☆・・・最近、警視総監が変わって、うろ覚えなのだが、前警視総監が退任の挨拶で、数ある大事件の中でも、一番心に残っている事件として「今市市女児殺害事件」を挙げていた。
私は、あの事件を、このサイトで「新時代の地獄のような事件」と繰り返し語っている。
話変わって、「イスラム国」に誘拐された二人の日本人が殺害されたそうだ。
シリアに行く後藤さんに、外務省は再三 渡航への注意喚起をしていた。
それは、「イラクの3バカ」においてもそうである。
私は、以下の文章で、「本当に怖いのは、あらかじめ備えのできる狂気の組織じゃないな」と言っている。
◇ ◇ ◇
《[神戸の女児殺害遺棄事件] 2014-09-24
☆・・・う~、かような、子供が酷い殺害され方をする事件が起きると、我が家に地デジを通していないことに安堵もする。
少なくとも、テレビニュースを見ないで済むから。
でも、ワイドショーなど見なくても、私の心は張り裂けそうだ。
ともあれ、先のことを考えたい。
全ての子供の身体に、GPSを埋め込むのが、予防の第一だろう。
それで、常に、子供の状況を把握する。
腕とかだと、犯罪者にあらかじめGPSを切除されたりする可能性があるので、身体の中心に仕込んで欲しい。
子供の人権云々を言う人がいるかも知れないが、子供の人権は、両親兄弟と仲良く暮らすことに勝るものではない。
それから、少なくとも、性犯罪前科者の行動にも厳重な制限を加え、やっぱり、その身体にもGPSを埋め込んで、行動を常に監視したい。
まあ、それでも、加害者が、逃げることなど考えもせずに、「やぶれかぶれ」で「捨て鉢」な行動を取ったら、命は一瞬で奪われてしまうんだよなぁ!
◇
私はカンボジアに10回行き、10回記念で、とりあえず、行くのをやめたのですが、最初に行ったときは1993年のUNTAC(カンボジア暫定統治機構)撤退直後で、非常に危険な時期でもありました。
未だ、カンボジア虐殺の狂気の政体ポル・ポト派の残党が、カンボジア各地に存在していたのです。
ただ、そのとき思ったのが、
「本当に怖いのは、あらかじめ備えのできる狂気の組織じゃないな」と言うことでして、
「今、こうして、俺を遺跡案内している男が、森の奥深くで豹変し、俺を殺害し、金品を奪う…、と言う可能性こそが、真に恐ろしいことなんじゃないか?」だったのです。
私が言いたいのは、現代日本の視点で見れば、
今、シリアでテロ活動に勤しんでいる、あらかじめ対応策の取れる「イスラム国」と言うテロ組織よりも、
神戸の少女を殺害せしめた犯人のほうが、地球レベルでのテロ(恐怖)をまき散らしている「悪魔」と言えるんじゃないかと・・・。
(2014/09/24)》
◇ ◇ ◇
その思いは全く変わっていない。
では、「本当に怖いのは、あらかじめ備えのできる狂気の組織じゃないな」の、今回の<後藤湯川ケース>における「あらかじめ備えのできる」の「備え」とはなんだったか、である。
簡単なことである。
このケースの場合は、
「いかない」
が、万全の「備え」だったのである。
正直、今回のケースは、いまさら、「自己責任」を言うつもりはないが、「自作自演」「自業自得」ではある。
そこには、自分のエゴしかなく、ある宗教のエゴ分派と「出会~た(by下條アトム)」だけである・・・。
戦場カメラマンの渡部陽一氏などは、そのような場所には「いかない」そうである。
ただ、サルマン・ラシュディ氏の「悪魔の詩」を翻訳した筑波大学の五十嵐一助教授が、筑波大学構内で「暗殺」されたケースもあるので、「いかな」くても、100%の安心はない。
(2015/02/02)