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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[「ドラゴン・クエスト Z」日記・?「実録と妄想のW連載!」]

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☆(実録)

 やってます^^

ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III(復刻版攻略本「ファミコン神拳」(書籍全130ページ)他同梱) 初回生産特典 実物大! ちいさなメダル同梱クリエーター情報なしスクウェア・エニックス

 ツタヤで予約して買ったのですが、490円引きで、ポイントも付きますし、一番お買い得なんじゃあないですかね^^

 四千円を切ってますもん^^

 初回生産特典の「小さなメダル」ですが、

 会社とみんなで話していて、「プラスチックだったら悲しいな」、「木製だったりして^^;」、「いや、木製だったら、それはそれで凄い^^」などと議論していたら、ちゃんと金属製で嬉しかった^^

          

   ◇

 私はスーパーファミコン版の「?」からはじめていますが、現在の観点だと、かなり、そのゲームのペースに辛さを感じるのですが、

 シナリオ、特に「ロトの伝説」の構築がちゃんと為されていることに感心した。

 スーパーファミコン版は、比較的スコスコ進める。

 最初に出てきたモンスターが<ドラキー>だったのは、ドラクエの順序として悲しかった。

 しかし、25年前にやったときも、最初に出てきたモンスターは<スライムべス>だった。

       

 調子にのって、レベル4なのに、<マイラの村>まで行ったら、<ガイコツ>に瞬殺された。

   ◇

 甥っ子もやりたい、しかし、小学2年なのでスーパーファミコン版の漢字が読めない。

 よって、ひらがな表記のファミコン版の「?」をやっているのだが、ホント、難度が違うのに驚いた。

 ファミコン版のほうがはるかに難しいのである。

 甥っ子は、漢字が読めないばっかりに、子供には難しいファミコン版をやるはめになった^^;

 登場人物のセリフも、非常に簡略化(不親切)されている。

 薬草なんて、スーファミ版は10Gだが、ファミコン版は24Gなんだぜ。

 物価が高いってことは、生き難いってことだ。

 途中で弟が帰宅し、甥っ子に、「宿屋に泊まるな、ゴールドが惜しい。『光あれ!』のじいさんに回復してもらえ! あっ! まだホイミも使えないのか。じゃあ、宿屋やむなし。画面が赤くなっているけど、まだスライム一匹くらいなら殺せる。おい! 村からそんなに離れるな。一歩が生き死にを左右するぞ!」と<ドラクエ奉行>と化してうるさかった^^;

   ◇

 (妄想)

 ・・・ミドランがラダトーム城に旅立った頃、とある邪悪な雰囲気の真っ暗な洞窟で、水晶球を覗いていた鄙びた老婆が、暗闇に溶け込む老人に呟くのだった。

「100人目の勇者が旅立ったようですじゃ、竜王様・・・」

「そうか・・・」

 それまで目を閉じていた真っ黒な老人は、そう言うと、瞳をクワッと開いた。

     

 瞳には炎が宿り、暗い洞窟を照らした。

 そこには、これまで竜王打倒に旅立った勇者98人の亡骸が積み重ねられていた。

 竜王と、「占いババ」ことエンヤ婆によって、その生き血を吸われていたので、いずれもミイラ化していた。

 「屍蝋」となっていた。

 ・・・エンヤ婆

 竜王は気だるそうに言った。

「100人目の<勇者w>を倒したら、わしは外界に打って出ようと考えておる。ロンダルキアに、今、売り出し中の魔王、神官ハーゴンがデカイ面をしているらしい。今のうちに潰しておこうと思うてな」

「それはいいことですじゃ、キヒヒヒ。ところで、今回の勇者ミドランは、勇者トンヌラの息子だそうですじゃ」

 ・・・勇者トンヌラ・・・。

「そうか・・・」

 竜王は遠い目をした。「あの勇者も、過去の雑多な記憶の一人に過ぎないな・・・」

「キヒヒヒ・・・」

 ・・・これまで倒された勇者は99人、竜王の居城で「屍蝋」となっているのは98人、・・・差数の1人の勇者はいずこに消え去ったのか・・・?

   ◇

 実は、ミドランは、マイラの村を旅立つ振りをして、村に舞い戻っていた。

 この村は、オーム改めアレフガルド地方唯一の温泉地であった。

 過酷な旅立ちの前に、今一度、湯女と遊んでいこうと思ったのだった。

 ここでは、「ぱふぱふ」は一人の湯女につき20Gである。

 ミドランは三人の湯女を呼び、「トリプルぱふぱふ(サービス価格57G)」を存分に楽しんだ。

 楽しんだ後、湯船で余韻に浸りつつ、ミドランは、自分に先立つこと15年前に竜王討伐の旅に出た父親トンヌラのことを思い出していた。

 彼は帰ってこなかった。

 おそらく、生きてはいないだろう。

 しかし、幼き頃のわずかな父親との思い出は、ミドランの人格形成に大きな役割を果たしていた。

 一つ、父親が、旅立つ最後に言った言葉を思い出すのだった。

「俺が、この<ドラゴン・クエスト(竜王退治)>を失敗したら、お前が引き継げ! 俺ら、ロトの血を引きし者以外には、他に多くの自称・勇者が竜王をしとめようとしても無駄だろう。・・・俺らは、あらゆる可能性を考えなくちゃならん。二つの選択肢があったとする。そこでは俺は、あえて、黒い選択肢を選んでみる。だから、俺が戻らずに、お前が討伐に向かうときには、白い選択肢を選べ! これは必ず守るべき約束だゾ!」

「分かりましたよ、お父さん・・・」

 ミドランは、思い出に返答しつつ、湯船から上がるのだった。

 そして、体も拭かず、当然に服も着ることなく、全裸のまま、ラダト−ム城に旅立つのだった・・・。

                                                     (続く 2011/09/15)

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