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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[安倍晋三 「セカンド・ラブ」(&「女々しきは奴隷国家・韓国(8)」)]

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☆安倍さん、再びの自民党総裁選出、おめでとう!

 まあ、かつて、あなたの「差し金」で「新しい歴史教科書をつくる会」潰しに動いているとされ、東京地検に訴えられた私としても嬉しいものです^^;

   (参照)[一ヶ月しか経ず、またも再掲! 『敵は、中朝韓だけ(2005/07/01)』]←クリック!

 私としては、橋下弁護士と繋がっているあなたよりも、石破さんのほうが実務的で良いかなとは思っていたのだが・・・。

 更に言えば、情の面では、この苦渋の自民党3年をうまくやりくりしていた谷垣さんに、短期間でもいいから総理大臣を経験させたかった。

 ともあれ、安倍新自民党総裁誕生! おそらく、総理大臣になれるでしょう。

 二度目の総理大臣ですね。

 では、歌っていただきましょう!

   『セカンド・ラブ』!!!

 ♪総裁 二度目なら 少しは上手に〜
 「愛国」のメッセージ 伝えたい〜
 あなたが投票 用紙をつまんで〜
 「自民」と書くだけよ〜
 「(拉致被害者を)返したくない〜」 言うと痛い目にあうよ
 その他人事じゃ 癒えない

 ♪担ぎ上げて つれてって 自民ごと〜
 与党へ運んでほしい〜
 選挙への スピードは 高まって
 とまどうばかりの私〜

 ♪総理 二度目なら 少しは器用に〜
 甘いマニフェスト 吹かしたい〜

 ♪公約を少し 直すふりをして〜
 軍隊にしちゃうだけなんて〜
 尖閣に伸びた チャンコロの影を〜
 動かぬように 止めたい〜

 ♪つまみあげて 興石ごと 直人ごと〜
 由紀夫を葬ってほしい〜
 清々しさが クロスする さよならに〜
 復活してくるのはイヤよ〜

 ♪担ぎ上げて つれてって 自民ごと〜
 与党へ運んでほしい〜
 選挙への スピードは 高まって〜
 気分が乗ってきた私〜

   ◇

 すいません、駄作の替え歌でした。

 でも、元々の歌詞と比べると、なかなか捨てがたい魅力が・・・^^;

 お詫びとして、私が流行らせようと思っているキャッチフレーズを発表します^^

   ≪安重根は、併合推進者!!≫

 だって、韓国併合反対論者の伊藤博文を殺して、併合を早めたからして、

 安重根を併合推進論者と考えるのが理屈でしょ?

 後から、(韓国の)愛国者としての理屈を語っていたけど、結果は逆だった・・・。

 と、まあ、そんな、今更の当たり前のネタよりも、

 私は、自分の行動の過ちに気付かなかった安重根と、

 そんな道理に合わぬ行動の安重根を「英雄」と持て囃す朝鮮人の欺瞞をせせら笑う意味で、

   ≪安重根は、併合推進者!!≫

 の、キャッチフレーズが流行って欲しいと思っているのです。

 でも、朝鮮人は普通の生活の中でも、自分を騙して生きているからなぁ・・・。

 まあ、朝鮮人の女の「たった一人の愛人でありたい」(クリック!)の変な思考回路と同様に、

 「たった一国(中国)の奴隷でありたい」と願う朝鮮人の考え方では、日本の奴隷になっちゃうのは主義に反したのだろうが・・・。

                                            (2012/09/26)

[近況報告・190「心に残る被写体・43 いろいろ」]

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☆月曜日・火曜日と飲みに誘われ、つい酔っ払い、水曜の昨夜はゲームやブログ更新に力を入れようと思いきや、つい部屋で飲んでしまい、

 今日も、仕事を終えて整体に行き、身体がいい感じになり、今、部屋で飲んでいる。

 なーんか、今日・昨日・一昨日と、GOOサイトの星占いが蠍座最下位だったのだが(目覚まし占いも下位低迷)、

 特に悪いことがなく、っちゅうか、いいことのほうが多かった。

 いいことのほうが多かった(大事なことだから二度繰り返した^^)。

 先日、八王子を車で走っていたら、16号線の大横町と言う交差点の蕎麦屋の裏から、割烹着と三角巾姿の幼女(園児ぐらいだろう)がチョコチョコ出てきて、えらく感動した。

 可愛かったし、こうして、老舗のお蕎麦屋さんは受け継がれていくんだなと思った。

   ◇

 溜まっていた写真をお蔵出ししよう^^

 先日、墓参りで行った千葉の徳願寺の本堂です。

 

 「法然の旅立ち」像です。

     

 帰りに、お高いファミレス(?)「木曽路」で、すきやき定食(+御造り)を食べた。

 最近、焼肉ばかりで、たまにしゃぶしゃぶ、すきやきは久し振りだし、うまかったなぁこりゃ!!

 

 ちなみに、別の日、母親の誕生日として、この間、鰻屋で失敗したので、

 無難に、やや高級なファミレス「華屋与兵衛」で、刺身天ぷら定食を食べた。

 これもなかなかだった。

 

 で、母親の誕生日、

 姪っ子(小6)が、私の母親(姪にとってのおばあちゃん)に「イオンモールに連れてけ!」とぶしつけに言ってきたそうだ。

 母親は、疲れていて嫌だったので拒絶したのだが、姪が寂しそうなので、しょうがなく、車を運転して行ったのだそうだ。

 すると、姪は「ちょっと待ってて!」と買い物に行き戻ってくると、「ばあちゃん、お誕生日おめでとう!」と小タオルとエコバッグをプレゼントしてきたのだそうだ。

 ババァ、泣き!

 対して、弟である甥っ子(小3)は、「ばあちゃん、僕、お金がないから、でも、心を込めて言うよ。お誕生日おめでとう!」と言ってきたのだそうだ^^;

 だが、その翌日、私が甥っ子と会うと、なにやら食っている。

「おまえ、なに食ってる?」

「僕、これ好きなんだよね。アルプス(近くのスーパー)で買ってきたんだ^^」

     
          おお、懐かしい「クッピーラムネ」!!

「ちょ、おま、自分のお菓子買う金があるんなら、ばあちゃんにチロルチョコの一つでも買ってくれてもいいんじゃねーか。それが、心を込めるっちゅうことじゃあないんか?」

 ニヤリと笑う甥っ子。

   ◇

 猫のミュウです。

 たまに、こうして、尻尾の先がもげますが、くっつけておくと治ります^^

   

 ドラクエ、頑張っています!

     

 「プリズニャン」を、ミュウだと思っていじめています。

 「タップペンギー」も容赦なくやっつけます。

     

 レベル32と、かなり強くなっていますが、ふいに「ダッシュラン」が強襲して来ます。

     

 倒せないことないですが、ガタイが良いので、ちょいビビります^^;

   ◇

 <多摩六都科学館>にプラネタリウムを見に行きました。

 世界中の高性能天体望遠鏡が映し出す、宇宙の遥か彼方の映像に、一緒に行った女の子は、なんか恐怖を感じていました^^;

 常設展示も楽しく鑑賞できたので、皆さんも是非!

     

   ◇

 バイトで国立に行きました^^

 <たまらん(多摩蘭)坂>も健在です^^

     

 なんか怒っている張り紙もありました。

     

 それから、これから、「可愛い名前の薬局」シリーズを始めます。

 最初は「すいか薬局」です!

   

 お昼は、インド&ネパール料理「スパイスロード」で食べました。

   

 ナンにちょっと甘みがあって、際立ってうまかった!

 ああ、もちろん、ビールも飲みましたよ^^;

                                           (2012/09/27)

[日本復活最前線・7 「死ぬまで終わらない魂の拘束」(教育再生機構・講演会in高崎)]

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☆今朝の産経新聞に『撃論(オークラ出版)』の最新第7号の広告が載っていた。

 中央に、ちょいワル風の八木秀次先生の写真とともに記事のタイトルがでっかく載っている。

     ≪「いじめ」の元凶は、赤い共産党マニュアルだ≫

 いい扱いだ^^

 で、仕事の帰り道に購入する。

     

 でも、私、今回は、あえて、その記事を読まないで、とりあえず、自分の感じ方で語っていきます。

 私の文章が嫌いで、でも、この問題に興味がある方は、購入してくれ!

撃論 第七号クリエーター情報なしオークラ出版

   ◇

 「少年ジャンプ」で、比較的 新しく連載のはじまった作品に「暗殺教室(松井優征著)」がある。

 この作者、ヒット作「魔人探偵 脳噛ネウロ」で燃え尽きたと思っていたのだが、

 やっぱ才能のある人なんだな、意表をついた設定のマンガで復活した。

 ・・・ある日、宇宙人が、超科学兵器でもって月を削り取ってしまうのだ。

 宇宙人にとっては地球も簡単に破壊できるものであった。

 しかし、宇宙人は、条件(ルール)を出した。

 「自分を、とある学校のクラス(落ちこぼれクラス)の教師にして、その生徒達が一年の間に、自分を暗殺することが出来たら、地球は救われるぞ」と言うものだった。

 まだ話は序盤で、その宇宙人「殺(ころ)せんせー」は授業をはじめ、担任教師としての活動を行なう中で、

 生徒達が暗殺を仕掛ける、
 また、「少年A」の如き殺人少年が暗殺を仕掛ける、
 更に、副担任としてプロの殺し屋が赴任してきて暗殺を仕掛ける・・・、

 ・・・のだが、「殺(ころ)せんせー」はその能力・マッハ20のスピードで暗殺をかいくぐりつつも、通常の担任としての仕事を続けるのだ。

 そして、次第に、暗殺と言う目標について考えることで、生徒達が、次第に、生きがいを得て成長していくと言う、物語的に非常に面白い展開になっている。

 ちょうど、今週の月曜日発売の「少年ジャンプ」の最新号では、

 地球破壊・宇宙人暗殺は別にして、舞台となる学校の問題として、落ちこぼれクラス「END」の「E組」が生き生きと精力的に活動しはじめていることに、学校の、若き冷酷な理事長が意見をしてきた。

 「殺(ころ)センセー」は、自分の決めたルールの中で、いたって教職は真面目にこなすし、学校の長である理事長には頭が上がらない。

 理事長の主張は、全国生活指導研究協議会が提唱せし、「ボロ班」「クズ班」の必要性と同じである・・・。

 以下、丸い頭が宇宙人「殺(ころ)せんせー」である。

   

