☆一日に2回 同一作品を劇場で観るというのは、館内入れ替え制のなかった、中学校の時に見た「キャノンボール」以来だ。
今回は、朝一に観て、午後をゆっくりと過ごし、レイトショーで観た。
朝に続いて、館内は完フル状態だ。
昔と違うのは、座席の数以上の客は入れないということ。
昔は、通路にも人が座っていたものだ^^;
実は事情があって、一回目の鑑賞はちょっと集中が出来なかったのだが、今回は、じっくりと見ました。
特に、アクションをエンジョイして見たのだが、それについては今回は書かない。
以下、見た者にしか分からない、作中時系列順不同の語りでいく。
◇
先ず、オープニングは、宇宙空間に幽閉されていた初号機の、ミサトさん側(新組織:ヴィレ)からの奪還作戦だった訳だな。
私は勝手に、何らかの組織(ゲンドウ側:ネルフだった訳だが…)がエヴァ初号機を移送していた途中を、アスカやマリが強奪するのだと思い込んでいた^^;
てゆーか、そもそも、あの宇宙空間の十字架型のコンテナ(棺おけ風)に、初号機が収められていたのも、オープニングの最後にどうにか分かるだけだし、一観目じゃあ、状況を把握するのは難しい(テレビの6分半のサービス公開も含めてやっと分かる)。
非常に不親切だが、言葉を拾うと、「2ダッシュ」とか「ポップ8」と、アスカやマリの搭乗するエヴァの機体識別ネーミングが語られてもいた。
もはや、敵は「シト」的ではあるが「シト」ではなく、「シト」のシステムを兵器に用いたモノらしい。
現ネルフ基地に、その、どうやら「インフィニティ」と呼ばれている「シト」らしきものの失敗作(人型)の残骸がいっぱいある。
あれ? 人型ばかりなので、「インフィニティ」は別のものか? まあ、いいや・・・。
似たような説明が、『まごころを、君に』でもあったが、それでもずいぶんと説明が分かり易くなった^^
ミサト側(ヴィレ)が、「シト風」と対決する時、「コアブロック」「コクーン偽装」なんて言葉を使っている。
私が必死で解釈するに、ネルフ側というか、ゼーレ側は、シトの活動の源たる「コア」の製造を完成し、兵器転用し、世界に人類補完計画の素地を作ろうとしている訳らしい。
で、その「コア」を兵器化するためには、既存の物質に埋め込まなければならず、それが「コクーン」で、コアはコクーンに内蔵すると、その形状を変えて、シト風になるわけだな。
零号機風の<一つ目黄色エヴァ(マーク9)>は、「アダムの仮宿(この表現うろ覚え)」とか言われていた。
「アダム」と言うのは、アタッシュケースに収容されていた「胎児」みたいなものだよね? それを埋め込まれたエヴァってワケか?
・・・新劇場版は、テレビ版や旧映画版のように、「意味深の謎(衒学)」を投げっぱなしはしない気配もあるので、こうして、不思議に思ったことは記しておく。
だから、マーク9は、首を吹っ飛ばされても平気で、また、背中から生物的な増殖を瞬間に経てバーニアを現出させ、それをマシーン的な外観に変化させるという魔法のようなことを出来るのか。
って、そもそも、エヴァって、そんなのばっかだけどね^^;
私の知り合いが『破』を観終えた時、「エヴァって、これじゃあ、何でもありじゃん」と困っていたのを思い出す。
私も普通ならば、それで興ざめしちゃうタイプの人間なんだけど、何故か、エヴァに関しては否定よりも、そのパワフル演出に歓喜させられちゃうんだよね。
けども、ゲンドウの手元には、これまた切り札のようにアタッシュケースが置かれていて、その使用はこれからのようだ。
また、クライマックスでは、マーク9は破壊されてしまう。
「アダム」と言う、作品上 重要なキーが、ここで失われてしまうとなると疑問が残るので、マーク9は「アダムの仮宿(この表現うろ覚え)」ではなかった、と。
いや、そもそも、アダムがなんで重要なのかなんて、私にゃ分からないんだよ^^;
また、セントラルドグマ最奥には、サードインパクトの衝撃で、地にうなだれた姿勢のリリスがある。
そこには、停止したエヴァ6号機もあった。
どうやら、そのダミーシステムにより、リリスを封印している「槍」を取ろうとしたのだが、その前に果てたようだ。
