☆・・・観てきました!
良かったっス!
この映画、堅苦しいオーケストラの世界を柔らかく描いた作品のように思えて、それだけでなく、この間の『KANO 1931 海の向こうの甲子園」と同じ構造の熱血エンターテイメントである。
(1)はみ出し者・落ちこぼれの集団(わずかにエリートが在籍)
(2)それぞれのメンバーが過去・現在に事情を抱えている...
(3)いわくありげな、反感買いまくリの、でも有能な指導者
(4)甲子園やら、大規模なコンサートの成功やらの目標がある
見ているこちらも盛り上がらざるを得ない^^
ただ、演目である『運命」や『未完成」は、いまいち、こちらの情に訴えかけない。
まあ、その演目自体に、マエストロの目論みがあった訳だが。
しかし、西田敏行は名優だなぁ^^
松坂桃李も、そぐわないと思われた優等生的な役がはまっていた。
MIWAの役柄の、直で不思議ちゃん的な性格は可愛かった。
◇
さっき、『マエストロ!」ってオーケストラの映画を見てきたんだけど、
定食屋でフルート奏者役のMIWAが沢庵をポリポリといい音たてて食うシーンが合って、
メンバーに「(うろ覚え)上あごの強い人は、気鳴楽器(笛)がうまい(弾力のあるものをポリポリ良い音させるのは上あごの強い証拠)」と言っていた。
・・・と、私は先日、お客さんの娘であり、私のジュテームなジージョちゃん(3歳)が生ニンジンを何本も食べていた時に、パリパリポリポリ食べていたのを思い出した。
私も対抗して音を立てようとしたのだが、なんか鈍い音しか鳴らなかったのだ。
こ、これは、ジージョちゃんが笛を習えば、名演奏家に成れる証である!!
ジージョちゃんの両親は、ジージョちゃんに気鳴楽器(笛)を習わせるよろし!
そして、ジージョちゃんが有名奏者に成り、45歳くらいになったとき、ジージョちゃんなので自叙(ジジョ)伝を出すときに、「私の才能を見抜いてくれたのは、開店して2年も経たずにつぶれた安ワインバーのマスターでした」と書き残してくれるのです。
その頃、私は、もう既に死去している。
なお、死して屍拾う者なし!!
(2015/02/03)