『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第五章 煉獄篇 本予告(60秒ver.)
☆・・・かなり前に観たのだが、簡単に感想を書いておく。
「第4章」を見て、私はかなり、その物語の杜撰な雰囲気に「こんな説明不足な物語ならば、リメイクしなくても良かったんじゃないか?」などと不満をいったものだが、今「第5章」で見直した。
デスラーの復活と来歴と、テレサの在り方が丹念に描かれ、後半の大艦隊戦と次章への引きに興奮した。
作画も粗がほとんどなく、特に、脚本の福井晴敏にだが、やっぱ、感心せざるを得ない。
まあ、今作はまだまだだが、今までの不満を包み込み、新たな次元に物語を導いてくれるのが分かってきた。
思えば、原作を書いた、ガンダムの「ユニコーン」などでは、隆慶一郎の「吉原御免状」的な要素を持ってきたり、
映画「キャプテン・ハーロック」では、たまに本格ミステリーなどで散見される叙述トリックである「全編、○○だと思っていたものが、最後になって、実はそうではないことが判明。脇役が○○であることが判明、実は、脇役が○○として成長し、誕生する物語であった」・・・、を思い切って映画で行なってしまうという、目の付けどころの素晴らしさがある。
ただ、都市帝国の、子供が考えたような「全てを詰め込んだ」ようなデザインには驚いた^^;
それから、波動砲艦隊vsガトランティス大艦隊戦だが、ただ、力と量のインフレにしか見えないのは残念だった。
確か、テレビ版での<都市帝国>は、地球の海に着水した記憶があるのだが(^^;)、今作の<都市帝国>は、土星と同じくらいの大きさなんで、そりゃ無理だわな^^;
・・・今は、「第6章」の公開を待つのみである^^v
(2018/07/19)