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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[与党民主党考・120 「小野悦男顔の興石東(日教組ネタ)」]

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☆小沢一郎が強制起訴になった。

 面白いのが、民主党支持者だ。

 普通なら、民主党の現在の両極である菅直人の政治手腕の欠如・小沢一郎の「政治とカネ」問題、それで、常識を持った有権者は、民主党を見限るはずだ。

 だが、民主党に投票してしまって、民主党に期待しすぎて後に引けなくなった人間の思考回路は違うのである。

 そういった方々は、菅直人のお金に対してのクリーンさ(明らかになってないだけだが)と、小沢一郎の政治手腕という、なんか変な選択肢のチョイスを続けて、未だに民主党支持をし続けているようだ^^;

 これは、つまり、私がよく例えるのだが、殺人鬼の殺人に賭ける「情熱」と、痴呆の「純粋さ」に世界の未来を期待しているようなものである。

   ◇

 一昨日の小沢の強制起訴のニュースは、昨日の朝には、新聞などで関係者のコメントを拾う記事となっていた。

 やっぱり鳩山由紀夫が段違いに見当違いのコメントを垂れ流している。

「今、一番やるべきことは小沢さんの気持ちを斟酌しながら冷静に見守ることだ。(自発的離党を求める声は)実は自発的というよりむしろ強要であって、学生運動が華やかなりし頃の言葉のように聞こえてならない」

 相変わらず、1センテンス毎に疑問がよぎるし、今回は、「学生運動が華やかなりし頃の言葉」などという、民主党が批判されているときに枕詞のように使用されるフレーズを自らが使ってみるも、使い場所がなんかズレていると言った次第だ。

 バカには、「自分がバカであることを気づいているバカ」と「自分がバカであることを気づいていないバカ」がいて、鳩山は後者であり、ある意味、幸せな野郎である。

 では、前者のの代表としては誰がいるか?

 <日教組のドン>、興石東がいよう。

 ここで言う「自分がバカであることを気づいているバカ」とは、民法上の「悪意」としたい。

「(処分は必要ないとの)従来の考えに変わりはない」

 と、汚い面を下げて、小沢を無条件許容である。

 自分の最大支持母体組織である日教組を集票の一環として利する小沢一郎の私利私欲を、最後の最後まで、知ってて守るつもりなのだろう。

 私は、この興石東の下卑た顔を誰かに似ていると、ずーっと考えていた。

 思い出した。

 異常殺人鬼の小野悦男にクリソツだ!

 両者の写真を載せたら面白いが、我がブログが汚れるのでやだ。

 両者には、顔が似ているほかに共通点がある。

   1・女子供を不幸にする。

    小野悦男は、女子供を殺しまくった。

    興石東は日教組教育で女子供を追い込んでいる。

   2・周囲に、被害者よりも加害者の人権を尊重するといった、思考回路が常識と反対の集団を持つ。

    小野悦男の犯行を手助けした存在にサヨク人権派弁護団がいたし、興石東には日教組が厳然と存在している。

   ◇

 ちょうど、今朝、産経新聞の社説欄にこんな記事が・・・。

   《公教育の現状 これでは子供が育たない (2011/02/02 06:56)》

 <  【主張】

 先月下旬の日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)で、問題授業の一端が明らかになった。

 佐賀市の小学校教師は、児童の考えを変えたことを誇らしげに報告した。将来の夢を「自衛隊に入り日本を守る」としていた児童が、授業の後には「自衛隊を含め一切の武力を放棄すべきだ」という意見になったという。

 沖縄県の中学教師は、自衛隊の国際貢献を否定的に考えさせようとしたところ、生徒から「他国の人々を助ける」などプラス評価が出たことを嘆いた。

 教科書などの記述が政府寄りの考えばかりだとし、「もっと反論できる資料を持ち込まないと」という。教師の政治的主張を一方的に押しつける授業がまかり通っている。子供がかわいそうだ。

 領土問題も分かっていない。北海道の中学教師は、北方領土について教えているうち「どこの国の領土か分からなくなった」という。歴史的経緯もきちんと理解できていないようだ。日本固有の領土であることを教えられないようでは一体、どこの国の教師か。

 「平和教育」などの分科会では、日本を悪者とする一面的歴史観や「戦争は怖い」と強調する授業の報告が相変わらず目立つ。千葉県の小学校では「『桃太郎』で退治される鬼の立場になって考えてみよう」と戦争を考えさせたというが、世界史や国際情勢を無視した自己満足でしかない。そもそも桃太郎は、勇気や正義を教える昔話だろう。

 先人がいかに苦労して国を守ってきたか、そこを理解していない。それどころか新しい学習指導要領で重視される国や郷土を愛する心の育成、道徳教育充実を、「強制」などと否定する報告も変わらず少なくない。

 日教組の組織率は低下が続き、26・6%(昨年10月)だ。しかし地域によっては高く、旧来体質から抜けきれない教師の影響が強い。新指導要領を骨抜きにした勝手な授業が行われないよう注視すべきだ。

 民主党の支持団体である日教組は、教職員の増員や待遇改善に熱心な一方、教員免許更新制には反対で、教育改革の後退が懸念される。免許更新などで教師が不断に努力し、独りよがりの偏向した授業をなくすことこそ、公教育の信頼回復につながる。  >

   ◇

 異常な教育現場の現状である。

 子供は、別に「殺人鬼」になりたいと言っているわけではない。

 常識の選択肢で保証されている希望「自衛隊に入り日本を守る」との目標を語っているに過ぎない。

 それを、日教組思想に従順であることを持って、「浅はか」と断じることのできよう教師の、究極的には「好き嫌い」の問題でもって歪められ語られる恐ろしさ。

 先ほど、『子供は、別に「殺人鬼」になりたいと言っているわけではない』と記したが、だが、日教組教育(サヨク教育)においては、その「殺人鬼」こそが、人権の保障する自由の如く守られる存在となっている。

 まさに、地獄のような本末転倒が公教育の現場で為されている。

 話が小さくなるが、給食費不払いの親御さん(←日教組教育の帰結、「モンスター・ペアレンツ」の一形態)の思考回路「税金払っているのに」「義務教育でしょうが」などと同じような、道理の根本蔑ろの考え方である。

 教育現場とは、自由と言う美名のわがままを通す空間ではなく、例え、自分の思想と異なっても、子供の可能性の選択肢を認める場所である。

 ・・・つくづく、大変な時代になってきた。

 昔は、「常識」と言う「土台」がちゃんとあり、それを基本に教育環境は可能性の追求ができた。

 しかし、今は、全ての「常識」が地盤沈下し始めて、「何でもあり(犯罪者への可能性さえ育むことを含む)」の教育現場と化してきている。

 厳しい時代だ。

 決定版 民主党と日教組阿比留瑠比産経新聞出版

いいかげんにしろ日教組―われ「亡国教育」と、かく闘えり松浦 光修PHP研究所

                                                    (2011/02/02)

[与党民主党考・121 「状況を舐め切った中井洽の野郎!」]

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☆朝、産経新聞を読んでいたら、小さなベタ記事だったが、またも、中井洽(ヘロシ)予算委員長が「やらかしている」ことを知り、無性に苛立った。

 私は、エントリー[与党民主党考・115 「暴言装置」]の中で、中井は半年に一度凄まじいことを仕出かす、と書いているが、そんなもんじゃなかった。

 三ヶ月に一度、の不愉快なイベントと言えよう・・・。

   《中井予算委員長の解任決議を検討 (産経 2011/02/03)》

 <自民党は2日、中井洽(ひろし)衆院予算委員長に対する解任決議案を提出する検討に入った。
  佐藤勉国対委員長代理が同日の記者会見で明らかにした。
  佐藤氏によると、中井氏は1日の基本的質疑で、質疑者が指名しない閣僚を度々指名したほか、
  審議中に委員長席で携帯電話を操作。
  また、自民党の塩崎恭久元官房長官の質疑終了を告げる際には、
 「これにて塩崎教授の陳述は終わります」とちゃかした発言を行なった。
  佐藤氏は「誰が見ていても公平、公正な立場にある委員長といえず、品格を疑う」と指摘した。
  自民党は2日昼の理事会で中井氏に抗議、中井氏は「おわびする」と陳謝した。
  だがその後も、中井氏は審議をめぐって与野党理事が協議している間も速記録を止めず、
  野党の持ち時間を費やす采配などを行い、野党理事が猛抗議した。>

 愚かな人間には、きつい・・・、それはきっついお灸を据えなければ、何度も何度も何度も何度も同じ事を繰り返すという良い見本である。

 これは、教育問題でもあるな・・・。

   ◇

 何に例えればいいのか・・・。

 先ずは、ここに記された中井のモラル破壊を箇条書きで書き出そう。

   ?質疑者が指名しない閣僚を度々指名

   ?審議中に委員長席で携帯電話を操作

   ?質疑者(自民党の塩崎恭久元官房長官)をバカにする発言があった

   ?野党の持ち時間を費やす采配

 国権の最高機関<国会>での、国の最重要課題<国家予算>審議での、その委員長を任された議員の行いである。

 裁判に例えたならば、そのメチャクチャさが分かろう。

 裁判長が、弁護人の正当な権利(ルール)で行なう段取りを無視し、勝手に裁判の段階を進めて行き、他者の発言の際に、携帯電話で女にメール、発言が終わった証人に対し、自分の偏見(自分の考えと異なる者)で「はいはい、無駄な主張ありがとさん!」などと馬鹿にし、敵対弁護士の弁論は途中で打ち切ったりするのである。

 思い出すに、悪名高き、左翼による欠席「裁判」である<女性国際戦犯法廷>を髣髴とさせる異常性がある。

 つまり、それは、デタラメを意味する。

   ◇

 職場のミーティングでもいい、小学校の学級会議でもいい、参加メンバーが、上記の具体例の一つ、「携帯電話の操作」を行なったことだけでもいいから想像してみて欲しい。

 その、状況を舐め切った行為に、他の参加者はもちろん、管理者は激怒、会社ではクビにさえなり得、小学校では廊下に立たされよう・・・。

 しかも、それが、課長であり、クラス委員長だったとしたら、その資質は、もはや、任命者まで及ぼう。

 民主党内部には、中井のような行いを問題視する自浄作用などがけして存在していないのも大問題だ。

   ◇

 このバカ(中井)が最近マスターしたのが、「謝罪すればやり過ごせる」ということである。

 ・・・こいつに誰か教育してやってくれ!

