☆とりいそぎ。
内閣不信任案が衆院に提出され、可決されても否決されても、「いい傾向」になるだろうと考えていた。
ただ、「衆院解散」されると、時間を食うなぁ、とは思っていた。
多くの人は、自民党主導による内閣不信任案と、その結果による「政治空白」を憂慮しているが、
想像力を限界まで張り巡らせて欲しい。
震災が起こってからの、この三ヶ月間、民主党は何をやったか?
いわんや、民主党政権が誕生してからの、このニ年間、民主党は何をやってきたのか?
ゾッとするような政治空白が延々と続いていたのである。
だったら、最悪、解散総選挙もやむなしか・・・。
でも、菅であっても、いくらなんでも、そんなにもあからさまな「政治空白」の演出だけは出来まい。
私が考えた不信任案提出の結果は、可決されても、僅差で否決されても、菅の次に選ばれる民主党の総理が、多少はまともな動きを見せてくれるだろう、ということだ。
◇
私は、震災の初期・・・、民主党は大嫌いで、そもそも根本的に「政治」が間違っていると思っていたが、それでも、「状況が人を変える」と信じて、菅直人への批判を、極力、抑えていた。
だが、菅直人は、全く変わらず、震災を拡大させていった。
民主党は、この三ヶ月間、何もやっていない。
ひたすらに現場の、末端の人々が遮二無二動き続けているだけだ。
自民党は、野に下りて報道されなくなったが、個々の議員が、凄まじい救援・復興・支援活動を繰り広げていた。
民主党議員は、何をしたらいいか分からず、国会をうろうろしていた。
◇
・・・今回、内閣不信任案は、否決された。
そもそもが、情けなくも、民主党内の造反頼みの不信任案提出であった。
結果として、造反はほとんど出なかった。
最悪の、屈辱の結果だ。
自民党の谷垣総裁は踊らされた形だ。
しかし! 誰も、谷垣さんを責められないだろう。
あの人は、安易な不信任案提出をずっと躊躇していて、回りの勢いを汲んだに過ぎない。
・・・この人は、真の保守人とは言い難いが、保守たる自民党の流れに添うことは出来る人だ。
昨日の党首討論で、谷垣さんは、「倒閣後のビジョン」を問われ、明確に答えられなかった。
当たり前である。
自民党は与党ではないのである。
菅以後の、「多少はマトモな民主党党首」に働きかけることしか、今は出来ないのである。
自民党は在野の政党としては、充分、破格な活動を繰り広げている。
小さな声で言うが、自民党が求めているのは、「大連立」後の、政権乗っ取りである。
だが、そんな秘策までは吐露できない。
にもかかわらず、谷垣さんを安易に批判しているヤカラは、やはり、想像力がないとしか言えない・・・。
◇
踊らした形になっているのは小沢一郎だが、小沢一郎とて、苦渋の中であろう。
この人も、悔しかろう。
菅を下ろした後のビジョンが全くないことには変わらないのだ。
何度も何度も、党を分裂させて、・・・でも、今回は先行きが見えない。
とにかく、今は、「無能無策に右往左往する菅直人」だけは有害と考えたのだろうが、民主党の大立者としての自分も大事だ。
かくして、小沢自身も、屈辱の中で、この結果に落ち着いた。
◇
鳩山由紀夫は、バカであるから、何も考えていないだろう・・・。
大震災の中で、友愛を掲げつつ、コイツほど、人としての情を持ち合わせていない男はいないだろう・・・。
◇
ともあれ、地獄の悪夢はまだまだ続く。
小沢が、菅居座り黙認の「落としどころ」と看做した言葉に「震災対応に目途がついた段階での退陣」があるが、
はぁ、その「目途」とはいつまでなのでしょう。
「目途」などつけられない「無能有為」の国政リーダーの、国家破壊行為の「目途」はいつまで続くのか?
