☆・・・今日は昼間の仕事が休みで、今さっき、母親に起こされた。
「ねえ、ちょっと30分ぐらい、車を貸して!」
「・・・あ、ああ、分かった。・・・気をつけてね、乗り慣れない車なんだから、ブレーキとアクセルをちゃんと確認してから運転を始めてね・・・」
「あい!」
・・・30分後、私はそろそろと目覚めて、自室からトイレに行った。
二階のトイレなので、小便をしながらに、窓から玄関先が見える。
母親が帰ってきたようだ。
二階が、離れのプレハブ家屋になっている屋根付き駐車場に、バックしながら入れようとしていた。
「おお、さすが、もう70を越えていても、身体が車の運転を覚えているんだな^^」と感心した。
・・・と・・・、「バコン!」と車の後ろをプレハブの柱にぶつけた。
「あああ・・・」と、私は、まさに、自分の車が傷物にされる瞬間を見た。
車は、明らかに、母親の心理状況を反映し、動きが「あれ?」と動揺していた。
・・・と、更に、母親は、「今のは気のせいか?」とばかりに、またバックし、「バコン!」と柱にアタックした。
ダメ押しである・・・。
私は絶望し、母親を怒る気さえ失うのだった・・・。
まあ、母親が死んでも届け出を出さないで、遺族年金だけは貰い続けようと思った・・・。
(2014/08/26)