☆観とかなくちゃならない映画はたくさんあれど、
明日は、先行公開の『アメイジング・スパイダーマン』を見てしまうでしょう^^(でも、前シリーズは、あれはあれで完璧な三部作だと思っているので、なんで作り直さなくちゃならないの? と思う)
『ソウル・サーファー』は、私、どうも、「切断」物が苦手なので見ないと思います(アナソフィア・ロブも、もはや「少女」じゃないし)。
それから、『幸せへのキセキ』は、「イェーイ!」とか言う幼女がひたすらに可愛いので、何とかして見たいです。
『シグナル 月曜日のルカ』は、ちょっと私の好みと違うけど、短髪美少女が出てくるので見たいです^^
・・・全部、美少女絡みかよ!^^;
それから、『ダークナイト・ライジング』ですが、予告編で、見たことのない大カタストロフ映像が少なくとも3シーンはありますよね。
おそらく、今度の敵は、バットマンに「心底 最大級の暴力的な恐怖」を与える存在のようですね。
バットマンが、その恐怖からどうやって立ちあがるかが、テーマのようです。
◇
では、風呂出た後に、かなり面白かった『ハングリー・ラビット』について記します^^;
◇
・・・風呂、出ました。
この作品、あまり予備知識なかったのですが、ちょっと見たネット上の<あらすじ>から、ヒッチコックの『見知らぬ乗客』みたいなストーリー(知らない男に、勝手に交換殺人を持ちかけられ、実行され、主人公がその債務を迫られる)だと思っていた。
で、それを現代に置き換えて、ニコラス・ケイジが能天気にアクションかまして、突っ込みどころ満載で解決すると言う、仕事を終えた後にはうってつけの、疲れが吹っ飛ぶ痛快作品だと思っていた。
しかし、冒頭の「交換殺人」的なものを依頼するにあたっての、主人公側の動機が、妻が、仮釈放中のレイプ魔に暴行されると言うハードな展開なので、簡単には「能天気痛快アクション」にはなり得ない導入部でもあり、
また、妻を瀕死にした犯人の始末を請け負うからと言う「交換殺人」を持ち掛けてくるのが、スキンへッズのやさ男のサイモン(ガイ・ピアース)で、妙に品があり、次第に物語に引き込まれていく。
「交換殺人」に何となく同調してしまう高校教師の主人公ウィルに対し、見る者が、にわかにリアリティを失いそうに思えて、これは、サイモンの「勧誘」が事故直後に速攻で行われ、ウィルの怒りや悲しさが落ち着いていない状態だったこともあり、却って現実的だ。
ニコラスの演技はうまく、
いっときの激情のしっぺ返しである「交換殺人」の遂行依頼に焦燥を募らせる挙動不審な態度など、これもまた、作品のリアルを裏打ちする。
で、この「ハングリー・ラビット」の、ヒッチコック作品との最大の違いは、
「交換殺人」犯が、組織体であることだ。
街の住人の至る階層に組織のメンバーは存在しており、ウィルは誰を信じていいのか分からなくなっていく・・・。
作中で、登場人物の一人を、他の登場人物が「宇宙人の手先だ!」と笑うシーンがあるが、あらゆる場所に生活している「組織メンバー」のイメージは、宇宙人に乗っ取られている街のありように似ている。
はじまってから半分以上の上映時間が過ぎても、ウィルの置かれている状況(組織の依頼を拒み、冤罪の罠にはまり逃走)に全く好転の兆しがなく、どうあっても、組織に勝てなさそうな情勢で、私は非常にヒヤヒヤさせられていた。
そこからの収斂も、あまり無理矢理感がなく、さりとて感嘆するほどでもないが、非常に自然なクライマックスに至る。
考えるに、この作品は、暴行された奥さんが(事故前よりも事故後のほうが美しくなってる^^;)、
「知らぬ間に始末されていた犯人」へ安堵する事実よりも、
トラウマやフラッシュバックに対し、自らが戦って恐怖を克服すると言う展開において、非常に伏線が細やかに張られており、私は、非凡な脚本だと唸らされるのだった・・・。