 謝罪と言うのは、「もう悪行を繰り返さない」と言う意味合いこそが最重要なのだと。

 このバカは、何度も何度も繰り返している。

 全く、問題とされていることの本質を理解していないのだ。

 最大の問題は、中井洽・・・、ひいては、民主党自体の「人格」にあるんだよ・・・。

民主党が日本経済を破壊する (文春新書)与謝野 馨文藝春秋

民主党政権では日本が持たない櫻井 よしこPHP研究所

                                                     (2011/02/03)

[映画『ウォール・ストリート』を観た]

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☆面白い・・・。

 やっぱ、私は、オリバー・ストーン監督の作劇術が性に合っている。

 私と思想は違えど、そのパワーにグイグイ引っ張られる点においては、島田荘司の小説と似ている。

 ゲッコーの復活劇は、スタローン的に燃える。

 だが、オリバー・ストーンは、更に、ゲッコーのその先・・・、「人間は変われる(変わる)」と言う結末を用意してくれていた(・・・いや、変われずとも、別の属性を付加できると言えばいいのか)。

 ・・・もしかして、見る人が見れば使い古されたテクニックなのかも知れないが、前作(クリック!)の「強欲のカリスマ」ゴードン・ゲッコーが、若く有望なるウォール街の証券マン・ジェイクと親密になっていく過程の、落ちぶれたゲッコーが地下鉄に乗っての移動にもすっかり慣れ、その中でジェイクと会話する中で、地下鉄ゆえに、対向列車とすれ違うときの雑音に会話を中断させる・・・、だが、その繰り返される中断こそが、二人の思惑を増大させると言う手法などに、私はえらく感心してしまうのだ。

 画面の二分割や、妙にスタイリッシュなエンドクレジットなども行なっていて、このオリバー・ストーンの冒険心はなんやねん^^ とも思った。

 映像は、ドキュメント的に乾いた感じもあり、『ゴッド・ファーザー』でも見るかのような、昔ながらの重みが感じられた。

 前作から二十年以上経っての続編であり、そういった情緒もあるのだろう。

 『ゴッドファーザー』なども、『PART3』などでは、物語がバチカンをも巻き込んだスケールの大きな物語になったが、今回の『ウォール・ストリート』も、ややパターンの狭かった前作に比べ、世界金融危機を背景にした中での大きな物語となっている。

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   ◇

 ジェイクは、誠実な男で、何者かの手によって買収に至る結果に陥れられて自殺に追い込まれた、自分を拾ってくれた会社の社長に報いるために、復讐を心に秘め、知恵と知識を求め、ゴードンに近づく。

 ジェイクを演じるのは、シャイア・ラブーフで、ゲッコー役のマイケル・ダグラスに比べると、圧倒的に線が細いので、マネー勝負の中では文字通り「役者の違い」を見せつけられるが、ゲッコーの娘との恋のパートにおいては、かなりいい。

   ◇

 やはり、このシリーズは、ゴードン・ゲッコーのカリスマに支配されている・・・。

 ゲッコーは、物語の1/4が過ぎた頃からじゃないと活躍しないのだが、画面に出てくると、途端に面白くなる。

 なんちゅうか、セレブから元セレブへ、かつてのお騒がせ有名人と堕してしまったゲッコーの「空威張り」具合はたまらなく良かった。

 いかにも、険悪な関係にある娘との和解を、心から求めつつも、時折、かつての傲慢なる姿を随所で見せてくれる。

 人間は、どうしても、その性根は変えられないのか・・・?

 だが、この作品、終幕で粋なハッピーエンドを迎える。

 それは、あたかも、『クリスマス・キャロル』の結末のようだ。

 ・・・いや、私は、先に『クリスマス・キャロル』の感想(クリック!)の中で、ディケンズの原作に難癖をつけたのだが、この作品では、私の要望通りの展開になっていたのは嬉しかった。

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   ◇

 しかし、まさかのバド・フォックス(前作の主役、チャーリー・シーン)とゲッコーの対面には驚いた。

 すっごいエピソードをを盛り込んだものだね^^;

 すっかり俗物と化したバドに対して、不遜に振舞いつつものゲッコーの複雑な表情が秀逸でした。

 ・・・見事な続編だったと思います。

   ◇

 おっと、それから、ゲッコーがジェイクに「お前もハスラーだな」とか言うのはいいね。

 自分はポール・ニューマンで、ジェイクはトム・クルーズですかね^^

                                                    (2011/02/04)

[『ミシュ蘭・ランチガイド(その29・チェーン店の挑戦)』]

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☆壊れかけのレイディオを聴いていたら、すき家の<牛まぶし>っちゅうのが話題になっていた。

 私は、最近販売の吉野家の<牛キムチクッパ>など、汁ゴハン物が大好きなので、前の日に彼女と携帯で打ち合わせ、「明日の早朝の仕事前に落ち合って食おうじゃないか^^」と約束して、予定していた八王子の<すき家>に入った。

 時間になっても来ないので、寝坊したのかと思って、私は勝手に注文した。

 すると、メールが入ってきた。

「どうしたの? 起きれなかったの?」

 ・・・八王子は広く、どうやら、彼女は違う<すき家>支店に行ってたらしい・・・。

 なんか、場所を決めている時、それぞれ場所の説明をしていて、私は微妙に違和感が募っていたのである^^;

「ありゃ、お互いに間違えたらしい。まあ、しゃあない、べっこに食べよう^^」


                          ・・・480円なり。

 私は男なので、一人での外食に抵抗ないが、早朝に、女一人の<牛まぶし>はきついもんがあろう^^;

 ・・・いや、そんなタマじゃあないか!^^;

 食べ終えて、私は、彼女にメールした。

「こりゃ、うまいね! ワサビがスーッとして、一口毎に山椒の実がプチプチ弾けて最高だ。ダシもちゃんと熱々だし!」

「うん、高級なお茶漬けみたいだった^^ でも、なんか、あり得ないカップル状況だよね・・・^^;」

「・・・、・・・ああ、じゃあさ、明日の朝、また食おうか?」

 普通ならば、「二日連続同じものなんて嫌よ」と言うものだろう、しかし、私とつきあう娘は違う。

「いいねぇ!^^ じゃあ、明日はちゃんと待ち合わせて食べようね

 で、今日の朝も<牛まぶし>、食べました^^

 美味しかった

 ・・・私は、この<牛まぶし>、とても気に入ってまして、オススメのメールを小百合さんにも送りまして、

 今日のお昼は、岡部さんを相手に、映画『ウォール・ストリート』の感想と、<牛まぶし>の美味しさを延々と語ってしまいました^^

 岡部さんは、『バビロンの大富豪』と言う本について話してくれて、私はかなり読みたくなった。

バビロンの大金持ち The Richest Man in Babylonジョージ・S・クレイソン,George S. Clason実務教育出版

   ◇

 それから、一週間ほど前、<イオンモール・日の出>のレストラン街の<むつみ屋>で食事をした。

 朝からなんにも食べる暇なく、昼過ぎに行って、<焙煎ニンニク味噌ラーメン(850円)>と<牛スジカレー・小(300円だっけか?)>を注文。



 いや、腹が減っていたせいもあるけど、うまくて、スルスルと十分以内に食べ終えてしまった。

 最近はトンコツばかり食べていたけど、風味豊かで、舌触り濃厚ながらも上品に抑えてある味噌味に新鮮な美味しさを感じた。

 カレーも、看板の牛スジがじっくりと煮込んであり、柔らかくプリプリしていてうまい。

 今回は小サイズだが、このラーメンとセットなら単品でも食べれちゃうだろう^^

                                                    (2011/02/05)

[吉田拓郎と「朝の詩(産経新聞より)」]

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☆朝、壊れかけのレイディオを聞いてバイト先に向かう。

 ラジオ番組のパーソナリティーは吉田拓郎だった。

 曰く、「『旅の宿』を作詞してくれた岡本おさみとは、不思議にあまり面識がない。いつも、便箋(原稿用紙だったかな?)に詞を書いて送ってくれていた。『旅の宿』の詞を送ってくれたとき、あまりにも色っぽい歌詞に感激し、すぐにでも曲をつけることが出来そうなほどだった。・・・で、つい最近だが、その色っぽい歌詞が、創作によって作られたわけではなく、岡本おさみが奥さんとの経験を記していたことを知った。それを思いつつ、今、あらためて『旅の宿』を聴いてみると、違った味わいがある」。

DREAM PRICE 1000 よしだたくろう 旅の宿クリエーター情報なしソニー・ミュージックハウス

 詩(詞)と言うものは、別に説明文じゃあない、雰囲気だけを鮮烈に伝えるジャンルである。

 故に、構築された世界は、それぞれの受け手の中に、それぞれの具体的な情景となって浮かび上がる。

 例えば、『あしたのジョー』のラストシーンも、詩的に終わっている。

 梶原一騎は、後年、「ラストでジョーは死んでいる」と言ったそうだが、多くの読者は、「壮絶な戦いを終え、充足間の中で休息している」とも捉えている。

 それでいいんだと思う。

 色んな解釈で、個々人の想いを受け止めるのが詩なのだろう。

 あまりにも詩的な作品に『2001年 宇宙の旅』があるが、その中に登場する物体「モノリス」は、アーサー・C・クラークの原作を読むと、明快にその正体が明らかになる。

 だが、私は、みなみらんぼうが、ラジオで「モノリスの正体は悪意の増幅装置だ!」と言っているのを聞いたことがある。

 それは、原作での正体とは異なるものであったが、みなみらんぼうの理屈は、詩的な映画版における<モノリス>の存在で考えると矛盾がなかった。

 詩的な作品ゆえに、多くの解釈を生む余地があるのだ。

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)アーサー・C. クラーク早川書房

   ◇

 産経新聞の一面の、題字の横には、いつも、<朝の詩>と言う、読者からの投稿詩が掲げられている。

 ちなみに、昔、このコーナーとは反対方向に、<アヲハタ・ジャム>の広告が載っており、私は、「赤旗」と反対の保守思想の産経が「アヲハタ」なのは気が利いているなぁと思ったものだ。

 で、2/4付けには、こんな詩が載っていた。

     『紙風船』  千葉県市川市 上条太郎(仮名) 65

    私の想いを
    紙風船に
    吹き込んで
    あなたにぶつけてみる

    知らんぷりした
    あなたの足もとで
    しぼんでしまった

    拾い上げて
    また息を吹き込む
    好きだよって


 まあ、悪くない詩だと思った・・・、と、おい、65歳かよ!

