☆・・・リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー元大統領は1月31日、94歳で亡くなった。
この方は、日本では、1985年5月8日の連邦議会の演説の中での「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります(永井清彦訳)」の一節で、多くの左翼人の心に残り、「『かつて過ちを犯した』日本も習え!」の根拠にされている。
ナチスの政権を生み、ユダヤ人という一民族を根絶やしにしようとしたドイツのおぞましいパターンと、
日本による民主主義の帰結・・・、大東亜共栄圏の、悪くとれば極大ネガティブ解釈に走れるような細やかな暗部を一緒にしないで欲しい。
突端の認識を違えているので、左翼人は、その後、多くの思想の枝分かれを、延々と間違いをし続けている・・・、間違いに気づいても後に引けなくなっている。
そもそも、ヴァイツゼッカーのこの演説は、簡単に言うと、戦時中のナチスの為したことは、全部 ナチスのやったことで、俺ら、謝らねーよ、と言う内容で、それをうまくレトリックを駆使して糊塗しているに過ぎないのだ。
そういった意味での、「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」なのである^^;
それを看破したのが、西尾幹二である。
興味ある方は、以下の論文を読むよろし。
論文(13) ヴァイツゼッカー前ドイツ大統領謝罪演説の欺瞞 (西尾幹二/史実を世界に発信する会)・・・クリック!
しかし、かような啓蒙の論文を書きながら、西尾幹二はその後、小林よしのりにも似て、下卑た感情を、自分の論理に反映させていき、次第に、論客としての器の小ささを見せていくのだった。
そもそも、この二人は・・・(愚痴が延々と続くので、以下rya……
(2015/02/05)