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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[小説エロ激情版『援交少女まどか☆ヴァ○ナ(第2話:天使と聖者)』]

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☆・・・以下は「18禁」です。

  18歳未満の方は、ご遠慮下さい。

 では! 一ヶ月に一度の<エロ・カーニヴァル>!! まいる!!!

   (参考)[小説激情版『援交少女まどか☆ヴァ○ナ(前篇:初めての物語)』(大真面目に書きます!)]・・・クリック!

   ◇

 ・・・放課後のマクドナルド。

「あっはははは!」と、まどかの話にさやかが大笑いするのだった。「なによ! あの転校生(ほむらのこと)^^ あんなに綺麗で、優秀っぽいのに、重度の中2病の不思議ちゃんだったのね^^;」

 小さな丸いテーブルに、まどか、さやか、仁美は向かい合って座っていた。

「言わなきゃ良かった・・・^^;」

 まどかは飲み物を口に運んだ。

 小さな唇 …さくらんぼの様に艶やか… に、細いストローが挿入される・・・。

 そして、何故か困ったような表情で、チュチュッ、と吸う。

 ストローの中を、まどかのたどたどしい吸引力で、気泡を含んだウーロン茶が吸い上げられていく。

 一口吸い、ストローから離した唇は、微かに、ぺチャッ! と、はしたない音を鳴らした。

「そんな言い方ってないですわ、さやかさん。ほむらさんにはほむらさんの考えがあるんだと思いますわ」

 仁美はどこまでも、上品だ。

 今も、コーラを一口飲むごとに、いちいち、ポシェットの中からレースのハンカチを取り出し口にあてていた。

 いちいち…、なんて、奥歯にものの挟まったような言い方、私、仁美にジェラシーを感じている・・・、とまどかは思った。

 でも、嫉妬もしてしまうよ。

 仁美は、徹底的な美少女だった。

 今も、マクドナルドに入った瞬間から、男女を問わず、多くの人が、自分達に注目しているのが分かる。

 いや、仁美だけに、注目しているのだ。

 生まれながらの可憐な美貌に、名家の教育を受けた上品な優美さは、どんな人間も魅了せずにはいられない。

 でも…、と、まどかは思う。

 あんな男に想われるくらいだったら、私は私のままでいいかな^^

 隣りの隣りのテーブルには、先ほどから、仁美のことを凝視するキモい男がいた。

 四十過ぎらしいその男は、脂ぎった顔で、ニヤニヤ笑いながら、下品な音を立てながら飲み物を含んでいる。

 なーんか、吸ったり戻したりしている。

 後頭部は禿げ上がっていた。

 ポテトにもケチャップをベタベタに付け、指をヌラヌラさせながら、クチャクチャと口に運んでいる。

 ポテトを味わいながら、仁美のことを見ているので、なんか、仁美を味わっているみたいだった・・・。

 キモ男は、仁美だけでなく、まどかやさやかも平等に見る。

 それはあたかも、誰でもいい…、てな風情だ。

 まどかと視線が重なる時、そのキモ男の目のよどんだ宿りに、まどかは嫌悪よりも恐怖を感じた。

 でも、仁美は、そんなキモ男が視界に入っても、穏やかに垂れた瞳に笑みをたたえ、会釈さえして見せるのだった。

「おい、仁美ィ、あんな奴に挨拶しちゃダメだよ!」とさやかが言う。

 すると、仁美は、控えめに、そんなさやかを咎めるのだった。

「さやかさん、そんなことを言ってはいけませんわ。あの人は、この間も、保育園の前で園児たちを眺めていましたし、子供好きの良い方ですわよ。子供好きに悪い方はいないっていいますでしょ?」