 65歳で、なんか、小学生のように青い感情だなぁ!^^;

 ・・・となると、相手も同年代かね・・・^^;

 ・・・いやあ、チョット待て!

 爺さんが紙風船をぶつけた相手が、公園で出会った幼女だと考えるのが一番自然じゃなかろうか?(そうか?^^;)

 日曜日・・・、公園のベンチで座っていた爺さん(家庭に居場所がない)の前の砂場で、いつもの幼女が遊んでいる。

 そして、今一度、この詩を読んでみると、ちょっとした変格『シベールの日曜日』的世界が開けようぞ!

シベールの日曜日 HDニューマスター版 [DVD]クリエーター情報なし紀伊國屋書店

                                                     (2011/02/06)

[つれづれに思ふ(1・下らなさ過ぎる「Eureka!」の叫び)]

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☆職場に若い娘っ子がいて、その子は遠目に見るとなかなか可愛いのだが、近くで見ると、「ポパイ」のオリーブみたいだ。

 私は、いわゆる「オリーブ少女」は好きだが、リアル・<オリーブ>は、「女」として意識するにはきっつい点があるなぁ^^;

限定レア美品ピンズ◆漫画ポパイのオリーブピンバッジ(フランス)クリエーター情報なし不明

 そのオリーブさんを狙う爬虫類みたいな顔した同僚がいる。

 で、いよいよ本題なのだが(と言っても大した話ではない)、そんな風なことを仕事しながら考えていた。

『爬虫類・・・、爬虫類・・・、はちゅうるい・・・。あっ、そうか! 私が子供の頃、大活躍していたエロ劇画家の羽中ルイは、「はなかるい」だと思っていたけど、「はちゅうるい」のもじりだったのだな!^^v』

 ・・・足掛け三十年の真実の発見であった!

官能詩人・羽中ルイ―羽中ルイ作品集 (新・官能劇画大全 (3))羽中ルイソフトマジック

 この方が活躍していた頃は、ロリコン漫画なんて存在していなかった・・・。

   ◇

 このように、後から、「ああそうだったのか! Eureka!!」と叫ぶ<下らないこと>ってのはよくある^^;

 例えば、これも10年越しに気づいたのだが、『新世紀エヴァンゲリオン』のTVシリーズの第弐拾四話のタイトルは「最後のシ者」なのだが、私には、何故、「使者」と素直に記さないで「シ者」としたのか意味が分からなかった。

 第弐拾四話には、最後の「使徒」の渚カオルが出てくる。

 「エヴァンゲリオン」のブームは、このカオル君と主人公のシンジ君のヤオイ的な視点を雑誌『JUNE』(だったっけ?)が特集したことに始まったんだよね。

 で、つい最近、タイトルの意味が分かった。

 「最後のシ者」・・・、「シ者」・・・、「渚」・・・、だったのだ。

 すぐに、高校生の姪っ子に、私は報告した。

 すると、姪っ子は、「そうだったのか〜! 凄いね!」と私に尊敬の眼差しを向けてきた^^v

残酷な天使のように―新世紀エヴァンゲリオンJUNE読本クリエーター情報なしマガジン・マガジン

   ◇

 「最後のシ者」・・・、「シ者」・・・、「渚」・・・、の流れは、「2ちゃんねる」における「ネ申」表記と同じ手法だ。

 大文字の「神」を意味するために、カタカナの「ネ」と、漢字の「申(さる)」を並列させて、「ネ申」としている。

 私は、この「神」表現を目にすると、何故か、古代メソポタミアにいた「ネブカドネザル王」を思い出す^^

   ◇

前々回のエントリーに組み込んだのだが、「『ウォール・ストリート』を観たんなら、もっと面白い本がある」と紹介された本があるので、アフィしておく^^

ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たちバートン ビッグス日本経済新聞出版社

                                                   (2011/02/07)

[与党民主党考・122 「そもそも土台のなかった民主党」]

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☆この事は、知ってる人は知っているんだろうけど、重要事だと思うのに、誰も口にしない。

 私は、数ヶ月前に、同僚の岡部さんに聞いていて、「それはいいことを聞いた^^」と思ったのだが、エントリーに書く「取っ掛かり」を探すうちに忘れてしまっていた^^;

 そしたら、東谷暁氏が産経新聞(2/2付け)の一面コラム「今日の突破口」で書いてくれていた。

 <・・・いまの政権が守れもしないマニフェストに固執するのには、もうひとつ大きな理由がある。民主党には党綱領が存在しないことである。およそ政党というものは、党の根本的な価値観を綱領で示し、そこから政策を立ち上げる。国民は党綱領と当面の政策提案を比較して判断することができる。しかし、この政党は政党の要件すら満たしていないのだ。そしてそのため、選挙民にこびるだけのマニフェストが党綱領の代わりを演じて、マニフェスト政治の弊害をさらに加速してきた。
 民主党はいまごろになって党綱領を作ろうとしているらしいが本末転倒であり、マニフェスト政治によって生じた日本の損害は甚大なものといえる。いま私たちが目撃しているのは、民主党政権の崩壊だけではない。マニフェスト政治の、過誤と欺瞞があふれかえる悲惨な末期症状なのである。>

 この党の「漂流」の原因はそこにあるのだと思うのだ。

 党綱領と言う「土台」がないので、一貫的な方針が取れず、沖縄問題では社民党に揺るがされ、数議席の国民新党には大きな発言権を与え、同じく弱小であり、政治思想があまりにも異なる<たちあがれ日本>と連立を組もうと言う節操のなさをあらわにする。

 自民党で経済分野の中心にいた与謝野馨を内閣に組み込んだのも記憶に新しかろう・・・。

 消費税の扱い一つを取っても、嵐の海に浮かぶ木の葉のように一つところに定まらない。

 男が嫌われる最大の要素の一つに「優柔不断」があるが、民主党はそれ以前に、嫌われる前の好かれる要素であるベーシックなものが存在しないのだな・・・。

 すると、同じく産経の(2/6付け)一面コラム「一服どうぞ」で、裏千家家元の千玄室氏が語ってくれている。

 <・・・『論語』(学而第一)に「君子は本を務む。本立ちて道生ず」とある。根本をいい加減に思い扱っていると枝葉末節がおかしくなってくる。どこの国でも国の憲法により、国民生活は守られている。わが国でも戦後の憲法がどうも日本の国のあっていないようで、それがために枝葉末節が乱れてきていることは確かである。国民がもっと国を憂え、将来のこの国の在り方の本をしっかり見直すべき時期にきているのではないだろうか・・・>

   ◇

 う、う〜・・・、かなり酔っ払ってきたが、もう少し書く(飲んでいるのは宝焼酎)。

 《名古屋トリプル投票》で、名古屋市長に河村たかしって人が再選して、

 このことは、民主党にとってマイナスの結果としての報道のされ方をしているけど、

 民主党から出てった人な訳で、今回は民主党と対立したが、私から見ると、「民主党的なるもの」の具現化以外の何ものでもないような気がしていますよ。

 顔が、民主党顔だもん。

 「民主党」と言うレッテル(表看板)がなくなり、個々の政策で「民主党的なるもの」がどんどん日本の細部に浸透していくのは恐ろしい限りだ。

 私が言いたいのは、「民主党的なるもの」は徐々に、確実に、日本の大衆思惟のスタンダードになっていってるぞ、と、酔っ払いつつ思っているのだわ。

 名古屋のインフラ整備はおろそかになりつつあるそうだね。

 市民税10%減税を掲げてあるが、財源は、おそらく、名古屋名物の豪勢な結婚式の貯蓄が減じる帰結に、巡り巡って至ることになるのでしょう・・・。

日本通 お国自慢・13の視点渡部 昇一,屋山 太郎,服部 幸應,古田島 洋介,新田 均,千 玄室,笠谷 和比古,松本 零士,呉 善花,田中 英道,八木 秀次,渡辺 利夫,村上 和雄扶桑社

                                                        (2011/02/07)

[『営業途中に寺社巡り(その18・六角橋)』]

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☆いいバイトである^^

 色んなところに行ける。

 今日は、バイト先の横浜支店に遠征だ。

 新横浜から市営地下鉄(ブルーライン)に乗り、とある駅で降りると、空き地で二匹の猫が身体を温めあっていた^^

   

 で、支店で仕事の詳細を受け取り、六角橋と言う町に向かった。

 面白い地名である。

 『テニスの王子様』のライバル校の一つ<六角中>は、ここにある学校なのかな?