   

 この、理事長は、他の生徒を活かすために、エンドのE組は、そのまま落ちこぼれクラスでなくてはいけないと言うのだ。

 そして、「殺(ころ)せんせー」は、理事長に、かつてない闘志をメラメラと燃やすのだった

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)松井 優征集英社

   ◇

 ・・・恐ろしき、この「共時性」である。

 保守派が、かつて(40年前)行なわれていた「狂気の学校方針」を問題視しはじめたのと時を同じくして、

 世界最大部数のマンガ雑誌の一作品が、かような展開を見せるのだ・・・。

   ◇

   ≪今、子供たちに伝える道徳とは
        〜『13歳からの道徳教科書』編集委員が語る〜 ≫

 八木秀次先生の語りの続き。

 ・1971年に、全国生活指導研究協議会(全生研)によって、
  教育の場で実行され始めた「生活指導」を評し、
  「連合赤軍のようだ・・・」と言ったものがいる。
  それもあたりまえ、そもそもが、ソビエトの全体主義を支えた思想の導入だった。

 ・アントン・マカレンコと言うソビエトの教育者の「集団主義教育理論」の実践。

 (蘭による注:・・・「子どもの自発性や関心、子どもの個性への着目の傾向とは一線を画して、
            集団の中での忠誠と服従、協同に重きを置いた〈「wikipedia」より〉」。)

 ・だが、そもそもが、肝心のソビエトでも、その教育理論は頓挫していた(1930年半ば)。
  ・・・スターリン時代、部下の1人が革命遺児を養っていたのだが、
  ある日、その子がいじめられて帰ってきた。ただのいじめにしても何かおかしい。
  スターリンの耳に入り、調査が開始される。
  すると、えもいわれぬ教育現場の荒廃の様が見て取れるのだった。
  そこには規範意識などはなく、生徒相互の疑心が渦巻き、
  生徒達は、大事なことは教えてもらっておらず、余計なことばかりが詰め込まれていた。
  レーニンからこのかた、スターリンさえ知らない間に、20年の荒んだ教育が為されていた・・・。

 (蘭による注:私は、左翼を評す時、「そもそも」と言う言葉をよく使うのだが、
  かれらは、根本的に何かを間違えていることが多く、その言葉を使わざるを得ない)

 (蘭による注:しかし、ソビエトで1930年半ばに破棄された理論が、
  1970年の日本で活用されるのである。
  日本は、70年代には既に、ソビエトを超越した近代国家であり、
  なんで、ソビエトから学ぼうと言う発想を捨てられないのか・・・)

 ・いじめ自殺事件のあった大津市は、全国生活指導研究協議会の影響が非常に大きい滋賀県ぬある。

 ・全生研による集団主義教育に対し、当時「集団主義教育の批判」と言う反論の書も出ていた。

集団主義教育の批判 (教育名著選集)片岡 徳雄黎明書房

   ◇

 この後、貝塚茂樹先生の発言になるので、次回に持ち越します。

   ◇

 少し、私の雑感を、これまた箇条書きで書いていきたい。

 このシリーズを書きながら、仕事中など、思いついたことをメモし続けたら、それが溜まってしまった^^;

 あまり論理的な内容じゃないが、ここに書いておいて、メモは捨てていく^^;

 ・「集団主義教育」は、子供内に組織を作り、上下関係を発生させる。
  物事が包括的に判断できない子供に「権利」を与えることの恐ろしさ。
  まあ、大人の社会でも、「権利」がないのに意見だけは通そうとする奴は多い。
  仕事もまともに出来ない子供に「権利」だけを与えてはならず、
  そこには「責任」を背負わせることがなくてはならない。

 ・無責任に育つと、それを叱っても、一時的に真剣に考えるようになるも、
  集中力が養われていないので、すぐに、元に戻る。

 ・「木を見て森を見ない」と言う表現があるが、左翼は「枝も見ない」。
  国を蔑ろにし、されど個人も蔑ろにする「市民たち」。
  教室を蔑ろにし、生徒一人一人も蔑ろにする「班のメンバーたち」。

 ・平等にすべきでないことを平等にし、平等にすべきところを不平等にする。
  学校内でのそんな指向は、生徒たちの個性を破壊する。

 ・丸い形である「常識」を、
  異常な教師たちが、上から下から横から引っ張りあって原型をなくすような言葉を駆使するので、
  子供は、何が正しいのかと言う基準を喪失させる。

 ・異常な教師の恣意的な、その場その場の方向性に、
  子供本来の柔軟さで対応し順応していくが、その弊害は数十年後に現われる。

 ・英国の寄宿舎生活=人生の通過儀礼(イニシエーション)
  全国生活指導研究協議会の集団主義教育=死ぬまで終わらない魂の拘束

 ・「♪みんなは一人のために 一人はみんなのために」てのはいい歌だけど、
  それを原理主義のように教育現場で実践されたら、そこは「地獄」と化す。

 ・これについては詳しく書くが、私が、あいつらに嫌悪感を抱く理由が分かった。

  「AKBは、その存在・売り方を含め、悪しき、集団教育理論の実践だ!」

   ◇

 今日はこの辺で終わり!

 次回で最終回ですが、この流れでのシリーズはまだまだ書きます。

                                            (2012/09/27)

[日本復活最前線・10 「保守の宿命 2」(教育再生機構・講演会in高崎)]

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☆・・・シリーズの「3」で、保守派とは何か? について一つ書いている。

 今、二つ目も書いておかなくてはならない。

 超ザックリと記す。

 あくまでも、これは私の考え。

 でも、正しいよ^^v

 よく、保守は、左翼と対するものだと語られる。

 違うのである。

 左翼の反対語は、右翼、である。

 ただ、戦前から戦中の「右翼がち」な世相に、国民が倦み、戦後は、占領軍の政策もあり、右翼が縮こまってしまった現実はある。

 ・・・保守派とは「真ん中」に存在する考え方(思想・思考)なのである。

 車のメーターみたいのを想像して欲しい。

   

 半円の右が「右翼(広義の革新主義)」で、左が「左翼(狭義の保守原理主義)」、真ん中が「保守」だ。

 私は、「保守」は「バランス」だと考えている。

 浅はかに行き過ぎた革新・進歩主義も、暴力的に凝り固まった原理主義・野蛮さも、偏っているものは許さない! と言うことだ。

 現在の日本の<右派左派メーター>の表示はこんな感じだ。

   

 戦後、占領軍の、イメージ上の<軍国日本恐怖症(ヒステリー)>によって、多くの左翼的な政策が為された。

 アメリカは、日本占領下、あんなにも嫌悪している「極左(共産党)」の日本への大きな影響力も、結局は許している。

 日本のメーターは、左に振り切れた。

 日本の歴史も、戦後 半世紀が経ち、それが常態となっている。

 私は、それが<戦後レジーム>と言うものだと思っている。

 それを打破しようとしている安倍元総理の立ち位置からして、かなり左よりである(?)。

 ?はもはや、世界でも類を見ない境地に達している。

 ?のレベルは本来、ソ連・中国・カンボジアならば、国内で大虐殺が行なわれているが如きターミナルレベルだ。

 ?でさえも、世界的には常識はずれのレベルである。

 世界中のいかなる国も、主権を侵される段階には、当然の如く挙国体制になれる。

 現在、この期に及んで、中国や韓国に同調するような国民のいるキチガイ国は日本だけである・・・。

 ・・・本来、攘夷派の如く危険なテロさえ犯しかねない「右翼」も、日本では「ちょいワル思想」に弱体化している。

 却って、?や?のレベルの「左派」の方が、反動で、常識を逸脱したテロ行為を犯すに至っている(図の〈?〉)。

 私は、民主党の、中国や韓国との関係悪化は、図の〈?〉の結果だと思っている。

 左翼がそっくり返って右翼のようなことをやらかしたのだ。

 また、例えば、昨日のニュースだけど、なんかオスプレイ反対派が、オスプレイの飛行経路で凧揚げをして抗議しているのだそうだ^^;

 いやはや、それってテロじゃん!

 あんたらの妄想思考回路の中では、オスプレイは事故ばっか起こしているんだべ?

 それを更に助長してどうすんだよ。

 墜落したら、子供が死ぬぞ!!

 ・・・で、私が言いたいのは、保守派というのは、「後ろからも前からも、右からも左からも、攻撃に晒される思想だ」と言うこと。

 さて、今回のシリーズで問題としている<全国生活指導研究協議会(全生研)>の教育だが、後に、『滝山コミューン一九七四』を紐解く中で詳しく書くが、

 「個人の個性を消し去り、共同体を主体として動かす手法」なのである。

 ここでは、落ちこぼれに対しての言及はないが、例えば、将来の可能性を求め、中学受験を目指し、放課後や休日の時間を学習塾に費やすような生徒は、「共同体のはみ出し者」とされ、阻害の対象なのである。

 子供の多くの可能性の連鎖は、そこで断絶させられる。

 そして、反対のベクトルである、

 前回から問題にしているマンガ『暗殺教室』の、「5%の落ちこぼれ生徒を、他の95%の生徒の優越感を煽る存在としてのみ有用とする冷酷な理事長の教育」があるが、

 この両者は、保守的な教育を攻める、「左翼的」なものと、その裏焼きの「反動左翼的」なものなんだよ、と言いたかった。

   

 私が言いたいのは、保守派というのは、「後ろからも前からも、右からも左からも、攻撃に晒される思想だ」と言うこと。

 それが保守派の宿命だ・・・。

 ここで、ひとこと言っておくのが、<全国生活指導研究協議会(全生研)>の教育パターンでは、

 共同体を維持・継続するために、学力も「共同化」するため、生徒達の学力が低く設定されていることがある。

 それは何のためかと言うと、本来は、ソビエトの・・・、共産主義のリーダーが、民衆をまとめる・先導する・洗脳するに都合がいいからである。

 日本は共産主義国でないのだが、そのソビエト産の「裏のある教育法」が、裏の意味を知って知らずか、輸入され、生真面目に日教組教師達に学ばれ、教育の場で実践されていくのだった。

 余談だが、私は、昨今のドラッカーブームに影響され、職場にドラッカー的な熱血を持ち込む奴も、たまーに見かけて、ちょっと、全生研パターンに似ているので辟易させられもする^^;

