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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『ボーン・レガシー』を観た(短信)]

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☆実は、この「ボーン」シリーズ、初めての鑑賞であった。

 前三部作からは主役が代わったとのことで、物語も仕切りなおしで、とっつき易いかなと思い、見た。

 最初は、前作との絡みで分かりにくかったが、どうにか理解できていると思う。

 簡単に言うと、CIAと言う組織からの「抜け忍」の物語と思えば合点がいこう。

 作品背景が掴めてきてから、私は、凄まじく面白さを感じた。

 こういった肉体アクションへの回帰の流れは知っていたが、実際に見ると、身体にビシビシくるね!^^

 と同時に、私は、『スリーデイズ』の時も思ったのだが、

 この肉体系アクションを彩るのは、逃走不可の状況からの脱出と言う「密室殺人」的なシチュエーションだと思うのだ。

 舞台は、孤立した雪の山岳地帯(『THE GREY 凍える太陽』よりも面白い^^)、自分(主人公:アーロン)に有益な情報を持つ女科学者の家、マニラの薬品工場、マニラ市街…、と戦いが続くが、いずれも、不可能からの脱出状況である。

 しかも、その肉体酷使が、高度に情報管理化された中での逃走の形で為されるので、その、アナログとデジタルのミスマッチと、それゆえの、人間単体の可能性を示してくれていて気持ちいい^^

 しかし、CIAの「超戦士計画」みたいので育成された戦士は9人だと言うし、なんか「サイボーグ009」みたいだ。

 また、以前にも「009」と似た設定の『アイ・アム・ナンバー4』があったが、

 日本の9人が1人として欠けていないのに対し、「アイ・アム・ナンバー4」も、この「ボーン・レガシー」も数人があっさり消されている・・・。

 途中から、<抜け忍>アーロンに、CIAは別計画の殺人マシーン(アーロン的な超人から人間性を省いた戦士)を<追い忍>として差し向ける。

 ここなんか、009たちに、<ブラック・ゴースト>が差し向けた「0010」「0011」「0012」「0013」のような趣だ^^

 その、<追い忍>が、すぐにクライマックスの場に現われ、<T-1000型>張りに猪突猛進でアーロンを追い詰めていく。

 私としては、一回 間があって第2ラウンドがはじまるのかと思っていたら、そのまま決着を迎えるので、とてもまだるっこしさがなくて良かった。

 まあ、この作品においては、とにかく、追うも逃げるもスピーディーさが要求されるのだな。

 いや、私、とっても楽しみました。

 前三部作もビデオで見てみます。

 アーロン篇も、二作後辺りには、絶対に、前シリーズの主人公 ジェイソン・ボーンと共闘することになりそうだからなぁ^^

 主人公を演じたジェレミー・レナーは、ちょっと野暮ったい容姿がいいね。

 おっと、ヒロインのレイチェル・ワイズも良かったです^^v

 私、震災の前日に、レイチェル主演の『アレキサンドリア』を見たんだけど、今 思うと、あの作品ともども、ちょっと感慨深い。

                                          (2012/10/08)

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