『犬ヶ島』日本オリジナル予告編
☆・・・どうも、私には合わない「ズレ」た感じの作品だった。
ウェス・アンダーソン監督は良作を連発しているが、モチーフとしている日本文化への敬愛が、「全て」「逆に作用」していて、なんか不気味な作品になっている。
ティム・バートンのような持ち味としての不気味さではなく、この人、もしかして真面目に作っていてこうなのか? と思わせられるようなズレた感じ^^;
そうだな、いわゆるアニメ的にも「不気味な谷」が出現しているが、物語・演出にさえも、その「不気味な谷」が侵食している印象・・・(「不気味な谷」については検索してね!)。
ただ、最後まで飽きずに見れて、なんとなく後味が悪くないのは、この監督本来の持ち味が素直に出ていたのだろう。
人間が不気味で、犬たちに感情移入出来るのは、この作品の良いところ^^
(2018/06/16)