 また、そもそも、『滝山コミューン一九七四』で示されたような極端なはまり具合でもなかったが、私が小学生の時も、その片りんはあった。

 その内 書くが、私は「いい知れぬ違和感」には断固として反攻する子供であった。

 「エンガチョ強制禁止事件」と言うのがあって、私は「これを認めたら、言葉では説明できないが、大変なことになる」と、クラスメイトがどんどん脱落する中、私一人だけが、何時間も、ずーっと教室で「やだ!」と立ち続けたことがあった。

 最後に先生が、「中村君一人でエンガチョ出来ないじゃないですか!」と言ってきたので、

「それでもヤダ!」と言って帰宅して、翌日、裏切った仲間に、「俺だけはエンガチョをしていいんだ!^^」と、<エンガチョタッチ>をして回ったりした。

 そういった時のことを思い出すにつけ、私は、やや事例が不器用だが、根っから保守派なんだなと思ったものだ。

 ・・・話を戻す。

 また、『暗殺教室』には、冷酷な理事長と言うリーダーがいて、

 児童の自主性を掲げた全生研の、『滝山コミューン一九七四』で示された実状には、片山先生と言う先導役がいる。

 生徒・児童たちが主役でなく、ちゃんと「指導する黒幕」もいるのである。

 保守派は、右翼扱いされることが多いので、その台頭にファシズムへの危惧を言われることがある。

 しかし、実際は、よっぽど、いまだに、北朝鮮や共産主義を信奉している日教組どものほうがファシズム志向である。

 左翼には、そういった、世間の認識を曇らせるプロパガンダ技術がある。

 言動と行動がねじくれている。

 ただ、<全国生活指導研究協議会(全生研)>のやり方と言うのは、あからさまに、(これまでの)日教組のお題目と異なっている。

 あたかも、保守的な教育は個性を破壊するエリートの為だけの教育だ! などと攻撃して、生徒一人一人の「♪世界に一つだけの花」を実らせよう! みたいなシュプレヒコールを唱え続けていたが、

 彼らの教育と、その目指すものを垣間見ると、「全体支配のために都合のいい個性の尊重」でしかないのが分かる。

 言動と行動がねじくれている。

 保守派のように「全体と個性の等価」は、日教組にはない。

 「ゆとり教育」なども、本来は、当時の政権が左翼的に妥協した形で始めたものである。

 しかし、それさえも、攻撃の対象となる。

 左翼は、言動と行動がねじくれている。

 保守派は、何にしても中心は四方八方から攻撃される。

 ・・・こんなものかな?

 私が、シリーズ「7」で、反対のベクトルである<全生研>の教育法と、マンガ「暗殺教室」の中に出てきた冷酷な理事長の教育手法を同列に語った意味を理解してもらえたでしょうか?

 保守派は、偏った思考の、全方向からの攻撃を受け、個々の具体例においては正しいが、抽象概念をぶつけられた時には矛盾のような反論をせざるを得ない、と言うことだ!

滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)原 武史講談社

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)松井 優征集英社

                                         (まだまだ続くゾ! 2012/10/05)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪2≫』]

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☆私の家には地デジが通じてなくて、昨夜深夜のアニメ『ジョジョ』は、隣の家に住んでいる弟に録画してもらって見ようと思ったのだが、

何故か、東京MXテレビが、弟の家では、映りはするが録画できず、私は、深夜に弟の家に行き、ライブでアニメ『ジョジョ』を視聴するのでした・・・。

 昨夜の放送の心に残ったセリフ・・・。

   『まあ!(ポッ!)ジョジョったらいけない人っ・・・!』byエリナ

   ◇

   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪2≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その2)

 宇宙を進む<デリンジャー号>の中央管制室には、二人と一体が業務 ・・・と言っても、運転座席に座って暇をもてあましているだけ・・・ をこなしており、

 1体・・・、つまり、そのロボットの音声スピーカーから流れるバンジョーの調べに、二人は聞き惚れていた。

「この、世界を一つに変えたという<ロッキュー・アイオー>の名曲は、何度聴いてもいいね」

 と、ジャクソン船長が葉巻を燻らせながら言う。

 その葉巻の煙りは、吐き出されたそばから、小さな換気穴に吸い込まれていく。

「ですね。この歌、生で聴くと、なんかトリップ作用があるようですよ。それで、中東のテロリストたちは、頑なな心が懐柔されたとか・・・」

 タケモト技師は、シートに背中をあずけ、瞳を閉じて曲を鑑賞していた。

 ・・・<ロッキュー・アイオー>の歌声には秘密があった・・・。

 それについては、「スタンド」と言うものの説明からはじめなくてはならない。

 スタンドとは、精神の力で表出するイメージを伴う、ぶっちゃけ超能力のことである。

 世の中には、0.000000000……1の確率で、そんな超能力を使う者が存在していた。

 <ロッキュー・アイオー>は、そのスタンドを使いこなす<スタンド使い>であった。

 スタンドには、それはもう色んなタイプのものがあるが、ここではまだ記さない。

 問題は、<ロッキュー・アイオー>のスタンドの特質である!

 それは、「歌声で、聴衆の心を好意的に引き寄せる」と言うものだ。

 その超能力のネーミングは、「アクロス・ザ・ユニバース」だ。

 なお、この作品では、スタンドの名称は、常にビートルズの楽曲のタイトルに暗示される(でも、充分足りると思っていたビートルズのスコアの数が足りなくなるとは思いもよらなかった・・・^^;)。

 ロボット・クラウドは、その音声スピーカーから、<ロッキュー・アイオー>の名曲を流し終える。

 中央管制室に静寂が訪れた。

 ジャクソン船長の吸う葉巻の匂いが、周囲に微かにたち込めるのみ、だった。

 前方のスクリーンには、いつしか星の瞬きさえも映さないほどの宇宙の暗黒が広がっていた。

 目的地までは、まだもうちょい時間がかかりそうだった。

 と、クラウドの音声スピーカーから、人間の音声通信の声が聞こえてきた。

「えー、コホンコホン・・・、<ロッキュー・アイオー>です。俺の歌を聴いてくれていたみたいでありがとう! ・・・さて、<スピードワゴン財団>の総帥として、手短に話す。詳しい内容は、各々のリング(まあ、スマホみたいなものの腕輪)にメールで送ったんでテキストを読んでくれ。・・・後4時間ほどで、君らの<デリンジャー号>は目的地に到着する。スクリーンを、漆黒の丸い影が覆っていることだろう・・・」

 タケモト技師は「おお!」と感嘆し、この暗闇は、星々を覆い尽くす巨大な何かの影だったのか! と驚くのだった。

「その、巨大な影こそが、君たちの今回の旅の調査対象なのだ!!!」

 ったのだが…。

 ・・・時に、1999年7月・・・、この、我々の住んでいる世界と異なる「世界」の意味とは・・・?

                                 (次回に続く 2012/10/06)

[映画『アウトレイジ ビヨンド』を観た(短評)]

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☆なんか、見たくてたまらなくて、レイトショーに駆けつけた。

 もう、初っ端から、ひたすらに繰り返される相手を威嚇する声の応酬がが非常に心地良い。

 出てくる悪党どもの、表情の一つ一つが面白い(人間の顔って、不思議な陰影を浮かばせるよね、特に西田敏行^^;)。

 それらは、キューブリックの『フルメタル・ジャケット』の新兵(殺人マシーン)育成シーンを思い出させる完成度、と言いたいところだが、

 万人が圧倒されるキューブリック作品に比べ、北野武の、この作品は、こちらの思い込みも作用しての感慨であろう。

 だが、前作(クリック!)、ヤクザ権力を牛耳った山王会の、政界までも及んだ活動を発端とし、その反作用が、ビリヤードの球のように、スコンスコンと次の展開を誘発していく様は、非常に面白い。

   

 かなりの尺が経ってから、前回の「負け犬」であった大友(たけし)が出所し、やっと展開上、不協和音という起伏があり、見ているこちらは安堵できた。

 そして、ここ、私がこうしたら良かったのに…、と思ったことに過ぎないのだが、

 韓国ヤクザの大立て者が、大友にホテルを世話し、女をあてがうのだが、大友は女を遠ざける・・・、

 しかし、ここは女に甘えて欲しかった。

 物語的には、ここで女のおっぱいにガキのように縋りついてこそ、男の弱さも垣間見せつつ、後の非情な展開に持っていったほうがメリハリがついたはずだ。

 そうしないのが、北野武なりの硬派なんだろうな。

 面白いのが、多くのヤクザ然とした登場人物の中に、明らかに、たけしをはじめ、いまいち貫禄に欠けるのが混じっていて、でも、「なんだテメエ、この野郎!」と吼えまくっていることだ。

 とてもリアルを感じる。

 「チンピラ」のままに、のし上がった感がいい。

 なお、この作品の登場人物の語尾には、必ず「なんだテメエ、この野郎!」が付く^^;

 それもやはり、『フルメタル・ジャケット』の登場人物のセリフに必ず「シット(糞)!!」が付くのと同様である。

   「糞敵が、糞銃を、糞撃ってきやがるから、糞俺も、糞撃ち返せ!!」

 そもそも、この相似に、私は、この作品と『フルメタル・・・』を重ね合わせはじめたのだが、

 うん、特に、今回の、「前半の完成度と後半の拡散ぐあい」なんて、「瓜二つ」に感じる。

 まあ、この作品は、ちょいと尺が長く、後半、ややだれる。

 たけし監督が、作品としての体裁を考え過ぎたのだろう。

 たけしは、もっともっといい加減に撮った作品のほうがひょうひょうとして面白い。

 でも、どこに終着するのか分からないので、目は離せない。

 やはり、たけしの「体裁」なのだろうが、前作にあった意味なく手の込んだ敵の殺害方法がなかった。

 今回は、全ては、必然内と言えた。

 痛い暴力もあまりなかった。

 それらが前作の欠点でもあったのだが、それがなくなると、どうにも、物語が平板な印象にもなった。

 続編は更に作れるが、でも、同じことの繰り返しになるだろう。

 だが、2,3年に一度ならば、また見たくなるかな?

