から批評して、あたかも自分が真っ当な意見を吐いていると思っているヤカラがいて、私は非常に腹が立つ。

 お前! ちゃんとタイムリーに意見を発表してないだろ!!!

 結果が分かってからなら、正しいことも語れるわぁ!!

 しかも、発表日時を、数日前に改ざんしたりしている。

 例えば、4/1の野球の試合の結果予測を4/2に書いて、日付は3/31にしたりすると言う卑怯なことを仕出かしたりする。

 私は、腹が立っている。

   ◇

   《年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委 (朝日 2011年4月5日)》

 <・・・原子力安全委員会は5日、放射線量の高い地域の住民の年間被曝(ひばく)限度量について、現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討を始めた。放射線の放出が長引き、「長く生活する観点で考えないといけない」とし、現実路線への見直しを検討する・・・>

 この一点だけでも、皆さんが恐れている放射能とやらが、いかに、「言葉上だけの恐怖」であることがわかろう。

 ホント、非現実的な基準で、多くの人が苦しめられ、惑わされ、悩まされているんだぜ。

 これぞ、「言霊の国・日本」の悪い点だ(私は日頃は「言霊」の長所ばかりを語っているのだが)。

 さっさと、全ての基準値を改定しろ。

 もう、死者が出ちゃっているんだけどね。

    《年間被ばく限度、引き上げ検討=原発事故の長期化想定―官房長官(時事 2011年4月6日)》

 ACのCMで、オシム監督が「スピードが命なんだよ」と言ってるじゃん。

 前監督は、素早い対応で脳卒中の兆候からカムバック出来たんだよ。

 枝野さんも頑張って、素早く出来る処置をしてから、ゆっくりと今夜は寝てくれ!

   ◇

 毎日、多くを詰め込んでいるつもりだが、書くことがいっぱいあり過ぎる!!!

 私も頑張ります・・・。

                                                     (2011/04/06)
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