☆なんちゅうか、面白いんだけど、面白くない作品でした。
国際的に活躍していた殺し屋が、自分の仕事に疑問を持ち 足を洗うも、元仲間が仕事に失敗し、クライアントに拉致される。
その解放と引き換えに、愛する者を得た生活からしばし離れ、再び、過酷な稼業に戻って、さて…、と言う物語。
主人公のジェイソン・ステイサムの格闘アクションはいつもながら切れ味が良く、
ライバルを演じたクライヴ・オーウェンは、最初は何てことない役柄かと思いきや、途中からバランスを欠くキャラ立ちをし始めて、でも、それは嬉しい誤算だ^^
古い仲間の役のロバート・デ・ニーロは、いい感じで枯れていて、おいしい役を演じていた。
オマーンでの、英国特殊部隊の非合法の活動が、物語の前段階としてあり、
また、その私たちのうかがい知れない状況の特殊性が、ちょいと物語に彩りを加えてくれている。
だが、この話のベースは実話であると言うことで、それが、作品の最初に提示されているので、
現実ゆえの、物語的に不合理な展開(例えば、最後のターゲットを殺さない。報酬の放棄など)が、見ているこちらに違和感を感じさせ、
されどジェイソン・ステイサムのアクションは、あまりにも「盛り」が大きくて、
作品的に歪な印象が強くなる。
また、最初は、3人のターゲットの一人が分かっているだけで、一人を始末するなかで、次のターゲットが判明し、次のターゲットを始末するときに、その次のターゲットが判明していくのだが、その「判明」の理由が、昔の「007」的にいい加減で、
ああ、原作ならば、ちゃんと納得できる流れで語られているのだろうなぁと、尺の制限のある映画作品では、こういった短絡が限界なのだろうなぁと、ちょいと思ってしまった。
まあ、ぼちぼち楽しめる良作だとは思う。
(2012/05/12)
国際的に活躍していた殺し屋が、自分の仕事に疑問を持ち 足を洗うも、元仲間が仕事に失敗し、クライアントに拉致される。
その解放と引き換えに、愛する者を得た生活からしばし離れ、再び、過酷な稼業に戻って、さて…、と言う物語。
主人公のジェイソン・ステイサムの格闘アクションはいつもながら切れ味が良く、
ライバルを演じたクライヴ・オーウェンは、最初は何てことない役柄かと思いきや、途中からバランスを欠くキャラ立ちをし始めて、でも、それは嬉しい誤算だ^^
古い仲間の役のロバート・デ・ニーロは、いい感じで枯れていて、おいしい役を演じていた。
オマーンでの、英国特殊部隊の非合法の活動が、物語の前段階としてあり、
また、その私たちのうかがい知れない状況の特殊性が、ちょいと物語に彩りを加えてくれている。
だが、この話のベースは実話であると言うことで、それが、作品の最初に提示されているので、
現実ゆえの、物語的に不合理な展開(例えば、最後のターゲットを殺さない。報酬の放棄など)が、見ているこちらに違和感を感じさせ、
されどジェイソン・ステイサムのアクションは、あまりにも「盛り」が大きくて、
作品的に歪な印象が強くなる。
また、最初は、3人のターゲットの一人が分かっているだけで、一人を始末するなかで、次のターゲットが判明し、次のターゲットを始末するときに、その次のターゲットが判明していくのだが、その「判明」の理由が、昔の「007」的にいい加減で、
ああ、原作ならば、ちゃんと納得できる流れで語られているのだろうなぁと、尺の制限のある映画作品では、こういった短絡が限界なのだろうなぁと、ちょいと思ってしまった。
まあ、ぼちぼち楽しめる良作だとは思う。
(2012/05/12)