   …ネットで拾った写真! おじじ!!

 今日は作業量は多かったけど順調で、途中で、昔ながらの古本屋に寄る時間などもあり、帰宅時に読もうと、小泉信三の文学講義録を購入!(現在、半分以上読んだが、とても昭和41年刊行の書籍とは思えないほどの現代的な語り口。感想はそのうち記します^^)

 なんで小泉信三の著書を買ったのかと言うと、六角橋には慶応のサテライト・ライブラリーという施設もあり、慶応の塾長だった小泉先生のことを、私、思い出していたからだろう。

 で、その六角橋2丁目の古本屋の近くには、<六角橋祐天地蔵尊>がありました。

 

 最初は、目についたお地蔵さんが<六角橋祐天地蔵>かと思いました(タイトル写真)。

 が、その横に立っていたプレハブの中を覗くと、本物の<六角橋祐天地蔵>がおりましたよ^^

   

 で、そのお地蔵様から西北に道を進んで行くと、<杉山大神>がありました。

 参道が、丘へ登っていく階段になっています。

     

 この神社、お祭りの時期にはかなり盛り上がるそうです。

 それもそのはず、八百万の神様では<ゴールド・セイント>クラスの大物主命、天照大神、日本武尊を祀っているのだ。

 しっかりと祈らせて頂きましたゾ!

                                                     (2011/02/08)

[与党民主党考・123 「マッチポンプ党」]

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☆タイトルに使った写真を見てよ。

 変だよね。

 昨日のことだよ、民主党を抜け出して、民主党と対立し、名古屋市長に選ばれた河村たかしが、民主党の小沢一郎と仲良く笑っているよ。

 言わんこっちゃない。

 元々、河村たかしは、小沢一郎を「師」と仰いでいるそうだ。

 変だよね。

 いちお、自分に入ってくるお金に固執しないようなイメージの河村たかしが、「政治とカネ」問題で糾弾されている小沢とつるむのだ。

 地方から日本を動かす、を標榜している男が、中央集権独裁化を目論んでいた野郎と談笑しているのだ。

 小沢が訪ねたわけではないよ、河村が訪ねたんだよ。

 河村に投票した人は、こんな状況を見越していたのかね。

 有権者は、議員報酬半減、10%減税のイメージに魅了されたと言うのが正直なトコだろう。

 私は、そこに民主党の異常性を見る。

 以前、こう記した。

 <・・・そういった方々は、菅直人のお金に対してのクリーンさ(明らかになってないだけだが)と、小沢一郎の政治手腕という、なんか変な選択肢のチョイスを続けて、未だに民主党支持をし続けているようだ^^;・・・>

 民主党と言う党が、一切の整合性を放棄した結果として生きながらえているので、それを支持する有権者も、そんな「デタラメ」がスタンダードになってしまっている。

 河村に投票した人々は、河村に、純粋な政治指向の姿を見ていたと思うのだ。

 その「純粋な政治指向」とは、かつての菅直人に、多くの支持者が感じていた気持ちと同じだろう。

 だが、菅直人は、増税を必要と見た。

 で、少なくとも名古屋の有権者は、菅・民主党よりも、減税を主張する無所属(いちお、「減税日本」か)・河村たかしに投票した。

 しかし、その河村は、現在、菅直人と対立する小沢一郎の子飼いだったわけだ。

 多くの民主党支持者は、小沢一郎の「政治とカネ」問題に憤り、菅体制を容認している。

 その狭間、変な民主党の中で、最も異常な鳩山由紀夫がいる。

 こいつ、菅の如き『イメージ上の「純粋な政治指向」(言い換えると「バカ」)』でありながら、何故か、今、小沢支持陣営にいる。

 河村も、鳩山も、民主党自体も、何が何やら分からないのである^^;

 民主党の個々の議員は、矛盾する属性を併せ持っていて、その場その場で使い分けているのである。

 それが「何が何やら分からない」で済んでいるうちはいいのであるが、

 私が恐れているのが、党内・擬似「二大政党制(民主党によるマッチポンプ)」の誕生である。

 これは、自民党時代の「派閥政治」の低劣化版である。

 その兆候は見えている。

 先ずは、与党になり、小沢の肝いりで鳩山が首相になった。

 ルーピー・鳩山と、いざとなったら、陰に隠れてしまったダーティー・小沢の不手際で、鳩山は退陣し、菅政権となる。

 小沢は悪役(西松建設事件)、鳩山は「バカ」として、民主党の中で蔑まれ、菅政権の支持率は最高潮。

 しかし、参院選直前の、菅の不用意(不容易)な「消費税増税」発言で、支持率は急降下、参院選敗退。

 そこで、その後、不思議なことに、小沢待望論が出て、菅と小沢の党代表選が行なわれるに至る。

 結果として、菅が代表に再選。

 何もしてないのに、菅の支持率が上がる。

 民主党は、何か不手際が起き、政権が揺らぐと、必ず、同じ党内からライバルを出してくる。

 そして、何らかの「セレクション・セレブレーション(マッチポンプ)」が行なわれる。

 どちらが勝っても、民主党総体で考えると、勢力が減じることは少ない。

 なかなか、悲しくもよく出来たシステムである。

 思えば、野党時代、菅も、ポスト菅と目される岡田・前原も、幹事長を経験しているが、すぐに失敗している。

 だが、じきに、何食わぬ顔で代表に舞い戻るのだろう。

 民主党支持者は、その異常性に気づく術はない・・・。

   ◇

 さて、とりあえず、私は寝るとするよ、おやすみ・・・。

                                                      (2011/02/09)

[映画『RED/レッド』を観た]

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☆明日から、また話題作が公開されるし、午後八時まで残業だったけど、その後に頑張ってレイトショー行ってきたよ^^

 公開から結構経つ作品なのに、意外にも、お客さんがかなり入っていました!

   ◇

 最近のアクション映画の画一的な作りに食傷していて、あまり気が進まなかったのだが、遅ればせながらの鑑賞。

 面白かった。

 スケールは大きくなかったが、この作品、「なんか、新しいことをやっている」と言う心地があったのだ。

 ストーリーは、引退した敏腕スパイ・フランク(ブルース・ウィリス)が、コールセンターの担当の娘に恋などをしていたある日、大規模な組織に襲撃されことにはじまる。

 当然ながら電話も盗聴されていて、コールセンターの担当の娘にも危害が及ぶ可能性があると、フランクは、彼女を、誘拐さながらに連れ出しつつ逃亡、その中で、かつての仲間たちと再会を繰り返し、自分をつけねらう組織と対決していくのだ。

 私は何に新鮮さを感じたのか?

 かつての仲間の一人(ジョン・マルコビッチ)の怪演か?

 いや、それも非常に良かったし、最初に出てきたときの「イッちゃってる虚ろな視線」とか「剥き出しにするとわかる空きっ歯」とか、特に良かったが、そうではない。

 この作品は、最近、私が飽きていたアクション映画の主人公たちの「その後」を描いていているのだ。

 だが、そこに「老い」はなく、元気で明るい!

 展開も冗長でなく、瞬間に魅せる切れ味の良いアクションを散文的に見せてくれるのが非常に良かった。

 物語自体も、昔の西部劇のような対決を随所に見せてくれるが、アクション描写も正に西部劇のような瞬発力が重視されていた。

 やたらと、一瞬で勝負の決まるガン・アクションのシーンがあったし、

 途中、とある豪邸で敵に包囲される展開も、砦にこもってインディアンもしくは悪漢と戦う保安官たち、てな雰囲気である。

 このシーンでは、仲間の一人(モーガン・フリーマン)が退場するはめになるが、この作品では、モーガン・フリーマンの存在感が希薄だったのが、私の不満点かな。

 でも、ヘレン・ミレンの熟女な殺し屋っぷりは良かったね。

 『キック・アス』の<ヒット・ガール>に対しての、<ヒット・レディ>な姿が、かなりチャーミングであった。

   

 しかし、『エクスペンダブルス』の時も思ったんだけど、なんか、ブルース・ウィリスの肌ってツヤツヤしているよね。

 それから、おいしい役どころを演じた、CIA捜査官(カール・アーバン)だが、なんか、ブラッド・ピットを頑丈にさせたような男前だったね^^

   ◇

 では、寝ます!

 明日も仕事が早いんだよ^^;

                                                      (2011/02/10)

[近況報告 (62)]

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☆今、近所の<ワーナーマイカル・日の出>で公開されている『DOCUMENTARY OF AKB48』を観ようか観まいか迷っている。

 私は、全く<AKB48>を知らないのであるからして、楽しめるか分からないからだ。

 でも、基本的に、女の子は好きなので、意外に感激しちまうのではないかと思っている^^;

 最近では、さすがに、ショートカット好きなので、メンバーの篠田麻里子や、なんかエロい板野友美は覚えたものだが、

 雑誌のグラビアなんかで見ているうちに、なんか、それぞれ、「綺麗なおばさん」や「セクシーなおばあちゃん」に見えてしまい困っている。

 つくづく、私にとって、時代は少女、もしくは幼女だな、と思うのだ。

 海宝真珠ちゃんなんか相変わらず可愛い^^

 この子一人で、AKBの全員と余裕で対抗できる可愛さだ^^

     

 ネット上で、彼女の、プロダクションの仲間とのミュージカルの写真を見たのだが、メンバーの中でも一際小さくて可愛かった^^

 彼女の最新のエントリーでは、プリクラ写真を載せていたのだが、これが、最近のプリクラ機種の流行で、目に補正が掛かっていて、真珠ちゃんのアイラインの繊細な雰囲気が見られなくって、ちょっと不満。

 なんか、おおた慶文の描く少女のようだった。

 それはそれで可愛いのだが、真珠ちゃんの魅力はちょっと違うんだよな^^

ピアニッシモ―おおた慶文画集おおた 慶文愛育社

 私、おおた慶文の描くところの女の子の絵にはまっていた時期があり、画集も三冊ほど持っています^^

   ◇

 最近、めっきり本格ミステリを読まなくなったのだが、久し振りに、山口雅也の小説を読んだ。

PLAY プレイ (講談社文庫)山口 雅也講談社

 丁寧に世界を構築していて飽きずに読んだが、山口雅也作品としては、いまいちパッとしない。

 内容がミステリーと言うよりは、ホラーチックだったしなぁ。

 知らない方には、やっぱ、これをお勧めしたい。

生ける屍の死 (創元推理文庫)山口 雅也東京創元社

 私、この本は初版で持っていて、カンボジア旅行をしている時に読みふけったものだが、何を思ったか、読み終えて、つい、タイの古本屋で安く買い叩かれつつ売ってしまったのだ。

 この作品の評価が高まるにつれ、初版本を手放したことが悔しくて悔しくて!

