☆とーちゃんが謎の組織に改造され、ロボットになって帰宅して、のお話。
小粒な内容ながらも、「もし、とーちゃんがロボットになって帰ってきたら」を丹念に描いていて、面白い。
その丁寧な描写が、「しんちゃん」シリーズを大人の鑑賞に耐えるものにしているのだろう。
ロボとーちゃんのギミックや、妙にリアルな料理シーン^^
さりとて、大人の視点では、もっとこうしたほうが盛り上がるのに、とか思うところも多々ある。
しかし、それはそれ、そここそを踏みとどまっているので、あくまでも子供のための「しんちゃん」として成り立つ。
それは、これまでのシリーズでもそうだった。
父権復興を目指す行き過ぎ組織が出てきて、それによって、とーちゃんの記憶がロボに移されていたと言うことなのだが、まあ、保守派頑固おやじをカリカチュアしているのはいいんだけど、なんで、テレビ朝日は、「相棒」と言い、チョコチョコと左翼思想の刷り込みをしてくるのだろう。
まあ、その表現にはかろうじて抑制はあるが・・・。
クライマックスは、定番の、意志あるロボットの自己犠牲だが、いくらでも盛り上げられるのに、わりとさらりと描いてるのも、作り手の抑制のなせる業か・・・。
とーちゃんVSロボとーちゃんの戦いで、しんちゃんの言葉にさえ耳を貸さなかった優勢のロボとーちゃんが、ミサエの叫びには反応するのが、ちょっとグッときた。
あと、五木ひろしネタがガンガン出ているが、五木ひろしは怒っていないのだろうか・・・、さすがは大物である^^;
(2014/05/02)