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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪12≫』]

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☆  『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪12≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その12)

 ・・・宇宙時間23:25・・・。

 いよいよ、作戦書の開封の時刻がやってきた。

 ジャクソン船長とタケモト技師は、それぞれ首に下げていたキーを、金庫の鍵穴二つにそれぞれ挿入し、開錠した。

 その金庫は、作戦保持のために、特殊な物が使用されていた。

 この世界での「特殊」とは、つまり、スタンドで加工されている物を言う。

 <小林玉美>と言うスタンド使いの能力<ザ・ロック>を、応用させて具現化した金庫である。

          

 これは、例え、ジャクソンが亜空間を活用しても、内部にすり抜けることが不可能の代物だ。

 デリンジャー号のデッキ中央のスクリーンには、もう、<物体カーズ>の全体は収まりきれないほど大きく見えている。

 先ほどから、地球の陰になっていた太陽が現われてき始め、<物体カーズ>が、その禍々しい表面を白日に晒していた。

        
              ・・・直径約10キロメートル

 だが、それには目もくれず、ジャクソンとタケモトは作戦書を熟読した。

「・・・そろそろ、読み終えたかな?」

 しばらくして、艦内のロボット<クラウド>を通し、SPW財団総帥であるロッキュー・アイオーが問うてきた。

 頷く二人。

「まあ、質問はあろうが、先ずは、俺の口からも説明させてくれ。あの直径10キロに及ぶ<物体カーズ>の内部は中空なんだな。ちょっとした宇宙コロニーと化している。果たして、カーズが、どんな属性で、あの内部の世界に存在しているかは不明だが、君たちには、その内部に突入してもらうことになる」

 ゴクリ、とタケモトが生唾を飲んだ。

 ロッキューの作戦説明が始まった・・・。

                                        (To be continued 2012/10/29)

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