 なお、この作品の主人公の「ゾンビ」としての生き様(と言うか死に様)は、後に、『ジョジョの奇妙な冒険・第4部』のブチャラティに援用されている。

ジョジョの奇妙な冒険 18~29巻(第4部)セット (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫(コミック版))荒木 飛呂彦集英社

   ◇

 話が戻るが、まあ、AKBの映画は頑張って観に行こうとは思っている。

 彼女らの太ももは総じて太いので、ボリューミーで美味しそうではある^^

 それでも、だ。

 私的には、例えば、プレステージの「REC」シリーズのAVギャルたちの方がグレードが高く見えるのだが・・・。

REC 50 [DVD]クリエーター情報なしプレステージ

 私は前々から言っているのだが、私の所蔵のアダルトビデオの中でも、極上のギャルを選りすぐった「俺のAKB48」ってシリーズをエントリーしたくてしょうがない。

 だが、写真だけを載せるのならばいいのだが、どうしても内容についても具体的に書きたくなって…、でも、それだと、文章が生々しくなってしまうので、どうしようかと深く悩んでいる次第だ・・・。

   ◇

 しかし、民主党・・・、保守系マスコミが騒ぐように、うまく崩壊してくれるのでしょうか・・・?

 私の政局予想や時事問題の先行き見通しは、いつも、ほとんど当たるのであるが(だから、私はネット論壇で生き残っている…。対して、多くの人間は、理屈(洞察)と感情の分離が出来ていないので予想を外す^^;)、

 民主党の崩壊に対しては、これまで、「そんな簡単にはいくまい」と懐疑的だったのだが、崩壊してくれれば、こんなに嬉しいことはない。

 では、今日はこの辺で^^ おやすみ〜^^v

                                                   (2011/02/18)

[保守系話詰め合わせ(慎太郎・遡る保守・皇統)]

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☆う〜ん、石原慎太郎は根本的には良いことを言ってるのだけど、いつも、何かしら、表現や、情報のチョイスで反感を買ってるな。

 昔みたいに、暴言だけならば押し切れたんだろうけど、最近、完全に誤った情報で突っ走っている。

 末期の西尾幹二のようだ・・・^^;

     《石原都知事 小学生が売春で1000万円稼ぐ日本人を嘆く(2011.02.16 10:00)》

 <いつからか、この国は「権利」や「自由」ばかりが幅を利かせ、義務や責任はどこかに消えてしまった。石原慎太郎氏が、「日本人の劣化」に警鐘を鳴らす。
 * * *
 読売新聞が出した『親は知らない』という本によれば、携帯を使って売春する子供が、小学生でもざらにいるという。300万円、1000万円も貯めて、それを駅のコインロッカーに隠している。こんな風俗は他の国にはまずない。
 携帯を持つことで、子供たちの世界は急に広がったのだろうが、そういうコミュニケーションはしょせんバーチャルなもの。そこに自分の写真や、時にはヌードまで載せて売春の客を探し、手にした金で友達が持っているTシャツを買う、あるいはタレントを追いかけたり贈り物をしたりする。そういう薄っぺらな満足のために子供たちが売春するという国は日本以外にはありません。
 アメリカには国家としてのアイデンティティがある。それは「自由」です。一面ではアメリカン・ドリームというけれど、一方ではものすごい格差社会でもある。それがアメリカです。フランスの場合には、革命で掲げた自由、平等、博愛がアイデンティティとして今もあり、公の施設ではプレートにして掲げている。
 では、日本のアイデンティティは何かと問われると、今は「我欲」しかない。金銭欲、物欲、そして性欲。それは衝動的な感情にすぎないが、それを増幅し、媒介しているのが携帯、あるいはパソコンです。テレビでは、温泉、グルメ、お笑いばかり。これは好ましいことではない。(週刊ポスト2011年2月25日号)>

 情報のチョイスを間違えただろうところを赤く抜き出しておきました(パソコン上で見るときだけ。携帯では変わらない)。

 幾らなんでも、そんな子供はいないよね?^^;

 せいぜい、色んな要素がマイナスに重なり、超特殊例としてはあり得るけど、このように、自分の主張の裏付けとして引用すべき情報ではない。

 その辺の、なんちゅうか、情報の真贋の感受性みたいのが、石原慎太郎にはなくなっている。

 それが「老い」である。

 しかし、政治家としてはまだまだ働けると思う。

 都知事継続してください^^

 赤抜き以外の主張は尤もなのであるから^^

   ◇

 私は、昔、小松左京の短編小説であった、『・・・日本の総理大臣が北海道はアイヌ民族が先住民だと知り、「知らんかった〜!」と号泣し、アイヌ民族に北海道を返還し、それに端を発して、世界中の首脳に「返還」が流行し、最終的には、アフリカで見つかった類人猿に地球を返還し、現代人は自ら死に絶える・・・』と言う話を思い出して、ならば保守派の思想はどこまで遡るかというエントリーをした。

 今、その文章が見つからないが、こんな文章があったので再掲する^^

   [関連性のない細かい話、いろいろ ?<縄文保守>(2006/09/07)]

 《私が西尾幹二著『江戸のダイナミズム』で知って、心惹かれた概念に富永仲基の<加上説>がある。
  詳しくは書かない、ネットで調べて欲しい。
  それにインスパイアされて思いついたのが、言論者の<独創的言論志向性症候群>である。
  これは、
  言論者ってのは、とにかく自分が一番、そう、最先端の言説を語りたくなり、
  その結果、著しく現実とそぐわない主張をしてしまう傾向のことを言う。
  で、四年ぐらい前に私はこんな趣旨のことを言った。
  小林よしのりや西部邁は、かように、他の保守派言論者の主張を、
  歴史を遡って批判的に紐解いていったら、いつしか、【旧石器時代】まで行き着くのではないか?^^;;;
  そしたら、某「近代保守」の「若き精鋭」のサイトで、こんなコメントを見てしまった。
    −−−心底、私はのけぞったのである−−−
  何やら、彼らの組織は、8月15日に、西尾幹二の講演会を、主催者とは別口で取り仕切ったようだった。
  ・・・まあ、プロモーターと暴力団の関係みたいなものだな。

  ≪ブログ開設おめでとうございます。近代からの保守である日本会議、我々は縄文以前からの歴史を踏まえた保守です。
   150年と数千年、敗れるはずがありません。8月15日楽しかったです。またお会いいたしましょう。
                         Posted by 脇坂 at 2006年08月17日 18:31≫

  ・・・うへっ! おえーっ!!
  この子たちは、そんな根拠のない「言葉遊び」を繰って、その場その場の溜飲を下げているのだね。
  ほんじゃあ、近代からの保守である日本会議、縄文以前からの歴史を踏まえた保守である磐南、ってことでよござんすね^^;
  どんなに、時を遡った<独創的言論>を捨て台詞のように吐き捨てようとも、
  現実と乖離していたら、ただの「戯言・妄想」に過ぎないんだよ。
  よ〜く、考えて、口に出しなさいよ^^;
                                     (2006/09/07)》

 すると、どなたかが即座にコメントくれました^^

 《≪5433 蘭ちゃんへ 谷島珍二郎 2006/09/08 21:08 男性 会社員 49歳 B型 東京都

  >>>近代からの保守である日本会議、縄文以前からの歴史を踏まえた保守である磐南。

  という表現には、大いに疑問があります。
  日本会議はいつから近代保守になったのでしょうか。またはんにゃん総研は、いつから縄文以前からの保守になったのでしょう。
  蘭ちゃん特有の皮肉とは思いますが。
  神社界や仏教界を束ねる日本会議は、たかだか百五十年の近代保守なんて相手にしていませんよ。
  ましてや、バークだチェスタトンだと外来思想をありがたがる舶来主義者を相手にするわけないじゃないですか。≫

 で、私は、すぐに謝罪するのです。

 《私は、非常に不勉強でして、<日本会議>の何たるかも知らず、その名を使わせていただいてます。
  「神社界や仏教界を束ねる日本会議」の部分の、<仏教界>において影響があることについても初耳でした。
  慎んで、これから勉強させていただきます^^(2006/09/08) 》

 さて、保守派の中でも、「我こそは保守派」の主張が喧しいですが、

 明らかに左翼や、左翼の思考様式の人が、保守派の語彙を使って保守派内にキョトンと居座ったりもしていて楽しいものです^^

 もちろん、日本会議は、極めて保守的な組織です^^

 なんで、この文章を再掲したかと言うと、この文章の要旨をまんまパクッた野郎がいて、腹が立ったからだ。

 文章能力のない「活動家気取り」は、無意識に人の専売特許(文章表現)を盗む。

   ◇

 もういっちょ!

