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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『ヒューゴの不思議な発明』を観た(短信)]

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☆かなり技巧を凝らした作品だった。

 3D作品を撮るにあたって、スコセッシ監督が思い描いていたであろうイメージが惜しみなく注ぎ込まれていたと思う(残念ながら、仕事の後、歯医者に行って、それから映画館に向かったので、時間的に2D作品しか上映していなかった^^ この作品は3Dで見るべきだと思う)。

 おそらく、私が勝手に決めたのだが、元々は駅であったオルセー美術館の駅の時代を舞台に(私、ルーブルに行かず、オルセーには行ったことのある男^^v)、時計台内部や、パリの町並みの俯瞰を存分に描きこんで、

 蒸気機関車、手品、カラクリ人形、サイレント映画…、と人を喜ばすギミックをふんだんに用いている。

 「人を喜ばすギミック」の最先端が「3D映画」とスコセッシは考えているが故に、その題材に、大衆の映画と言うメディアに対しての原初の衝撃を重ね合わせているのは必然だ。

 スコセッシの感覚は、手堅くきっちりと、されど、若々しいセンス・オブ・ワンダーにも溢れている。

 だが、正直、物語自体が、エンターテイメントとして楽しめるかと言うと、やや物足りない。

 途中から、主人公が入れ替わったかのようなテーマの流動も見られ(少年からガンジーに^^)、その物語性の拡散によりクライマックスの感動も薄い。

 画面作りは、グリーナウェイ作品なみに素晴らしく娯楽しているんだが・・・。

 しかし、このような時は、役者の演技で楽しむも良し。

 父親の遺した物を開く鍵を探すと言う同じ展開の『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でも、その主人公の少年があまりにも美しかったので見とれたものだが、この作品の主人公(エイサ・バターフィールド)も非常に可愛い。

 碧眼の三白眼がクールで、でも、丸みを帯びた顔が可愛い。

 いやはや、私も、少女・幼女・赤ちゃんときて、ついに美少年指向の時代を迎えてしまったのだろうか?(「んなこたぁーない」byタモリ)

 この少年、鼻の穴の演技が谷村美月と双璧である^^

 また、まったく予備知識なく、この作品を見ていたのだが、顔馴染みの美少女が出てきた。

「誰だっけ? この娘」と思い出していたら、ハニャ〜ン^^ クロエ・グレース・モレッツ嬢じゃないですかぁ〜^^

 ヒットガールですよ、相変わらず、胸がなくて可愛い^^

 また、ベン・キングズレーの貫禄の演技も冴えるし(この人の『パスカリの島』ってなかなかの傑作ですよ)、

 クリストファー・リーも、まだまだ現役、色んな映画で活躍しているねぇ^^

 ・・・改めて、3D版で観に行きたいと思っている^^

 それから、この邦題は、見る者に「ハリーポッター」シリーズ的な作品との先入観を与えるのでよろしくない。

 この作品は、ティム・バートンがやきもちを焼くようなタイプの作品と認識したほうがよい。

                                                     (2012/03/01)

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