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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[女の話:ガールフレンドの話(1:パラソル篇)]

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☆今、12/5の午前二時なのだが、昨日の日付で更新する。

 長い話なので、多分、途中で寝る。

 今回の登場人物ではない娘と、この先、結婚なども考えているので、今回の娘には「ガールフレンド」と言う微妙な言葉を使用させていただく・・・。

   ◇

 私のガールフレンドに、専門学校生だが、高校卒業してから数年間、社会人を経験している子がいる。

 姿かたちは似ていないのだが、かつての「モーニング娘。」の石川梨華みたいなイメージを持つ。

          

 どういうことかと言うと、「男には好かれ、その好かれる雰囲気を持って、女には嫌われるタイプ」と言おうか。

 話し方が、本人の意思とは無関係に、常に、男への媚を含んでいる感じなのだ。

 梨華と交際を始めてから、色々と語り合った。

 ・・・社会人時代の話だ。

 新入社員として入った某有名会社で、三か月が過ぎたころ、欠員の出た社長秘書の一人に大抜擢された。

 秘書検定の資格なども持っていないのだが、異例の抜擢で、他の秘書からは、ボロクソに苛められたそうだ。

 中でも、秘書決定後の会社内での飲み会の話が、痛い。

 梨華は、女性社員から人気のあるイケメンの横に座らされ、宴会の間中、そのイケメンに口説かれ続けたそうだ。

 梨華本人には、全くその気はなく、なによりも、これからの秘書生活に早いトコなれたいと、そのことばかりで頭がいっぱいだった。

 さて、その飲み会が終わり、梨華がお座敷から靴を履いて帰ろうとすると、

 足に尖ったものが飛んできたのだそうだ。

 グサリと、ふくらはぎに刺さって落ちたものは、傘だったそうだ。

 梨華は、苦痛で顔を歪めながら、傘の飛んできた方を見た。

 すると、秘書メンバーの一人が、梨華を見下ろしながら、「ごめんあそばせ」と抑揚なく言ってきたのだそうだ・・・。

 その秘書の一人は、イケメン社員をずっと好きだったのだそうだ。

 逆恨みである。

 梨華にその気はなく、ただイケメンが言い寄ってきただけだ。

 そもそも、秘書課に配属されたのも、人事部の決定でしかなく、梨華は従うしかなかった。

「おいおい、それ、傷害じゃねーか!^^」と私。

「なんで、笑うんだよぉ〜」と、私の肩をポカポカと叩く梨華。

 そんな、ポカポカ叩く仕草さえも、傍から見る女にとって、憎悪の対象になるんだろうな・・・。

「・・・しかし、あなた・・・、あなたの性格を考えると、同様の事件、これまでも何度となく、経験してきてるだろう・・・?^^」

「うん。私はおとなしくおとなしく生きているつもりなんだけど、中一の頃から、周囲の同性の怒りを買い続けてきた」

 ・・・書けないようなハードな話もあるんだけど、次回に続きます・・・。

                                        (2013/12/04)


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