☆いきなり関係ない話で恐縮なのだが、実は今日、レンタルしていた映画DVDを返しに行った。
だが、家に携帯を忘れ、そのDVDの入った袋を車のボンネットに置いて、いったん家に戻り、忘れ物を持ってきてから、再びレンタル店に出かけた。
しばらく道を走っていると、車のボンネットで何かが跳ねて落下、タイヤで、その「何か」を踏んづける感触があった。
瞬間、私は全てを思い出して、身の毛がよだった。
すぐに車を停めて、車に踏んづけられたレンタル袋を拾いに戻った。
レンタル袋の中の、DVDケースは粉砕されていた。
しかし、外から見る限りでは、ディスクは、奇跡的に割れていないようだった。
車に戻り、自分で見るのは怖いので、助手席の娘っ子に確認させる。
娘っ子は、「これは平気、これは平気」と一枚一枚、確認していく。
・・・しかし、「あっ、この『パタリロ! スターダスト計画』は表の方に傷がついている!」と言った。
私は、それを擦ってみた。
すると、傷がなくなった。
「これは汚れだったんだよ。てゆ〜か、鼻くそだな^^」と、五枚のディスクの一枚も傷がついていないので、私はホッと一安心でギャグを言う余裕も出てきた。
しかし、『パタリロ! スターダスト計画』を借りていたことがバレて、私は恥ずかしかった。
パタリロ! スターダスト計画 [DVD]クリエーター情報なし東映ビデオ
レンタル店に持っていき、私はケースを粉砕させたことを謝った。
店員は至って人当たり良く、ディスクを一枚一枚確認し、「問題なしですね^^」と笑ってくれた。
こっちは罪悪感たっぷりなので、その優しい対応に非常に救われた。
「ファミリーブック あきる野店」をリスペクトしておきます!
私は、一時期、ここの中古AVのめぼしいものを買い漁った者です^^;
高貴美少女学園 42 [DVD]クリエーター情報なしプレステージ
この子、メチャ可愛いです^^v
◇
『ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島』
正直、大震災が常に頭の半分を占めていて、娯楽作品しか見る心の余裕がなく、3Dも目が疲れるし、字幕読むのもめんどいので、「通常上映・日本語吹替版」で観た。
非常に面白かった。
今回、現世から召喚された少年少女らは、ナルニア国の海に浮かぶ島々を、カスピアン王子率いる<朝びらき丸>に乗船して駆け巡り、悪を打ち倒すことになる。
限りある作品の時間尺の中で、幾つもの島を巡り、見せ場を作っていくと、どうしても、各島でのエピソードが「四コマ漫画」的に簡略されてしまうものだが、
それぞれのエピソードが、他のファンタジー作品での既視感を起こさせるようなこともなく、実に個性的なギミックに彩られているので、心に残って、重層的な旅を演出していると思った。
『ナルニア』はファンタジー作品の古典なのに、後続の作品はあまり真似てないね。
かなり新鮮であった(今回の展開は、『三つ目がとおる』の<イースター島航海>篇を思い出させたが)。
先行して諸島に旅立った七人の貴族がいるのだが、それらが全員死んでいるとか、全員が生きているとかの一辺倒ではなく、あるエピソードの中では貴族は生きており、他のエピソードの中では死んでいると言うことに代表されるような、カタログ的でない不揃いな描き方が、私には非常に好感なのだ。
今回、初登場のユースチスだが、最初はナルニア世界を信じられず、都会っ子の様な生意気さを見せ続けるのだが、その彼が次第に成長していく様は、定番だが、安心して見られる流れだ。
彼はドラゴンに変化させられるのだが、彼の心が反映されたドラゴンは、途中から彼の表情にしか見えなくなってくる不思議^^
巨大なドラゴンとしての生き方にも徐々に目覚めていき、少年の心の「成長」と二重写しに描かれている。
今回、ナルニア世界から卒業するペべンシー兄妹だが、妹の方が、女の子にとっては重要な「容姿」について、テーマ的な決着をつけているのだが、
お兄さんのほうは、果たして、ナルニア世界でのテーマ的な決着をつけられたかは不鮮明だ。
しかし、この作品に出てくる少年少女たちは、他のファンタジー作品での美少年・美少女じゃなくて、なんか、その辺にいそうな普通の少年少女たちなんだよなぁ。
今回のヒロインの女の子など、私、最後まで可愛いと思えんかった^^;
クライマックスの海戦には非常に感心した。
帆船<朝びらき丸>が対決するは、巨大な海蛇なのだが、なんちゅうか、いかにも、モンスター同士の「格闘」と言うものが、船と巨大な海蛇の間で成立しているんだよね。
