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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[東日本大震災(東京の私の思い・3)]

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☆色々な問題の指摘される「計画停電」だが、私は、はじめたことについては、非常に評価している。

 こんなにも批判を受けている「計画停電」を、それでも、行なわなかった場合と比較検討し、より大きな公益を求め断行した民主党には敬意を表する。

 やや、それが決定した後に、民主党らしい優柔不断な右往左往が見られるが、行なうことを決めたことは英断だと思っている。

 それ程に無茶苦茶な施策だが、国民には、それが必要な大きな局面だ。

   ◇

 このブログを読んでいる方には分かると思うが、ここは<反民主党>ブログである。

 足掛け5,6年だろうか…、政権を取ってからでも2年弱、民主党を批判し続けている。

 しかし、この状況において、手を打つコマは民主党政権しかない。

 ならば、その民主党政権に頑張ってもらわなくてはならない。

 私は、ミサトさんがシンジ君に言ったように、疲れきっている菅や枝野の首根っこを掴んで引っ立ててでも、この有事に「国政」を行なってもらうしかない!

「他人だからどうだってぇのよ! あんた、このままやめるつもり? 今ここで何もしなかったら、私、許さないからね、一生あなたを許さないからね。今の自分が絶対じゃないわ。後で間違いに気付き後悔する。私はその繰り返しだった。ヌカ喜びと自己嫌悪を重ねただけ。でも、その度に前に進めた気がする」

   ◇

 かつて、親米・反米論争のとき、本当は根っからの反米の西尾幹ニが、反米の小林よしのりに「今(9・11直後)は反米を言うときじゃない」と言い、小林から大反発を受けたものだ。

 そして、私は、今、思う。

「今は、反民主党を言ってるときじゃない」

 左翼マスコミの「風見鶏」どもが民主党批判をするのは、まあ、しょうがない。

 だが、確かに、この2年間、苦渋を受け続けているのは分かるが、産経新聞までも、今、民主党を批判していちゃ、駄目だ!

 私だって、批判しまくりたい。

 これまでの民主党批判が「予言」のように裏打ちされているのが今だ。

 しかし、今は、国難のときだ。

 その中で決断を下せるのが痴呆の民主党だ。

 ならば、日本を良きほうに向けるには、今は、民主党に「批判」ではなくて、ひたすらに「進言」のはずだ。

 それが、保守なんだよ・・・。

   ◇

 それから、私は、かつて、嫌いな人物ではあるが、田中康夫の名言として、「人間は楽を知ったら戻れない」があると記して、そして、だが、その言葉は私には当てはまらないぜ、とも書いた。

 だが、私は、その名言が、必ずしも、日本国民全てに当てはまるわけでもないことを、今回、知った。

 それは、計画停電の初日が、予想していた電力需要よりも大幅に下回っていたことで中止されたことによってだ。

 多くの国民が、無駄な電力消費をやめる気遣いを見せ、また、いつもの生活よりも不便な生活を、個々の規範意識のもとで甘んじて選んだのだ。

 計画停電が予定されているってことは、それらの電力需要は、東京電力の試算からするとやむを得ぬことであったはずだ。

 そして、各供給地域の中では、一人一人のモラルなど、コンマ以下、ゼロが果てしなく並ぶ末の「1」でしかないはずだ。

 その善意の果てしない集積が、電力需要の予想よりも大幅に下回ると言う事実を生んだ訳だ。

 この民度の高さ!

 これこそが「日本の遺産」だと思った。

 自分だけ良ければいいと言う意識では、そんな素晴らしい結果は出ない。

 安楽で怠惰な飽食の国となった日本だが、状況に応じて、いつでも「戻れる」のだ、日本は!

