『メイズ・ランナー3』日本版予告 (2018年)
☆・・・正直、同じ日に公開の『空飛ぶタイヤ』を見たかったのだが、それは彼女と日曜日に観るので、こっちにした。
とは言え、ここまでの二作品を見て来たので、最後までつきあうつもりであった。
が、これまでの細かい点はほとんど覚えていない。
ただ、主人公の親友ニュートがいい奴で、登場人物のキャラクター造形が、なかなか良かったのは覚えていた。
が、見始めると、色んな事が思い出されて、非常に面白く、主人公トーマスらの最後の活躍に夢中になった。
うん、登場人物がみんな、個性的でいい。
一種の異世界召喚物の亜種ストーリー…、若者たちが巨大な迷路に集められ、そこから脱出するのが第一部で、得てして、こういう作品(「ハンガーゲーム」「ダイバージェント」などなど)は、その世界への革命に至る、それが分かるのが第二部。
世界は致命的なウィルスに侵され、免疫を持つ者が迷路で耐久性を試されていたのだ。
第三部の今回は、結果的に体制への革命的行動となる本編だ。
鉄壁の迷宮都市にトーマスらが挑む。
かなり厳しいミッションである。
だが、それ程 ご都合主義は感じずに、主人公らは艱難をクリアしていく。
ヒロインは、途中で、体制側の研究者であったことが判明し、主人公サイドからは「裏切り者」扱いだが、彼女なりの世界を救いたい一心の行動でもある。
そのヒロインの帰結は、娯楽作としては残念だが、作品としては筋が通った。
(2018/06/16)