カヲル君の話だと、リリスに刺さっている二本の槍は、言わずと知れた「ロンギヌスの槍」と、今回初めて名前の出てきた「カシウスの槍」とのこと。
ん? だが、片方の槍は、6号機を貫いていないか(うろ覚え)。
よくわからん。
で、ここまで、全てを知っていて余裕綽々であったカヲル君が、「二本ともロンギヌスの槍じゃないか・・・」と衝撃を受け、一気に落ち込む。
どうやら、エヴァ世界の「悲劇のリフレイン」に終止符を打てると思っていたのに、ここで誤算が生じたらしい。
うん、「まどか☆マギカ」と同じだね。
どうやら、「ほむら(渚カヲル)」には限界があったのだ。
この先は、「まどか(碇シンジ)」の<決断>しか世界は救えないらしい(ここまで、シンジ君は、なんだかんだと、やること為すこと、世界を滅亡に進めていたんだけどね・・・^^;)。
ここで、ちょっと「エヴァ」シリーズをまとめてみよう。
・零号機 綾波のね。第10シトに喰われた
・初号機 シンジので、これだけはユイの魂が込められている
今はヴンターのメインシステム
・弐号機 アスカの。常に酷使される機体。何度も復活する
今回も自爆したが、予告に出てた^^;
・参号機 試乗ですぐにシトに取り憑かれる
・四号機 確か、「破」の作中、ドイツで爆発したんだよね
・五号機 マリの。『トイストーリー』に似た形のおもちゃが出てたね
第三シトを道連れに爆発
・六号機 カヲル君の。後に無人化。今は、どうやらゲンドウの裏工作に使用され、
セントラルドグマで停止状態
・七号機 作中に出てきていない
・八号機 マリの新しい機体。ピンク
・九号機 リセット綾波の機体。首なくなる。弐号機の自爆に巻き込まれる
・十〜十二号機 作中に出てきていない
・十三号機 シンジとカヲルのラブラブシート。『Q』の目玉の機体
私が言いたいのは、13号機で打ち止めだとしても、7・10・11・12号機は、まだ新劇場版には出てきていないぞ,ということ。
それから、今回、綾波は、初期化された姿しか見せない(正確には別物だが、初期化って言葉を使いたかったの、僕^^;)。
1シーンだが、培養液(?)の水槽の中でしか生きていられない(か、囚われなのか)、おそらく「破」までの綾波が姿を見せる。
しかし、考えると、おかしい。
ネルフは、綾波だけを初号機から取り出し、残った初号機と内部のシンジ君を宇宙に幽閉したってことか?
まあ、いいや、女だ、女の話だ!
「破」で、シンジ君によって人間らしい心を育んできた綾波だが、今回は、別のコピーなので、そもそもの無機質な子になっている。
でも、これが、本来 異常な人気を博した「オタクの願望を何でも叶える、言いつけ通りします人形・レイ」である。
私、嫌いではない^^;
まあ、基本、アスカみたいな、活きのいい女の子のほうが好きだけど。
レイ、今回は、暗色のプラグスーツに身を包み、それもそれで良かった。
そして、微妙な自我の萌芽を垣間見せて、最終的に、赤い荒野を彷徨し始めるシンジとアスカについて行くのだった。
それが可愛い^^
自分にも分からない・・・、でも、この二人は、私に何かを示してくれる・・・、そんな感じで、レイは自分の行く道を定めるのだった。
・・・さて、次回は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』だが、新劇場版の「ヱヴァンゲリヲン』から「エ」や「ヲ」「新」などタイトル表記を変えている。
また、一観目の感想で書いた、「新劇場版」のネルフロゴで新しかった「リンゴのデザイン」が消えている。
また、今回、これまで意識していなかったが、ゼーレのロゴに「リンゴのデザイン」が付け加えられている(新劇場版では元からか?)。
分からないのだ。
こんな風に変える意味が・・・。
もしかして、完結編とは、旧作と新劇場版を包括する「完結」なのではないか?
この『Q』から、その「世界のほころび」っちゅうか、片りんが見え隠れし始めているのか?
となると、「パラレルワールド」ネタが全面に出てきてしまうと言う、エヴァらしからぬオチとなっちゃうような気がするのだが・・・。
ともあれ、明るくて、爽やかなお色気のミサトさん、カンバーック!!
