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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』を観た(超短信)]

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☆ああ、駄目だ。

 前作でも思ったのだが、個人的に、このガイ・リッチーと言う監督が、シャーロック・ホームズに求めたモノ…、その天才的な頭の回転の早さ、それを表わすスピード演出に、私が全くついていけてないことが判明した。

 もう芸術的な顔立ちのホームズ(ロバート・ダウニーJr.)とワトソン(ジュード・ロウ)コンビの掛け合いなんて絶妙のはずなんだけど、その言葉一つ一つの味わいを吟味する暇がない忙しなさで、残尿感にも似た解せなさが、鑑賞中 募る一方だった。

 あまりにものスピード感に、私は、いちお展開は追えるも、感覚的に納得の気持ち良さがなく、途中で寝てしまうほどだった。

 私の、この監督との相性の悪さは相当なものだ。

 ただ、今回の敵・モリアーティ教授の持つ圧倒的な力の魅力は捨て難い。

 これは、クソ面白くなかった『カンフー・パンダ2』の中での、敵役のシェン大老の魅力に通じるなぁ。

 てゆーか、この二人、似ていないか?

 どちらも大砲を使うし…。

 また、予告編でも散々流れていたが、ホームズらが、モリアーティの秘密基地からの脱出の際、敵の攻撃を受けつつ、森を走りまくり脱出するシーンは、その「抜き差しならない状況」の演出が、映画の歴史上でも稀な緊迫感があったと思う。

 予告編ではうかがい知れない前後の物語が、そのシーンに深みを与えてくれていた。

                                                      (2012/03/11)

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