 そして、天使のような笑顔を浮かべる。

「うへ・・・」と、まどかとさやかは、その認識の違いに困惑するのだった。

「…だって、あいつ、ハゲだよ…」と、さやかは搾り出すように言う。

 すると、仁美は、待ってましたとばかりに説明する。

「あれは、頭が薄いのではありませんわ。カトリック教会の修道士が、キリスト様が磔刑に処されてしまった時の<いばらの冠>を、敬愛し、まねて剃った髪型なのよ^^」

「うへ・・・」と、まどかとさやかは、その認識の違いに困惑するのだった。

 天使のような仁美が、キモ男を勝手に聖者と見做すのである・・・。

 まどかは、みんなで共有のポテトに手を伸ばしかけるも、手を引っ込めた。

「おい、なんで食べないんだよ^^」と、さやかがまどかに問う。

「えっ!?^^;」とまどかは戸惑う。「最近、ちょっと太ってきたかなと思って・・・」

「なんだぁ! まどか、色気づきやがって、好きな奴でもできたのかぁ?」とさやか。

「まあ、素敵!^^」と、頬に両手を寄せる仁美。

「そ、そんなんじゃないよぉ」とあたふたするまどか。 

「そうだよなぁ、ネンネのまどかに、好きな人なんてまだだよなぁ。いいっていいって、ちょっとばかり太っても、俺が嫁にもらってやる、イヒヒ^^」

 そして、さやかはまどかの肩を、自分の肩で小突く。

 ボーイッシュなさやかは、そんな兄貴風のセリフが似合っている。

「な、なによぉ! そりゃ、さやかには、上条クンがいるでしょうけどさ!! プンプン!」

「な、な、な! なんじゃ、そりゃあ」

 今度は、さやかがドギマギする番だった。

 そして、仁美は、それを聞くと、今度は「まあ、素敵!^^」とは言わなかった。

 ピクン! と身体を一瞬、振るわせた。

 まどかもさやかも気付かなかったが、仁美は、さやかの幼馴染の上条恭介に、何らかの感情を抱いているのだった。

 まどかとさやかがじゃれあっていると、

 仁美は、「では、私は、そろそろ時間だから」と、寂しげな表情を浮かべつつも、上品に立ち上がり、そんな些細な所作までも優美に、椅子をテーブルに押し入れた。

「おっ! あ、ああ、今日は何? 習い事」

 さやかが残念そうに聞く。

「今日は、ピアノと日本舞踊と茶道ですわ^^」

「た、大変ね^^」とまどか。

「そんなことはありませんわ」と、肩までの、ちょっとウェーブのかかった髪を華麗にかき上げながら仁美は言う。「身体が慣れたら、楽しいものです^^」

「そっか! じゃあ、また、明日な!」

「バイバイ!」

「ごきげんよう」と笑顔を湛えつつ、仁美は、きびすを返した瞬間に無表情になる。

   ・・・そう、身体が慣れたら、楽しいもの。

      心が慣れたら、キモ男も、気持ちいいもの・・・。 

 まどかとさやかはしばらく、歩いて行く仁美を見つめていたが、すぐに自分らのお喋りに戻っていった。

 もう少し、二人が仁美の姿を見送っていたら、仁美の挙動不審に気づいたはずだ。

 仁美は、キモ男の前を通る時、あえて、ポシェットからハンカチを取り出し、ファサッ! と落とすのだった。

 ハンカチは、仁美のいい香りを放ちながら、リノリウムの床に落ちる。

 キモ男は、その外見とは著しく異なる俊敏な動きで、「ウヒヒ」と、笑みか呟きか分からないうめき声を発しつつ、それを拾うのだった。

 ・・・。

「仁美の前で恭介(上条)のことを言うなよなぁ。仁美は、その手の話は、まどか以上にピンとこないタイプなんだからよぉ^^; もっとも、恭介は、ただの幼馴染だぜ!」

「ご、ごめん! でも、さやかがあんなこと言うからぁ〜^^;」

「まあ、いいや、可愛いまどかだから、許してやるよ^^」

「あはは^^」

「ところで、今日、この後 暇か? 入院中の恭介に音楽CD買いに行きたいので、CDショップにつきあってよ^^」

「うんッ!」

 ・・・場を華やかにする仁美が去った後、まどかたちに視線を払う者はいなかった。

 いや、僅かにいた。

 キモ男は、まどかにもさやかにも、仁美と同様に魅力を感じていたので、仁美が去った後は、二人を交互に舐め回すように見ていた。

 それは、もう、気づいたら、まどかもさやかも、目を背けたくなるようなガン見だった。

 そんなキモ男のガラケーにメールが届いた。

「うほ?」と、キモ男は受信を見る。

 なんと! 仁美からだった。

   ≪狂介へ ハンカチは私からのプレゼントよ。
    どうぞ、自由にお使いなさい。
    ただ、どういう風に使用したか、
    どういう風に、私を想像したのか、
    細かく報告をしなさいよ。
    あなたも、その報告を読んだ私の感情を想像したくなくて?≫

