☆10/14・・・、母親とA子さんと、久喜市での「三遊亭圓歌&鬼丸 親子落語会」に行きました。
「<親子会>と言っても、実の親子ではなく、師弟の関係なんだよ」と、私はA子さんに説明しました。
A子さんは、ブログに名前とかを出すと怒る方なので、その人となりをあまり詳しくは書けないですいません^^;
母親は、ボーッとついてきていた。
久喜総合文化会館前で、今回の会の看板を見ると、A子さんは「これが鬼丸って人かぁ、変な顔・・・」とポツリと呟きました。
そのA子さんが、2時間後には鬼丸ファンに変貌するのだから面白い^^
会館のロビーに入ると、鬼丸グッズを買ってくれたお客さんに、三遊亭鬼丸師匠がサインをしまくっていた。
まだ着替えていなかった。
横には三遊亭歌扇さんが立っていた。
歌扇さんはガタイが良くて、鬼丸師匠は意外にスリムである。
「えっ! あれが鬼丸さん^^ なんか凄い(こんな間近で見られるなんて)。ミドランはサイン貰わないでいいの?」と聞いてきた。
「俺は、あんまし、対面することには不思議と興味がないんだ。応援はするけど^^」
さて、館内に入る。
母親は、ボーッとついてきていた。
私は、このA子さんが、必ず落語を楽しむことになると確信していた。
なぜなら、いつも、話をする時、「また、あの話をして!」とか言うことが多いからだ。
面白い話は、何度聞いても面白いと言う考え方の人は、絶対に落語を好きになるはずだ^^
それが分かっているから、大枚9000円(3人×木戸銭3000円)も苦じゃない^^
たまに、女の子で「その話聞いたよぉ〜」と不満を漏らすタイプがいるけど、こちとら、分かってて面白い話を繰り返すわけだから、「待ってましたぁー!」と言って欲しいものなんだよね。
出囃子が流れ、前座の「多ぼう」さんが出てきた。
女性だ。
ラジオで鬼丸師匠が「多ぼう」さんの話をたまにしていて、鬼丸師匠はそのルーズっぷりをよく語っていたが、元女優志望だと聞いていたので、その容姿にはなかなか期待していたのだが、その期待にはいささかそぐわなかった・・・^^;
「開口一番」と題された噺をした(今調べたら、これは「無筆の手紙」と言う噺だそうだ)。
開口一番、なんか子供のような活舌なので驚いた。
前座さんなので、それ程の期待はなく、でも、話の流れによどみはなく、うまくこなしていたと思う。
途中で、「無筆」という言葉が出てくるのだが、すぐに意味は分かってくるのだが、最初は分からなかったので、そこでちょいと多ぼうさんが説明を入れてくれてたら、流れに小休止も出来るし、その後の話の理解も十全に深まるのでないかと思えた。
後ろの席の若者が、かなりノリがよく、初っ端からゲラゲラ笑っていたので、私たちもリードされて、心おきなく楽しんだ^^
続いて、歌扇さんである。
鬼丸師匠と組んで落語会を開くことが多いので、私、この方を聞くのは三回目である^^
題目メニューには「落語」と書かれているだけだったが、調べたら「桃太郎」という話であった。
以前 聴いた噺にも、超高速の長台詞があったのだが、今回も「桃太郎の童話」を、作中の子供に話す中でやっていた。
歌扇さんの得意技なのかも知れん。
後ろの席の若者も「ウハウハ^^」と笑っていた。
一つだけ苦言、いいでしょうか?
前口上で、老人ホームでの落語会の話をしてましたが「半分は耳が聞こえなくて、半分は寝ていた^^」と言う歌扇さんの話が、
後で圓歌師匠の、歳を重ねた末に語られる「ジジィ・ババァ」話と比べたとき、
歌扇さんの若さもあるので、A子さんには、ややきつく聞こえたとのこと。
・・・ただ、これは落語の宿命なのかもしれない。
鬼丸師匠も、高座では、放送禁止用語などを普通に使う。
あえて使う冒険心もあろうし、それをやめると、落語文化の衰退に繋がることを直感してもいるんだろうな。
歌扇さんが袖に戻る時に、いつもと違うことが起こった。
歌扇さんは、次なる方のためへの座布団も裏返さず、演者の名前が書かれた大きな紙の捲りも行なわなかった。
ああ、歌扇さん、ミスってしまったのかあああ!
・・・違った。
今回、それは一番下っ端の多ぼうさんの仕事だったのだ。
そして、鬼丸師匠が出てきた。
いつもの笑顔だ^^
・・・と、話しはじめてしばらくして、A子さんが呟いた。
「なんか、チラシと顔が違う・・・」
「断髪式で髪を切ったんだよ」
「ううん、そうじゃなくて、わりと格好いい」
それは、高座で語る落語家は、この上なく格好いいぜ!
