☆面白かった。
私、この映画で題材にされていゲーム『マイティ・ボンジャック』には、アクションゲーム下手なれど、かなりのイイ線まで進めたこともあり、思い入れが深い(いまだに持っています)。
この副題「1986 マイティ・ボンジャック」と言うタイトルも、メチャ格好良く感じる。
私は高校生でした。
元々が「よゐこ」の有野晋哉が懐かしのゲームに挑みクリアーするまでが「ゲームセンターCX」と言う番組のフォーマットであるが、その映画版は、有野が中二の頃、タイムリーにファミコンソフト「マイティ・ボンジャック」で遊んでいた頃も交互に描かれる。
携帯などのない、少年ジャンプの黄金期である。
私がいまだに優越感を感じている少年ジャンプ土曜ゲット!ネタや、ソフトを、「ビーバップ」のような不良に借りパクされたり、当時発売されたばかりのカラムーチョを食べたりと、懐かしいあるあるネタを絡め、クラスメイトの美少女への想いで、有野少年は突き進む。
その美少女が、マジ美少女なので、私も楽しかった。
平祐奈ちゃんだそうだが、私は、私の大好きな海宝真珠ちゃんが、しばらく見ない間に成長したのかなと思って、エンドロールで確認してしまった(真珠ちゃんのほうがもっと可愛いけどね^^)。
さて、現在パートでは、有野課長が、何度も何度も挫折しつつ、「マイティ・ボンジャック」に挑み続けていた。
一人でやるとか、裏ワザは使わないとか、ルールはないに等しい、ADに手伝ってもらうし、裏ワザはガンガン使用する。
だが、それでも、難易度が高い。
見ている私たちの体感度も高く、キャラクターの危機の時は、体をびくっと震わせつつ、声まで出してしまう。
何度も、だ。
あの単調な音楽、ゲーム独特の浮遊感覚が、私を高校生に誘う。
そう、作品中で何度も有野課長がキャラを死なせてしまったステージ13の「王家の部屋」! 私はあそこで挫折したんだ。
でも、一度だけ、クリアーしたんだよな、次の面で死んだけど・・・。
作り手は、無理矢理に泣かせようとせず、過去パートは若い頃らしく屈託なく終わり、現在パートは、ひたすらにプレイの面白さで、見る者を圧倒してくれた。
いい作品であった!!
テクモシリーズで、「ソロモンの鍵」もやって欲しいな!!
(2014/02/24)