 いつも閑散としている映画館は、昨夜は盛況でした。

 みんな、暴力が好きなのね^^;

                                           (2012/10/07)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪3≫』]

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☆   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪3≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その3)

 <ロッキュー・アイオー>からの通信は続く。

「・・・1939年のことだ・・・。大戦が迫る中、我々<財団>は、宇宙のある一角・・・、そう、宇宙のとある一角を監視対象においた。当時の科学力で最高水準の観測装置を用い、財団の総力を結集し、その物体を監視した。管理などは、現場に行く技術を持たぬ、宇宙に行くことなどの出来ない当時の我々には出来ないことだった・・・」

 ジャクソン船長は、葉巻を燻らせながら静かに聞く。

 タケモト技師は、音声の流される大きな曲線を基調にしたロボット・クラウドの姿と、デッキ正面の巨大スクリーンに映されている<物体>のシルエットを交互に見た。

「・・・それは、戦争の脅威などよりも、よっぽど危険なものだった。もちろん、俺はそれを直には知らない。しかし、俺は曽祖父の口伝を信じているし、財団は、それを[人類史上最重要危機的プロブレム]と捉えている。・・・だが、1960年から1980年の間、各国の宇宙開発を我らが規制していた頃、肝心の<物体>監視が形式に堕していた。<物体>が徐々に徐々に・奇妙に奇妙にスケールを増していることに気付かなかったんだ・・・」

「・・・ええっ! 元はどれほどの大きさだったのですか?」とタケモト技師が思わず問うてしまうのだった。

 ジャクソン船長は、そんなタケモトの無作法を睨む。

「・・・、・・・元は、2メートル強の大柄な人間ほどのサイズだ!」

     

「人間のサイズ!!!」

「そう! <物体>は<生物>なんだ! それが、いまや、10キロの大きさにまで<成長>してしまっている!!! 他のデブリを取り込んだり、おそらく、内部で自己増殖を繰り返し、あのような巨大化を果たしてしまった・・・」

「あれが、<生物>・・・」

 そう呟くタケモトと、ジャクソンは、スクリーンを仰ぎ見た。

 物体は迫っており、その暗い表面には、土石質とは別に、筋肉のような血管の浮き上がりの蛇行と赤みも感じられるような気がした。

「作戦の細かい点は、<リング>にデータを送っている。まあ、それを読んでくれ、その後、最終的な打ち合わせをしようじゃないか! ・・・、・・・財団は、こうして、二人の最強のスタンド使いを<カーズ>のもとに送り込めた。どうにか、人類史上最大の危機は避けられる、そう思うよ、このロッキュー・アイオーは。ほんじゃ、アディオス! じゃなかった。それじゃ、長い別れの意味になっちゃう^^; では、チャオ!!^^」

 !!!

 今、変なことを言ったぞ!

    「財団は、こうして、二人の最強のスタンド使いを<カーズ>のもとに送り込めた」、だと!!!

「ええっ!?」

 ジャクソンとタケモトは顔をつきあわせた!

                                              (続く 2012/10/07)

[映画『ボーン・レガシー』を観た(短信)]

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☆実は、この「ボーン」シリーズ、初めての鑑賞であった。

 前三部作からは主役が代わったとのことで、物語も仕切りなおしで、とっつき易いかなと思い、見た。

 最初は、前作との絡みで分かりにくかったが、どうにか理解できていると思う。

 簡単に言うと、CIAと言う組織からの「抜け忍」の物語と思えば合点がいこう。

 作品背景が掴めてきてから、私は、凄まじく面白さを感じた。

 こういった肉体アクションへの回帰の流れは知っていたが、実際に見ると、身体にビシビシくるね!^^

 と同時に、私は、『スリーデイズ』の時も思ったのだが、

 この肉体系アクションを彩るのは、逃走不可の状況からの脱出と言う「密室殺人」的なシチュエーションだと思うのだ。

 舞台は、孤立した雪の山岳地帯(『THE GREY 凍える太陽』よりも面白い^^)、自分(主人公:アーロン)に有益な情報を持つ女科学者の家、マニラの薬品工場、マニラ市街…、と戦いが続くが、いずれも、不可能からの脱出状況である。

 しかも、その肉体酷使が、高度に情報管理化された中での逃走の形で為されるので、その、アナログとデジタルのミスマッチと、それゆえの、人間単体の可能性を示してくれていて気持ちいい^^

 しかし、CIAの「超戦士計画」みたいので育成された戦士は9人だと言うし、なんか「サイボーグ009」みたいだ。

 また、以前にも「009」と似た設定の『アイ・アム・ナンバー4』があったが、

 日本の9人が1人として欠けていないのに対し、「アイ・アム・ナンバー4」も、この「ボーン・レガシー」も数人があっさり消されている・・・。

 途中から、<抜け忍>アーロンに、CIAは別計画の殺人マシーン(アーロン的な超人から人間性を省いた戦士)を<追い忍>として差し向ける。

 ここなんか、009たちに、<ブラック・ゴースト>が差し向けた「0010」「0011」「0012」「0013」のような趣だ^^

 その、<追い忍>が、すぐにクライマックスの場に現われ、<T-1000型>張りに猪突猛進でアーロンを追い詰めていく。

 私としては、一回 間があって第2ラウンドがはじまるのかと思っていたら、そのまま決着を迎えるので、とてもまだるっこしさがなくて良かった。

 まあ、この作品においては、とにかく、追うも逃げるもスピーディーさが要求されるのだな。

 いや、私、とっても楽しみました。

 前三部作もビデオで見てみます。

 アーロン篇も、二作後辺りには、絶対に、前シリーズの主人公 ジェイソン・ボーンと共闘することになりそうだからなぁ^^

 主人公を演じたジェレミー・レナーは、ちょっと野暮ったい容姿がいいね。

 おっと、ヒロインのレイチェル・ワイズも良かったです^^v

 私、震災の前日に、レイチェル主演の『アレキサンドリア』を見たんだけど、今 思うと、あの作品ともども、ちょっと感慨深い。

                                          (2012/10/08)

[『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』を観た]

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☆   ・・・「初体験(あるいは援助交際での)」、
        大人になることへの罪悪感と良心の物語・・・。

   ◇

 この話題作・・・、もう語り尽くされた作品なのだろうが、映画版を期に、やっとこさ観ました^^

 うん、ここ数年では、桁違いに凄い作品ですな。

 ちょっと細かいことを書いて、そして、「この指摘について誰も語っていなかったらしめたもの!」として、ひとつ、書いてみる。

 「魔法少女」物としては、もちろん、「プリキュア」と同列に語ったら、お互いに失礼で、

 「リリカルなのは」で、私が感動した展開「少女受難」「ギミックの描き込み」を数千倍の密度で行なっている。

 各所に、『エヴァ』以降の演出が冴えている。

 魔法少女らが「魔女」と戦う異世界のシュール&アバンギャルドさも、

 作中現実世界の自然とテクノロジー、工場萌えと夕焼け描写も素晴らしい。

 また、ジョージ秋山の『ザ・ムーン』に求めて求められなかったテーマを高めた『ぼくらの(鬼頭莫宏著)』の影響は大きいと見える。

 「ぼくらの」のコエムシと、今作のキュウべぇの、メフィストフェレス的な役割などは、その表情に表わさない、彼にとっての合理的な口調ともども、ほぼ同じだ。

 また、前者のパラレルワールド設定と、後者の、おそらく(前編しか見てないから確証は無い)時間ループの設定も似ている。

 また、テーマとしての、両作品の「行いに対しての、大き過ぎる代償としての命」の問題だ。

 もっとも、死んだら考えることもなくなる。

 だから、「行いに対しての、大き過ぎる代償としての命」を考えた時の、主に良心との兼ね合いの苦悩の問題がある。

 昔から、報われない善行というのは、物語の大きなテーマだ。

 『ワーロック(1959 エドワード・ドミトリク監督)』、『どろろ(手塚治虫)』、『ザンボット3』などの主人公は、町を救うも、石もて追われていたものだ。

 それは、魔法少女たちの敵である「魔女」・・・、魔法少女たちが、その魔女へと変貌してしまう一要因だ。

   ◇

 女の子たちは、それぞれが個性的で、揃いも揃って、みんな可愛い。

 このような作品を見ると、自分の好きなタイプを見つけてしまうものだが、どの子も可愛いので、私、モテモテ気分で困ってしまう。

 先ずは、先輩魔法少女のマミの、他のキャラに比べてのムチムチ具合と、変身の時の足捌き(ステップ)と、変身完了後のバンデージに魅かれた。

 さやかは、私好みの「ときめき短髪元気美少女」で、それが、好意を抱いていた幼馴染の少年との関係や、魔法少女契約…、魔法少女としての無力さ…、報われぬことへの絶望…、などを通して一番 過酷な運命にさらされるのが、うん、良かった!^^(←こ、こいつ・・・)

 まどかは、ひたすらに困り続けるのが、女の子・女の子していて可愛い(昔の彼女と似ている。つ、コチラ)。

 ほむらは、クールビューティーだ。

 仁美は、育ちの良いお嬢様。

 杏子は、その活きの良さがたまらん。

 ・・・で、私が考えるのは、この作品、対象が「プリキュア」視聴者のような子供じゃないんだよね。

 だったら、何のための「可愛い魔法少女」設定なんだろうと考えてしまうのだ。

 なんか、初歩的なことを言ってるようだが、可愛い魔法少女らを、いい大人「だけ」が、アニメで鑑賞するのが、妙におかしく感じてしまうのだ。

 子供が見れない・見ても理解できない「魔法少女物語」を、本来の対象ではない大人だけが楽しむ、てのはなんかおかしい。

 だったら、「プリキュア」を見て、子供とは違う観点だが、楽しむという点においては同じ「大きいお友達」のほうが自然だと思っちゃったりする。

   ◇

 ・・・でも、この作品、性的なものは全く排除されている。

 そこがいいところかな、と、見ていてずーっと思っていたのだが、

 終盤になって、「ああ、これは、物語の全てが性的なものの暗喩だ!」と理解した。

 魔法少女になるということは、初体験を済ますことと同義なんだな。

 そういう目で見ると、彼女らの苦悩の全てが分かる。

 まどかと仁美以外の女の子たちは、済ませた後の苦悩を抱き、

 まどかは、経験をすべきかの苦悩をずーっと持っている。

 まどかのお母さんも、まどかに言っている。

「早く大人になっちまいなよぉ。大人は辛いけど、そのぶん、楽しいぞぉ…^^」

 そして、仁美は、くるべき時が来れば、それは自然に訪れると落ち着いている。

 となると、さやかの魔法少女契約後の苦悩、その解釈が難しいか?