もう一度くらいは劇場で見るゾ^^
(2012/11/18)
今回は、朝一に観て、午後をゆっくりと過ごし、レイトショーで観た。
朝に続いて、館内は完フル状態だ。
昔と違うのは、座席の数以上の客は入れないということ。
昔は、通路にも人が座っていたものだ^^;
実は事情があって、一回目の鑑賞はちょっと集中が出来なかったのだが、今回は、じっくりと見ました。
特に、アクションをエンジョイして見たのだが、それについては今回は書かない。
以下、見た者にしか分からない、作中時系列順不同の語りでいく。
◇
先ず、オープニングは、宇宙空間に幽閉されていた初号機の、ミサトさん側(新組織:ヴィレ)からの奪還作戦だった訳だな。
私は勝手に、何らかの組織(ゲンドウ側:ネルフだった訳だが…)がエヴァ初号機を移送していた途中を、アスカやマリが強奪するのだと思い込んでいた^^;
てゆーか、そもそも、あの宇宙空間の十字架型のコンテナ(棺おけ風)に、初号機が収められていたのも、オープニングの最後にどうにか分かるだけだし、一観目じゃあ、状況を把握するのは難しい(テレビの6分半のサービス公開も含めてやっと分かる)。
非常に不親切だが、言葉を拾うと、「2ダッシュ」とか「ポップ8」と、アスカやマリの搭乗するエヴァの機体識別ネーミングが語られてもいた。
もはや、敵は「シト」的ではあるが「シト」ではなく、「シト」のシステムを兵器に用いたモノらしい。
現ネルフ基地に、その、どうやら「インフィニティ」と呼ばれている「シト」らしきものの失敗作(人型)の残骸がいっぱいある。
あれ? 人型ばかりなので、「インフィニティ」は別のものか? まあ、いいや・・・。
似たような説明が、『まごころを、君に』でもあったが、それでもずいぶんと説明が分かり易くなった^^
ミサト側(ヴィレ)が、「シト風」と対決する時、「コアブロック」「コクーン偽装」なんて言葉を使っている。
私が必死で解釈するに、ネルフ側というか、ゼーレ側は、シトの活動の源たる「コア」の製造を完成し、兵器転用し、世界に人類補完計画の素地を作ろうとしている訳らしい。
で、その「コア」を兵器化するためには、既存の物質に埋め込まなければならず、それが「コクーン」で、コアはコクーンに内蔵すると、その形状を変えて、シト風になるわけだな。
零号機風の<一つ目黄色エヴァ(マーク9)>は、「アダムの仮宿(この表現うろ覚え)」とか言われていた。
「アダム」と言うのは、アタッシュケースに収容されていた「胎児」みたいなものだよね? それを埋め込まれたエヴァってワケか?
・・・新劇場版は、テレビ版や旧映画版のように、「意味深の謎(衒学)」を投げっぱなしはしない気配もあるので、こうして、不思議に思ったことは記しておく。
だから、マーク9は、首を吹っ飛ばされても平気で、また、背中から生物的な増殖を瞬間に経てバーニアを現出させ、それをマシーン的な外観に変化させるという魔法のようなことを出来るのか。
って、そもそも、エヴァって、そんなのばっかだけどね^^;
私の知り合いが『破』を観終えた時、「エヴァって、これじゃあ、何でもありじゃん」と困っていたのを思い出す。
私も普通ならば、それで興ざめしちゃうタイプの人間なんだけど、何故か、エヴァに関しては否定よりも、そのパワフル演出に歓喜させられちゃうんだよね。
けども、ゲンドウの手元には、これまた切り札のようにアタッシュケースが置かれていて、その使用はこれからのようだ。
また、クライマックスでは、マーク9は破壊されてしまう。
「アダム」と言う、作品上 重要なキーが、ここで失われてしまうとなると疑問が残るので、マーク9は「アダムの仮宿(この表現うろ覚え)」ではなかった、と。
いや、そもそも、アダムがなんで重要なのかなんて、私にゃ分からないんだよ^^;
また、セントラルドグマ最奥には、サードインパクトの衝撃で、地にうなだれた姿勢のリリスがある。
そこには、停止したエヴァ6号機もあった。
どうやら、そのダミーシステムにより、リリスを封印している「槍」を取ろうとしたのだが、その前に果てたようだ。
カヲル君の話だと、リリスに刺さっている二本の槍は、言わずと知れた「ロンギヌスの槍」と、今回初めて名前の出てきた「カシウスの槍」とのこと。
