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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[名作『敗北者』の再掲(2007/12/24-25)]

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☆・・・すいません。

 眠いので、私が昔、30〜40人の現場のリーダーをやっていた時の回想録『敗北者』シリーズの再掲を載せてお茶を濁します。

 私は今、どうにも、金銭的に潤ってきたせいか、ハングリー精神や、金を稼ぐことへのモチベーションが低くなり、

 今日の朝も、最近、夜が冷えてきたのでやや風邪を引き、会社まで行くも、その駐車場で「調子悪いって言って帰るかなぁ・・・」としばし悩みつつ、でも、気持ちを奮い立たせ出勤した。

 最近、上司の残業依頼を断ることも多いのだが、非常に心苦しい。

 数ヶ月前までは、残業で稼げることに感謝していたので、なるべく、気持ちを奮い立たせ、残業依頼には応えるようにしているのだが・・・。

 ・・・今日も、帰宅したら、ポストの中に、太陽光発電システム設置に伴う補助金が、国から我が家に振り込まれる通知が来た。

 その額、41万8千円だ。

 また、新車購入したので、そろそろエコカー補助金も入金されるだろう(7万円)。

 ありがたいことである^^

 大口の借金も返し終わるし、いよいよ、死んだ親父の墓を建てられる算段がつきそうだ・・・^^;

   ◇

 [『敗北者へ』 (その143・請負イブ)](2007/12/24)

                        ・・・エクスペリエンス・ノベル

☆今夜は、クリスマス・イブである。

 愛しいあの子は、どこぞで、誰かとセックスでもしているのだろうか?

 ちょいと切ない、「全国規模の労働組合のリーダー」と『2ちゃんねる』で称されるミッドナイト・蘭でした^^;

 (現在のミドランの注:行きがかり上、そう言われていたが、私は保守派なので労働組合なんて大嫌いだい!)

     #     #     #     #

 以下は、私の所属していたI社による、T社での生産ラインの請負、その前夜(イブ)、6月中旬に、あまりにも現場を舐めた、作業者による突発休暇が多かったので、喝を入れる意味で、私が朝礼で強硬に語ったものである。

 私は、一回は文章にしないと語れないたちの男なので、ちゃんと手帳にその内容が残っているのである^^

 とにかく、この頃、一日に突発で休む作業者が5人もいたり、休みの予定表に、水曜を必ず休日にする人や(現在のミドランの注:この現場では水曜はメチャ忙しかった)、カップルで休日出勤を拒む人たちがいて、困っていたのだ。

 「常勤作業者」として雇われた者たちである。

 そんな気軽に休まれては困るのである・・・。

 ≪・・・こちらで、私たちが働きはじめて、二ヶ月が経ち、
  この職場の生産状況みたいなものが分かってきました。
  日によって、なかなか浮き沈みがあります。
  つきましては、今月から、予定表を書いてもらうに辺り、
  「全日残業・全土曜休出」をできる体勢をお願いします。
  もちろん、全ての日が残業で、全ての土曜が臨時出勤である訳ではありません。
  ですが、ギリギリの人員でラインを形成しているので、
  常に、生産に対応できる体勢にしたいのです。
  故に、予定表でのゼロ残業やゼロ休出は、原則として認めません。
  用事や予定、・・・友だちとの約束やデートは、なるべく日曜にお願いします。
  もちろん、理由を聞き、やむを得ない事情の時は、当然、考慮します。
  これらは、今後、T社で働いて行くにあたって、重要なことなので、よろしくお願いします。
  また、それでも、安易に、休んだり、残業を拒んだりする方は、
  それはもう、営業の方との話し合いになりますね。
  ご協力お願いします。                 ・・・≫

     #     #     #     #

 これは、ラインを継続していくために最低の主張だった。

 しかし、バイト感覚で働いていた人には強硬な主張に聞こえたらしい。

 また、真面目な人も、この私の言い分に恐ろしさを感じたようだ。

 あたかも、休みなどが与えられないような言い方に聞こえたらしい。

 しかし、そんなことはないのである。

 私は、いいかげんに休む人間に対して、上記のように言ったのであって、真面目に働いていて、常識の範疇内で休む方に向けた言葉ではないのである。

 ・・・私は、こうして、ネットで、多くを語ってきたが、たまに、自分が糾弾した対象ではない方から、「俺はそんな人間ではない」と言われることがある。

「いや、あなたに言ったんじゃないよ」と私は言うのだが、そう言った誤解は人間が生きていく上では多々ある。

 ・・・私は、朝礼で、みんなを相手に言ったのは失敗だったかな? と反省した。

 ○○子さんのような、(当時は)真面目な子ほど、私の朝礼での言葉に恐怖と言うか、不快を感じたようだ。

 だから、8月になって、○○子さんをリーダーの一員として任命した時、私が最初に言ったひと言は、

   「リーダーっちゅうのは、自分が心から思っていなくて、
    みんなに嫌われることになっても、言わなくてはいけない事があるからね」

 だった。

 このとき、○○子さんは、初めて、私に対して、優しく微笑んでくれた。

 私は、分かり合えた・・・、と思った。

     #     #     #     #

 そう言った、ある種の人間(派遣をバイト感覚で働く人たち)には、

 契約社員待遇で、正社員なみの要求をした私であるからこそ、

 後に、契約社員を「奴隷」のように扱うI社に対し、激怒し、戦いを開始したのである・・・。

     #     #     #     #

 しかし、私の主張を、私の追い落としの好機と考えた人物がいた。

 ・・・Aである。

 その後、Aは、みんなに、「誰がどんな理由で休もうが自由だ!」と言って回った・・・。


   (この話、続きます。次回「イノウエ君」 2007/12/24)

