Quantcast
Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

[東日本大震災(東京の私の思い・27「断念/天然or人工放射能/何様か?」)]

$
0
0
☆昨夜の余震(なのかねぇ・・・)は長く大きかった。

「まだかよ! まだ、東北を苦しめるのかよ」

 と、テレビの速報で、震源地が宮城県沖と知り、私は呟いた。

 ・・・それでも、私は、翌日の仕事が早いので、すぐに布団に入り、寝るのだった。

   ◇

 有休は取ってあるのだが、来週の仙台行きは、やっぱやめるわ。

 なんか、色々と考えて、朝、以下の記事を読んだら、行く気が失せた。

   《被災地に車の列 目立つ渋滞 見物人立ち入りか (河北新報 2011/04/08)》

 <宮城県沿岸部の被災地に向かう幹線道路で渋滞が目立ってきた。ガソリン供給や道路事情が改善され、通勤通学や自宅確認に車を使う被災者が増加。被災地の見物が目的とみられる一部の車も混雑に拍車を掛けている。
 東日本高速道路によると、三陸自動車道利府塩釜―利府中インターチェンジ(IC)間の交通量は週末だった2、3の両日、前年同期比で2〜3割増え、6日は5割増の約2万1200台が通行した。仙台東部道路の山元―亘理IC間も3割ほど交通量が増えている。
 三陸道の鳴瀬奥松島IC付近は朝夕を中心に激しい渋滞が発生。県警交通規制課によると、亘理町の国道6号や東松島市の国道45号、石巻市蛇田の県道でも渋滞が起きている。
 同課は「公共交通機関が完全に機能していないことに加え、ガソリンが比較的入手しやすくなり、移動手段に車を使う人が増えた」とみる。
 県警は渋滞が捜索、復旧活動の妨げにもなりかねないと判断。県トラック協会や県レンタカー協会など関係9団体にチラシ1200枚を配り、交通量の抑制に協力を求めている。
   ◎警察検問「復興の妨げ自粛を」
 東日本大震災の被災地に「見物人」とみられる人と車が入り込み、緊急車両の通行や行方不明者の捜索活動に支障が出ている。マナー違反の行為も目立ち、自治体や警察は良識ある行動を求めている。
 津波で沿岸部が壊滅的被害を受けた宮城県亘理町。町災害対策本部の関係者は「3月末から町民以外と思われる人が増えている」と明かす。路上駐車して壊れた堤防などの風景や捜索、がれき撤去活動の様子を撮影する姿が目立つという。
 車の擦れ違いの妨げになり、町は6日に一部地区で通行制限を開始した。自宅に向かう町民には通行許可証を発行している。町は「通行制限の人員を配置する余裕は本来ない。興味本位で見に来るのは遠慮してほしい」と話す。
 津波被害が甚大な仙台市若林区荒浜に続く県道でも警察の検問が始まった。県道はがれきの撤去作業が進んで海岸線まで開通し、一般車が増加した。住民の車、緊急車両以外で進入する人は身分証の提示を求められることがある。
 「見物人」の中にはごみを捨てて帰ったり、遺体の写真を撮ろうとしたりする人も。県警は「被災地では今もライフラインの復旧作業や捜索活動、救援物資の搬入が続いている。一刻も早い復興のため、不要不急の車の乗り入れは自粛してほしい」と呼び掛けている。>

