☆・・・「トランスフォーマー」シリーズは、その第一作に、かなり感激した。
「男の夢が全て詰まっているじゃないか!」と。
が、二作目がイマイチで、三作目で持ち直し、四作目がこれまたイマイチで、の、五作目の今作だが、なかなか面白かった。
そう考えると、このシリーズは、奇数作が当たりなのだろう^^;
人間サイドとトランスフォーマー族サイドの活躍のバランスがとれていて、なおかつ、やはり弱い人間サイドの活躍が必然であると、物語は盛り上がる。
前作からの続投であるマーク・ウォールバーグ演ずる主人公が、物語のキーとなる人物に設定されたことによって、人間が必然としてメインに据えられ、こちらも共感できる。
更に言えば、主人公は最終兵器を探せる男として、そして、ヒロインが最終兵器を操れる女として、役割分担があるのも面白い。
でもね、マジ、多くの、敵を含めたトランスフォーマーたちを区別するのが難しい。
難しいというか、熱心なファンではない私みたいなものには区別は不可能^^;
だから、必ず毎回ある味方のトランスフォーマーたちの「小芝居」も、なんか心から笑えない^^;
私はマイケル・ベイは好きな監督ではないが、そのクリアーな画面作りには感心している。
監督自身が愛着あるシリーズのようで、例えばアクション描写において、膨大かつ独創的、更には絶対絶命のアクションの数々を見せてくれるが、それに深く同調できるまでの迫真性には欠けるかもしれない。
それがこの監督の限界なのだろうか。
完成度は高いが、他者の人生を変えるほどのパワーには欠けていると言おうか・・・?
(2017/08/07)