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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[東日本大震災 (東京での私の思い・51 「与党民主党考・125 地獄継続」)]

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☆とりいそぎ。

 内閣不信任案が衆院に提出され、可決されても否決されても、「いい傾向」になるだろうと考えていた。

 ただ、「衆院解散」されると、時間を食うなぁ、とは思っていた。

 多くの人は、自民党主導による内閣不信任案と、その結果による「政治空白」を憂慮しているが、

 想像力を限界まで張り巡らせて欲しい。

 震災が起こってからの、この三ヶ月間、民主党は何をやったか?

 いわんや、民主党政権が誕生してからの、このニ年間、民主党は何をやってきたのか?

 ゾッとするような政治空白が延々と続いていたのである。

 だったら、最悪、解散総選挙もやむなしか・・・。

 でも、菅であっても、いくらなんでも、そんなにもあからさまな「政治空白」の演出だけは出来まい。

 私が考えた不信任案提出の結果は、可決されても、僅差で否決されても、菅の次に選ばれる民主党の総理が、多少はまともな動きを見せてくれるだろう、ということだ。

   ◇

 私は、震災の初期・・・、民主党は大嫌いで、そもそも根本的に「政治」が間違っていると思っていたが、それでも、「状況が人を変える」と信じて、菅直人への批判を、極力、抑えていた。

 だが、菅直人は、全く変わらず、震災を拡大させていった。

 民主党は、この三ヶ月間、何もやっていない。

 ひたすらに現場の、末端の人々が遮二無二動き続けているだけだ。

 自民党は、野に下りて報道されなくなったが、個々の議員が、凄まじい救援・復興・支援活動を繰り広げていた。

 民主党議員は、何をしたらいいか分からず、国会をうろうろしていた。

   ◇

 ・・・今回、内閣不信任案は、否決された。

 そもそもが、情けなくも、民主党内の造反頼みの不信任案提出であった。

 結果として、造反はほとんど出なかった。

 最悪の、屈辱の結果だ。

 自民党の谷垣総裁は踊らされた形だ。

 しかし! 誰も、谷垣さんを責められないだろう。

 あの人は、安易な不信任案提出をずっと躊躇していて、回りの勢いを汲んだに過ぎない。

 ・・・この人は、真の保守人とは言い難いが、保守たる自民党の流れに添うことは出来る人だ。

 昨日の党首討論で、谷垣さんは、「倒閣後のビジョン」を問われ、明確に答えられなかった。

 当たり前である。

 自民党は与党ではないのである。

 菅以後の、「多少はマトモな民主党党首」に働きかけることしか、今は出来ないのである。

 自民党は在野の政党としては、充分、破格な活動を繰り広げている。

 小さな声で言うが、自民党が求めているのは、「大連立」後の、政権乗っ取りである。

 だが、そんな秘策までは吐露できない。

 にもかかわらず、谷垣さんを安易に批判しているヤカラは、やはり、想像力がないとしか言えない・・・。

   ◇

 踊らした形になっているのは小沢一郎だが、小沢一郎とて、苦渋の中であろう。

 この人も、悔しかろう。

 菅を下ろした後のビジョンが全くないことには変わらないのだ。

 何度も何度も、党を分裂させて、・・・でも、今回は先行きが見えない。

 とにかく、今は、「無能無策に右往左往する菅直人」だけは有害と考えたのだろうが、民主党の大立者としての自分も大事だ。

 かくして、小沢自身も、屈辱の中で、この結果に落ち着いた。

   ◇

 鳩山由紀夫は、バカであるから、何も考えていないだろう・・・。

 大震災の中で、友愛を掲げつつ、コイツほど、人としての情を持ち合わせていない男はいないだろう・・・。

   ◇

 ともあれ、地獄の悪夢はまだまだ続く。

 小沢が、菅居座り黙認の「落としどころ」と看做した言葉に「震災対応に目途がついた段階での退陣」があるが、

 はぁ、その「目途」とはいつまでなのでしょう。

 「目途」などつけられない「無能有為」の国政リーダーの、国家破壊行為の「目途」はいつまで続くのか?

 この人が満足しなきゃ、「目途」には至れないのだぞ・・・。

 被災者の、地獄の悪夢はまだまだ続く。

 被災者の、地獄の悪夢はまだまだ、続く。

                                                      (2011/06/02)

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