☆・・・くだらない、目の前で勝手に画面が流れていってくれるちょい派手な映画を欲して見た訳だが、本当にくだらなかった(^o^;
とあるシングルマザーが、なにやら計画的に拉致される。
連れ去られた施設は、多くの人間が拘束監禁され、「実験」にさらされている。
実験とは、その対象人物個々に、個々人の最も恐怖と感じる対象を与え、脳の一部位をラプチャー(破裂)させ、なにかに覚醒させるらしい。
主人公が嫌悪するのは蜘蛛だった。
で、ここから、一大SMショーが始まるのかと思いきや、施設や加害者側に不思議な不条理劇的な雰囲気が醸され、
また、主人公の、失敗に至る脱走劇が描かれ、他の被害者の恐怖に叫ぶさまを垣間見ることになる。
ある者は高所からの落下、ある者は溺れさせられ、ある者は蛇に襲われ、ある者は性的虐待されてきた父親の思い出を思い出させられる。
そこは少しだけ面白いけど、カタログ的な紹介に過ぎない。
もう、主人公が完全に拘束され、40分くらいに集中してまとめれば良作になり得た。
舞台設定の説明が多く、冗長になり、そこに意味不明な因子が多い。
例えば、実験に加害側が着用する大げさなメガネとか(どこを注視してるの)、注射器をいちいち革張りのケースにいれてくるとか(ステンレストレーでいいじゃん)、意味のない展開に意味を持たせようと、却って意味不明に・・・。
お金がそれなりに掛かっただろうくだらないB級作品だった。
見終えて3分で忘却の作品でした(^o^;
(2017/06/07)