 以下の文章は、今読むと、私のかなりの情報不足がありますが、言いたいことは、赤抜きした部分に集約されるので、どうぞ、楽しんで読んで下さい^^

《 [【歴史教科書】「つくる会」元東京支部長が追放された理由【八木氏の天皇論】](2009-08-18)

 ☆一昨日、雑誌『SAPIO(「8/19・26」号)』を購入、連載の『ゴーマニズム宣言』を読んで、なんか色んなことに合点がいった。
 「つくる会」の元東京支部長で、それまでの扶桑社版の中学歴史教科書の内容をを八割がたまでコピーし、残りの二割を、あまりにもの左翼的な自虐史観に改悪した自由社教科書編集室長として松本謙一(ハゲ松)がいて、
 だが、その印刷段階で、いきなり、その地位を会長の藤岡信勝に剥奪され、「つくる会」自体から放逐された理由の一端が分かったような気がした・・・。
 最近、大著『天皇論』を上辞した小林よしのり氏の『ゴーマニズム宣言』の欄外にこう書かれていた。
 《『天皇論』のシンポをやりたいと「教科書改善委員会(蘭注:日本教育再生機構サイド)」からも「つくる会」からも引き合いがある。両者から組織の言い分を聞かされても、わしはどっちが正しいのかは判定できない、どっちかの組織に加担することはない! ただ『天皇論』に関しては、高森明勅氏の顔を立てる!》
 高森明勅氏は、天皇の女系容認論で一部の保守派にバッシングを受けることはあるが、なかなか魅力的な人物で、
 私は、お世話になっている頑固一徹な保守派の掲示板に乗り込んで、「高森先生ほどの人物であらば、(そんな藪から棒に批判されるには値せず)もっと慎重なもの言いをしていると思いますよ」と言ったことさえある。
 その高森明勅氏だが、「つくる会」に属している。
 つまり、常に「論壇のドル箱スター」の小林よしのり氏は、「つくる会」主催の「天皇論」シンポジウムに登壇するのだろう。
 しかし、小林よしのり氏は、高森明勅氏の顔を立てるつもりなのだろうが、結局は、藤岡信勝に踏みにじられると思う・・・。
 とは言え、「つくる会」側は、小林よしのり氏を迎えるにあたって、その態勢は整えるだろう。
 その一環として、「松本謙一の追放」があった。
 松本謙一は、8年前に、小林よしのりの「つくる会」脱退に至る直接的加害者であった。
 ・・・藤岡信勝は、共産主義的思考回路の体現者である。
 目先のことにあっては、長年、自分のために手を汚してくれた功労者であっても、躊躇なく「粛清」するのである。
   ◇
 さて、小林よしのり氏は今回の『ゴーマニズム宣言』において、控え目であるが、日本教育再生機構の八木秀次理事長の天皇観を批判しているので、ちょいと弁護する。
 先ず、八木秀次氏の、「男系天皇or女系容認」に関する主張についてだが、先ず、八木氏の主張の根幹には「女系云々よりも、もっと考えを巡らすべきことがあるんじゃないか」があると思う。
 似たようなタイトルの論説を書いてもいた。
 私も、女系容認を早々と語る人に対しては、
「つきあいはじめたばっかでラブラブな状態なのに、別れの可能性を第一に語りだす恋人」のような頓珍漢を感じた。
 天皇の男系が途切れるようなことあらば、女系が引き継ぐのもまた「天命」と言えるのは当たり前だ。
 小林よしのり氏は、大原康男氏を評し、『男系「優先」ならばわかる』と言っている。
 八木氏と同じではないか?
 また、田中卓氏が、男系女系論争に頓着がないのも、「優先順位」と「可能性」を考えた時の当然の振る舞いだろう。
 天皇の男系が途切れるようなことあらば、女系が引き継ぐのもまた「天命」と言えるのは当たり前で、語るべくもないからだ。
 そして、八木氏の、天皇の系統を語る上での「Y染色体」の話に対しての、小林よしのり氏の批判(生物学的過ぎて「不敬」とのこと)だが、
 いみじくも、今回の『ゴーマニズム宣言』の最後のコマで、小林氏はこう語っている。
   《・・・左翼やサヨクをこそ、国民として覚醒させなければならない!》
 ・・・正に、それなんですよ。
 その為に、八木氏は、「XY染色体」の話までも、持ち出さなくてはならなかったんですよ。
 八木氏は、とにかく、保守思惟を、名実ともに、日本人の思考様式の中央に位置させるために生きているんだと思います。
 色んなアプローチを模索している。
 保守ってのは、多くのリーダーが、「昔からそうなっているんだから、そうなんだ。つべこべ言うな!」と理不尽なもの言いをする一面があり、それを受ける保守も、それで納得してしまう。
 しかし、相手が左翼の場合には、それなりの方法論が必要なのだと思う。
 小林氏がマンガと言う手法を用いるように、だ。
                                     (2009/08/18)》

 その後、この問題は、激しさの度合いを増し、小林よしのり氏は間違いを引くに引けない状態と化し、高森明勅氏も悪意が知れた。

 そして、ついに、新田均教授によって、殲滅の憂き目に遭うに至った。

 ・・・話が戻るが、何で私が、このエントリーを再掲したかと言うと、私が赤抜きした箇所の文章の要旨をまんまパクッた野郎がいるからだ。

 ホント、腹が立つので、たまに、こうして再掲を行なわなくてはならない・・・。

別冊正論 Extra.14 (日工ムック)クリエーター情報なし日本工業新聞社

                                                        (2011/02/19)

[映画『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』を観た]

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☆ジョン・ウー監督の出世作『男たちの挽歌』の韓国版リメイク作である。

 どうかなぁ・・・。

 いまいち乗り込めなかった自分がいます。

 そもそも、オリジナル版も、展開自体はベタだったのだが、ジョン・ウーの美学である独特の撮り方によって、観る者の心情に深く食い込む作品となった。

 その頃のジョン・ウーは、物語の整合性よりも勢いを優先するパワーもあった。

 しかし、今回の作品はキッチリと作られてはいるが、定番の物語を彩る「美学」は感じられず、

 古臭い話を最新の技術で作ったものだなぁ、の感想が先ずきてしまう・・・。

 母親を連れていって観たのだが、母親は「なんか、昔の高倉健の映画みたいだねぇ…」と呟いていた。

 それが悪いわけではなく、「現在」にはそぐわないと言うことだ。

   ◇

 物語当初の説明不足もきつい。

 オリジナルと如何ほどの違いがあるのか分からないが(それほどに覚えていない)、オリジナルを見るのが前提のリメイクなんてことはないだろうから、脚本に、絶対に、主人公らの状況説明を一言でもいいから付加すべきであった。

 脱北者の主人公ヒョクの立場がよく分からなかった。

 弟を北に置き去りにしてしまった後悔の内にあるのは分かった。

 そして、武器の密売に絡んでいるのも分かり、その組織の実働部隊のナンバー1の地位にあり、ナンバー2に信頼できるヨンチュンがいて、ナンバー3に、後に自分らを裏切るテミンがいるのは理解した。

 しかし、そこで、刑事が二人ばかり、敵としてではなく絡んでくるのだ。

 だから、私は、ヒョクは警察の一員で、暴力団への潜入捜査官なのだと思った。

 だが、一人は、脱北者のヒョクの後見人としての警部で、もう一人は、脱北者取り締まりの主任の刑事のようだった。

 それが理解できるのは、始まって全編の三分の一が過ぎた頃からなので、当初は、「???」の気持ちがいっぱいで、話の整理をするのが精一杯で、全然、物語に没入できなかった。

 また、すぐに物語に絡んでくる脱北者のチョル(ヒョクの弟)がいるのだが、

 いまいち、展開を追えない状況の中で、敵役のテミンの右腕となる男と、顔が似ていることもあり、「ん? ここで変なつながりがあるのかな」と、自分の中の物語が混乱をきたしてしまった^^;

 後半から、やっとこさ、私個人の中で、登場人物の整頓が出来、展開を楽しめるのだが、なんか中途半端な鑑賞になってしまった。

 故に、主人公の「高倉健(チュ・ジンモ)」と、落ちぶれた組織のナンバー2であるイケメン(ソン・スンホン)との、

 物語のサブテーマとしての、「血のつながりがない悲しくも深い兄弟愛」のほうに、物語全般の「挽歌」性が傾いてしまった。

 まあ、作品上での、南北分断体制の悲劇の中での「愛憎の兄弟愛」は、クライマックスで結実するのだが・・・。

                                                    (2011/02/20)

[ネコのミュウツー日記(12・「袋猫・なめ猫」の巻)]

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☆ミュウは元気です。

 今も、もう夜も更けているのに、階段上の踊り場で激しく動いているので、「何してんだぁ?」と覗いたら、袋の中に入って遊んでいました^^

     

 この袋は、タイで買ったものですが、大きくてとても丈夫で、ランドリーに洗濯物を大量に詰めて持っていくに際し母親がとても重宝しています。

 しかし、猫っちゅうのは、袋の中が好きらしい^^

 私の服の腹の中に入れると、抱かれた赤ちゃんのようにおとなしくなります。

 去勢の手術をするときに、先生が「病院に連れてくるときは、暴れるようならば、袋に入れて来て下さい」とも言っていたものだなぁ^^

   ◇

 ミュウは、俺が出た後の風呂場の水滴を舐めるのが好きだ。

 うちの風呂場のモノ・アコーディオン扉は閉て付けが悪く、いつも少しだけ開いている。

 体を洗っていて、視界の隅に何か「生き物」の視線を感じて振り向くと、ミュウだったりする^^;



 俺が出るのを待っているのだ。

 俺が出た後の水滴を虎視眈々と狙っているのだ!!!!!

     

     ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・ッ!!!