   ◇

 しかし・・・、どこのガソリンスタンドも長蛇の列。

 今日は、帰宅後、母親と、近くのイオンや、スーパー<いなげや>、スーパー<オザム>など5店舗回ったが、

 コメも、パンも、インスタントラーメンも、タマゴも、牛乳も、ミネラルウォーターも、乾電池も、品切れ状態だった。

 みんなが常識的に購入すれば、けしてなくなる状態ではないと言うし、そこでも、是非、譲り合いの精神を持って欲しいのだが・・・^^;

   コメ


   水(水道水でいいじゃんねぇ^^;)


   ◇

 本日は、職場で、地震後に初めて会った方が二人いた。

 一人は、このエントリー(クリック!)に出てくる、奥さんのIさん。

 彼女は、先の金曜日、午後2時であがって、自宅で地震に遭遇したのだそうだ。

 小学生の子供は、集団下校してきたのだが、

 「有事の際の、生徒の親御さんへの引き渡し手順(名前を確認し、先生が対面し親に引き渡す、など…)」があったはずなのに、

 子供は普通に家に入ってきて、Iさんが話を聞くと、集団下校のグループの中から、自然に抜け出て、帰宅したのだと言う。

 Iさんは、別にそんな先生方を咎めるつもりはなかったが、気になるので、余震の続く中、外に出てみると、近所の小学2年生の女の子が、防災頭巾姿で、地面が揺れている中、一人でヒョコヒョコ歩いていたのだそうだ。

 私は赤ずきんちゃんみたいのを想像し、話を聞きながら思わず、「可愛い〜^^」と言ってしまった^^;

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 つまり、私たち大人が、会社の外の駐車場で一時間以上待機していたとき、Iさん在住地域の小学生は、道を歩かされていたわけだ。

 ちなみに、70近い我が母親は、「トイレが安全」と個室に閉じこもっていたそうだ。

 オシッコもちびらずに済むので便利らしい^^;

 甥っ子(7歳)は、小学校の校庭で遊んでいたときに地震に遭遇。

 あの揺れが地震と言うものの初体験なので、甥っ子にとっての地震とは、あの揺れなのである。

 故に、余震で本棚とかが軋んでいるときに、「こんなのは地震じゃない!」などと偉そうな発言をしている。

   ◇

 もう一人、ジョジョさんと言う方がいて、この方、地震時は、用事があって都内にいたそうで、

 私が「よく帰ってこれましたね?」と問うと、

「実は、息子が、車に乗って千葉で営業回りをしていて、『ちょっと拾ってくれ』と乗せてもらって帰ってきた」と、ちょいと息子を誇らしげな笑顔とともに教えてくれた。

   ◇

 それから、バカで有名な同僚の<足らんQ>さん(←クリック!)の話。

 彼については、その金欠振りを書いただけで、本が一冊できる程なのだが、

 ともあれ、ガソリンが通勤一回分くらいしかないので、昨日、長い行列を三時間くらい待ってガソリンを給油する番になったのだそうだ。

 しかし、そのスタンドのスタッフが言うには、「もうハイオクしかないんですよ^^;」、で、給油をやめたのだそうだ^^;

 確かに、レギュラーよりも10円ほど高いけれど、それを断念する損得勘定が分からなかった。

 この人、ガス欠で、通勤途中に何度も車をエンストさせているし、

 100円だけの給油ってのをセルフのスタンドで試みて、機械に拒否られたこともあるそうだ。

 私の読みだと、<足らんQ>は所持金が500円で、3リットル入れるつもりが、ハイオクだと2リットルしか入れられないので気が動転して断ってしまったのだと思う^^;

   ◇

 今、思い出したので、もう一人、Nさんだ。

 立川在住の彼は電車通勤なのだが、地震の日の帰宅時、午後5時に会社の送迎バスで<みなみ野駅>まで行ったが、横浜線は停まっていたので、民間のバスで、八王子までたどり着く。

 ここまでで二時間。

 中央線は止まっている。

 そして、タクシーを待つのだが、長蛇の列で、しかも、タクシーは一時間に三台くらいしか来ない。

 Nさんの番になったのは四時間後、見知らぬ四人で相乗りし、渋滞の中、立川まで帰宅したとのこと。

 八王子・立川間の料金は一万三千円だったそうだが、他人同士の四人で分けたので、Nさんは二千円で済んだとのこと。

   ◇

 おいおい!

 今、また揺れたぞ!!!

 長い揺れだ。

 今度は静岡と山梨辺りが震源だそうだ。

 私は、揺れている間、自室の本棚を押さえていたが、「この一連の地震、いつ終息するんだヨ」と呟くしかなかった・・・。

                                                   (2011/03/15)

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