ん? だが、片方の槍は、6号機を貫いていないか(うろ覚え)。
よくわからん。
で、ここまで、全てを知っていて余裕綽々であったカヲル君が、「二本ともロンギヌスの槍じゃないか・・・」と衝撃を受け、一気に落ち込む。
どうやら、エヴァ世界の「悲劇のリフレイン」に終止符を打てると思っていたのに、ここで誤算が生じたらしい。
うん、「まどか☆マギカ」と同じだね。
どうやら、「ほむら(渚カヲル)」には限界があったのだ。
この先は、「まどか(碇シンジ)」の<決断>しか世界は救えないらしい(ここまで、シンジ君は、なんだかんだと、やること為すこと、世界を滅亡に進めていたんだけどね・・・^^;)。
ここで、ちょっと「エヴァ」シリーズをまとめてみよう。
・零号機 綾波のね。第10シトに喰われた
・初号機 シンジので、これだけはユイの魂が込められている
今はヴンターのメインシステム
・弐号機 アスカの。常に酷使される機体。何度も復活する
今回も自爆したが、予告に出てた^^;
・参号機 試乗ですぐにシトに取り憑かれる
・四号機 確か、「破」の作中、ドイツで爆発したんだよね
・五号機 マリの。『トイストーリー』に似た形のおもちゃが出てたね
第三シトを道連れに爆発
・六号機 カヲル君の。後に無人化。今は、どうやらゲンドウの裏工作に使用され、
セントラルドグマで停止状態
・七号機 作中に出てきていない
・八号機 マリの新しい機体。ピンク
・九号機 リセット綾波の機体。首なくなる。弐号機の自爆に巻き込まれる
・十〜十二号機 作中に出てきていない
・十三号機 シンジとカヲルのラブラブシート。『Q』の目玉の機体
私が言いたいのは、13号機で打ち止めだとしても、7・10・11・12号機は、まだ新劇場版には出てきていないぞ,ということ。
それから、今回、綾波は、初期化された姿しか見せない(正確には別物だが、初期化って言葉を使いたかったの、僕^^;)。
1シーンだが、培養液(?)の水槽の中でしか生きていられない(か、囚われなのか)、おそらく「破」までの綾波が姿を見せる。
しかし、考えると、おかしい。
ネルフは、綾波だけを初号機から取り出し、残った初号機と内部のシンジ君を宇宙に幽閉したってことか?
まあ、いいや、女だ、女の話だ!
「破」で、シンジ君によって人間らしい心を育んできた綾波だが、今回は、別のコピーなので、そもそもの無機質な子になっている。
でも、これが、本来 異常な人気を博した「オタクの願望を何でも叶える、言いつけ通りします人形・レイ」である。
私、嫌いではない^^;
まあ、基本、アスカみたいな、活きのいい女の子のほうが好きだけど。
レイ、今回は、暗色のプラグスーツに身を包み、それもそれで良かった。
そして、微妙な自我の萌芽を垣間見せて、最終的に、赤い荒野を彷徨し始めるシンジとアスカについて行くのだった。
それが可愛い^^
自分にも分からない・・・、でも、この二人は、私に何かを示してくれる・・・、そんな感じで、レイは自分の行く道を定めるのだった。
・・・さて、次回は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』だが、新劇場版の「ヱヴァンゲリヲン』から「エ」や「ヲ」「新」などタイトル表記を変えている。
また、一観目の感想で書いた、「新劇場版」のネルフロゴで新しかった「リンゴのデザイン」が消えている。
また、今回、これまで意識していなかったが、ゼーレのロゴに「リンゴのデザイン」が付け加えられている(新劇場版では元からか?)。
分からないのだ。
こんな風に変える意味が・・・。
もしかして、完結編とは、旧作と新劇場版を包括する「完結」なのではないか?
この『Q』から、その「世界のほころび」っちゅうか、片りんが見え隠れし始めているのか?
となると、「パラレルワールド」ネタが全面に出てきてしまうと言う、エヴァらしからぬオチとなっちゃうような気がするのだが・・・。
ともあれ、明るくて、爽やかなお色気のミサトさん、カンバーック!!
もう一度くらいは劇場で見るゾ^^
(2012/11/18)