靴下にゃんこ ~白い靴下をはいた猫とくらしはじめました。~クリエーター情報なしD3PUBLISHER

                                                    (2011/02/21)

[映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』を観た]

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☆正式なタイトルは長くって、『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』だ。

 私は、前にも書いたが、<AKB48>について全然詳しくない。

 でも、若い女の子の集団と言うことで少しは興味がある^^;

 多少はメンバーの名前も知っている。

 観に行ったら、大ファンになってしまうかも知れない。

 本日は残業であったが、21時からのレイトショーに頑張って行った。

 チケットを購入するときは、『リリカルなのは』の時以上に恥ずかしかった^^;

 私がAKBのファンならば、恥ずかしさも起こらないのだろうが、

 ファンではなく、ファンになる可能性も否定しないと言う意味での鑑賞なので、恥ずかしさも募った・・・。

   ◇

 さて観始める。

 最初の5分くらいを見て、「ああ、俺は場違いな鑑賞をしている」と思った。

 そもそもが、この作品はファンの為のものだ。

 彼女らの活躍を充分に知っている方々が、その舞台裏や、クローズアップされたメンバーのインタビュー、素の姿を見て楽しむものだった。

 その前提からして、私は間違っていた。

 でも、その「間違い」の状況を乗り越えて観続けても、私には、どうも「合わない」アイドル集団であることが分かった。

 で、その考察を書くべきなのだろうが、夢中になっている方々がいる以上は、これは、私の「好み」の問題であるかも知れないので、書くのは野暮だ。

 だから、強烈なひと言だけを、伏字で書く。

     「○○ばっか!!!」

   ◇

 カンボジアの娼婦の話だ。

 首都プノンペン(に限らないが)にいた娼婦たちは、ベトナムの娘たちが多く、背も小さく、色白で、見た目は子供のように見えた。

 だから、可愛くはある。

 しかし、化粧はちゃんとしており、子供のような容姿に化粧がアンバランスなのだ。

 もしくは、毎夜、客を取るので、肌が荒れ、その上に化粧を施すので、極端に言うと、老婆が年甲斐もなく色気づいているようなアンバランスもある。

 そこには、年相応の「調和」はない。

 子供のような体なのに、性交を繰り返しているので、下半身だけはどっしりとしている。

 そんな中でも・・・、そんな「娼婦」グループの枠の中でも、人気の順列はあるだろう。

 傍から見ると、それは、スポーツ界のような客観的に納得できる勝負ではない。

 小さな共同体の、ルールがその内部で決められた勝手な「順列」である。

 しかし、そんな勝負だとても、競う彼女らの姿を見ていると、幾らかの感情移入をしてしまう。

 男の趣味は、(日本では特に)多様化の度合いを深めている。

 一昔前ならば、「女の子らしくない」と一蹴されたような個性が、今や、もてはやされている。

 男らしくリーダーシップを取る女を抱きたいと思う男もいよう、

 「美」からかなりかけ離れている女に可愛さを感じる男もいよう、

 オドオドと挙動が不審な女に魅力を感じる男もいよう。

 極端に言うと、カンボジアの大地に何百万と埋められている地雷を踏んで、足の指を吹っ飛ばしたような少女を「魅力的」と感じ、そんな少女を買う男もいるかもしれない。

 難しい例えだが、オッパイが好きな男が、貧乳の女に、「オッパイがない事で意識されるオッパイ」の、大きな存在感を感じる、と言う、一種、倒錯的な、次義的な意味での趣味嗜好さえもあるだろう。

   ◇

 私は、<AKB48>と言うグループに、そんなことを考えさせられた。

 ・・・なんで、彼女らの顔は、顔を半分にしたときの右左(みぎひだり)があまりに違うのであろうか・・・。

                                                     (2011/02/21)

[つれづれに思ふ下らなさ過ぎる話(3・だだ漏れの話)]

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☆バイトで疲れ、明日も早いので、チャッチャッと書きますね^^

 しかし、なんだね、今度から「バイト」じゃなくて、複数形にして「バイツ」と言うことにしようか、

 「リアリティ・バイツ」みたいでしょ?

 ジェネレーションXっちゅうことで・・・。

 しかし、あの頃のめんこいウィノナ・ライダーはどこへ行ってしまったのか・・・(ああ、「リアリティ・バイツ」の頃は、もうあんまし可愛くないか・・・^^;)。

リアリティ・バイツ [DVD]クリエーター情報なしユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

     ♪いとしいあなたは今どこへ〜

 と、またも、話を脱線させてしまった。

   ◇

 いやはや、午後11時に帰宅し、弟の家で録画してもらっていた、朝の連続テレビ小説『てっぱん』を見た。

 この作品については、語りたいことがいっぱいあるのだが、そのうち書きたいが、書く暇がないかも。

 ただ、この作品、実に感動させるポイントをわきまえている。

 それはあたかも、『ワンピース』の泣かせ演出のようだ。

 また、物語では家族の変格が何度も何度も描かれる。

 そのうち、保守派が批判をはじめないかと、私はドキドキしている^^

 と、またも、話を脱線させてしまった。

   ◇

 ・・・と、『てっぱん』を、弟の家の居間で見ていたら、何故か床にコンドームの袋が落ちていた!!!

「な、なんてことだ! けしからんッ!!」

     

 しかし、よく見たら、ふりかけの袋でした^^;

 そうだよな、幾らなんでもポケモンのデザインのコンドームはないわな^^;

 描かれているのは「ポケモン」の主人公のサトシだが、こいつ、テレビでアニメが始まった頃は、妙にキモい喋り方をする少年だったのだ。

 それについても、近日、ねっちりと書きたいと思っている、そのうち書きたいが、書く暇がないかも。

   ◇

 では、最後に写真をもういっちょ!



 一昨日の「バイツ」最中に見つけた「焼肉 小倉優子」だ!

 名前をドカン! と店名にしちゃっているのはインパクトあるね。

 私は、「生肉 小倉優子」をたらふく食べ尽くしたい^^;

                                                    (2011/02/22)

[クライスト・チャーチ(地震に思う)]

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☆昨日、数人から、「ニュージーランドで大地震だよ。蘭さん、いたことあるんでしょ?」などとメールがあったのだが、

 私はイメージで、何故か首都のウェリントンで起こったかのような勝手な印象を持ってしまい、確かに20年前にワーキングホリデーで、彼の国に1年間滞在したが、オークランドとクライストチャーチしか知らないので、ニュースを聞いた直後は「そりゃ、大変だ」ぐらいにしか思わなかった。

 しかし、今朝のニュースでの映像に絶句した・・・、クライスト・チャーチがグシャグシャになっていた。

 町のシンボルであるカテドラル・スクエアの大聖堂も崩れていた。

 私は、滞在中いつも、この大聖堂の見えるカフェで、フィッシュ&チップスやパイを食いながらコーヒーを飲んでいた。

 夜は、近くのバーで、ステイン・ラガーやDBドラフトを飲んだくれ、

 たまには<クレイジー・ホース>や<ルート66(だったか?)>でストリップを見た、観た、魅た。

 カジノ・バーでは、日本の競馬も賭けの対象で、<トウカイテイオー>で儲けたものだ。

 私は、この中心部から北にあるシャーリー地区で、グレンジャー・ファミリーの家にホームステイしながら、

 町の中心部に近い、大橋巨泉の<OKギフトショップ>の前にある日本食レストラン<くらしき>で働いていた。

 近くには、デザートレストラン<ストロベリー・フェア(だったっけ?)>があり、ここの「デス・バイ・チョコレート」は必食のものだ。

 西には、地震で崩れた銅像が建っていた博物館があり、

 この町に来た当初(オークランドで半年を過ごし、その後、フィジーでのバカンスを経て、厳冬のクライスト・チャーチに来た)、厄介になったユースホステルや、よくふらついたアートセンターがあり、

 その向こうには、よく散歩したハグレー公園があった。

 更に西のリカトンには、<くらしき>のオーナー夫妻の大邸宅があり、

 ガールフレンドとデートした<モナベイル>と言うお洒落なレストランがあった。

 <パーチカ>と言う雑貨屋は楽しかったなぁ。

 南の高台のカシミア・ヒルには、私を超お嬢様学校<セント・マーガレット>の教壇に立たせてくれた女教師ジーナ・マリーの邸宅があった・・・。

 東のニュー・ブライトンの港町では、仲間とバーベキューしたっけ・・・。

 近郊のマウント・ハットでは、ジーパンでスキーを楽しんだ。

 滞在の最後には、売春宿で女を買った。

 その名前は、<フォンダ・ポンダ>で、その娘は「日本のHONDAと似た名前でしょ^^」と笑っていたものだ・・・。

 そんな街が、現在、機能不全に陥っている・・・。

   ◇

 少し、写真を載せておきます。

 今、忙しくて、スキャナーで写真を取り込む余裕がないので、写真を携帯で撮った写真でスマソ^^;


   カテドラル・スクエアでの<マーディ・グラス>の一風景。右手奥の建物、地震のニュースで見たでしょ?


   同じくカテドラル・スクエアに隣接する映画館です。『美女と野獣』の看板。


   ホームステイしていたクライストチャーチ近郊のシャーリー地区の公園。


   クライスト・チャーチ郊外。線路の上でパチリ!(私は右)


   箱庭のような港町。


   マウント・ハットのスキー場。私は上手く転ばないので、ジーパンでも平気!(私は真ん中)

   ◇

 地震を身近に思うには、その思い出が、あまりにも時間的に遠く、実際の彼の地の距離も、地球の裏側ほどに遠い。

 しかし、こうして思い出すに、「いい国」だったと心から思う。

 思い出は、人の心の中に、「今」に生きる町を想起させる。

 一刻も早い、遭難者の救助と、町の復旧を願います・・・。

                                                    (2011/02/23)

[映画『終着駅−トルストイ 最後の旅−』を観た]

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☆私は東京の23区外に住み、忙しく、もっぱらシネコンでしか映画を観れなくなっているのだが、

 たまに、シネコンが「シネ魂」を見せてくれて、メジャー流通に乗らないミニシアター系の作品をひょっこりと公開してくれたりする。

 『終着駅−トルストイ最後の旅−』が、<ワーナーマイカル・日の出>で公開されている。

 「日の出」って知っとるか?