 いや、簡単だ。

 魔法少女契約による経験は、「売春」的な罪悪を伴うのだ。

 だから、魔法少女になった彼女らは、「肉体的」「精神的」の二重の意味で、もう、戻れない・・・。

 マミが天涯孤独の身で、あんなマンションに住んでいられるのも、援助交際を繰り返して、金に困っていないことの暗喩だ。

 ・・・それでも、この作品は面白い!

   ♪そ・れ・で・も、好・き・だ・よ!

                                           (2012/10/08)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪4≫』]

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☆   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪4≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その4)

 <ロッキュー・アイオー>の言葉に、ジャクソンとタケモトの二人は、お互いを見合った。

 <ロッキュー>は、この乗員二名の<デリンジャー号>をして、「二人の最強のスタンド使いを<カーズ(目的地)>のもとに送り込めた」と言っているのだ。

 目的地の名前からは色々な疑問が浮かぶが、それは置いといて、

 先ずは、お互いが<スタンド使い>であったことが問題だ。

「お、お前、スタンド使いだったの・・・ッ!」

 だが、ジャクソンが言い終わる前に、タケモトがジャクソンを指差した。

「せ、船長! スタンドを持っていたのですか!^^;」

「おい! 指差すな、失礼だろう! しかし、まあ、お前も、スタンド使いとは・・・。よくもまあ、ぬけぬけと技師とか抜かしやがって^^;」

「せ、船長だって、船長だなんて・・・!」

「いや、スタンド使いで船長になるっておかしいかよ! 普通にあっておかしくなかろう」

「う・・・」とタケモトは口ごもった。「・・・で、でも、水臭いじゃないですか! この仕事に入ってから、準備期間も含めて四ヶ月も一緒だったのに、スタンドのスの字も話さなくて、どういう神経ですか!?」

「おいおい、質問をしているのは俺のほうだぜ! 質問で質問を返すんじゃねーよ! それにスタンド使いであることを隠していたのはお互い様だろうよ」

 スタンドとは、パッと聞くと、それだけで無敵のように思えるが、それは普通の人相手の時だけである。

 スタンド使い同士の戦いにおいては、戦う相手の「能力」を知っている、それだけでバトル勝率は格段に上がる。

 故に、よほどに協力なスタンド能力を持つか、もしくは、バカ以外は、自分のスタンド能力をむやみやたらに公言したりはしない。

 まあ、この二人、多額の報酬と、財団の守秘義務の契約には納得し、財団には自分の能力を報告している。

 財団は、登録しているスタンド使いの能力を吟味し、今回の作戦に「最強の二人」として、ジャクソンとタケモトを抜擢していた。

 それを想うと、タケモトは有頂天になる。

   ほわほわ、ほわぁ〜ん・・・。

「おい! おい!」

 と、ジャクソンの怒鳴る声。

「・・・、・・・ハイ、ナンデスカー?」とタケモト。

「お前、話している途中で、上の空のかよッ!?」

「は、失礼しました!」

「まあ、いい、お前の能力はどんなんだよ」

「そ、そんな、すぐに手の内は教えられませんよ!」

「チェッ! 俺らは敵同士じゃねーぞ」

「じゃあ、ジャクソン船長から、教えてくださいよ!」

「・・・、・・・ま、まあ、じゃあ、それは作戦書を読んでから言い合おうじゃあねーか!」

 実は、書いている私も、まだ、「最強の二人」のスタンドの内容を考えていないのだ!^^;

「はい。・・・じゃあ、スタンドの名前だけでも教えてくださいよ。僕も教えますから、じゃあ、ロッキューさんから名付けられた、僕のスタンドの名前を言いますよ! ・・・<オクトパス・ガーデン>です」

「おほっ! リンゴ・スターかよ。・・・いいよ、名前ぐらいなら、いいか、俺のスタンドの名前は、<イエロー・サブマリン>だ!」

「ちぇっ! 船長もリンゴ・スターじゃん^^;」

                                            (続く 2012/10/08)

[ますます面白い『GOGOMONZ』!!(4)]

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☆・・・西武ライオンズがリーグ優勝を逃したことにともない、三遊亭鬼丸師匠の公開生放送「断髪式inスタジオ<アルシェ>」が開催されたのだが、それについては、今は事情があって書けない。

 個人的な理由である^^;

   ◇

     ≪西武リーグV逃し丸刈り 三遊亭鬼丸さん 埼玉 (朝日新聞・埼玉版 2012/09/08)≫

 <・・・関東圏を放送エリアとするFM局「NACK5」の人気番組「ゴゴモンズ」で司会を務める落語家・三遊亭鬼丸さん(40)が8日、JR大宮駅西口にあるスタジオアルシェでの公開放送で「断髪式」に臨んだ。プロ野球西武ライオンズがリーグ優勝できなかったら頭を丸める、と番組で約束していたためだ。400人のリスナー… ・・・>

 このことについては、今度の日曜日の<三遊亭圓歌・鬼丸 親子会>の報告辺りで、合わせて記そうと思う。

   ◇

 三遊亭圓歌師匠についてだが、あまりにもの重鎮ゆえに、私、その高座を聞いたことなどないようでいて、

 実は一ヶ月ほど前の、文化放送<天下たい平!落語早起き亭>で、その漫談を聞いていた。

 ・・・「若いやつに、『師匠は元国鉄で切符を切っていたと言ってたけど、ありゃ、嘘でしょ! だって、俺、見たことないもん』と言われたけど、なに言ってやがんでぇ! 36年前のことだ、お前は生まれてねぇよ!(36年はうろ覚え^^;)」

 とか言って客席を沸かせていた。

 で、この音源が1984年とか言っていたので(1984年かもうろ覚え^^;)、今から28年前で、で、そこから更に36年を足すと、計64年で、その時すでに国鉄職員だったと言うから、この人、何歳なんだろう・・・、と悩んでいたら、どうやら、84歳らしい、鬼丸師匠が言ってた。

 世界大恐慌の年に生まれている^^;

 てことは、ナチス台頭の責任が少しはあるってことだ! いや、ありっこない!^^;

 その三遊亭圓歌師匠が、明日の<GOGOMONZ>にゲスト出演するそうだ。

 私は仕事なので聞けないのだろうか・・・?

 ふふふ、いや、私、買ったのだよ!

 ラジオレコーダー!!!

 ヨドバシカメラで、14800円!!!(高かった・・・^^;)

     

 コレデ、オニマルシショウノオモロイハナシヲノガサナイ!(←片仮名で書いただけで、「魔太郎がくる!」の切人のように不気味^^;)

 なんで、私がこの番組を好きかをつくづく考えたのだが、

 おそらく、怒ったり、悲しんだり、生真面目に考えたりしていたら深刻になるような話も、話すことによって笑い話にしてしまう姿勢に共感するのだと思う・・・。

 で、この後に、今日の番組の最後に読まれた、「GOGOMONZらしくない投稿」について書こうと思ったが、長くなったので、後日に譲る・・・^^

                                            (2012/10/09)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪5≫』]

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☆   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪5≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その5)

 ジャクソンは思った。

 ・・・俺たち二人ともがスタンド使いであることは分かった。

 「スタンド使い最強の二人」と言う表現も、おこがましくも、受けようと思った。

 ・・・実際には、スタンド能力と言うものは、簡略化して言うと、じゃんけんのグーチョキパーの関係にも似て、その個々の能力のスペックには一長一短があり、簡単に最強などと言えるものでもない。

 おそらく、対<カーズ>との戦いにおいてのみ、俺たち二人は「最強」の力を発揮できるのだろう、と思い、

 ジャクソンは、「ふう・・・」と、葉巻の煙を長く吐き出すのだった。

 <カーズ>と言う名前なのか、あの物体は・・・。

 スクリーンは、その全面を<カーズ>のシルエットが覆っていた。

 あと一時間で、<デリンジャー号>は、<カーズ>とのランデブーポイント・・・、その宙域に到達する。

 30分後には、<リング>に限定封印されているタイマーが解除され、作戦計画が開示される。

 時は迫っていた。

 ・・・さて、<カーズ>はどのような状況なのか。

     
          (注:尤も現在は、この数千倍の大きさになっている)

   ・・・我々は・・・、この塊に見覚えがある・・・。

   このブ厚い防御の姿勢にある物体を知っている。

   百年ぶりに、文明の息吹にさらされようとしている、この<物体>を・・・。

 しかし、100年の時間は、人間と超生物の間にどんな優劣を生むのだろうか?

                                           (2012/10/09)

[小説激情版『援交少女まどか☆ヴァ○ナ(前篇:初めての物語)』(大真面目に書きます!)]

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☆一昨日見た『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』は、どう考えても、私から見ると、性的な暗喩に満ちた作品であった。

 しかも、援助交際をしているような女学生たちの物語だ。

 可愛い「魔女っ娘」を題材にしておきながら、とてもとても子供たちには見せられないような苦悩を伝染させ続ける内容で、

 でも、直接的には性的な内容は表わしていない。

 最近では稀なヒット作で、アニメファンの間(あいだ)だけでなく、多くの方々が紙媒体やネットで評価や批評を語っているようだが、あの社会学者・宮台真司でさえ、この作品の性的な側面には言及していないようだ。

 もしかして、当たり前過ぎて、「大人のたしなみ」として語らないのだろうか?

 でも、私が語っちゃう。

 ・・・しかし、こういうエロいことを書くと、せっかく増えた真面目な閲覧者が、私を見限ってしまうのだよなぁ。

 保守派の方々なんか、私を蔑視するんだよなぁ・・・。

 でも、書かずにいられない!

 いや、書かずにいられようか!

