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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[東日本大震災(東京の私の思い・28「差し押さえと松本零士作品」)]

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☆今年の桜なんだけど、いつもの年より綺麗じゃない。

 何でかと考えたのだが、なんか、ピンクが濃いのである。

 私の考える桜色とは、白くて白くて、白さが重なって赤みがほのかにあるといったものである。

 もしかして、地震の与える心的影響や、いわゆる「自粛」によって、桜並木を強調していた提灯などが出ていないからかとも考えたのだが、

 それを同僚のグリーンマンさんに言ってみたら、「うん、そうなんだよね!」と同意を得たので、私個人の心象の問題ではなさそうだ。

 ところで、グリーンマンさんは、エントリー[映画ファン達に情報を乞う! (『ウナ・セ・ラディ東京』について)](クリック!)で登場してくれたのだが、

 松竹に、映画『ウナ・セ・ラディ東京』鑑賞希望の熱い手紙を送ったところ、「現在のところ、再公開もソフト化の予定もないですが、松竹チャンネルにリクエストを出してください」と言う要旨の、便箋一枚にたっぷりと書かれた返信が送られてきたのを見せてもらった。

 グリーンマンさん本人は、「事務的な返信だ」と憤慨していたが、

 私やSさんは、「いやぁ、松竹は丁寧にこんな返信をくれて良心的だ!」と感心しました^^

   ◇

 さて、私は、現在、中村家の財政を取り仕切っているのだが、色々と忙しく、家に届く手紙をちゃんと見ていない。

 昨日、何か市役所から封書が届いていたので開くと、私、何やら、収めていない税金があった様で、

 【差し押さえに向けて自宅を訪問します】とのこと。

 督促・催告状も、私は見ておらず、払っていると思ったが、いきなりの「差し押さえ」とは尋常じゃない^^;

 しかも、今回の知らせについての問い合わせは4/8までとのこと。

 既に過ぎていたのである・・・。

 どんだけ、公文書に注意を払っていないのかと言う問題である^^;

 私は、昨日に電話するも、日曜日で役所はやっていなかったので、今日の朝一で連絡する。

 ドキドキしていた。

「もう、差し押さえの準備に入っています」と言われたらどうしようと思った。

 いちお、我が家屋はまだ、母親の名義である。

 私の名前で「差し押さえ」が来たら、何を「差し押さえ」られるのだろう・・・?

 私所有の膨大な量の書籍だろうか、もしくは、私所有の大量のアダルトビデオだろうか・・・、パソコンは取られるだろう・・・。

 400冊はあろう手塚治虫コレクション(初版)も、超プレミアがついている<藤子不二雄ランド>(初版)も、「ジョジョ」「ドラゴンボール」「ワンピース」(初版)も、

 数百冊の講談社ノベルス・本格ミステリ物(初版)も、

 プレステージの『高貴美少女学園』シリーズも、『じゅーだいいえで体験記』シリーズも、『WATER POLE』シリーズも、『働く女』シリーズも、

 アートSMの峰一也監督作品の数々も、

 また、レア機「NINTENDO64DD」に代表されるゲームのハード&ソフトの数々も、

 そして、パソコンもノートパソコンも、

 その他、無数の細かいアイテムの数々も、

 全て、「没シュート」されてしまうのだろうか?

 ゾッとした。

 と、同時に、所有物を全て失った津波直撃の被災者の気持ちを思った。

 私は、「差し押さえ」の予告があっただけで、これほどまでにうろたえているのである。

 日頃、「中国との戦争上等!!」などとのたまっているが、戦争が起こったら、少なからずの被害が私の家にもあるだろう。

 きっと、少なくとも、コレクションの一部は焼けるだろう。

 多分、悔しいと思う。

 ・・・いや、この話をそこでまとめるつもりはない。

 人間と言うのは、全てを失ったら、それはそれで「吹っ切れる」ものでもある。

 やり直しは利く。

 ・・・、・・・だが、まあ、私は、本日すぐに市役所にテルした。

「次の休みに役所に持っていきますね^^」

 ・・・一件落着と相成った。

   ◇

 最近、職場の小百合嬢に松本零士のマンガ『元祖大四畳半大物語』を借りてたのだが、この頃の松本零士の描く女性の色っぽさに夢中になって読んだ。

 描線が繊細なんだよな。

元祖大四畳半大物語 1 (朝日コミック文庫 ま 30-3)クリエーター情報なし朝日新聞出版

元祖大四畳半大物語 2 (朝日コミック文庫 ま 30-4)松本 零士朝日新聞出版

 で、仕事中とか、ボーッと松本零士作品を思っていたのだが、

 私が、何で、被災地の仙台行きを止めたか(クリック!)の、罪悪感が生まれた原初の理由が分かった。

 若い頃に読んだ、松本作品『銀河鉄道999』の1エピソードがあったのだ。

 「永久戦闘実験室」の回だ。

 銀河鉄道999に乗って、鉄郎とメーテルは旅を続けていて、とある星に停車した。

 で、ホテルに入り、食事を摂っていると、目の前のカーテンが開き、そこにはガラス越しに戦場の姿が見えるのだった。

「こりゃ、すごいや、よくできた立体映画だな!! ホログラムかな」と鉄郎。

 メーテルは語る。

「窓の外は本物の戦場よ・・・・このホテルの売り物ね。・・・この星が観光収入を得るためにね。このホテルを建てたの」

 そして、後に鉄郎は叫ぶ。


    「人の血を見てメシなんかくったってうまいもんか!!」

 ・・・私もそう思う。

 だから、宮城行きはやめた。

 しかし、そこに、人間の、悲劇にまつわる感情が介在しないならば、行くもありだったのだが。

 もっとも、私は、現実とフィクションの区別はしているので、ディザスター映画『2012』などは楽しみますよ。

 また、「999」の旅には、地震だらけの星<震動惑星>なんてのもあったなぁ。



   ◇

 今日の産経新聞を読んでいたら、こんな記事が!

   《大連立へ 小沢氏、自民接近 (2011/04/11)》(クリック!)

 ・・・まあ、非常に、大連立の報道は流動しているが、私は、数ヶ月前に、保守派の非難を承知で、自民党の、民主党小沢派との大連立への希望を語っている。

 現時点の私は、自民党が、菅主軸/小沢主軸のどちらと組めば「御し易い」のか計りかねているが、

 なんにしても、自民党が民主党に取って代わるチャンスとしての大連立だけは、自分なりに模索している。

 私は常に、思考の天秤を持っていて、どんな選択が、日本に少しでも益になるかをクールに考えている。

 非現実的な、思想の100%成就などは考えていない。

 今は、とにかく、自民党の与党復帰を願っている・・・。

 小沢が悪でも、政治哲学がなくても関係ない。

   ◇

 しかし、今日も揺れるなぁ・・・。

                                                    (2011/04/11)

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