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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[『映画 妖怪人間ベム』を観た(短評)]

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☆今日は、書かなきゃならないことがいっぱいなので、短評でスマン!

 かなり良かった。

 それは、この「妖怪人間べム」と言う物語が、「優しさの報われぬ物語」であることが、その半世紀近く前のアニメ版の放送のときから分かっていて、その頃に育ってきている者にとっては血肉の如き「悲しさ」になっているからだ。

 この実写版も、そのテーマに忠実で、「悲哀」を醸す展開に、私は、作中、三度ほど、ウルッと泣いた。

 何よりも、主演の三人がそれぞれいい!

   

 べム役の亀梨和也クンは、クールな容姿なのに、あくまでも、人間への優しさや憧れを抱き続けている。

 格好いいのに、そして、戦えば強いのに、その心は自分の運命に対しては「弱い」のである。

「人間に期待する気持ちは忘れてはいけない」なんてセリフ、せつない。

 ベラ役の杏・・・、うー、いい演技だなぁ。

 妖怪人間として、悲しい目にあい続けていて、背が高いのに、その表情はいつも伏目がちだ。

 誰よりも、世を儚んでいて、口から出る言葉もハスッパだが、ベロに対しては常識的な教育係となり、叱る。

 人間になれる「葉っぱ」の存在に、「先ずベロを人間にして、次はあたしだよ。べムは最後でいいかい?」などと、なんちゅーか、その三人の優先順位みたいなのを、期待とともに冷静に語る姿なんて、とても可愛い。

 世間になんかなんも期待してないようでいて、なにかあるとすぐに興味を示すのだ^^

 ベロ役の鈴木福君もいいね。

 今回は、その恋も描かれて、相手も美少女なので、私、微笑ましく見ました。

 三人の妖怪人間、それぞれが、ホント、異なった素直さを見せてくれて、愛おしさを感じさせてくれるんだよね^^

 物語は、映画版だからといって、大風呂敷を広げたり、物語に決定的な終焉を迎えさせることなく、「妖怪人間べム」のテーマ性を掘り下げた展開なのが良かった。

 外見は「化け物」、しかし、心は「善意」の固まり、・・・悲しい。

 しかし、今作、必ずしも、妖怪人間3人に悲劇だけが残されるのではなく、光明が残されているエンディングは、とてもいい余韻を残すのだった・・・。

   ◇

   (今作のとびきり美少女)

 ベロの恋した少女・ミチル(畠山彩奈ちゃん)^^

   

 小4だそうだが、小2の役を演じられるほどの手足の華奢さ、ちんまくも面長のアダルトな顔、キャワユーイ!!!^^

                                           (2012/12/16)

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