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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[最悪の可能性]

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☆お客さんが引けているので、ちょいと書いてみます。

 このブログを長く読んでくれている方は、私が、常人では考えつかないようなネタを、たまに書いていることが分かるでしょう。

 特に、それはエロい内容を書くときに顕著ですな^^

 答えは簡単、あらゆる可能性を考えて、一番 常識とかけ離れている現実的な可能性を紡いでいくと、「常人では考えつかないようなネタ」が記せます。

 私は、例えば、野島伸司や東野圭吾らも、おおむねそのような方法論で創作をしていると考えている。

 まあ、いいや・・・。

   ◇

 先日、私の店に来たお客さんで、老人ホームで働いている女の子がいた。

 めっぽう可愛い子である。

 私のことを気に入ってくれて、「今度どこかへ連れて行ってください!」とか「デートしましょうよ^^」とか言ってくれて嬉しかった。

 私にしては自制して、電話番号やアドレスの交換もせずにお店から見送ったのだが、

 その子は、テーブルの下に忘れ物をしていた。

 2,3日後には現われるかなぁと思ったのだが、なかなか現われない。

 連絡先も聞いていなかったので、その忘れ物をなかなか返せない。

 ふと思った。

     「彼女の働いている老人ホームに持っていってやればいいんじゃないか?」

 老人ホームの名前は聞いていたのだ。

 かくして、私は、頭の中で、老人ホームに、女の子の忘れ物を届けに行くパターンを想像した・・・。

 母親を連れて行ったら、ウププ^^; 面白いかも・・・。

   ◇

「ねえ、お母さん、奥多摩に日帰り温泉に行こうと思うんだけど、一緒に行く?」

「うん、息子がどこかに連れて行ったり親孝行に励んでくれるとなると行かないわけないでしょ!」

「そう^^ じゃあ、替えの下着と、そうだな、自然の豊かなトコに行くんで、親父の遺影も持っていきなよ?」

「うんッ!・・・」

 かくして、私は車に母親を乗せて、奥多摩方面に向かう。

 しかし、車は、何故か、いつもの<つるつる温泉>ではなく、なんか、本道とは違う道を進む。

「なんで、こんな道を通るの?」

 母親が素朴な質問をする。

「うん、平気 平気、気にしないで」

 が、車が着いた先は、誰が見ても分かる老人ホーム。

「ど、どういうことよ! あんたッ!!」

「大丈夫^^ きっとみんなと仲良く出来るよ^^」

「な、なによ、こ、こんなだまし討ちみたいに!」

「んなことないよ、ちゃんと着替えも遺影も用意してあるでしょ^^ 他に必要なものは、一週間に一度は届けるよ^^ でも、忙しい時は来れない時もあるからね^^」

「ふ、ふざけないで!!!」

 助手席で身を縮こませる母親、テコでも動かない態だ。「わ、私だって、い、いろんな集まりとか、あ、あるんだから、こんなトコに入れられたら、い、行けなくなっちゃうじゃない!!」

「・・・、・・・すぐに、ここの生活にも慣れるよ^^ さ、わがまま言わないで降りるんだよ」

 ・・・、・・・てな感じの「超ブラック・ドッキリ」を仕掛けるような想像さえ、私は出来る。

   ◇

 これが、作家というものの「本領」でもある・・・。

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                                            (2013/03/28)

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