(2012/06/22)
明日は、先行公開の『アメイジング・スパイダーマン』を見てしまうでしょう^^(でも、前シリーズは、あれはあれで完璧な三部作だと思っているので、なんで作り直さなくちゃならないの? と思う)
『ソウル・サーファー』は、私、どうも、「切断」物が苦手なので見ないと思います(アナソフィア・ロブも、もはや「少女」じゃないし)。
それから、『幸せへのキセキ』は、「イェーイ!」とか言う幼女がひたすらに可愛いので、何とかして見たいです。
『シグナル 月曜日のルカ』は、ちょっと私の好みと違うけど、短髪美少女が出てくるので見たいです^^
・・・全部、美少女絡みかよ!^^;
それから、『ダークナイト・ライジング』ですが、予告編で、見たことのない大カタストロフ映像が少なくとも3シーンはありますよね。
おそらく、今度の敵は、バットマンに「心底 最大級の暴力的な恐怖」を与える存在のようですね。
バットマンが、その恐怖からどうやって立ちあがるかが、テーマのようです。
◇
では、風呂出た後に、かなり面白かった『ハングリー・ラビット』について記します^^;
◇
・・・風呂、出ました。
この作品、あまり予備知識なかったのですが、ちょっと見たネット上の<あらすじ>から、ヒッチコックの『見知らぬ乗客』みたいなストーリー(知らない男に、勝手に交換殺人を持ちかけられ、実行され、主人公がその債務を迫られる)だと思っていた。
で、それを現代に置き換えて、ニコラス・ケイジが能天気にアクションかまして、突っ込みどころ満載で解決すると言う、仕事を終えた後にはうってつけの、疲れが吹っ飛ぶ痛快作品だと思っていた。
しかし、冒頭の「交換殺人」的なものを依頼するにあたっての、主人公側の動機が、妻が、仮釈放中のレイプ魔に暴行されると言うハードな展開なので、簡単には「能天気痛快アクション」にはなり得ない導入部でもあり、
また、妻を瀕死にした犯人の始末を請け負うからと言う「交換殺人」を持ち掛けてくるのが、スキンへッズのやさ男のサイモン(ガイ・ピアース)で、妙に品があり、次第に物語に引き込まれていく。
「交換殺人」に何となく同調してしまう高校教師の主人公ウィルに対し、見る者が、にわかにリアリティを失いそうに思えて、これは、サイモンの「勧誘」が事故直後に速攻で行われ、ウィルの怒りや悲しさが落ち着いていない状態だったこともあり、却って現実的だ。
ニコラスの演技はうまく、
いっときの激情のしっぺ返しである「交換殺人」の遂行依頼に焦燥を募らせる挙動不審な態度など、これもまた、作品のリアルを裏打ちする。
で、この「ハングリー・ラビット」の、ヒッチコック作品との最大の違いは、
「交換殺人」犯が、組織体であることだ。
街の住人の至る階層に組織のメンバーは存在しており、ウィルは誰を信じていいのか分からなくなっていく・・・。
作中で、登場人物の一人を、他の登場人物が「宇宙人の手先だ!」と笑うシーンがあるが、あらゆる場所に生活している「組織メンバー」のイメージは、宇宙人に乗っ取られている街のありように似ている。
はじまってから半分以上の上映時間が過ぎても、ウィルの置かれている状況(組織の依頼を拒み、冤罪の罠にはまり逃走)に全く好転の兆しがなく、どうあっても、組織に勝てなさそうな情勢で、私は非常にヒヤヒヤさせられていた。
そこからの収斂も、あまり無理矢理感がなく、さりとて感嘆するほどでもないが、非常に自然なクライマックスに至る。
考えるに、この作品は、暴行された奥さんが(事故前よりも事故後のほうが美しくなってる^^;)、
「知らぬ間に始末されていた犯人」へ安堵する事実よりも、
トラウマやフラッシュバックに対し、自らが戦って恐怖を克服すると言う展開において、非常に伏線が細やかに張られており、私は、非凡な脚本だと唸らされるのだった・・・。
(2012/06/22)