☆私は、店の本棚に、小林克也がパーソナリティーをしている<FM NACK5>の「ファンキー・フライデー」の本を置いているのだが、
ちょくちょくお客さんが、それに興味を持つ。
昨夜も、若い夫婦が、嬉しそうに見ていた。
旦那さんが内装業をしていて、いつも仕事場でNACK5を掛けているのだそうだ。
となると、私は、つい、自分の「ゴゴモンズ」での活躍を語りたくなってしまうのだ。
旦那さんは、「ゴゴモンズ」の前番組「ナック・オン・タウン」を聞いていたようで、最初は鬼丸師匠の語り口に、かなりの違和感を感じていたそうなのだが、今は、ゲラゲラ笑っているとのこと。
奥さんのほうは、結婚して2年で、NACK5を聞き始めたのも、2年前だそうだ。
私は、先日、番組で読まれた投稿を録画していたので、その若き夫婦に聴かせるのだった。
≪鬼丸師匠、かおりん、グッドアフタヌーン!
私の「やめて!その後ろ向きの考え!」です。
高校の卒業式の、教室での、担任イシダの最後の挨拶です。
おそらく、あまり気張らずにリラックスし、これからを生きていけ、と言いたかったのでしょう。
こんな風に語り始めました。
「まっ、卒業し、皆さん、これからの人生に満々とした夢を抱いていると思いますが、それに押し潰されたりしないように・・・。
人間は最初からある程度諦めたら、また違った現実で、地に足のついた生活ができると思います。
人間、諦めが肝心でもあります」
生徒たち、唖然としつつの、高校生活のフェイドアウトの瞬間でした。 ≫
若夫婦、大喜び^^
この時の、鬼丸師匠は、この投稿の解題をかなり念入りにやってくれた。
この、「投稿の解題」は、鬼丸師匠の真骨頂で、「この投稿はこんな風に面白いんだよ!」と、微妙に状況のパターンを変えて、落語家としてのセリフ回しで言い換えてくれるのだ。
「まあ、才能あっての努力です。君たちの偏差値では、妙な野望を持つよりも、地道に働きなさい、ってことです。とまあ、この先生は、現実を見据えたいい教師ですね」と鬼丸師匠。
「そこまで言うか!^^;」とかおりん。
◇
(おまけ)
この翌日も、自分なりに自信のある投稿をしたのだが、残念ながら読まれなかった。
≪鬼丸師匠、かおりん、グッドアフタヌーン!
私の「ナイスな田舎人!グッドな田舎シーン!」です。
東京から長野にスキーに行った時、上京していたメンバーの、山奥の実家に寄りました。
その家でご飯を頂き、私が「このシャケは変わった味でうまいですね」などと焼いた切り身のマスを食べていると、
その家の親父さんが、屋外の雑音に対し、「また、来やがったな!」と、玄関に置いていた金属バットを持って出ていきました。
「ん?」
私も後を追いました。
すると、親父さん、バットを振り回し、猿と戦っていました。
猿を撃退し、息を荒げながら戻ってきた親父さんは、
フーフー言いながら、「自然ってのは、C.W.ニコルの言うようなきれい事じゃねーんだ!」と吐き捨てるようにいい放ちました。
以上! ≫
なんで、この親父さんが、ふいに「C.W.ニコル」の名を出したかと言うと、息子が、C.W.ニコルに傾倒していたからであった。
でも、C.W.ニコルって、すっごくいい加減なエコロジストなんだよなぁ・・・。
(2018/08/17)