☆う〜ん、ユニバーサル映画100周年作品。
『バトルシップ』も良かったけど、見終えて思うに、この「スノーホワイト」も「同じテイスト」で、頑張って作られてますね^^
誰もが知っている「白雪姫」を、世界構築型ファンタジーとして、豪快かつ繊細、更には、ややダークなアレンジをしていて、面白かったっス。
(そもそもの、本来の「白雪姫」もダークなんですけどね・・・)
ダークさは、例えばティム・バートンに監督を任せたりすると、彼の独自のこだわりに支配された世界になってしまうのだろうが、
今作品での、ルパート・サンダース監督による雰囲気作りのダークさは直球で、
一番にダークであらねばならない「女王(シャーリーズ・セロン)」が、陽性に美しいのが意表をついて良かった。
うん、その登場シーンからして、囚われの「いい女」なんだよね。
「白雪姫」の女王と言うと、どうしても「意地悪なきつい顔」を思い浮かべてしまうのだが、今作の女王は美しい。
・・・作品の斬新な真新しい手触りとしては、『ロード・オブ・ザ・リング』的な大河性を持たせていることだろう。
それは、スノーホワイトの逃避行の旅路に、多くの事件を絡めて、人々や村々、ファンタジー・ギミック(「もののけ姫」からの影響が多く見える。シシ神さま出てたし^^)をふんだんに配していることに成功している点だ。
『ロード・オブ・ザ・リング』のような哲学はないが、誰もが昔から見知っている物語が基底にあるので、
その童話との「照らし合わせ」の作業が、物語に重層性を持たせていたと思う。
魔法の鏡や毒リンゴ、七人の小人をうまく出していたと思う。
惜しむらくは、「ハイホー!」の歌が使われなかったことかな。
まあ、あれはディズニーアニメのほうの要(かなめ)でもあるからダメか。
しかし、悪の女王に乗っ取られた城は、ディズニーのタイトルロゴのシンデレラ城みたいだったね^^;
スノーホワイトは可愛くて美しかったが、女王への反旗を決断し、ジャンヌ・ダルク張りに「フォロー・ミー!」と演説を始めた頃から、なんか顔が神妙になってきて、
「あっ! この深刻な表情は記憶にあるぞ!」と思い出したら、この子、「トワイライト」の馬鹿ップルの女(クリステン・スチュワート)のほうじゃん!!!
でも、やっぱ綺麗だわ^^
今回の「白雪姫」の一番の驚きは、毒リンゴで眠らされたスノーホワイトを目覚めさせるキスの相手が、見ているこちらに「容易には分からせない」ことだった^^
物語には、幼馴染の王子がいて、更に、スノーホワイトを導く「うらぶれた狩人」がいる。
この二人のどちらがヒーローとなるのか?
私は、「ドラクエ5」での、結婚相手選びにおいての「ビアンカorフローラ」みたいな不思議な興味が起こりましたよ^^
しかも、最後は、スノーホワイトさん、「ローマの休日」みたいな「大人の決断」で物語を締めます、ありです!^^
これがディズニーだったら、スノーホワイトが女王となるも、男と抱擁しての大団円となってしまいそうですな^^;
・・・おっと、書き忘れていたが、この作品では、やたらと「涙目(潤んだ瞳)」が、演技の核として強調されていましたな^^
それから、見終えて思ったのだが、どうにも、今後、この「スノーホワイト」は、「悪の女王」に成長してしまうような気がしてならない・・・。
(2012/06/15)
『バトルシップ』も良かったけど、見終えて思うに、この「スノーホワイト」も「同じテイスト」で、頑張って作られてますね^^
誰もが知っている「白雪姫」を、世界構築型ファンタジーとして、豪快かつ繊細、更には、ややダークなアレンジをしていて、面白かったっス。
(そもそもの、本来の「白雪姫」もダークなんですけどね・・・)
ダークさは、例えばティム・バートンに監督を任せたりすると、彼の独自のこだわりに支配された世界になってしまうのだろうが、
今作品での、ルパート・サンダース監督による雰囲気作りのダークさは直球で、
一番にダークであらねばならない「女王(シャーリーズ・セロン)」が、陽性に美しいのが意表をついて良かった。
うん、その登場シーンからして、囚われの「いい女」なんだよね。
「白雪姫」の女王と言うと、どうしても「意地悪なきつい顔」を思い浮かべてしまうのだが、今作の女王は美しい。
・・・作品の斬新な真新しい手触りとしては、『ロード・オブ・ザ・リング』的な大河性を持たせていることだろう。
それは、スノーホワイトの逃避行の旅路に、多くの事件を絡めて、人々や村々、ファンタジー・ギミック(「もののけ姫」からの影響が多く見える。シシ神さま出てたし^^)をふんだんに配していることに成功している点だ。
『ロード・オブ・ザ・リング』のような哲学はないが、誰もが昔から見知っている物語が基底にあるので、
その童話との「照らし合わせ」の作業が、物語に重層性を持たせていたと思う。
魔法の鏡や毒リンゴ、七人の小人をうまく出していたと思う。
惜しむらくは、「ハイホー!」の歌が使われなかったことかな。
まあ、あれはディズニーアニメのほうの要(かなめ)でもあるからダメか。
しかし、悪の女王に乗っ取られた城は、ディズニーのタイトルロゴのシンデレラ城みたいだったね^^;
スノーホワイトは可愛くて美しかったが、女王への反旗を決断し、ジャンヌ・ダルク張りに「フォロー・ミー!」と演説を始めた頃から、なんか顔が神妙になってきて、
「あっ! この深刻な表情は記憶にあるぞ!」と思い出したら、この子、「トワイライト」の馬鹿ップルの女(クリステン・スチュワート)のほうじゃん!!!
でも、やっぱ綺麗だわ^^
今回の「白雪姫」の一番の驚きは、毒リンゴで眠らされたスノーホワイトを目覚めさせるキスの相手が、見ているこちらに「容易には分からせない」ことだった^^
物語には、幼馴染の王子がいて、更に、スノーホワイトを導く「うらぶれた狩人」がいる。
この二人のどちらがヒーローとなるのか?
私は、「ドラクエ5」での、結婚相手選びにおいての「ビアンカorフローラ」みたいな不思議な興味が起こりましたよ^^
しかも、最後は、スノーホワイトさん、「ローマの休日」みたいな「大人の決断」で物語を締めます、ありです!^^
これがディズニーだったら、スノーホワイトが女王となるも、男と抱擁しての大団円となってしまいそうですな^^;
・・・おっと、書き忘れていたが、この作品では、やたらと「涙目(潤んだ瞳)」が、演技の核として強調されていましたな^^
それから、見終えて思ったのだが、どうにも、今後、この「スノーホワイト」は、「悪の女王」に成長してしまうような気がしてならない・・・。
(2012/06/15)