 ・・・そもそもが、私の純粋な献身の気持ちは、その衝動のパーセンテージ的には、それ程低くはない。

 行ったならば、被災者の為に、出来うる限りの最高のことをしてあげられるだろう。

 私は、カンボジアやラオスでも、個人レベルの人間が出来る30倍以上の「ボランティア」をしてきた。

 ラオスのとある村などでは、私と友人のイチロー氏の名前は、その村の歴史に名が残っているだろう程だ。

 だが、他の方以上に、東日本大震災と言う状況への興味も大きかった。

 自分の気持ちとしては、「興味本位」なれど「興味本位」での現地入りには後ろめたさがある。

 けして、不遜な興味ではなく、歴史的な事象に対しての知的好奇心があった。

 だが、今現在、心の中で計算をすると、私は、自衛隊などよりも、「ごみを捨てて帰ったり、遺体の写真を撮ろうとしたりする人」のカテゴリーに近くなってしまう。

 私は、仙台に住む若鷲家族や、遠刈田温泉に住む親戚一族が心配で、

 特に若鷲キューピーちゃん(7歳)を愛していて、自分が持っていない「3DS」をプレゼントに持って行きたいくらい会いたいのだが、今回はやめる。

 仙台には、もう少ししてから、例えば、風俗街が復活するくらいの復興を見せてから、現地にお金を落とすために、ソープ目当てに訪れようと思う。

 ・・・せっかく取った有休は、震災や被災者とは関係のない、ちょいと、マイカーで遠出をして来よう。

   ◇

 昔、アセロラドリンクを飲んでいて、その缶に書かれていた「レモン4個の天然ビタミンC(うろ覚え)」と言うフレーズを見て、

 私は、「少ないじゃん」と思った。

 例えば、ビタミンC1000とかの商品もあるし、それに比べたら少ないだろう、と。

 でも、よく考えると違う箇所があった。

 「天然」と言う文字だ。

 どうやら、「天然ビタミンC」と「合成ビタミンC」では、身体への吸収力など、健康への度合いが違うのだそうだ。

 ・・・で、私が考えたのは、「自然放射能」と「人工放射能」とは異なるのだろうか? という問題だ。

 結論から言うと、「自然」でも「人工」でも、それぞれの放射性物質、そこから出る放射線はまったく同じもので、

 強さや量の違いはあれど、放射線の性質や物質に与える影響は変わらないのだそうだ。

 だから、自然界に存在する(した)、今回の福島第1原発の放射能漏れ以上の数値を、「自然放射能と人工放射能では、人体に与える影響が違う」と言う奴の言葉は嘘である!

 私は、最近、この事故の問題点は、「事故で(人の手を経て)、微量であれど放射能を漏れさせてしまった」、そこしかないような気がしている。

 量が問題ではない、人類にとって忌むべき放射能を、人の手を介して漏れさせてしまった…、そこである。

 何とも、戦後民主主義の「如何なる戦争も反対」に似た雰囲気である。

 「戦争」についても「原子力」についても、端っから、「悪」扱いをされているのだ。

 「理由は考えるな、とにかく怖れよ!」と言う<思考停止>がそこに存在している。

   ◇

 日本赤十字に届いた義援金を政府が被災者に差配すると言う問題についてだが、

 なんちゅうか、民主党政府と言うのは、「自分らが、この領域に手を出したら異常!」と言う概念がないのだろうか?

 赤十字は国際機関であり、「日本」と組織名に付いていても、日本赤十字は、先ずは国際組織を、政府よりも高次に見なくてはならないと思うのだ。

 これは、そのほうが便利とか、スピーディーとかの問題があっても優先されるべき道理である。

 その不可侵領域のお金を、我が物顔で取り扱おうとする民主党政府の思考回路には、首を傾げるしかない。

 これって、平成21年の、小沢一郎による、天皇陛下と中国の習近平国家副主席とのゴリ押し会見セッティングと同義の異常行為である。

 小沢一郎には、「政治力ではどうにもならない領域」が、少なくとも日本には多数ある、と言う概念が欠如しているのだ。

 産経の阿比留瑠比氏のブログのコメントに、いい文章があったので、転載する。

 この文章では、民主党の、現在の長である菅直人について語っている。

 < Commented by 一閑 さん
 ・・・(前略)・・・菅が会見で国民に対する説明・依頼・命令を行わず「メッセージ」というやつを発信したがる理由は何だろう...といろいろ推察しましたが、単に責任回避(枝野官房長官に擦り付け?)のみならず、畏れ多くも自らが天皇陛下同様の"権威"も有する人間であると"本気で"信じてるのではないか?と思えるのです。
 無論他人の非難を生業としてきた菅に"心的影響力"なんぞ皆無ですから、結果として"虚しき独り言"若しくは"中身なき恫喝"に終始するのかな?と...首相が国家権力を代執行する責任を負う事で明治以降日本の国体が形成されて来た側面を思えば、これもまた「政権交代の悪夢」なのかなと考えます。 ・・・(後略)>

 たかだか、愚民交じりの民主主義において、ある一定の期間の政治を任されたに過ぎない存在が、

 自分らの「独裁」が許されたと思って、好き勝手にしやがることよ!

                                                       (2011/04/08)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

Trending Articles