☆(これまでのあらすじ)・・・[『宇宙戦艦ヤマト2199/第七章 そして艦は行く』を観た(前篇)]をクリック参照のこと!
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さて・・・、私・・・、気づいちゃったんです・・・(宇能鴻一郎風の言い方^^;)。
最近、「まどか☆マギカ」を見ていたら、まどかのお母さん、その変なしゃべり方(抑揚など)が、ゼーリック提督にクリソツなことを!!!
どうか、見て、聞き比べて欲しい。
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てな訳で、「ヤマト2199・最終章」のネタバレ感想の続きを書く。
ガミラス本星、その総統府に突入したヤマトは、総統府タワーに、波動防壁を伴い頭から突き刺さる。
非常にビジュアル的には見栄えがする絵面だが、後先考えない沖田作戦の印象は否めない・・・、敵の攻撃の絶好の的(まと)じゃあないか!
だが、そこには、総統府なので誘爆を恐れ、攻撃をしてこないだろうとの計算があったか?
しかし、デスラーの作戦は上をいっていた・・・、上を逝っていた。
宇宙から、宇宙都市の一部を落とし、首都ごとヤマトを葬り去ろうという大胆かつ、国民のことを無視した作戦があった。
ヤマトは結果的に勝った。
しかし、ヤマト単体の戦力は、果たして、一つの都市国家の首都を壊滅せしめるほどの脅威なのか?
ヤマトは、「運良く」勝ち進めたに過ぎないのに・・・。
などと飲み屋で語ると、「いや・・・、運も勝負の内だ・・・」などとしたり顔で言う奴とは酒は飲みたくねえ。
ここら辺のパワーバランスの解せなさはちょいとあるし、また、デスラーが多くの国民を犠牲にしようとした観念も、語られているようでいて、いまいち不明瞭だ。
今後のシリーズ展開を考えると、デスラーのガミラスの統領復権が難しくなると思うのだが。
まあ、ガトランティスや暗黒大星団帝国に搾取され、衰退していくガミラスに「救国の英雄」として復帰するのだろうが。
で、ディンギルやボラー連邦とタメを張るのだ。
さて、何故、首都を無駄にしてまでヤマトを倒さなくてはならいデスラーの作戦に解せなさを感じるか? と言うと、
この「2199」のヤマトは、せっかく、ガミラス本星に進入したのに、そこを壊滅しないからだ。
それは、この作品自体の微妙な「現代的と思われる思想」に拠るものだと思う。
ガミラス人と言えども、その国民は戦争の巻き添えにすべきではない、との思想だ。
それは、ぬるい考えかも知れない。
結果論としてヤマトは勝てたが、そんな綺麗ごとで戦争はやっていられない側面もある。
しかし、大気圏から落下してくる都市国家バレラスの一部を、ヤマトが、ガミラス総統府市民を守るために号砲一発、波動砲を撃ちだす展開には燃える。
また、総統府タワーに突き刺さったままで、建物をぶち抜いて波動砲を撃つという大胆さは、物語最後の必殺技の使用として美しかった。
タワーが、マクロスの「ダイダロスアタック」の様に、内部から破壊される姿も異様で威容だ^^(今シリーズは、ヤマト自体を一個兵器として使用する描写が多いようにも感じた)
ガミラス国民にとって、ヤマトは「救世主」となる。
・・・では、今回はこの辺で・・・。
・・・波動砲発射のシークエンスって、男の射精時に似ているよね^^;
(続く 2013/09/01)