☆これまた、やや使い古された感のある物語を、丁寧に、真剣に、エンターテイメントに徹して作られた傑作でした。
『オズ はじまりの物語』も良かったけど、こっちもいい。
また、余談だが、映画が始まる前に『パシフィック・リム』の予告が大画面で見れたのも嬉しかった(菊池凛子、カッコええ!)。
さて、この現代に甦りし『ジャックと豆の木』の特筆すべき点は二つ。
先ずは、王国領土を俯瞰する、天空に続く「豆の木のつる」の描写だろう。
それをジャックらが昇っていくさまは、やや おざなりだが、映画の尺を考えた上での簡略化とも言え、ヴィジュアルが突き抜けた感があり、素晴らしかった。
高さの描写なんて、時にお腹をヒヤヒヤさせられた。
天空の巨人がそれを伝って下界に下りてくるのを防ぐために、王の命により、豆の木は切り倒されるのだが、その大地への影響は、まさに、それ自体が超巨大モンスターである。
続いて、天空に生息している巨人たちである。
その、人間と比しての生物的なリアル感はたまらないものがある。
非常に野蛮で不潔だが、その振る舞いは人間臭く、その集団内での権力抗争みたいのが垣間見られるのは、物語の深みを出す点で、ブライアン・シンガー監督、いい仕事をしている・・・。
食われるのを恐れ、人間は猛疾走で逃げるのだが、巨人は、そんな人間を泳がせつつ、いきなり、猛然とダッシュ! 凄まじいスピードで人間を捕える様は、その世界観を表出するのには最高だと思う。
王女様も 可愛かったです^^
(2013/29/31)
『オズ はじまりの物語』も良かったけど、こっちもいい。
また、余談だが、映画が始まる前に『パシフィック・リム』の予告が大画面で見れたのも嬉しかった(菊池凛子、カッコええ!)。
さて、この現代に甦りし『ジャックと豆の木』の特筆すべき点は二つ。
先ずは、王国領土を俯瞰する、天空に続く「豆の木のつる」の描写だろう。
それをジャックらが昇っていくさまは、やや おざなりだが、映画の尺を考えた上での簡略化とも言え、ヴィジュアルが突き抜けた感があり、素晴らしかった。
高さの描写なんて、時にお腹をヒヤヒヤさせられた。
天空の巨人がそれを伝って下界に下りてくるのを防ぐために、王の命により、豆の木は切り倒されるのだが、その大地への影響は、まさに、それ自体が超巨大モンスターである。
続いて、天空に生息している巨人たちである。
その、人間と比しての生物的なリアル感はたまらないものがある。
非常に野蛮で不潔だが、その振る舞いは人間臭く、その集団内での権力抗争みたいのが垣間見られるのは、物語の深みを出す点で、ブライアン・シンガー監督、いい仕事をしている・・・。
食われるのを恐れ、人間は猛疾走で逃げるのだが、巨人は、そんな人間を泳がせつつ、いきなり、猛然とダッシュ! 凄まじいスピードで人間を捕える様は、その世界観を表出するのには最高だと思う。
王女様も 可愛かったです^^
(2013/29/31)