☆まあ、こんなものでしょう。
オタク臭がなくなったのは寂しいが、続編たるもの、いつまでも主人公が変化しないわけにもいかない。
情けなかったデイブが、ちゃんと大人の一面を見せてくれるのが、私としては寂しくもある。
しかし、さり気なくだが、ちゃんと、オナニーネタもマウンテンデューネタも残しているところに、作り手のいらぬ気配りを感じるのだった^^;
微妙にリアル、微妙に過剰に物語は進み、そのバランスの悪さに解せなさ感が起こるも、そもそもの一作目もそうだった。
やはり、ヒットガールのアクションは冴える。
画面上で、キレのある小さな美少女の動きを見るのは心地よい。
路上の暴漢への容赦ない制裁・格闘ダンス・車上の戦い(レイダース!)、そして、特に、最強最凶の<マザーロシア>とのバトル、興奮と感心させられた。
このマザーロシアが、郊外の一角で、押し寄せるパトカーを、ヴァリエーションを変えて、一台づつ血祭りにあげていく姿も、映画史に特筆すべきシーンである。
大殺戮だ。
対するヒットガールのクロエ・グレース・モレッツだが、最近、美少女としての劣化が始まったと思いきや、この作品では美しかった。
アップの時の肌の美しさなど、惚れ惚れする。
やはり、クロエ嬢は、ヒットガールで光る!!!
柄にもない学園生活も、『エヴァンゲリヲン』での、もう一つの可能性としての平和な学園生活っぽい。
さて、今回、デイブは、父親を、悪のマザーファッカーに殺害される。
前作では、ヒットガールが、後のマザーファッカーに父親を殺され、マザーファッカーの父親も、キックアスによって成敗されている。
また、今回、キックアスの所属することになったヒーロー組織<ジャスティス・フォーエヴァー>での、(過激だが)父親の如きリーダーも惨殺されている。
このリーダーが「エホバの証人」であることが笑った。
原理主義者なのね。^^;
で、この一連の「父親殺し」だが、作品を語る上で何を意味するのか、私には分からない・・・。
(2014/02/23)