 今日は、職場で、同僚達と「まどか☆マギカ」の感想を語り合いながらも、ずーっと、帰宅したら「援交少女まどか」を書こう、と考えていた。

 18歳未満の方は、妙にマニアックなエロが炸裂するので、この先を読まないように・・・。

 とりあえず、最初を書いて、お客さんが多かったら、続けることにします^^

   ◇

   小説激情版『援交少女まどか☆ヴァ○ナ(前篇:はじめての物語)』

  <プロローグ>

 外界に街灯が点きはじめた午後6時・・・。

 まどかは、さやかが自宅から出てくるのを、マンションのエントランスの自動ドア、その右側で待っていた。

 左側には、さやかを「異世界」に誘(いざな)った男・ハチボォーが立っていて、邪険にする視線をまどかに向けている。

 自動ドアが開き、無表情のさやかが出てきた。

 制服姿だ。

 見滝原校の制服と同じものだが、さやかの通学用とは別の、ハチボォーが用意した卸し立てのものだ。

 クリーニングしたてのほうが、お客さんが喜ぶのだ。

 清潔で無垢なものを汚すのが愉しいらしい。

 さやかは、まどかの顔を見ると、表情を崩した。

「ああ、まどか、来てくれたんだぁ^^」

 ショートカットのさやか・・・、チョット見、可愛い少年のようにも見えるけど、その身体のラインは、少女らしい柔らかな曲線を描いている。

 性格は、男勝りで元気で明るいけど、大好きな上条君の前ではしおらしくなっちゃうんだよね。

 さやかは、その上条君の重い病気を治すお金を稼ぐために、ハチボォーの勧めてきた「契約」に応じたんだ。

 ハチボォーは、常に淡々と語るんだけど、さやかのような「ときめき短髪元気美少女・負けず嫌いの少年系」は、お客さんたちに大きな需要があるのだ、と言う。

「制服なんだね^^」

「これが、やっぱ、人気あるんだよね…^^」

「うん! うん!^^ 私…、私、一緒に行けるとこまでは行こうと思って・・・」

「ありがとう^^ でも、この仕事、そんなに辛いもんじゃないよ。お客さんには喜ばれるし、上条君も助かったし、それに、結構 楽しいんだよ^^ 大きな声じゃ言えないけど、…気持ちいいし」

「うん…、うん。私も、したいけど、ごめん、私、私…」

 まどかは涙声になる。

 さやかは、そんなまどかの肩を抱いた。

「ありがと^^」

 その時、ハチボォーが、「オッホン、オッホン!」とわざとらしく咳払いをした。「そろそろ、お客さんが待ってるから、さやか君、行きましょう!」

「え、ええ! じゃあ、まどか、今日は近くの<異世界>に行くから、ここまででいいから!^^」

 と、まどかは手を開いてバイバイした。

 指がスラーッとしていて、これまでのさやかの真っ直ぐな生き方を象徴している。

「わ、私、待ってるよ、待ってるから!」

「今夜は・・・」

 遅くなるから・・・、と、さやかは言おうと思ったけど、まどかの無垢な表情を見ていたら、それが言えなかった。

 ・・・早くに済ませれば(イカせれば)いいわ! と、さやかはマジ顔になった。

 <異世界>とは、ハチボォーの経営する<女学生売春組織:ウィッチーズ>直属のラブホテルチェーンである。

 <シュール>や<サイケ>、<アバンギャルド>、<フラクタル>や<シンメトリー>などと言うネーミングの支店が多数ある。

 まどかは、ハチボォーに付き添われ、ポツポツと歩いていくさやかの後姿を見ながら、

「なんで、こんなことになってしまったんだろう・・・」と悲しく思った。

 ・・・ハチボォーは、この間、言っていた。

「まどか君、キミなら、この世界で誰よりも大きな人気を得られるよ。・・・僕と契約して、援交少女になってよ!」

「あ、あわわ・・・^^; ちょ、ちょっと待ってよ! でも、わ、私が、そんな、凄い人気者になれるの?」

「凄い…、なんて言葉があてはまらないほどのハイパー級の人気を得られる可能性を秘めているよ、キミは!」

「そ、そうなんですか・・・、えっ、えっ、困っちゃうな^^ えっと、ところで、ハチボォーさんって、か、変わった名前ですね?^^」

「本名は、<忘八>って言うんだよ」

「へーっ、それでも珍しい名前ですね^^」

  <忘八>・・・遊女屋の当主や女衒のことを言う。
         「仁・義・礼・智・信・孝・悌・忠」の8つの「徳」を忘れた者。

 以下から、かなりエロが、生々しくなるので、18歳未満の方は読まないで下さい。

   ◇   ◇   ◇

  第1話 「夢の中で逢った、ような……」

 起床したまどかは、自分が、たった今まで、とてつもなくエッチな夢を見ていたことは自覚していたが、どのような内容だったのかまでは忘れていた。

 自分のほかに、長い黒髪の美しい同年代の少女と、知らない男の人が二人いて、裸で抱き合っているような図だった。

 パジャマのズボン、その内股に違和感があった。

 なんか、ネチャネチャと湿っている感覚があった。

「生理? にしては早過ぎるし、・・・うわぁ、私、いい歳して、漏らしちゃったの!^^;」

 自室で一人、真っ赤になった。

(こんなにいい天気なのに・・・)

 庭に面した窓・・・、その樹々の枝の間から、燦々と早朝の太陽光が降り注いでいた。

 まどかは、パジャマを脱ぎ、お気に入りのピンク水玉のパンツを太ももまで下ろし、そろりそろりとパンツの中を覗いてみた。

 生理ではなかった。

 さりとて、おしっこでもない。

 指で触れ、人差し指と親指で擦ってみると、ちょいと粘り気があった。

「・・・、・・・」

 まどかはとりあえず、新しいパンツに履き替え、おきにのピンク水玉パンツを洗面所でゴシゴシと手洗いするのだった。

 居間に行くと、専業主夫をしているお父さんが、庭の家庭菜園からプチトマトを収穫していた。

「おはよう!」と、お父さん。

「おはろ!」と、まだ赤ちゃんの弟。

 収穫したプチトマトは、そのまま食卓に上がり、朝食となった。

 優しいお父さんと、可愛い弟・・・、お母さんは、昨夜は仕事が遅くて、今、あくびをしながら、やっと食卓に現われた。

 まどかは、そんな風景の中にいて、自分が幸せであることを実感するのだった。

 学校に行く前、まどかは、居間で一人、遅い食事をしているお母さんに話した。

「仁美の下駄箱に、またラブレターが二通も入っていたんだってさ^^」

「ふーん、愛の告白を口で言えない男なんて相手にする必要ないね。ところで、早乙女先生、今回の恋はどうだい?」

 お母さんは、力は抜けているけど、きっぷのいい話し方をする。

「先生はいつも、授業中にのろけているから、うまくいってるみたい^^」

「あはは、そりゃ良かった^^」

「お母さん、どっちのリボンをつけていけばいいかな?」

 まどかは、両手に持ったリボンを示す。

「そっち!」と、おかあさんはピンクのほうを示す。

   ◇

 まどかは、友人のさやかや仁美と、小川沿いを学校に歩いていた。

「へーっ、『愛の告白を口で言えない男なんて相手にする必要ないね』なんて、まどかのお母さん、言うねぇ^^」

 さやかは嬉しそうだ。

 仁美は、ニコニコと口元に笑みを浮かべながら、カバンをおしとやかに両手で前に持ち、静々と歩いて行く。

「あっ! まどか、新しいリボンだーっ! それでまどかも、直接に告白してくる男を待っているわけね〜^^」

「そ、そんなことないよー!」

 まどかは友人にも恵まれていた。

   ◇

 教室では、早乙女先生が朝の挨拶と、恒例の彼氏ののろけを話していた。

 そして、それが終わってから、「今日は転校生がいます」と言った。

「それが、のろけの後かよ〜」と、さやかが呆れる。

 が、教室に入ってきた少女の姿を見て、クラスの全員が息を呑む。

 光沢のある長い髪をひるがえして、シャナリシャナリとスタスタと、その少女・ほむらが教壇に向かってきた。

 クラスを振り向くと、そこには、なんか悲しみを瞳に宿したような、諦観を含んだクールビューティーの容姿があった。

 自分たちよりも何年も年齢を経ているような大人びた雰囲気が感じられた。

「あっ!」と、まどかは驚き、そして、思い出し、頬を赤らめた。「夢の中で逢った人、のような・・・」

 そんなまどかの心を見透かしたかのように、ほむらは、教壇方向からまどかを睨んだ。

 それはまどかだけでなく、クラスの全員が違和感を感じるものだった・・・。

   ◇

 休憩時間に、さやかが話しかけてきた。

「ねえ、まどか、あの転校生を前から知っているの? だって、さっき、あの子、挨拶の時、まどかのこと、見てたでしょ?」

「ううん、初めて」

 夢であったかも、なんて言えない^^; しかも、あんなエッチな夢の中でなんて・・・。

 ・・・と、教室内の遠くの席にいた、そのほむらが、まどかのもとにツカツカと歩いてきて言った。

「まどかさん、体調が悪いので、私を保健室に連れて行ってくれない?」

「な、なんで、私に?」

「だって保健委員でしょ?」

「私もついていくよ!」とさやか。

「いえ、まどかさんだけで結構」

 かくして、まどかはほむらを連れて保健室に行くことになった。

 しかし、ほむらは、保健室への案内をまどかに頼んだ割には、スタスタと歩いて行く。

「あの、名前で呼んでいいですか?」

 まどかは後ろから小走りで追う。

「ええ」

「あの、ほむら…、ちゃん。私と会ったことあったっけ・・・?」

「・・・」

「それに、転校してきたばっかなのに、この学校の、保健室とか知ってるし・・・」

 すると、ほむらは、苦しそうに目を細め、足を止め、後ろを歩くまどかを振り返った。

 長い髪をかき上げ、ひるがえす。

「まどかさん、あなた、幸せ?」

「えっ、えっ!? ・・・ええ、家族やお友達に囲まれて、みんなと仲良くて幸せです」

「そう・・・」とほむらは口元に笑みを浮かべた。「じゃあ、けして、その幸せを壊さないようにしなくちゃね。あなたはなにもしなくていいの。約束してくれる」

「・・・、・・・ええ」

 ほむらはまたも、笑顔を浮かべた。

 少し、悲しそうだ。

「じゃあ、誘惑に打ち勝たなくちゃダメよ。たとえ部屋で一人でいても、快楽に身を許した時点で、ヤツはつけ込んで来る」

 まどかは、朝方の夢と、その後の出来事を見られでもしたかのように頬を真っ赤にした。

「・・・、・・・誰か、悪い人がいるんですか?」

「そのうち、しちゃいけない契約を提案してくるヤツがいる。あなたにはたぐい稀な才能があると言ってね。だから、私は、そいつが来る前に、あなたが何もしない確証が欲しいの。その契約をしたら、あなた、全てを失っちゃうことになる・・・」

「わ、私、意味がよく分からないけど、今の幸せを失うようなことはしません!」

「ん・・・^^ それならいいわ」

 と、ほむらがスタスタと歩いていってしまった。

   ◇

 ・・・ここまでです。

 もし、この先が読みたかったら、このエントリーを「クリック!」で応援して下さい。

 応援が多いようでしたら、連載化します。

 私は、マミが好きなので、マミが仕事に、まどかやさやかを引率させるところなどを、いかにもエロく書きたいですね^^

 さやかが、苦悩の果てにエロ・ダークサイドに堕ちていく場面も、

 苦悩の末に、杏子の実益に趣味を兼ねたエンジョイ・セックスの姿も書きたいし、

 ほむらのツンデレ、まどかとの百合も書かなくちゃね。

 では、非難轟々覚悟で、これをエントリーします。

                                            (2012/10/10)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪6≫』]

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☆   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪6≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その6)

        
         現在の宇宙に浮かぶ球体カーズ(直径10km)

 そもそも、<カーズ>とは何なのか?