◇
10/8・・・、西武ライオンズがリーグ優勝を逸したことに伴ない、その優勝に、自慢のソフトモヒカンを賭けていた鬼丸師匠は断髪することと相成った・・・。
その「断髪式」の模様は、「GOGOMONZ」番組内で生中継されるのであった・・・。
断髪を前にして、アルシェの公開スタジオのガラス張りの中でむせび泣く「ガラスの40代」、黒羽織の「カラスの40代」・・・。
♪壊れそうなものばかり、集めてしまうよ
「くーっ・・・」
(続きます 2012/10/17)
「<親子会>と言っても、実の親子ではなく、師弟の関係なんだよ」と、私はA子さんに説明しました。
A子さんは、ブログに名前とかを出すと怒る方なので、その人となりをあまり詳しくは書けないですいません^^;
母親は、ボーッとついてきていた。
久喜総合文化会館前で、今回の会の看板を見ると、A子さんは「これが鬼丸って人かぁ、変な顔・・・」とポツリと呟きました。
そのA子さんが、2時間後には鬼丸ファンに変貌するのだから面白い^^
会館のロビーに入ると、鬼丸グッズを買ってくれたお客さんに、三遊亭鬼丸師匠がサインをしまくっていた。
まだ着替えていなかった。
横には三遊亭歌扇さんが立っていた。
歌扇さんはガタイが良くて、鬼丸師匠は意外にスリムである。
「えっ! あれが鬼丸さん^^ なんか凄い(こんな間近で見られるなんて)。ミドランはサイン貰わないでいいの?」と聞いてきた。
「俺は、あんまし、対面することには不思議と興味がないんだ。応援はするけど^^」
さて、館内に入る。
母親は、ボーッとついてきていた。
私は、このA子さんが、必ず落語を楽しむことになると確信していた。
なぜなら、いつも、話をする時、「また、あの話をして!」とか言うことが多いからだ。
面白い話は、何度聞いても面白いと言う考え方の人は、絶対に落語を好きになるはずだ^^
それが分かっているから、大枚9000円(3人×木戸銭3000円)も苦じゃない^^
たまに、女の子で「その話聞いたよぉ〜」と不満を漏らすタイプがいるけど、こちとら、分かってて面白い話を繰り返すわけだから、「待ってましたぁー!」と言って欲しいものなんだよね。
出囃子が流れ、前座の「多ぼう」さんが出てきた。
女性だ。
ラジオで鬼丸師匠が「多ぼう」さんの話をたまにしていて、鬼丸師匠はそのルーズっぷりをよく語っていたが、元女優志望だと聞いていたので、その容姿にはなかなか期待していたのだが、その期待にはいささかそぐわなかった・・・^^;
「開口一番」と題された噺をした(今調べたら、これは「無筆の手紙」と言う噺だそうだ)。
開口一番、なんか子供のような活舌なので驚いた。
前座さんなので、それ程の期待はなく、でも、話の流れによどみはなく、うまくこなしていたと思う。
途中で、「無筆」という言葉が出てくるのだが、すぐに意味は分かってくるのだが、最初は分からなかったので、そこでちょいと多ぼうさんが説明を入れてくれてたら、流れに小休止も出来るし、その後の話の理解も十全に深まるのでないかと思えた。
後ろの席の若者が、かなりノリがよく、初っ端からゲラゲラ笑っていたので、私たちもリードされて、心おきなく楽しんだ^^
続いて、歌扇さんである。
鬼丸師匠と組んで落語会を開くことが多いので、私、この方を聞くのは三回目である^^
題目メニューには「落語」と書かれているだけだったが、調べたら「桃太郎」という話であった。
以前 聴いた噺にも、超高速の長台詞があったのだが、今回も「桃太郎の童話」を、作中の子供に話す中でやっていた。
歌扇さんの得意技なのかも知れん。
後ろの席の若者も「ウハウハ^^」と笑っていた。
一つだけ苦言、いいでしょうか?
前口上で、老人ホームでの落語会の話をしてましたが「半分は耳が聞こえなくて、半分は寝ていた^^」と言う歌扇さんの話が、
後で圓歌師匠の、歳を重ねた末に語られる「ジジィ・ババァ」話と比べたとき、
歌扇さんの若さもあるので、A子さんには、ややきつく聞こえたとのこと。
・・・ただ、これは落語の宿命なのかもしれない。
鬼丸師匠も、高座では、放送禁止用語などを普通に使う。
あえて使う冒険心もあろうし、それをやめると、落語文化の衰退に繋がることを直感してもいるんだろうな。
歌扇さんが袖に戻る時に、いつもと違うことが起こった。
歌扇さんは、次なる方のためへの座布団も裏返さず、演者の名前が書かれた大きな紙の捲りも行なわなかった。
ああ、歌扇さん、ミスってしまったのかあああ!
・・・違った。
今回、それは一番下っ端の多ぼうさんの仕事だったのだ。
そして、鬼丸師匠が出てきた。
いつもの笑顔だ^^
・・・と、話しはじめてしばらくして、A子さんが呟いた。
「なんか、チラシと顔が違う・・・」
「断髪式で髪を切ったんだよ」
「ううん、そうじゃなくて、わりと格好いい」
それは、高座で語る落語家は、この上なく格好いいぜ!
◇
10/8・・・、西武ライオンズがリーグ優勝を逸したことに伴ない、その優勝に、自慢のソフトモヒカンを賭けていた鬼丸師匠は断髪することと相成った・・・。
その「断髪式」の模様は、「GOGOMONZ」番組内で生中継されるのであった・・・。
断髪を前にして、アルシェの公開スタジオのガラス張りの中でむせび泣く「ガラスの40代」、黒羽織の「カラスの40代」・・・。
♪壊れそうなものばかり、集めてしまうよ
「くーっ・・・」
(続きます 2012/10/17)