 東京なのに、区でも市でもなく「町」なんだ。

 もっとも、東京には「桧原村」もあるが・・・。

   ◇

 私は、ロシアの文豪と言われるトルストイの作品は読んだことない。

 ドストエフスキーは人並みに読み、ツルゲーネフも読んだ。

 ツルゲーネフは、他の二人に比べ、ややスケールが小さく感じられようが、私にとっては、『父と子』などでの「ストレス」は、武者小路実篤作品的に強烈だったし、

 最近読んだ小泉信三の講義録では、「(ツルゲーネフ)彼の小説を年代を追って読むと、あれはロシヤの社会運動史です」などと語られていました。

   ◇

 さて、前段の文章は余談ではない^^

 今回の映画は、トルストイの主要な作品が発表され、名声が高まった後のトルストイが、その思想を体現した運動をしていた晩年が描かれる。

 そこには、武者小路実篤が影響されて作った「新しき村」のような共同体が描かれ、同時に、伯爵でもあったトルストイの夫人ソフィヤとの確執も描かれる。

 その間を、トルストイの新しい秘書となったワランチンの、主義者としての純粋かつ真摯な思いが行き交う。

 作品のテーマ性は広範囲で、読み込めば読み込むほど深いのだが、それは見る者の自己責任に委ねられ、

 トルストイの、神格化された名声と、屈託ない人生、一族の長としての責任感、

 妻・ソフィヤの夫婦間の当然の愛と、一族の繁栄への思い、

 トルストイ主義者のリーダー・チェルトコフの、トルストイを民衆の英雄に仕立てたいと願う純粋な思いのエゴへの変異、

 ワランチンの、敬愛するトルストイの進むべき道理を見極めたい態度と、「悪妻」とチェルトコフに吹き込まれたソフィヤに対しての心境の変化、

 厳格な主義者の村で奔放に性を貪る、後にワランチンと恋仲になるマーシャ、

 ・・・と、見る者の立場で、考える対象が異なる。

 うん、レーニンも愛読したトルストイの、共産党前夜の思想も垣間見られる。

   ◇

 私は、やはり、主人公の若き秘書・ワランチン(ジェームズ・マカヴォイ)に感情移入した。

 マーシャ(ケリー・コンドン)に夜這いをかけられ、その「嫌らしい目元」「美しく眼前に実る乳房」に夢中になり、また、ちょっと冷たくされた時には、なんか、『父と子』のようなストレス展開があるのかとドキドキした(・・・その心配はなかった)。



 トルストイ(クリストファー・プラマー)については、わりと理解しやすい性格なのだが、

 「世界三大悪妻」とも言われているそうなソフィヤについては、演じるヘレン・ミラン、難しい演技を強いられたと思う。

 だが、ヘレン・ミランは、その魅力と、納得できる道理と、社会から受けよう誤解を、見事に理解させてくれる名演技をかましてくれている。

 ヘレン・ミラン・・・、可愛いおばあちゃん^^ 『RED』に続いての好演である。

 もちろん、脚本の勝利でもある。

   ◇

 このような作品を見ると、「老人の達観」と「若気の至り」は、周囲を惑わせるにおいては同根だなと思うのだ・・・。

                                                      (2011/01/24)

[(短信)カンボジアとタイのクメール遺跡取り合い]

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☆カンボジアとタイで、クメール遺跡を間に挟んだ国境紛争が、今月初めから激しくなっている。

 カンボジア北部の国境に位置するヒンズー教寺院遺跡<プリア・ヴィヘア>が舞台だ。

   《タイ・カンボジア停戦破棄、再び交戦 世界遺産の遺跡損傷 (産経 2011/02/07 02:10)》

 <【シンガポール=青木伸行】タイ、カンボジア両国の国境紛争が再燃している。国境に位置するヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」の周辺で、4日から6日にかけ、両国軍による散発的な戦闘が続いている。
 ロイター通信によると、4、5の両日で、カンボジア兵やタイの民間人ら少なくとも5人が死亡。タイ、カンボジア双方とも、戦闘を仕掛けたのは相手側であると非難した。遺跡の一部も損傷を受けた。
 現地からの情報によると、6日はプレアビヒア周辺で両軍幹部が会談し、停戦と、戦闘の発生で避難した住民の帰還で合意した。だが、6日夕になり再び両軍が衝突した。タイ軍のスポークスマンは、死傷者の有無は不明だとしている。
 ダンレック山脈の断崖絶壁に建つ同寺院遺跡をめぐる国境紛争は、フランスのインドシナ植民地政策の「残滓(ざんし)」だともいえる。
 もともとは現在のカンボジアの多数派民族、クメール人が建て、タイのアユタヤ王朝がカンボジアのアンコール王朝を倒した15世紀以降、タイの領土となる。だが、カンボジアが19世紀以降、フランスの保護国となると、タイはカンボジアの領土をフランスに割譲。この際の国境画定の“曖昧さ”に紛争の起源がある。
 1962年に国際司法裁判所は、同寺院をカンボジアの主領土とし、2008年には世界遺産に登録された。しかし、タイ国内の保守派には、政府の「弱腰な対応」への不満が強く、今回もアピシット政権に批判の矛先が向けられている。>

   ◇

 最近の情報には疎いのだが、もしかして、近年は、この<プリア・ヴィヘア(タイ名:カオ・プラ・ヴィハーン) >、カンボジア側からも行けたのかも知れないが、私がアンコール遺跡に夢中になっていた20年前から10年前くらいは、この遺跡は、カンボジア領内でありながら、カンボジア内部からは行けなかった。

 それは、ジャングルに潜伏していたポル・ポト派が、このカンボジア北部に潜んでいたこともある。

 カンボジアからだと断崖絶壁のの上にあったからでもあろう。

 地雷もたんまりと埋められている。

   ◇

 私は、タイやラオスのクメール遺跡も訪ね、タイ東北部に行ったときは、この<プリア・ヴィヘア>にも行くつもりだった。

 しかし、タクシーの運ちゃんが「危険だ!」と連れて行ってくれなかった。

 となると、私も興奮してきて、「金を倍払うから連れてけ!」と言ったのだが、運ちゃんは首肯しなかった。

 日本のマスコミでは、戦火を交えるまでしなくては報道されないが、この地区の両国の緊張はずっと続いていたのだろう。

 ・・・で、私なりに考えてきたのだが、おそらく、このような地形(カンボジア側からは高低差があり過ぎ)にあり、

 地形国境を主張したいタイと、カンボジアは、地政学的帰結として争わざるを得なかったのだろう(間違っていたらゴメン)。



                                                   (2011/02/24)

[映画『恋とニュースのつくり方』を観た]

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☆ゴメン、明日も早いので、短信です^^;

 眠くてたまらない、風呂は朝に入ろう・・・。

 なんか、この作品の主人公のように忙しい・・・。

   ◇

 面白かった。

 ちゅうか、中盤まではボチボチにしか楽しめなかった。

 何よりも、最近のラブコメの傾向なのだろうが、

 主人公の女に親近感を湧かせるためだろう、ルックスがあまり良くない。

 私は、オデコに横にシワが寄る女はどうも苦手だ。

 でも、終盤、そこまでの展開(が、さほどに悪いわけではないが)を帳消しにするような感動があった。

 ・・・主人公ベッキー(レイチェル・マクアダムス)は、とあるテレビ局でリストラに遭った、元気いっぱいの元プロデューサー、

 必死になって、スキルを活かせる次の職場を、遮二無二探した結果、

 とある局に拾われ、制作業に復帰するも、多難な朝のワイドショー<デイブレイク>を担当させられる。

 テコ入れに招聘した、憧れでもあった硬派ベテランキャスターであるマイク・ポメロイは、ただの頑固ジジィだった。

 そんな中、キワモノギリギリの企画で番組の人気も上がってきて、恋人ともうまくいきはじめるが・・・。

 と、まあ、こうして書くとオーソドックスな物語だが、

 主人公が仕事が出来ることこそはわかったが(スタッフたちの押し寄せる意見を聖徳太子のように捌いた手腕などで)、それは結果で、普段の身振り手振りのオーバーアクションなど、魅力的とは言い難き挙動不審で、物語の序盤は、「これもまた、定型外を狙ったラブコメか・・・」と思わせられるのだった。

 そんな主人公を中心に物語が進むので、周囲に面白い人物たちを配しているのに、チームでの番組作りという、後に主人公が思い返すことになる仲間たちへの思いが募る描写はいまいち空回りしている。

 また、ラブコメと言いつつ、ラブストーリーの方は、ハンサムプロデューサーとトントン拍子で進展していき、けして印象は強くない(が、なかなかポイントは抑えていた)。

 物語のメインは、頑固ベテランキャスター(ハリソン・フォード)との絡みで進んでいく。

 ハン・ソロ以来、全く演技の幅のないハリソン・フォードだが、ここにきて、かなりいい具合に枯れ、生真面目さに、頑固さ、そして、ダイレクトな下品が加味され、番組の元からのサブ・キャスター(ダイアン・キートン)との、放送中/放送外のコミュニーケション不全など非常に面白く、ゲラゲラ笑った。

 脚本上においても、ハリソン・フォードの傲慢さは徹底されていたので、クライマックスのささやかな「歩み寄り」の姿は非常に大きな感動を呼ぶ・・・。

                                                   (2011/02/25)
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