 ジャクソンもタケモトも、それぞれ想っていた・・・。

 自分の<リング(スマホのような機能をもった腕輪)>のディスプレイを開き、スピードワゴン財団から開示された情報を見るのだった。

 かつて、スピードワゴン財団と因縁があったことは何となく分かる。

 数年前、「波紋法(東洋の仙道に伝わる秘術で、吸血鬼など闇の勢力への数少ない反撃手段)」が革新的なリニューアルを果たす。

 人類史上の大事件だ。

 それが、「幽波紋(スタンド)」の発現であった。

 それは、簡単に言うと、精神力で、物理現象を捻じ曲げられる能力である。

 スタンドは、一口では説明できない多様性のある能力である。

 例えば、<ロッキュー・アイオー>のスタンド<アクロス・ザ・ユニバース>は、その奏でる音楽で、人々の心を完全に支配する能力である。

 歴史上、スタンド発現の原初において、ジョースター一族(承太郎・ジョセフ)が、エジプトで、吸血鬼の帝王・ディオの軍団と、血みどろの死闘を経たのは、つい数年前のことだ。

 だが、その前段階(半世紀前)、ジョースターの一族(ジョセフ)は、ヨーロッパを舞台に、吸血鬼の始祖神<柱の男>たちと、熾烈を極めし戦いをしていた。

 <カーズ>とは、その<柱の男>たちの頂点に君臨していた男である。

「どんなスタンドを使っていたのでしょうかね」

 タケモトが聞いてきた。

「いや、スタンドが生まれる前の、自然界最強の生物であったらしい。一族自体もムチャクチャ強いのだが、吸血鬼を生み出した一族であるから、同様に、太陽光に弱かったらしい」

「じゃあ、スタンドを使える我々の敵ではないんじゃあないすか?^^」

「いや、俺らは所詮は、大自然の中では虚弱な人間の肉体しかもっていない。それに、先天性スタンド使いでなく、後天性スタンド使いを生み出すと言う<弓と矢>は、<柱の男>たちが創ったと言うのが研究者たちの定説でもあるらしい」

「じゃあ、なんで、<柱の男>たちは、自分達がスタンド使いにならなかったんでしょうね」

「う〜ん、難しい話だが、二つの理由が考えられる。第一に、<弓と矢>によるスタンド発現は、時に死を伴なう可能性があるからじゃあないか」

「だって、このデータによると(リングの画面を見せつつ)、彼らの肉体は、生半可な強靭さではありませんよ」

「う〜ん、全て、俺の推測だよ。おそらく、<弓と矢>の矢じりは、スタンドが精神力の産物であるが故に、精神に作用するんだよ。だから、その作用に耐えられなかったら、肉体が強靭でも死んでしまう、と言うことかな」

「なるほど!」

「ところで、俺は先天的なスタンド使いだが、お前はどっちよ!」

「僕は、<弓と矢>でなったんですよ」

「へーっ、見かけによらず、度胸があるんだな^^」

「まあ、僕も昔は、かなりのワルで、荒んだ生活をしていて、触るものみな傷つけた、てな、生活をしていましたからねぇ・・・」

 タケモトは、板につかない哀しい視線をしてみせた。

「はいはい・・・」

「で、第二の理由はなんですか?」

「・・・、・・・それは、今回は長くなったので、次回に話すとしよう。正直、この小説『ジョジョ』シリーズを書いているミッドナイト・蘭だが、毎日書くことに早くも音をあげているようだぞ^^;」

 そう言うと、ジャクソンは葉巻の灰をトレイに落とすのだった。

「うへっ、精神力 弱ッ! <弓と矢>で死ぬタイプだね・・・^^;」

                                      (To be continued 2012/10/11)

[近況報告・192]

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☆あっ、このブログの私の紹介写真ですが、

 昨日、エロい内容のエントリー(クリック!)をしたので、私の顔写真も、なんかエロいのにしておきました^^;

          

   ◇

 う〜、『GOGOMONZ』で投稿が全く読まれん・・・。

 ラジオレコーダーを購入したので、番組を毎日聞けるわけだが、毎日読まれん。

 まあ、あまり完成度が高い投稿を送っているとは言い難いが、それでも、少しぐらい引っかかっても良いのになぁ。

 でもね、他の人の投稿は凄い面白いんだよね。

 私はいつも、15分くらいで書き上げるんだけど、他の人は、たっぷり構想を練って執筆しているんだろうなぁ。

 私なんか、もう、その日のテーマにジャストフィットしてないネタも送ってしまったりするからなぁ。

 投稿をすると、番組で読まれる可能性はある訳で、あたかも、「買わなきゃ当たらないから宝くじ!」の当選番号発表を待ち焦がれる気分が、番組放送中は味わえる。

 けれど、読まれないと、エンディングのテーマミュージックが、番組終了の寂しさとともに倍化されて聞こえるんだわ。

 かと言って、読まれたら読まれたで、「俺なんかが選ばれて良いのかしら。友達が勝手に送ってしまっただけなのに・・・」気分になるのだ。

 来週のテーマはもう出ているので、週末、ゆっくり、面白いネタの構想を練ろう。

   ◇

 昨日のエロ過ぎる投稿、どうかな、アクセス数を稼げているのだろうか?

 明日の朝にならないと集計が出ないが、もし、俺がエロ正しければ、かなりのアクセスアップが見込める。

 エロ間違っていれば、アクセス数が極端に減ったりするんだろうなぁ^^;

 なお、この「エロまどか」エントリーも、「ジョジョ」シリーズも<小説>と冠しているが、もちろん、私の思うところの小説ではない。

 私は、小説に一番大切なものは「舞台描写」だと思っているのだ。

 例えば、主人公らが立つことになる部屋や町を、その小さな歴史・大きな歴史を基底にして構築することが小説の本義だと思っている。

 それを考えると、今書いているのは小説でもなんでもない・・・。

 けど、面白いと思う^^

   ◇

 毎年恒例の<八王子古本祭り>が、八王子の駅前の歩行者道路でやっていて、私は、手塚治虫漫画全集の持っていない作品を物色し、買った。

   

 『旋風Z』なんて、今、誰かがリメイクしたら、ヒットしそうな面白さだよ。

 頼りになるジェット(お母さん型のロケットロボット)は、強くて、上品で、その変形の姿なんて、メチャ格好いい!

旋風Z (手塚治虫文庫全集 BT 103)手塚 治虫講談社

                                              (2012/10/11)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪7≫』]

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☆   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪7≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その7)

 ・・・さて、で、そのカーズが、スタンド使いにならなかった理由だが・・・。

 タケモトとともに、ロボットのクラウドさえも、ジャクソンの声に、真剣に耳を傾けている印象だ。

「説明しにくいのだが、カーズが、かつて生きていた時代(ローマ帝国時代)には、スタンド能力は、カーズら<柱の一族>の身体能力を超えるレベルの力を発揮できなかったのだと思う」

「ん? どういう意味ですか」

「スタンドとは精神力で、精神力を形作るものの一つに想像力・認識力がある」

「ええ」

 タケモトは、ジャクソンが面白いことを話し始めたので身を乗り出した。

「おいおい、あまり近づくな^^; 葉巻の煙がかかるぞ^^ ・・・つまり、スタンド能力を発揮するにも、使用する者の想像力が必要だと言うことだ。当時はイメージが追いつかなかったと言うことだ」

「ますます分かりませんよ^^;」

「例えば、隣町に早くに行きたいとするだろ? 方法として、歩く・走る・駕篭・馬・バイク・車・バス・電車・ヘリコプター・飛行機・テレポテーションがあったとする。当時の人間は、せいぜい、馬までの認識しかない。それ以上の想像が出来ないのだ。そして、馬程度のスピードを発揮するスタンド能力ならば、<柱の一族>の能力には到底 及ばない」

「おお!」

「カーズたちは頭もいいが、あまりにも身体能力に優れていた。故に、あまりにもの身体能力の発達があるからこそ、却って、<弓と矢>の力を必要としなかったのだな。<弓と矢>が、自分らが考えていた以上の能力を発現させ得る物だとは、さすがの一族も考え及ばなかったのだと思う」

「・・・つまり、奴らが考えた<弓と矢>の使い道は、自分らには及ばずとも、人間の能力を向上させる程度の使い道だったと・・・」

 その時、クラウドのスピーカーから、声が響いた。

「ブラボー! ブラボー! パチパチパチ(拍手の音)」

     

 <ロッキュー・アイオー>であった。

「話を盗み聞きさせてもらっちゃったよ^^ ジャクソン船長、イイ線いってるよ! SPW財団の見解も、そんな感じだ。なんとね、<弓と矢>は、<石仮面>のはるか前に作られていたものなんだよ。炭素測定法で調べたら、500年ほどの製造した年代の開きがある。つまり、<柱の一族>は、奴隷として人を強化しても、死ぬ可能性の多い<弓と矢>よりも、確実に吸血鬼に変貌させる<石仮面>のほうを重宝してたわけだね」