充分に手に汗握らされるし、巨大ではあるが「海蛇」と言う動物的に動きの想像がつくものを、モンスター的な脅威に昇華させてくれてもいた。
・・・さて、<アスランの国>と言うものは、<死後の世界>なのだなと理解できると、
ネズミ戦士のリープチープの<アスランの国>への旅立ちはとても寂しくもある・・・。
◇
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー 仮面ライダー』
私は基本的に「ウルトラマン」派で、「仮面ライダー」は「V3」までしか熱心に見た記憶がない(チョイ見でも「スカイライダー」まで)。
が、今回の作品は、そんな私にぴったりの物語だった。
現在のライダー・オーズが悪と戦っていると、ライダー・電王が、時を越える電車<デンライナー>に乗って現われる(「電王」はかなりのブームになったので少しは知っている)。
今回の敵の謎は40年前の世界にあると看破した電王は、オーズとともに<デンライナー>に乗って40年前へ・・・、仮面ライダー・一号/二号が、悪の秘密結社ショッカーと戦っている世界である。
そう、私にとって懐かしい世界である^^
うまいのが、舞台に土管一つなどを配置して、いかにも40年前のような設定を醸している点だ。
40年前の事件はとりあえず解決し、現在に戻ると、そこはショッカーに支配された世界に変貌していた。
オーズの相棒のアンクが、現在(つまり、未来)の重要なアイテムを過去に落とし、それをショッカー構成員が拾い、首を傾げながら、「キーキー」言いつつ、ブラック将軍に献上、それをショッカー組織が研究し、最強の怪人を誕生せしめ、一号/二号を屈服させ、40年かけて、世界に権力を伸長させていたのだった。
この後、やはり失敗するのだが、もう一度、現在を修正すべく、<デンライナー>は40年前に飛ぶ。
そこが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の「過去の世界にいる自分を見つめるもう一人の自分」状況で楽しかった。
未来の世界は、「ともだち」の支配する世界と言うか、「ゼブラシティ」のような様相で、
町はショッカー一色、「在宅介護ショッカー」の看板には笑った^^
全世界をショッカーが牛耳っているので、国連会議もショッカー幹部の会議である。
圧巻である。
錚々たるメンバーが円卓に集い、椅子に座りきらないキング・ダークが涅槃仏のようにアポロガイストの背後に横になっている姿なんてたまらない。
この国連ショッカー連合は、石ノ森章太郎の「仮面ライダー」原作の「ショッカーが日本政府だった」という衝撃の事実の発展系として素晴らしい絵面である。
キング・ダークは、クライマックスでも、それだけでも威容ではあるが、ラスボスの大威容を引き立てる役でも活躍するが、
ショッカー首領を倒したと思ったら、地平線にキング・ダークがドスンドスンと登場したのは面白かったなぁ。
40年前の怪人たちが、ザコ扱いではなく、何ら問題なく現代のライダーを苦しめている姿もいい。
ヒルカメレオン(ブラック将軍の本体)などは、オーズを翻弄していた。
カメバズーカは、<デンライナー>を完全破壊していた。
ジェネラル・シャドーが、死ぬ間際に、ショッカーではなく、「デルザー軍団に栄光あれ!」とか叫んで爆死するのは、シリーズ上の文法の遵守が見られよう。
最終的に、全てのライダーが終結し、ラスボス<岩石大首領>と決戦に至るのだが、
その前の、全てのライダーのカタログ的な紹介&一活躍で、楽しくも、物語性が逸脱し始めてきていたのだが、
更に、この時、オールライダーは「トウッ!」と全員で空に飛ぶ^^;
そこで、「スカイライダー」以外のライダーが空を飛ぶことに違和感を感じるも(スカイライダーでさえも途中から飛行はやめた)、その後、それぞれがバイクにまたがったので、超ジャンプと看做すも、だが、乗り込んだバイクは、そのまま空を飛び始めるのだ^^;
そして、一号が藤岡弘、の声で「この40年間の思いを知れ!」とか言う。
40周年だからかな^^; と思うが、作中でも40年間、一号は洗脳され続けてきたので、そっちの意味に取ろうと思った^^;
が、そのセリフの後に、空飛ぶライダーバイク軍団が、「40」の人文字を作り出したのは、さすがにやり過ぎと思いつつも、「まあいいや」と心が広くなっていた私であった^^;
そして、空飛ぶライダーバイク軍団は、次々と<岩石大首領>の腹をぶち破るのだった。
私は呆気にとられて見終えるのだった・・・。
しかし、後半の「大味」を考慮しても、最高に面白かったのだ^^v
明日も、「映画まとめて語り」を続けます^^
