『ジュラシック・ワールド/炎の王国 』第一弾予告映像
☆・・・面白かった。
計算された脚本だと思った。
引き続き前作のメンバーが活躍し、ギスギスしていたヒロインが、今作ではなんか綺麗になっていた。
主人公は、相変わらずで、無敵の頼りになり過ぎのクリス・プラット^^
ジュラシックワールドは火山爆発で崩壊の危機、恐竜を救おうと、ハンターからも守ろうと、主人公らは奔走する。
でも、恐竜たちは、そんな主人公らの気持ちはわからずに、好き勝手に暴れる。
今作で活躍する恐竜の種類は多いぞ。
肉食の「恐い竜」だけでも多数出てくる。
話は二極分化され、話に厚みが出る。
とある富豪の大邸宅で、悪の恐竜ビジネスの秘密を知った美少女の孤独な戦いも描かれる。
やや、優等生が過ぎるが、美少女であり、後から、その秘密がわかるのだが、確かに、そんな容姿である^^;
美少女は、「シャイニング」的に、大邸宅の長い廊下を走り、「ダイハード」的に大邸宅の隅から隅までを逃げ回り、
往年のゴシックホラーのように闇夜にシルエットを大きく浮かばせる大邸宅の最上階の部屋に囚われ、最終的には、主人公らとともに、足場の悪い高所での「最後の決着」をつける。
「ダイハード」のナカトミビルや、カリオストロの城、先日見た「未来のミライ」のクゥーちゃんの家のように、複雑な舞台を実感させるストーリー運びは、知的な興味が満たされ、心地良い。
主人公らが美少女と合流すると、今度は、仲間の古生物学者やIT知者が別に行動し、ストーリーの二極分化の厚みを崩さない^^
さりとて、話が二つに分かれての集中力が削がれることはない展開バランスの良さがある。
序盤からアクションもギッチリと詰まっており、
ダレ場と思われるハンターによる恐竜運搬船での航海中も、船に忍び込んだ主人公らは、傷ついたラプトル(心を通わせた恐竜・ブルー)に輸血するために、同じ肉食獣のティラノサウルスから血液を採取するというサスペンスフルなミッションを行なうのだ。
いや、捕らわれのティラノサウルスではあるが、ちょいと身をくねらせるだけで、人間なんて容易に潰れちゃう可能性があるのである^^;
悪党たちは、ちゃんと無惨に恐竜に食われて、こちとらスッキリするし、
嗚呼、こりゃ、娯楽の殿堂だ!!^^v
しかし、人間社会に放たれた恐竜たち、この先、どうなるのだろう?
今作でさえ、「パーク」的な雰囲気のテーマ曲が合わなくなってきているのである、スピルバーグ印の「家族」を襲った災厄的な展開は、もう望めないぞ^^;
(2018/07/22)