☆・・・素晴らしかったですね^^
この作品、凄く見たかったのですが、昨夜は、彼女との口喧嘩で帰宅が遅く、
今日はバイトを終えて、どうにも、私の行動範囲のいつもの映画館(ワーナーマイカル・日の出/武蔵村山/多摩センター。MOVIX・昭島/橋本)は間に合いそうに無かったのですが、
TOHOシネマズ南大沢に滑り込んだ。
面白かった!
これはもう、みんな連れて何度か観に行っちゃうと思うので、と言うか、眠いので、簡単に記す。
原作は、幼き頃より因縁づけられた<誠と愛>の二人の、現在の観点で見ると気恥ずかしいような怒涛の恋愛を熱血で描いた作品、
・・・を、「現在の観点では恥ずかしい」が故に、その恥ずかしさをパロディチックに前面に押し出し、
それを更に、「厳選」されたと思われる昭和歌謡に彩られた中二病的なスタイリッシュさでミュージカルにしてある。
「ヱヴァ」の庵野監督や、中島哲也監督なんか、多少は悔しがるんじゃないかな。
う〜、7人くらいしかいない館内で、この、「商業的カルト」作品を腹を抱えて笑ってエンジョイした。
しかし、三池崇史って、硬軟自由自在の作風の監督の、更に、そのギャグセンスのエッジの利かせ方は、ちょっと、他に並ぶべきものがないなぁ。
映画『忍たま乱太郎』を誉めていた私の眼力は間違いなかったな^^(しかも、乱太郎を演じた加藤清史郎に「誠」の幼少期のクールな役をやらせている)
一番に素晴らしいのが、世間知らずの勘違いお嬢様・早乙女愛を演じた武井咲だ。
「かぐや姫」のような髪型と、くっきりと大きい瞳が魅力的だ。
「鳩山由紀夫」的なキャラクターを、徹底的に演じていて、
「ああ、やっぱ、女の天然は可愛いなぁ^^」と思わせられるのだ(鳩山由紀夫はクソ可愛くないよ)。
おそらく、武井咲は演出されていて、何がなんだかわかんない瞬間が多々あったと思う・・・。
◇
さて、少なくとも、もう一回は見に行くので、今回は短めで・・・。
問題点が二つ。
それは、シリアスな原作を「お笑い」にしてしまっていることの是非だ。
私は、それがどうしても引っかかっている。
だけども、ちゃんと「恋愛」の抑えるべきトコを抑えてあれば、物語の帰結において納得もさせられようが、どうしても、一匹狼の不良学生・太賀誠(妻夫木聡)の単独主役にしか思えなくて、
早乙女愛は面白いが、他にも面白い登場人物がてんこ盛りで、「愛と誠」のタイトルから逸れていっていて、
そして、肝心の「恋愛成就」のクライマックスが、流れ的に、どうしても強引な感じがして、納得できない展開になってしまっている。
簡単に言うと、誠が、何故、愛の気持ちに打たれるに至ったかの説得力がないのだ。
これって、笑えたから別にいい、って問題でもないと思う。
(2012/06/17)
この作品、凄く見たかったのですが、昨夜は、彼女との口喧嘩で帰宅が遅く、
今日はバイトを終えて、どうにも、私の行動範囲のいつもの映画館(ワーナーマイカル・日の出/武蔵村山/多摩センター。MOVIX・昭島/橋本)は間に合いそうに無かったのですが、
TOHOシネマズ南大沢に滑り込んだ。
面白かった!
これはもう、みんな連れて何度か観に行っちゃうと思うので、と言うか、眠いので、簡単に記す。
原作は、幼き頃より因縁づけられた<誠と愛>の二人の、現在の観点で見ると気恥ずかしいような怒涛の恋愛を熱血で描いた作品、
・・・を、「現在の観点では恥ずかしい」が故に、その恥ずかしさをパロディチックに前面に押し出し、
それを更に、「厳選」されたと思われる昭和歌謡に彩られた中二病的なスタイリッシュさでミュージカルにしてある。
「ヱヴァ」の庵野監督や、中島哲也監督なんか、多少は悔しがるんじゃないかな。
う〜、7人くらいしかいない館内で、この、「商業的カルト」作品を腹を抱えて笑ってエンジョイした。
しかし、三池崇史って、硬軟自由自在の作風の監督の、更に、そのギャグセンスのエッジの利かせ方は、ちょっと、他に並ぶべきものがないなぁ。
映画『忍たま乱太郎』を誉めていた私の眼力は間違いなかったな^^(しかも、乱太郎を演じた加藤清史郎に「誠」の幼少期のクールな役をやらせている)
一番に素晴らしいのが、世間知らずの勘違いお嬢様・早乙女愛を演じた武井咲だ。
「かぐや姫」のような髪型と、くっきりと大きい瞳が魅力的だ。
「鳩山由紀夫」的なキャラクターを、徹底的に演じていて、
「ああ、やっぱ、女の天然は可愛いなぁ^^」と思わせられるのだ(鳩山由紀夫はクソ可愛くないよ)。
おそらく、武井咲は演出されていて、何がなんだかわかんない瞬間が多々あったと思う・・・。
◇
さて、少なくとも、もう一回は見に行くので、今回は短めで・・・。
問題点が二つ。
それは、シリアスな原作を「お笑い」にしてしまっていることの是非だ。
私は、それがどうしても引っかかっている。
だけども、ちゃんと「恋愛」の抑えるべきトコを抑えてあれば、物語の帰結において納得もさせられようが、どうしても、一匹狼の不良学生・太賀誠(妻夫木聡)の単独主役にしか思えなくて、
早乙女愛は面白いが、他にも面白い登場人物がてんこ盛りで、「愛と誠」のタイトルから逸れていっていて、
そして、肝心の「恋愛成就」のクライマックスが、流れ的に、どうしても強引な感じがして、納得できない展開になってしまっている。
簡単に言うと、誠が、何故、愛の気持ちに打たれるに至ったかの説得力がないのだ。
これって、笑えたから別にいい、って問題でもないと思う。
(2012/06/17)