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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪5≫』]

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☆   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪5≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その5)

 ジャクソンは思った。

 ・・・俺たち二人ともがスタンド使いであることは分かった。

 「スタンド使い最強の二人」と言う表現も、おこがましくも、受けようと思った。

 ・・・実際には、スタンド能力と言うものは、簡略化して言うと、じゃんけんのグーチョキパーの関係にも似て、その個々の能力のスペックには一長一短があり、簡単に最強などと言えるものでもない。

 おそらく、対<カーズ>との戦いにおいてのみ、俺たち二人は「最強」の力を発揮できるのだろう、と思い、

 ジャクソンは、「ふう・・・」と、葉巻の煙を長く吐き出すのだった。

 <カーズ>と言う名前なのか、あの物体は・・・。

 スクリーンは、その全面を<カーズ>のシルエットが覆っていた。

 あと一時間で、<デリンジャー号>は、<カーズ>とのランデブーポイント・・・、その宙域に到達する。

 30分後には、<リング>に限定封印されているタイマーが解除され、作戦計画が開示される。

 時は迫っていた。

 ・・・さて、<カーズ>はどのような状況なのか。

     
          (注:尤も現在は、この数千倍の大きさになっている)

   ・・・我々は・・・、この塊に見覚えがある・・・。

   このブ厚い防御の姿勢にある物体を知っている。

   百年ぶりに、文明の息吹にさらされようとしている、この<物体>を・・・。

 しかし、100年の時間は、人間と超生物の間にどんな優劣を生むのだろうか?

                                           (2012/10/09)

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