この人が満足しなきゃ、「目途」には至れないのだぞ・・・。
被災者の、地獄の悪夢はまだまだ続く。
被災者の、地獄の悪夢はまだまだ、続く。
(2011/06/02)
内閣不信任案が衆院に提出され、可決されても否決されても、「いい傾向」になるだろうと考えていた。
ただ、「衆院解散」されると、時間を食うなぁ、とは思っていた。
多くの人は、自民党主導による内閣不信任案と、その結果による「政治空白」を憂慮しているが、
想像力を限界まで張り巡らせて欲しい。
震災が起こってからの、この三ヶ月間、民主党は何をやったか?
いわんや、民主党政権が誕生してからの、このニ年間、民主党は何をやってきたのか?
ゾッとするような政治空白が延々と続いていたのである。
だったら、最悪、解散総選挙もやむなしか・・・。
でも、菅であっても、いくらなんでも、そんなにもあからさまな「政治空白」の演出だけは出来まい。
私が考えた不信任案提出の結果は、可決されても、僅差で否決されても、菅の次に選ばれる民主党の総理が、多少はまともな動きを見せてくれるだろう、ということだ。
◇
私は、震災の初期・・・、民主党は大嫌いで、そもそも根本的に「政治」が間違っていると思っていたが、それでも、「状況が人を変える」と信じて、菅直人への批判を、極力、抑えていた。
だが、菅直人は、全く変わらず、震災を拡大させていった。
民主党は、この三ヶ月間、何もやっていない。
ひたすらに現場の、末端の人々が遮二無二動き続けているだけだ。
自民党は、野に下りて報道されなくなったが、個々の議員が、凄まじい救援・復興・支援活動を繰り広げていた。
民主党議員は、何をしたらいいか分からず、国会をうろうろしていた。
◇
・・・今回、内閣不信任案は、否決された。
そもそもが、情けなくも、民主党内の造反頼みの不信任案提出であった。
結果として、造反はほとんど出なかった。
最悪の、屈辱の結果だ。
自民党の谷垣総裁は踊らされた形だ。
しかし! 誰も、谷垣さんを責められないだろう。
あの人は、安易な不信任案提出をずっと躊躇していて、回りの勢いを汲んだに過ぎない。
・・・この人は、真の保守人とは言い難いが、保守たる自民党の流れに添うことは出来る人だ。
昨日の党首討論で、谷垣さんは、「倒閣後のビジョン」を問われ、明確に答えられなかった。
当たり前である。
自民党は与党ではないのである。
菅以後の、「多少はマトモな民主党党首」に働きかけることしか、今は出来ないのである。
自民党は在野の政党としては、充分、破格な活動を繰り広げている。
小さな声で言うが、自民党が求めているのは、「大連立」後の、政権乗っ取りである。
だが、そんな秘策までは吐露できない。
にもかかわらず、谷垣さんを安易に批判しているヤカラは、やはり、想像力がないとしか言えない・・・。
◇
踊らした形になっているのは小沢一郎だが、小沢一郎とて、苦渋の中であろう。
この人も、悔しかろう。
菅を下ろした後のビジョンが全くないことには変わらないのだ。
何度も何度も、党を分裂させて、・・・でも、今回は先行きが見えない。
とにかく、今は、「無能無策に右往左往する菅直人」だけは有害と考えたのだろうが、民主党の大立者としての自分も大事だ。
かくして、小沢自身も、屈辱の中で、この結果に落ち着いた。
◇
鳩山由紀夫は、バカであるから、何も考えていないだろう・・・。
大震災の中で、友愛を掲げつつ、コイツほど、人としての情を持ち合わせていない男はいないだろう・・・。
◇
ともあれ、地獄の悪夢はまだまだ続く。
小沢が、菅居座り黙認の「落としどころ」と看做した言葉に「震災対応に目途がついた段階での退陣」があるが、
はぁ、その「目途」とはいつまでなのでしょう。
「目途」などつけられない「無能有為」の国政リーダーの、国家破壊行為の「目途」はいつまで続くのか?
この人が満足しなきゃ、「目途」には至れないのだぞ・・・。
被災者の、地獄の悪夢はまだまだ続く。
被災者の、地獄の悪夢はまだまだ、続く。
(2011/06/02)