☆・・・リュック・ベッソンの「撮り捨て及第点プログラムムービー」かと思っていて、まあ、スカーレット・ヨハンソンの容姿を堪能しようと気軽に観に行った、ら、なんか凄いことになっていた。
たかだか、90分のキレのいい小品のハズが、冒頭で、あたかも『2001年 宇宙の旅』を思わせるような太古の猿人の姿を見せたと思ったら、話の折々にテレンス・マリック監督作のようなイメージ映像を挿入させて(そのモンタージュは楽しかった^^)、我々をスターゲートの彼方に連れて行ってくれた^^;
香港に住む、おそらくビッチな留学生ルーシーが、チンピラセフレの強引な頼みで、ヤバい取引に参加させられる。
もう、最初の、チンピラの依頼を何度も断るところから、話はノンストップで突き進む。
状況分からず、血みどろの世界に誘われるヨハンソンの演技はやはりうまい。
謎の覚せい剤によって、ルーシーは、脳の活動が通常人よりも高められ、超能力も使え、最終的には「神」的な存在にまでなる。
荒唐無稽なのだが、抑えとして、脳のスペシャリストの学者にモーガン・フリーマンを配していて、説得力を持たせていた。
画面作りが、あまりにもCGに頼り過ぎの嫌いがあったが、敵対する韓国人マフィア組織の垢抜けなさがあったのでプラマイゼロかな?
(2014/08/29)