(2011/04/09)
だが、家に携帯を忘れ、そのDVDの入った袋を車のボンネットに置いて、いったん家に戻り、忘れ物を持ってきてから、再びレンタル店に出かけた。
しばらく道を走っていると、車のボンネットで何かが跳ねて落下、タイヤで、その「何か」を踏んづける感触があった。
瞬間、私は全てを思い出して、身の毛がよだった。
すぐに車を停めて、車に踏んづけられたレンタル袋を拾いに戻った。
レンタル袋の中の、DVDケースは粉砕されていた。
しかし、外から見る限りでは、ディスクは、奇跡的に割れていないようだった。
車に戻り、自分で見るのは怖いので、助手席の娘っ子に確認させる。
娘っ子は、「これは平気、これは平気」と一枚一枚、確認していく。
・・・しかし、「あっ、この『パタリロ! スターダスト計画』は表の方に傷がついている!」と言った。
私は、それを擦ってみた。
すると、傷がなくなった。
「これは汚れだったんだよ。てゆ〜か、鼻くそだな^^」と、五枚のディスクの一枚も傷がついていないので、私はホッと一安心でギャグを言う余裕も出てきた。
しかし、『パタリロ! スターダスト計画』を借りていたことがバレて、私は恥ずかしかった。
パタリロ! スターダスト計画 [DVD]クリエーター情報なし東映ビデオ
レンタル店に持っていき、私はケースを粉砕させたことを謝った。
店員は至って人当たり良く、ディスクを一枚一枚確認し、「問題なしですね^^」と笑ってくれた。
こっちは罪悪感たっぷりなので、その優しい対応に非常に救われた。
「ファミリーブック あきる野店」をリスペクトしておきます!
私は、一時期、ここの中古AVのめぼしいものを買い漁った者です^^;
高貴美少女学園 42 [DVD]クリエーター情報なしプレステージ
この子、メチャ可愛いです^^v
◇
『ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島』
正直、大震災が常に頭の半分を占めていて、娯楽作品しか見る心の余裕がなく、3Dも目が疲れるし、字幕読むのもめんどいので、「通常上映・日本語吹替版」で観た。
非常に面白かった。
今回、現世から召喚された少年少女らは、ナルニア国の海に浮かぶ島々を、カスピアン王子率いる<朝びらき丸>に乗船して駆け巡り、悪を打ち倒すことになる。
限りある作品の時間尺の中で、幾つもの島を巡り、見せ場を作っていくと、どうしても、各島でのエピソードが「四コマ漫画」的に簡略されてしまうものだが、
それぞれのエピソードが、他のファンタジー作品での既視感を起こさせるようなこともなく、実に個性的なギミックに彩られているので、心に残って、重層的な旅を演出していると思った。
『ナルニア』はファンタジー作品の古典なのに、後続の作品はあまり真似てないね。
かなり新鮮であった(今回の展開は、『三つ目がとおる』の<イースター島航海>篇を思い出させたが)。
先行して諸島に旅立った七人の貴族がいるのだが、それらが全員死んでいるとか、全員が生きているとかの一辺倒ではなく、あるエピソードの中では貴族は生きており、他のエピソードの中では死んでいると言うことに代表されるような、カタログ的でない不揃いな描き方が、私には非常に好感なのだ。
今回、初登場のユースチスだが、最初はナルニア世界を信じられず、都会っ子の様な生意気さを見せ続けるのだが、その彼が次第に成長していく様は、定番だが、安心して見られる流れだ。
彼はドラゴンに変化させられるのだが、彼の心が反映されたドラゴンは、途中から彼の表情にしか見えなくなってくる不思議^^
巨大なドラゴンとしての生き方にも徐々に目覚めていき、少年の心の「成長」と二重写しに描かれている。
今回、ナルニア世界から卒業するペべンシー兄妹だが、妹の方が、女の子にとっては重要な「容姿」について、テーマ的な決着をつけているのだが、
お兄さんのほうは、果たして、ナルニア世界でのテーマ的な決着をつけられたかは不鮮明だ。
しかし、この作品に出てくる少年少女たちは、他のファンタジー作品での美少年・美少女じゃなくて、なんか、その辺にいそうな普通の少年少女たちなんだよなぁ。
今回のヒロインの女の子など、私、最後まで可愛いと思えんかった^^;
クライマックスの海戦には非常に感心した。
帆船<朝びらき丸>が対決するは、巨大な海蛇なのだが、なんちゅうか、いかにも、モンスター同士の「格闘」と言うものが、船と巨大な海蛇の間で成立しているんだよね。
充分に手に汗握らされるし、巨大ではあるが「海蛇」と言う動物的に動きの想像がつくものを、モンスター的な脅威に昇華させてくれてもいた。