   ◇   ◇   ◇

 [『敗北者へ』 (その144・イノウエ君?)](2007/12/25)
  
                        ・・・エクスペリエンス・ノベル

☆8月の初め頃、イノウエ君(仮名)と言う二十代中頃の若者が現場に入ってきた。

 T社の請負現場では、翌月の生産数の増減に応じて、5,6人がいっぺんに入社してくることが多かったが、1人で入社してくることは稀であった。

 各営業マンには、自分の任された区域内で働いてもらう、言い方は悪いが「子飼い」の作業者がいる。

 この「子飼い」の作業者を常時 多数維持できるのが、優秀な営業マンでもあった。

 ○○子さんが、前のHさん管轄下の職場から、即座に私の現場に送り込まれたのも、Hさんのフレキシブルな対応が機能したからだ。

 故に、イノウエ君が、1人で入社してきたということは、Hさんが「子飼い」として、彼を自分の管轄下に置いておきたいと思っての結果だろう。

 しかし、その「子飼い」が優秀であるとは限らない。

 あくまでも、営業は「数」で「子飼い」を判断する。

 バカでも、アホでも、「1人は1人」なのである。

 実際には、優秀な人間であれば、「1人は2人」にでも「3人」にでもなるのだが、I社においては、企業に無能な「1人」であろうとも送り込んでさえいれば、相応の報酬が得られるのであるからして、「優秀な者を子飼い」にしておく必要もないのである。

 ただ、請負現場においては、「バカな1人」を送り込まれても困るのである。

 企業から得られる金は決まっているのである。

 I社としての利益を得ようとするならば、「3人分の働きの出来る1人」こそを「子飼い」として送り込んで欲しいのである。

 また、仮に、派遣の現場であろうとも、「バカな有象無象」を送り込んで来られたら、I社の人材品質の信用問題にもなるのである。

 現在、「偽装雇用」のつじつま合わせで、いったん撤退になったHT社の現場に、三ヶ月のクーリングオフの期間を経て、再び、多くの人が送り込まれている。

 しかし、経験者を求めていたHT社の思惑とは別に、I社は「バカな有象無象の子飼い」を送り込んだ。

 そして、現場は大混乱だったそうだ。

     #     #     #     #

 さて、イノウエ君である。

 顔も体格も悪くない。

 勤務初日の作業も、いたって覚えが早く優秀だった。

 昼食の食堂への案内時に、少し話をした。

 私 「前の職場は何でやめたの?」

 イノウエ 「おじいさんが倒れたので、その介護で長く休んで、その現場に戻れなくなってしまったのです」

 私は、おじいさんの介護で、何でこの孫が自分の仕事を長期休んでまで付き添わなくてはいけないんだ? と思わないでもなかったが、そんなパターンの家庭もあるのだろうと追求しなかった。

 私 「俺も、去年は、親父が癌で倒れて、母親が脳梗塞で倒れて大変だったんだよ。肉親が倒れたら大変だよね」

 ・・・そして、二日目、私は、「どうだい? やっていけそうかい?」と、イノウエ君に聞いていた。

 すると、彼は「表面上はうまくやれそうです」と気持ち悪いことを言った。

 私は、「?」と思いつつ、

 「まあ、女の子もいるし、頑張ってやっていってよ」

 と言った。

 彼は、「可愛い子が、一人もいないというのが嫌ですよね」と答える。

 私は、顔も体格もいいのに、この人、なんか歪んでいるなと思った。

 ・・・そして、翌日、彼は休んだ。

 彼が営業のHさんに言った休む理由は、

「元々、ガンであった親父が、脳梗塞で倒れました」

 であった。

 「うへっ!」と、私はのけぞった^^;

 私が数日前に語った、私の経験談の病名そのままだった^^;

 そして、彼は、その後も、ちょっときて休み、ちょっときて休みをくり返した。

 私は、すぐに、このイノウエ君を見限った。

 しかし、Hは、イノウエ君が寮に入っていることもあり、非常識な出勤状況であるにもかかわらず、辞めさせようとはしなかった・・・。

     #     #     #     #

 この話、続きます。

 このイノウエ君の処遇について、私とHさんとコヴァさんとAとの比較を次回記します。

 Aの凄まじい好い加減さがよく分かる話になります。

 本当は、今日中に全部書きたかったのですが、今朝から風邪を引いて、体力がないのです。

 インフルエンザだったらやだなあ・・・。


                                           (続く 2007/12/25)

   ◇

 では、今夜はすいません。

 もう寝ます。

 明日は、「女々しきは、奴隷国家・韓国」の続きを書きまする!!!

                                           (2012/09/08)

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