「えっ?」とタケモトが言う。「でも、<石仮面>は、その儀式の時、生贄の生き血を必要するから、結局、引き換えに命が必要だと思いますけど・・・?」

「ああ、それは、<石仮面>を手にしたアステカの民が、<石仮面>を神聖化し、儀式としただけだ。本来の<石仮面>は、変身する者の身体を多少 傷つけ、そこから流れ出た血で持って起動するわけだから、無駄な死体が出ることはないよ」

「おお!」

「ところで、ジャクソン船長」と、ロッキューは、クラウドのスピーカーから言った。「先ほどの話の、『スタンド能力を発揮するにも、使用する者の想像力が必要だ』と言う主張は、君自身のスタンド発現のプロセスにも似ているよね^^」

「それは言わないで下さいよ^^;」と、ジャクソンは、苦笑いしながら、葉巻をトレイにこすり付けた。

「いや、そろそろ、タケモト技師にも、君の能力について説明しなくちゃならないときが来たようだ・・・。もちろん、タケモト技師の能力も、ジャクソン船長に知って頂く」

                                      (To be continued 2012/10/12)

[映画『推理作家ポー 最期の5日間』を観た(寸評)]

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☆予告を見た限りでは、何でこの映画が企画されたのか不明で、あまり期待しないで映画館に足を運んだ。

 21:30からのレイトショーで、眠気が予想されていたのだが、意外にも、非常に面白く夢中になった。

 ・・・創作意欲がなくなり、酒に溺れる生活のエドガー・アラン・ポーが、恋人が誘拐されたこともあり、自分のこれまでの作品に見立てられた連続殺人の捜査に巻き込まれていく物語。

 19世紀中盤のボルチモアという舞台設定が、物語展開をもったりさせそうに思えつつ、堅実な話運び(正統派ゴシック)で、こちらの興味を引き続けた。

 私は、猟奇殺人や、奇矯な事件にはそれほどの興味はないのだが(密室殺人は異常に好き)、その展開上の開陳の仕方が小刻みで実にテンポがいい。

 土中に埋められたヒロインの恐怖感も、絶妙に伝わってくる。

 ポーは、若い警視と捜査に当たるのだが、その二人が、変則ではあるがホームズとワトソンの関係にも似て、なんか、ロバート・ダウニー・Jr によって崩されたホームズ物が、ここに蘇ったかのような嬉しさがあった。

 ポーは変人ではあるが、その喜怒哀楽は、こちらの共感を受けるに足るほどのジョン・キューザックのうまい演技だった。

 相棒となる警視・ルーク・エヴァンズは格好良くて、警官の一人・もみあげが印象深いジョン(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)ともども、イケメン好きの婦女子には堪らないのではなかろうか^^

 犯人も意外で、全て犯人のシナリオ通りに動かされたきらいもあるが、この作品は、最初にそこありきと考えると納得もできる。

 これは、意外に掘り出し物なので、皆さん、是非 観てください^^

                                         (2012/10/12)

[『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語』を観た]

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☆ 『まどか☆マギカ』と『ヘルター・スケルター』って、ちょっと似てなくない?

  ・・・そのタイトルの韻のふみ方も含めて、作品の印象が・・・、さぁ。

   ◇

 前編(クリック!)を観てからと言うもの、頭の中で、この作品のことしか考えられないで困っていた。

 二週連続の前後編公開で本当に良かった。

 職場の同僚と話す話も、この作品のことばかり。

 みんなはテレビシリーズを見て結末は知っているので、

 私が「なんか、ネットの画像で見たんだけど、まだ見ていない後編には、ほむらがメガネを掛けている、純情そうな図があるでしょ? あれは、もしかして、ほむらは、元々はまどかと似た性格で、二人仲が良かったんだけど、時間遡行を繰り返して、悲惨な現実を知り、あんなクールになっちゃったとか・・・?」と問うと、

 みんなは、優しくも悲しい笑顔を私に向けるのだった。

「えーっ! 俺、そんなの見せられたら、死んじゃうよ!!」と、私は嘆く。「今夜、映画館で号泣しちゃったらどうしよ・・・」

 「うんうん^^」と頷くみんな・・・。

 仕事を終え、立川シネマシティへ。

 残業があると思って、午後9時からの回を予約していたのだが、仕事が定時で終わり、早くに映画館のロビーで、コーヒーを飲みながらタブレットでネットを見ていたりした。

 既に、午後9時の回は「完売」だった。

     

 予約していて良かった^^

 さて、前編・後編観た人にはフィルムプレゼントの特典がある。

 かなり期待していたのだが、私は、まどかの、さやかとのバス停でも別れのシーン・小さな後姿であった。

     

 これなら、フィルム引き換えカードのほうが良かった・・・。

 でも! 私は引き換えカードをカラーコピーしていたのでした^^v

     

 なお、私の席の前の女の子がフィルムを見ていたので、私も覗き見たら、「さやか魔女の爆発シーン」でした。

 ・・・きのこ雲です^^;

   ◇

 で、肝心の作品ですが、私、あまりにも真剣に見たので、今は、「すっげぇ、疲れた」としか言えません。

 すっげぇ疲れたけど、非常に堪能したと・・・^^

 「最上の答え」を求めての時間ループの話は、私も、カンボジアを舞台に小説を書いたことがありまして(私の書いた話でも女の子一人だけの艱難辛苦で、どんどんやつれていく設定でした)、それが、こんな素晴らしい作品で見ることができて羨望を覚えた。

 また、私の見立てである「援交女学生」としての「魔法少女まどか☆マギカ」(クリック!)を、この後編でも破綻なく論理立てられるかな、と思ってみていた点もあり、私は、自分の見立てが間違っていないことに非常に満足もした。

 やっぱ、私は、巴マミが好きかな^^

     

 縦巻ロールに、チンチンを突っ込んでみ・・・(以下ry

 まどかも可愛いけどね^^

   ◇

 さて、新作の予告編も最後にやっておりました。

 タイトルは、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』のようです。

 どうやら、下条君がいい加減で、仁美が魔女化し、

 キュウべぇが、ほむらに「これは君の言っていた魔女化みたいだね」とか言って、

 更にゴージャスなコスチュームになったまどかが、「これからはいつも一緒だよ」とか言って天空から現われたり、

 さやかが復活し振り向いたりしていました^^;

 来年(2013)の公開だそうです!

                                           (2012/10/13)

[近況報告・193]

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☆昨日(14日)は帰宅してから、つい大目に飲み過ぎて早く寝てしまった・・・。

 だから短信で、ちょっと報告(14の日付でエントリーします)。

 詳しくは、すぐに書きますが、「三遊亭圓歌&鬼丸の親子会」に行ってきました。

 とにかく、鬼丸師匠の大師匠にあたる三遊亭圓歌が激烈に笑えた。

 一言一言に笑いが詰まっているので、ほとほと感動した。

 正直、いつも心酔させられている鬼丸師匠がかすんだ・・・^^;

 母親と、とある女性と三人で行ったのですが、その女の人は、帰りの車中、初めて見た生の「落語」のあまりの面白さに目を輝かせていました。

 三人で思い出し笑い、車内でもツボにはまり爆笑してしまった!

   ◇

 さて、最近のアクセス数ですが、いいですね。

    2012.10.14(日) 3409 PV 682 IP 613 位 / 1774151ブログ
    2012.10.13(土) 2746 PV 955 IP 335 位 / 1773839ブログ
    2012.10.12(金) 1682 PV 569 IP 740 位 / 1773518ブログ
    2012.10.11(木) 3145 PV 800 IP 479 位 / 1773148ブログ

 そもそも、この<gooブログ>で、常時三ケタにランキングされるのは、かなりの大業なんですよぉ・・・。

 さて、 「援交女学生」としての「魔法少女まどか☆マギカ」(クリック!)の続きはどうしようかな・・・。

 今、悩んでいます。

 それやり始めると、かなりの労力を使うことになりますから・・・。

                                           (2012/10/14)

[近況報告・194「飲んだくれ・食いまくれ」]

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☆残業なく、帰宅し、夕食を食べ終えたところで飲みに誘われた。

 また、飲み過ぎた・・・。

 ううう、今夜は、「日本教育再生機構」ネタや「三遊亭圓歌&鬼丸 師弟落語会」話「好き好き、海宝真珠ちゃん」ネタや、「小説 JOJO」シリーズを一挙に書いちゃおうと思ったのにぃ〜。

 こういう時は、食べたものをアップする^^

 西多摩のほうでチェーンが多い居酒屋「KAI」が、イタリアンな居酒屋「KAI's BAL」を、秋川駅北口ではじめたとのことで行ってきた。

 私は既に家で酔っ払っていた。

 酔っ払っているので、記憶が曖昧。

 赤ワインをボトルで頼み、グラスを回して楽しみつつ、テラス席でのんびりする。

 まだ、かろうじて、夏の残滓がある。

 タイトル写真は、「秋鮭の白子なんとか、バルサミコソースなんとか」だ。

 うまかった^^

 これは、イタリア風のモツ煮「トリッパ」だ。

   

 牛の第2の胃・ハチノスをトマトソースで柔らかく煮込んである。

 ハチノスは、ゴワゴワしているので、味が染み込んでいてうまい^^

 続いて、「鳥のレバーのパテ」。

   

 もっと、バターみたいにもったりしていたら、もっとうまかったのに^^

 酔っ払いつつ、イタリアンのはしご!!

 秋川駅南口の「クアラントゥーノ」へ!!

 でも、酔っ払っていて、写真を撮る余裕がなかった。

 ここでも赤ワイン・・・。

 焼きたてのフォカッチャがホカホカでうまかった^^

 帰宅はタクシーでした。

   ◇

 2,3日前に、八王子ラーメン「みんみん」で食べた。

   

 これはバラチャーシューラーメン(840円)。

 子供の頃は、このバラチャーシューのインパクトが強かったが、今は、後続の店が真似してそれ程の驚きはない。

 けど、かえって、昔ながらのしょう油味、ごわごわの麺においしさを感じるのでした・・・。

   ◇

 私は、あまりつけ麺が好きでないのだが、私の家の近所につけ麺屋「三ツ矢堂製麺」ができたので行ってきた。

   

 いつも、途中で飽きてしまうのが、私にとってのつけ麺なのだが、ここは、かなり美味しくて、するりと食べてしまった^^

   ◇

 今日はこんなところで・・・^^v

                                           (2012/10/15)
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