「うっほっほ〜!^^」

 キモ男は喜んだ。

 仁美は、変態だった。

 その、あまりにもの格式高い家系に生まれ、過度に受けた厳格な教育は、仁美の中に、もう一人の人格をつくり上げていた。

 その、もう一人の人格「ヒトミ」は、仁美が、抑圧し、覆い隠している「本音」「ふしだらさ」「あられもなさ」「はしたなさ」を隠そうともしなかった。

 好意を寄せている上条恭介の名を、町で知り合ったキモ男に「狂介」と冠したりと、淫靡な遊戯に没頭するを厭わなかった。

 「ヒトミ」も異常だが、仁美も異常で、うちに抱える「ヒトミ」の存在に苦悩しながらも、その苦悩している自分に興奮もするのだった。

 異常の自乗三乗四乗…、である。

 でも、キモ男も、更にキモかった。

 「ヒトミ」からの命令は命令として、帰宅してから楽しむが、今は、目の前のまどかとさやかのほうが大事と思うメンタリティだった。

「うほほほほ^^」と、ガン見を続けるのだった。

 まどかもさやかも、見滝原校の、白を貴重にした禁欲的なイメージの制服がメチャ似合っていた。

 胸の大きなリボンが、学区内の女子児童の憧れであり、学区内の男の羨望の的であった。

「うほ?」と、キモ男は、自分以外に、二人を見つめる視線の存在に気づいた。「お、おで以外に、二人を見つめるヤツは、ゆ、許さないんだな・・・」

 キモ男は、視線の主を探した。

 いた!

 二人の男女が、まどかとさやかを見つめていた。

 キモ男の視界からは、その男女の姿はよく見えなかったが、女が一緒のことで、まどかとさやかへのライバル的な視線でないと判断し、キモ男は興味を失った。

 ・・・。

 二人の男女は、まどかとさやかを見つめていた。

「あの子ですか? どっち?」と女は男に聞く。

 女は、巻き髪の美しい亜麻色の髪をしていた。

「どちらも才能がありますが、特に、あなたから見ると、普通の女の子に見えるこの方が、凄まじいポテンシャルを秘めています」

 無表情の男は、抑揚なく訥々と話していく。

「そうですか。ピンクの髪の子ね。確かに、普通に可愛い程度に見えるけど・・・」

「あの子の部屋にセットしてあるカメラの、援交オークション放送は、凄い視聴率なんです。今日の朝の、あの子が淫夢を見たと思われる、パンツを覗き見る仕草のシーンなどは、契約者の、ほぼ100%が視聴してます」

「うはッ、全員! そうですか・・・。ヴァージン価格は?」

「中東のドバイの富豪が、200億円の値段をつけています。まだまだ上がりそうです」

「えーっ! 私なんか、2000万円よーっ! どういうことよ、ハチボォーさん」

 巻き髪の美少女は、さすがに驚いた。

「あの子、…まどかの普通っぽさは、世界的に普遍な魅力があるのでしょう。巴マミさん、あなたも、私たちのシステムの中では、最上位に入りますよ」

「・・・でも、ヴァージンは、女の子の中では特別なものよ。それが200億円と2000万円の違いって何よ・・・、凹むわぁ^^;」

 それでも極上に美しい巴マミは、眉を悲しくしかめながら呟く。

「まあまあ」

 あくまでも、ハチボォーと呼ばれる男は、感情がない。

「・・・まあ、いいです。めげていてもしょうがないし。で、私は、どうすればいいんですか?」

「はい。あの二人を…、特にマドカさんを、私たちのシステムに、完璧にスカウトしたいのです」

 ・・・。

 まどかは、さやかと席を立つと、肩にカバンを掛け、食べ終えたもののトレーを片手で持ち上げると、もう一方の手に持ったナプキンで、テーブルの上を払いながら、さやかに「行こか?^^」と微笑んだ。

「ああ^^」と、さやかは、サラサラの短髪をジャラリとひるがえす。

「でも、さやかのせいで、ポテト食べ過ぎちゃったよー!」

「あはは、まどかは、まだまだ恋は早いから、ポッチャリしてたほうが健全よ! あっ、もち私もまだまだだけどさ^^」

 二人は、コロコロと笑いながら、CDショップに歩いて行く。

 それを見届けると、薄笑いを浮かべながら、キモ男も席を立った。

 巴マミとハチボォーの姿は既になかった・・・。

                                           (来月に続く 2012/11/25)

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