☆・・・なんとも、「ドラえもん」らしからぬ「ドラえもん」でした。
リニューアル後の、味わい深い、藤子・F・不二雄のタッチを残した絵柄というのも忘れ去られた感があった。
物語は、のび太らが、宇宙海賊によって「静かなる侵略」の危機にあるポックル星を助けに行くというもの。
のび太らが、ヒーロー映画を撮っていると、それを本物のヒーローと間違えたポックル星人の少年が助けを求めるわけだが、その監督は、ハンバーグ型のロボットで、名前をバーガー監督という。
それをスピルバーガー監督とかにしない、アイディアの煮つめの足りなさ・・・、秘密道具のネーミングもダジャレになってないまんまだし(例:「グレードアップライト」^^;)。
宇宙海賊の手法が、善意の皮を被って、善良なポックル星の人々に取り入っていく狡猾な戦略ということで、
その宇宙海賊をアメリカやら中国やらとして例えて見ると、なかなか風刺が利いた作品となっているかな。
(2015/04/06)