☆いつの間にやら公開日が迫っていた『かぐや姫の物語』。
今日、「清須会議」を観に行ったら、チケット売り場に、その、『かぐや姫の物語』のプロモーションビデオが積まれていた。
チケット売り場のお姉さんに、「そこに積まれているDVDは貰えるのか?」と聞こうと思ったら、言う前にチケットとともにくれた。
連れがいるので、二枚もくれた。
このチケット売り場の女性は、以前、私がトレーナーを裏返しに着ていたら、「失礼ですが、お客さん、上着が裏表逆になっていますよ」と言ってくれた方だったんだよね。
さて、このDVDだが、映画館で主題歌とともに流れる長い予告編が収録されている。
この『かぐや姫の物語』の予告編第一弾は、成人したかぐや姫が、髪を振り乱し、京の町を猛り走るものだったと思う。
そして、第二弾は、おじいさんに竹林で見つけられたかぐや姫が成人するまでのものだ。
この第二弾予告は、幼いかぐや姫の可愛らしさがこれでもかと描かれたまらなかった。
竹の中にちょこんと座り、竹取の翁に微笑み、その後、あくびするかぐや姫の可愛さたるや、アニメ表現の究極だろう。
今日からは、最後の予告編が始まった。
第一弾と第二弾が包括され、更に、未公開映像も含まれていた。
主題歌も1コーラスからフルコーラスへ、スタジオジブリ宣伝部、フルスロットルだ。
何やら、京の町には、妖精の姿もチラホラし始めている。
「竹取物語」=「かぐや姫」は、ある意味、理不尽の極みの様な話である。
世界の童話を集めてミックスしたものをモチーフにしたマンガ『月光条例(藤田和日郎)』は、その最終章を「かぐや姫」に収斂させ、今、クライマックスに向けてひた走っている。
理不尽打開を目指している。
『かぐや姫の物語』、『月光条例』・・・、どちらも、その全貌が明らかにされるのを楽しみにしている。
ユリイカ 2013年12月号 特集=高畑勲「かぐや姫の物語」の世界 クリエーター情報なし 青土社ユリイカ2010年2月号 特集=藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』そして『月光条例』・・・少年マンガの20年 クリエーター情報なし 青土社
(2013/11/19)