・・・さて、<アスランの国>と言うものは、<死後の世界>なのだなと理解できると、
ネズミ戦士のリープチープの<アスランの国>への旅立ちはとても寂しくもある・・・。
◇
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー 仮面ライダー』
私は基本的に「ウルトラマン」派で、「仮面ライダー」は「V3」までしか熱心に見た記憶がない(チョイ見でも「スカイライダー」まで)。
が、今回の作品は、そんな私にぴったりの物語だった。
現在のライダー・オーズが悪と戦っていると、ライダー・電王が、時を越える電車<デンライナー>に乗って現われる(「電王」はかなりのブームになったので少しは知っている)。
今回の敵の謎は40年前の世界にあると看破した電王は、オーズとともに<デンライナー>に乗って40年前へ・・・、仮面ライダー・一号/二号が、悪の秘密結社ショッカーと戦っている世界である。
そう、私にとって懐かしい世界である^^
うまいのが、舞台に土管一つなどを配置して、いかにも40年前のような設定を醸している点だ。
40年前の事件はとりあえず解決し、現在に戻ると、そこはショッカーに支配された世界に変貌していた。
オーズの相棒のアンクが、現在(つまり、未来)の重要なアイテムを過去に落とし、それをショッカー構成員が拾い、首を傾げながら、「キーキー」言いつつ、ブラック将軍に献上、それをショッカー組織が研究し、最強の怪人を誕生せしめ、一号/二号を屈服させ、40年かけて、世界に権力を伸長させていたのだった。
この後、やはり失敗するのだが、もう一度、現在を修正すべく、<デンライナー>は40年前に飛ぶ。
そこが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の「過去の世界にいる自分を見つめるもう一人の自分」状況で楽しかった。
未来の世界は、「ともだち」の支配する世界と言うか、「ゼブラシティ」のような様相で、
町はショッカー一色、「在宅介護ショッカー」の看板には笑った^^
全世界をショッカーが牛耳っているので、国連会議もショッカー幹部の会議である。
圧巻である。
錚々たるメンバーが円卓に集い、椅子に座りきらないキング・ダークが涅槃仏のようにアポロガイストの背後に横になっている姿なんてたまらない。
この国連ショッカー連合は、石ノ森章太郎の「仮面ライダー」原作の「ショッカーが日本政府だった」という衝撃の事実の発展系として素晴らしい絵面である。
キング・ダークは、クライマックスでも、それだけでも威容ではあるが、ラスボスの大威容を引き立てる役でも活躍するが、
ショッカー首領を倒したと思ったら、地平線にキング・ダークがドスンドスンと登場したのは面白かったなぁ。
40年前の怪人たちが、ザコ扱いではなく、何ら問題なく現代のライダーを苦しめている姿もいい。
ヒルカメレオン(ブラック将軍の本体)などは、オーズを翻弄していた。
カメバズーカは、<デンライナー>を完全破壊していた。
ジェネラル・シャドーが、死ぬ間際に、ショッカーではなく、「デルザー軍団に栄光あれ!」とか叫んで爆死するのは、シリーズ上の文法の遵守が見られよう。
最終的に、全てのライダーが終結し、ラスボス<岩石大首領>と決戦に至るのだが、
その前の、全てのライダーのカタログ的な紹介&一活躍で、楽しくも、物語性が逸脱し始めてきていたのだが、
更に、この時、オールライダーは「トウッ!」と全員で空に飛ぶ^^;
そこで、「スカイライダー」以外のライダーが空を飛ぶことに違和感を感じるも(スカイライダーでさえも途中から飛行はやめた)、その後、それぞれがバイクにまたがったので、超ジャンプと看做すも、だが、乗り込んだバイクは、そのまま空を飛び始めるのだ^^;
そして、一号が藤岡弘、の声で「この40年間の思いを知れ!」とか言う。
40周年だからかな^^; と思うが、作中でも40年間、一号は洗脳され続けてきたので、そっちの意味に取ろうと思った^^;
が、そのセリフの後に、空飛ぶライダーバイク軍団が、「40」の人文字を作り出したのは、さすがにやり過ぎと思いつつも、「まあいいや」と心が広くなっていた私であった^^;
そして、空飛ぶライダーバイク軍団は、次々と<岩石大首領>の腹をぶち破るのだった。
私は呆気にとられて見終えるのだった・・・。
しかし、後半の「大味」を考慮しても、最高に面白かったのだ^^v
明日も、「映画まとめて語り」を続けます^^
(2011/04/09)