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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』を観た(寸評)]

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☆なかなか面白かった。

 ただ、前作がJリーグ全面協力の結果として、やや窮屈な展開になっていたのと同じく、

 今作は、海上自衛隊の全面協力によって、幾つかの物語上の制約が、話をややまだるっこしくしていたかな。

 まあ、元々、「コナン」シリーズは、コナンの正体を明かせないことや、コナンの推理を毛利探偵に肩代わらせるなど、多くのしばりがあるので、作り手はそこに億劫は考えていないようだ

 舞台がイージス艦内・・・、つまり最高機密レベルの情報の集積下においての、情報の収集家たる探偵の物語は、幾つかの、通常の捜査ではあり得ない迂回をさせられていた。

 ただ、コナンの外部との連絡(衛星回線)や、ヒロイン・蘭の携帯が艦内見学中は取り上げられるなどの「迂回」は、後に、物語に絡まる伏線として活きるので、かえって好結果か。

 しかし、子供には理解が難しい点もあろうな。

 私などは楽しいものだったが、前半の状況説明に費やすエピソードの幾つかは、

 例え、テレビで見知っているキャラクターの活躍であろうと、子供には少々 退屈そうだ。

 今回の映画は、前作に比べ、映画ならではの仕掛けがちゃんと組み込まれていたのが長所かな。

 新一と蘭の絆や、蘭の格闘、豪華な、服部平次(彼女を含む)の活躍に代表される京都や大阪の刑事たちオールスターの活躍、入り組んだ大事件などなどだ。

 まあ、今回は少年探偵団はあんまし活躍しない。

 私が最近 思うのが、シリーズ物というのは、話を牽引する大きな事件は別として、シリーズを形成しうるものとしては、幾つかのエピソードのピースの組み換えで成り立っているように考えている。

 例えば、評判の良かった『エヴァ・破』と、評判の微妙だった『エヴァ:Q』だが、この両者、細かく解析すると、同じエピソードのピースで成り立っているのがわかる。

 前者が山なりに盛り上がっていくのに対し、後者は、それらの組み換えを変えただけで、構成因子は同じなのである。

 でも、その手触りは著しく異なる。

     ・・・続きは、後で書きます・・・。

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