『空母いぶき』新予告編
☆・・・佐藤浩市は、私 好きな役者であるが、今作で演じる総理大臣役のキャラ付けで、保守派の批判を浴びている。
私は、原作はコミック全て持っており、今作と原作の違いを重々理解している保守派の者であるが、
かような「条件反射ヒステリー保守」の時代はとうに自ら当事者として経験し、反省し、この作品も普通に楽しんだくちだ。
佐藤浩市の総理大臣も、内閣一丸に対する抑制システムとして妥当だった。
役者って、原作付きの脚本に自分らしさを出したいと思うもんじゃないかなぁ。
合理的視点のリーダーに思えた主人公・秋津艦長(西島秀俊)だが、
戦いの最中で、何度も口元に笑みを浮かべ、「この人、タダの好戦的な人物なのか」と思わせてくれたりして面白かった。
ただ、どうしても話が地味な感触であるのは否めない。
戦闘よりも、自衛隊システムを丁寧に描く「シン ゴジラ」路線を目指していたのは重々わかるが。
有事に乗り合わせた記者役の本田翼だが、やっぱ可愛い!
(2019/06/04)